109 / 198
97話.ボルグ救出!!
しおりを挟む
夜も更けて、辺り一面は闇夜の世界になっていた。
「セバスさん。道案内お願いしますね」
「はい、お任せ下さい」
俺達は【転送魔法】を使い、[サドタの街]の貴族の城の前まで来ていた。
門兵は一人で入り口の警備を行っていた。
兵士のほとんどが出払っており、警備の人員が足りていないのだろう。
「セバスさん。
これから、どうするんですか?」
「このまま進みましょう。
坊ちゃんのご友人を連れてきたという、ていにしますから。
それに坊ちゃんを置いて、兵士の三人組がリストア様についていくとは思えませんし」
「それで大丈夫なら、それで行きましょう」
ロープやらを使い壁登ったりとか――
そういうモノを期待したが、そういう苦労はいらないみたいだ。
俺はセバスさんの後をついていく形で一緒に貴族の城へ進んでいった。
「何者だ!!」と、俺達は門兵に止められた。
「お疲れ様です。
やはり貴方は、ココに残ったんですね」
「あっ、セバスさん。
今まで何処に行ってたんですか?」
「坊ちゃんのご友人を連れてきた」
「へぇ、こんな時間にご友人ですか? ゲッ!!」
俺の顔を見るなり、ゲッ!! って、言われるとか――酷いなぁ。
「どうも、ご友人らしいです。何度かお会いしましたよね?
氷の大陸と三号店で会いしましたよね」と、俺は笑みを受かべながら発言した。
「ヒッ!!」と、軽い悲鳴をあげて兵士は怯え始めた。
「安心してください。
今日は、ボルグ様を助けにきたんです」
「助けに?」
「ハイ。
セバスさんからボルグ様からの手紙を頂いたので、リストア様が出立したタイミングでボルグ様を救出する作戦ですよ」
「商人の旦那。
坊ちゃんをどうするつもりだい?」と、兵士は聞いてきた。
「現状、この街で貴族の仕事してるのはボルグ様なんだし、この街の貴族として指導してもらうつもりですよ。
今回は、その舞台に立ってもらうだけですよ」
「そうかい、商人の旦那。坊ちゃんを頼んだぜ!!」
「あぁ、悪いようにはしないさ」と言って、俺達は城の中へ進んだ。
城の中には警備の兵士の姿はなく、そのまま地下牢まで何の苦も無く進むことができた。
そこには兵士が見張りをしていた。
「坊ちゃん。私が鍵を開けますんで逃げ出して下さい」
「いや、それは出来ない。
セバスがあの男に連絡を入れてくれているハズだ!!
ここ何日かセバスの姿が見えないのが――その証拠だろう」
「いや、そうなんですけど。
このままココにいたら、坊ちゃんの命も危ういかもしれませんし」
「お二人とも――私の不在に面白い事をお話をしてますね」
……と、二人の会話にセバスが割り込んだ。
「セバス、会いたかったぞ!!
あの男に手紙を渡してくれたか?」
「はい、渡しました」
「そうか、そうか良くやってくれた。
これで父の悪行もコレで終わる」
「ちょっと待ってくれ!!
ソレを終わらせるのはボルグ様、貴方の仕事だよ」
……と、俺が二人の会話に割り込んで言った。
「ボルグさん、貴方の力を貸してくれ。このままだと、この街の5000人が無駄死にするだけだ。
貴族の私兵の2000人が死ぬのは構わないが、他所から徴収した3000人を死なせるのは気がひける。
貴方は、そいつらを説得してくれないか?
貴方が説得してダメだったら、その時は諦めて魔法を放つ覚悟だ。
だが、減らせる犠牲は減らしたい」
「そうか、やはり私が動かねばならぬのだな……
解った!! 私も貴公に同行しよう」
「坊ちゃん。父殺しになりますぜ」と、兵士が言った。
「今まで、私が何もできなかったせいで……
私は牢獄に入れられたんだ。 その方が、よっぽど恥ずべき事だよ」
この兵士は、氷の大陸に連れて行った兵士の一人で威勢が良かった奴か。
「オイ!! 商人風情がでしゃ張ってきてんだ?」と、兵士が言ってきた。
「ん? この前の件で身の程をわきまえてないんですか?
