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はじまりの話
初めての依頼
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門を出ると野原が広がっていて小さな川もあった。
草花がたくさんあって綺麗だ。
少し向こうには森もある。
この辺も採取可能らしいが森の近くの方が珍しい植物もあるらしい。
森の奥の方が更に発見できるそうだが、あまり森の奥深くまで行くのはやめておこう。
途中くらいまでならいいかな。
まずは少し歩きながら植物の解析をしながら採取した。
解析は便利だ、名前やどんなものなのか、何に使えるかなど詳しく調べることができる。
私は調合用の薬草なども採取していった。
白草という小さな白い花が咲いた薬草。
これはポーションに使えるそうだ。
多めに採取した。
森の浅いところに進むと、更に植物の種類が増える。
木にはりんごやオレンジやブドウなどの果物。
あとは茶色い丸い実。これはパームの実といって、石鹸や洗剤などの元になる実らしい。
これは使い道が色々ありそうと思いいくつか採取した。
ハーブも色々な種類があり、大体が元の世界と同じ呼び名。
この辺はすごく自然豊かだ。
集中してとっていたら少しお昼を少しまわっていた。
森からでて、さっきの野原の小さな川のところに行って手を洗った。
川の水は解析で安全か確認してある。
森から流れる綺麗な水らしく、飲料水としても大丈夫なようだ。
ティアからもらったアイテムの中に水筒があったので、それに水を入れておいた。
露店で買ったサンドイッチとアイスコーヒーでランチだ。
良い天気の日に野原でランチなんてピクニックのようで、楽しい。
休憩をしたあと、また少し採取して結構たくさんの収穫があったので、終了して次は魔法を試すことにした。
森の中で、誰もいないか確認してそこで練習してみる。
「ファイアーボール!」
勉強してたことを思い出しながら魔法を使ってみる。
ボンッ!!
「初めての攻撃魔法。」
結構な威力があった。
やはり魔力が強いからってのがあるのかな。
少し弱めにと念じながら再度ファイアーボールを使ってみる。
ポンッ
少し小さめのファイアーボールがうてた。
念じながら威力の調節をすればいいのか。
他にはウォーターボール、アイスカッター
ウィンドショック、アースウォール
があった、他にも経験値などが上がってくると新しい魔法が使えるようになるそうだ。
日々の冒険での経験が強くなる秘訣ということか。
ひととおり魔法を試してから練習を終わることにした。
少し疲れたので休憩がてら、座って水分補給をしていると、茂みの中からガサガサと音が聞こえた。
!!
まさか、魔物?
森の中に来ているし現れてもおかしくないかも。
茂みを見て解析を始めた。
ワイルドボア
猪の魔物。
「グワァー」
ビクッ!
大きな鳴き声だったのでびっくりした。
倒すしかない。
こちらに向かってくるのを見計って構えた。
「ウォーターボール!」
バシュッー!!
勢いのある魔法がうてた。
ワイルドボアはパタリと倒れた。
気を失ってるだけだ。
とりあえず魔法で凍結した。
火の魔法より凍らせた方がそのままの状態が保てるのでそうしてみた。
「ふぅ。怖かった。」
ワイルドボアは買取はもちろん、色々使い道があるらしい。
牙は武器や防具、アクセサリーにも使われているという。
あいにく自分で解体はできない。
できればしたくはないので、ギルドに持って行くことにする。
こんな大きな魔物でもバックにスッと入っていく、そして重くない。
便利だ。
カサッ
!!
さっきワイルドボアがいた茂みからまた音がした。
また魔物?
再度解析をする。
「リス 動物」
リス?
魔物ではないのか?
カサカサカサ
小さな尻尾がクリンとしたリスが木の実を持ってでてきた。
「スック」
可愛い!!
見た感じ敵意はなさそうだ。
ワイルドボアに狙われていたのかな。
無事でよかった。
「おいで、もう魔物はいないよ♪」
声をかけてしゃがむと近くに寄ってきた。
「スック」
リスはそばに来てくれた。
器にお水を入れてあげてみた。
最初は警戒していたがすぐ飲んでくれた。
ホッとした。
「君は1人なの?」
「スック」
んー、どうやら1人のようだ。
家族とか仲間がいるならそこまで連れて行ってあげようと思ったが。
ずっといる場所だから大丈夫かな?
そろそろ日が傾いてきている、街に戻らなきゃ。
「私はそろそろ街に戻るから、魔物に気をつけてね」
私は立ち上がり帰る支度をする。
歩き始めると後ろからリスちゃんがずっとついてくる。
ん?
「こっちは街の方向だからお家へ帰りなさい」
声をかけてもわかるはずもなく。
「スック」
んー、困ったな。
しゃがむとリスはジャンプして腕に登って肩まで上がってきた。
「わぁ!」
どうやら、仲良くしてくれるみたいだ。
嬉しいけど、自分の住処に戻らなくていいのだろうか。
穏やかな場所でも夜になると魔物が多くなるはずだ。
「んー。一緒に来る?」
悩んだ挙句伝わらないだろうが聞いてみた。
「スック!」
尻尾をフリフリしながら飛び跳ねていた。
少し言ってること伝わってるかな?