まぁ、それは別に良いです……
貴方はボルグ様の護衛について下さい――あと1人は門兵の彼で良いでしょう」
「そうだな、奥の方で警備してるアイツをつれていくと「もうダメだ」とか叫びそうだしな」
……と、ボルグが笑いながら言った。
「そしたら、ボルグさん。貴方の母に挨拶はしなくて良いんですか?」
「母も理解してると思うよ……
私が立つと言う事は、父を討つという事だと」
「そうですか……
それなら、まずは[セカンタの町]に戻り、ゆっくり体を休めましょう。
[セカンタの町]に軍勢が到着するのは、あと5日以上はかかりますし」
「そうだな、そうさせてもらうとするよ。
よし、牢の鍵を開けよ!! 私は立つぞ!!」
ボルグの命令を聞いて、兵士は牢の鍵を開け始めた。
「坊ちゃんの守りは我々がやるからな!!」
「それは、任せたよ」
そして、ボルグ、セバス、門兵、牢屋番の4名を連れて【転送魔法】で[セカンタ町]へ移動した。
来客の人数が増えすぎたので、貴族達4名には宿屋に泊まってもらった。
そして、翌日の昼過ぎに4人を案内する事にした。
そして、自宅へ帰り[クリア]の魔法を使って眠りについた。
……
…………
朝になり目を覚ました。
そして、いつも通りに仕事を行ない――その後、彼等に[セカンタの町]の案内した。
そして、俺が町の案内をしていると3人が驚愕していた……
「オイ!! この前まで、こんな城壁はなかったじゃないか?
どういうことだ?」と、高圧的な兵士が問うた。
「あぁ、昨日は夜だったからも見えなかったんだね。
この城壁は1日で作ったよ。
今はギルドの人達が城壁の間の濠に水を入れてるんじゃないのかな?」
「やはり……この男とは敵対するべきではないな」
……と、ボルグが言った。
「次は、【転送魔法】を使って最前線の高台を案内するよ」
【転送魔法】を使って、4人を城壁の最前線である高台に連れてきた。
「ホウ、ここからだと森の方まで見えるんだな」
「ちなみに、どうやって撃退するかというと……」
[双眼鏡]で目視を行い、森近辺の辺りを確認した。
そして、[エクスプロージョン]の魔法を森の入り口付近に放った。
相変わらず物凄い威力の魔法だなぁ……
あまりの魔法の威力に4人は固まってしまっている。
「森から出てくる場所が、あそこからしかない以上……
父は何をしても勝てはしないな」
「そしたら、皆さん。ここに残ってもらって良いですか?
今から、私がさっきの地点に移動します。
そこの整地が終わった後に、ココに向けて声を出しますんで聞こえたら手で合図を出して下さい」
【転送魔法】で森の入り口付近へ移動して、荒れた地面を[アースウォール]の魔法を使って整地しなおした。
今回用意したのが[双眼鏡]だ。[双眼鏡]を覗き、高台にいる4人の姿をしっかりと捉えた。
次に用意したのが[スピーカー]だ。
[スピーカー]をこの場に設置し、高台に方向を向けた。
「聞こえますかー!!」と、スピーカーの付属のマイクを使い高台にいる4人に向けて話してみた。
[双眼鏡]をのぞいてみると、各々が驚きながら身振り手振りで反応していた。
【転送魔法】で、再び高台の上に戻ってきた。
「アレは、どうなっているんだ?
あの距離から、ここまで声が聞こえたぞ……」
「声を遠くにまで飛ばせる、魔道具みたいなもんですよ」
……と言って、スピーカーと付属のマイクを見せた。
「これを使って、ボルグ様には説得をしてもらいます」
「なるほど!! 説得に応じれば逃すが、応じなければ的になるだけと言う事か?
私の責任は重大だな……」
「貴方達に魔法を見てもらったのは威力が高過ぎるため、魔法を受けた相手は無事では済まないと理解して欲しかったからです。
一度、[エクスプロージョン]の魔法を見ておいた方が、ボルグ様も説得に身が入るでしょ」
「貴公が手の内を隠していると思ってたのは、コレがあったからか……
私が出来る事は街の皆を説得をすることだ。
1人でも多くの住民が無事に生き残れるよう努力するよ」
こんな感じで――彼等に町の案内をおこなった。
そして、その6日後……
貴族の大軍が[セカンタの町]へ押し寄せて来たのだった。
「セバスさん。道案内お願いしますね」
「はい、お任せ下さい」
俺達は【転送魔法】を使い、[サドタの街]の貴族の城の前まで来ていた。
門兵は一人で入り口の警備を行っていた。
兵士のほとんどが出払っており、警備の人員が足りていないのだろう。
「セバスさん。
これから、どうするんですか?」
「このまま進みましょう。
坊ちゃんのご友人を連れてきたという、ていにしますから。
それに坊ちゃんを置いて、兵士の三人組がリストア様についていくとは思えませんし」
「それで大丈夫なら、それで行きましょう」
ロープやらを使い壁登ったりとか――
そういうモノを期待したが、そういう苦労はいらないみたいだ。
俺はセバスさんの後をついていく形で一緒に貴族の城へ進んでいった。
「何者だ!!」と、俺達は門兵に止められた。
「お疲れ様です。
やはり貴方は、ココに残ったんですね」
「あっ、セバスさん。
今まで何処に行ってたんですか?」
「坊ちゃんのご友人を連れてきた」
「へぇ、こんな時間にご友人ですか? ゲッ!!」
俺の顔を見るなり、ゲッ!! って、言われるとか――酷いなぁ。
「どうも、ご友人らしいです。何度かお会いしましたよね?
氷の大陸と三号店で会いしましたよね」と、俺は笑みを受かべながら発言した。
「ヒッ!!」と、軽い悲鳴をあげて兵士は怯え始めた。
「安心してください。
今日は、ボルグ様を助けにきたんです」
「助けに?」
「ハイ。
セバスさんからボルグ様からの手紙を頂いたので、リストア様が出立したタイミングでボルグ様を救出する作戦ですよ」
「商人の旦那。
坊ちゃんをどうするつもりだい?」と、兵士は聞いてきた。
「現状、この街で貴族の仕事してるのはボルグ様なんだし、この街の貴族として指導してもらうつもりですよ。
今回は、その舞台に立ってもらうだけですよ」
「そうかい、商人の旦那。坊ちゃんを頼んだぜ!!」
「あぁ、悪いようにはしないさ」と言って、俺達は城の中へ進んだ。
城の中には警備の兵士の姿はなく、そのまま地下牢まで何の苦も無く進むことができた。
そこには兵士が見張りをしていた。
「坊ちゃん。私が鍵を開けますんで逃げ出して下さい」
「いや、それは出来ない。
セバスがあの男に連絡を入れてくれているハズだ!!
ここ何日かセバスの姿が見えないのが――その証拠だろう」
「いや、そうなんですけど。
このままココにいたら、坊ちゃんの命も危ういかもしれませんし」
「お二人とも――私の不在に面白い事をお話をしてますね」
……と、二人の会話にセバスが割り込んだ。
「セバス、会いたかったぞ!!
あの男に手紙を渡してくれたか?」
「はい、渡しました」
「そうか、そうか良くやってくれた。
これで父の悪行もコレで終わる」
「ちょっと待ってくれ!!
ソレを終わらせるのはボルグ様、貴方の仕事だよ」
……と、俺が二人の会話に割り込んで言った。
「ボルグさん、貴方の力を貸してくれ。このままだと、この街の5000人が無駄死にするだけだ。
貴族の私兵の2000人が死ぬのは構わないが、他所から徴収した3000人を死なせるのは気がひける。
貴方は、そいつらを説得してくれないか?
貴方が説得してダメだったら、その時は諦めて魔法を放つ覚悟だ。
だが、減らせる犠牲は減らしたい」
「そうか、やはり私が動かねばならぬのだな……
解った!! 私も貴公に同行しよう」
「坊ちゃん。父殺しになりますぜ」と、兵士が言った。
「今まで、私が何もできなかったせいで……
私は牢獄に入れられたんだ。 その方が、よっぽど恥ずべき事だよ」
この兵士は、氷の大陸に連れて行った兵士の一人で威勢が良かった奴か。
「オイ!! 商人風情がでしゃ張ってきてんだ?」と、兵士が言ってきた。
「ん? この前の件で身の程をわきまえてないんですか?