とりあえず肩に乗って嬉しそうなので、連れて帰ることにした。
でも宿とかは動物大丈夫なのかな。
少しこわいけど。
リスさんを肩に乗せたまま街の方向へ歩いた。
草花がたくさんあって綺麗だ。
少し向こうには森もある。
この辺も採取可能らしいが森の近くの方が珍しい植物もあるらしい。
森の奥の方が更に発見できるそうだが、あまり森の奥深くまで行くのはやめておこう。
途中くらいまでならいいかな。
まずは少し歩きながら植物の解析をしながら採取した。
解析は便利だ、名前やどんなものなのか、何に使えるかなど詳しく調べることができる。
私は調合用の薬草なども採取していった。
白草という小さな白い花が咲いた薬草。
これはポーションに使えるそうだ。
多めに採取した。
森の浅いところに進むと、更に植物の種類が増える。
木にはりんごやオレンジやブドウなどの果物。
あとは茶色い丸い実。これはパームの実といって、石鹸や洗剤などの元になる実らしい。
これは使い道が色々ありそうと思いいくつか採取した。
ハーブも色々な種類があり、大体が元の世界と同じ呼び名。
この辺はすごく自然豊かだ。
集中してとっていたら少しお昼を少しまわっていた。
森からでて、さっきの野原の小さな川のところに行って手を洗った。
川の水は解析で安全か確認してある。
森から流れる綺麗な水らしく、飲料水としても大丈夫なようだ。
ティアからもらったアイテムの中に水筒があったので、それに水を入れておいた。
露店で買ったサンドイッチとアイスコーヒーでランチだ。
良い天気の日に野原でランチなんてピクニックのようで、楽しい。
休憩をしたあと、また少し採取して結構たくさんの収穫があったので、終了して次は魔法を試すことにした。
森の中で、誰もいないか確認してそこで練習してみる。
「ファイアーボール!」
勉強してたことを思い出しながら魔法を使ってみる。
ボンッ!!
「初めての攻撃魔法。」
結構な威力があった。
やはり魔力が強いからってのがあるのかな。
少し弱めにと念じながら再度ファイアーボールを使ってみる。
ポンッ
少し小さめのファイアーボールがうてた。
念じながら威力の調節をすればいいのか。
他にはウォーターボール、アイスカッター
ウィンドショック、アースウォール
があった、他にも経験値などが上がってくると新しい魔法が使えるようになるそうだ。
日々の冒険での経験が強くなる秘訣ということか。
ひととおり魔法を試してから練習を終わることにした。
少し疲れたので休憩がてら、座って水分補給をしていると、茂みの中からガサガサと音が聞こえた。
!!
まさか、魔物?
森の中に来ているし現れてもおかしくないかも。
茂みを見て解析を始めた。
ワイルドボア
猪の魔物。
「グワァー」
ビクッ!
大きな鳴き声だったのでびっくりした。
倒すしかない。
こちらに向かってくるのを見計って構えた。
「ウォーターボール!」
バシュッー!!
勢いのある魔法がうてた。
ワイルドボアはパタリと倒れた。
気を失ってるだけだ。
とりあえず魔法で凍結した。
火の魔法より凍らせた方がそのままの状態が保てるのでそうしてみた。
「ふぅ。怖かった。」
ワイルドボアは買取はもちろん、色々使い道があるらしい。
牙は武器や防具、アクセサリーにも使われているという。
あいにく自分で解体はできない。
できればしたくはないので、ギルドに持って行くことにする。
こんな大きな魔物でもバックにスッと入っていく、そして重くない。
便利だ。
カサッ
!!
さっきワイルドボアがいた茂みからまた音がした。
また魔物?
再度解析をする。
「リス 動物」
リス?
魔物ではないのか?
カサカサカサ
小さな尻尾がクリンとしたリスが木の実を持ってでてきた。
「スック」
可愛い!!
見た感じ敵意はなさそうだ。
ワイルドボアに狙われていたのかな。
無事でよかった。
「おいで、もう魔物はいないよ♪」
声をかけてしゃがむと近くに寄ってきた。
「スック」
リスはそばに来てくれた。
器にお水を入れてあげてみた。
最初は警戒していたがすぐ飲んでくれた。
ホッとした。
「君は1人なの?」
「スック」
んー、どうやら1人のようだ。
家族とか仲間がいるならそこまで連れて行ってあげようと思ったが。
ずっといる場所だから大丈夫かな?
そろそろ日が傾いてきている、街に戻らなきゃ。
「私はそろそろ街に戻るから、魔物に気をつけてね」
私は立ち上がり帰る支度をする。
歩き始めると後ろからリスちゃんがずっとついてくる。
ん?
「こっちは街の方向だからお家へ帰りなさい」
声をかけてもわかるはずもなく。
「スック」
んー、困ったな。
しゃがむとリスはジャンプして腕に登って肩まで上がってきた。
「わぁ!」
どうやら、仲良くしてくれるみたいだ。
嬉しいけど、自分の住処に戻らなくていいのだろうか。
穏やかな場所でも夜になると魔物が多くなるはずだ。
「んー。一緒に来る?」
悩んだ挙句伝わらないだろうが聞いてみた。
「スック!」
尻尾をフリフリしながら飛び跳ねていた。
少し言ってること伝わってるかな?
とりあえず肩に乗って嬉しそうなので、連れて帰ることにした。
でも宿とかは動物大丈夫なのかな。
少しこわいけど。
リスさんを肩に乗せたまま街の方向へ歩いた。
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