まぁ、それは別に良いです……
貴方はボルグ様の護衛について下さい――あと1人は門兵の彼で良いでしょう」
「そうだな、奥の方で警備してるアイツをつれていくと「もうダメだ」とか叫びそうだしな」
……と、ボルグが笑いながら言った。
「そしたら、ボルグさん。貴方の母に挨拶はしなくて良いんですか?」
「母も理解してると思うよ……
私が立つと言う事は、父を討つという事だと」
「そうですか……
それなら、まずは[セカンタの町]に戻り、ゆっくり体を休めましょう。
[セカンタの町]に軍勢が到着するのは、あと5日以上はかかりますし」
「そうだな、そうさせてもらうとするよ。
よし、牢の鍵を開けよ!! 私は立つぞ!!」
ボルグの命令を聞いて、兵士は牢の鍵を開け始めた。
「坊ちゃんの守りは我々がやるからな!!」
「それは、任せたよ」
そして、ボルグ、セバス、門兵、牢屋番の4名を連れて【転送魔法】で[セカンタ町]へ移動した。
来客の人数が増えすぎたので、貴族達4名には宿屋に泊まってもらった。
そして、翌日の昼過ぎに4人を案内する事にした。
そして、自宅へ帰り[クリア]の魔法を使って眠りについた。
……
…………
朝になり目を覚ました。
そして、いつも通りに仕事を行ない――その後、彼等に[セカンタの町]の案内した。
そして、俺が町の案内をしていると3人が驚愕していた……
「オイ!! この前まで、こんな城壁はなかったじゃないか?
どういうことだ?」と、高圧的な兵士が問うた。
「あぁ、昨日は夜だったからも見えなかったんだね。
この城壁は1日で作ったよ。
今はギルドの人達が城壁の間の濠に水を入れてるんじゃないのかな?」
「やはり……この男とは敵対するべきではないな」
……と、ボルグが言った。
「次は、【転送魔法】を使って最前線の高台を案内するよ」
【転送魔法】を使って、4人を城壁の最前線である高台に連れてきた。
「ホウ、ここからだと森の方まで見えるんだな」
「ちなみに、どうやって撃退するかというと……」
[双眼鏡]で目視を行い、森近辺の辺りを確認した。
そして、[エクスプロージョン]の魔法を森の入り口付近に放った。
相変わらず物凄い威力の魔法だなぁ……
あまりの魔法の威力に4人は固まってしまっている。
「森から出てくる場所が、あそこからしかない以上……
父は何をしても勝てはしないな」
「そしたら、皆さん。ここに残ってもらって良いですか?
今から、私がさっきの地点に移動します。
そこの整地が終わった後に、ココに向けて声を出しますんで聞こえたら手で合図を出して下さい」
【転送魔法】で森の入り口付近へ移動して、荒れた地面を[アースウォール]の魔法を使って整地しなおした。
今回用意したのが[双眼鏡]だ。[双眼鏡]を覗き、高台にいる4人の姿をしっかりと捉えた。
次に用意したのが[スピーカー]だ。
[スピーカー]をこの場に設置し、高台に方向を向けた。
「聞こえますかー!!」と、スピーカーの付属のマイクを使い高台にいる4人に向けて話してみた。
[双眼鏡]をのぞいてみると、各々が驚きながら身振り手振りで反応していた。
【転送魔法】で、再び高台の上に戻ってきた。
「アレは、どうなっているんだ?
あの距離から、ここまで声が聞こえたぞ……」
「声を遠くにまで飛ばせる、魔道具みたいなもんですよ」
……と言って、スピーカーと付属のマイクを見せた。
「これを使って、ボルグ様には説得をしてもらいます」
「なるほど!! 説得に応じれば逃すが、応じなければ的になるだけと言う事か?
私の責任は重大だな……」
「貴方達に魔法を見てもらったのは威力が高過ぎるため、魔法を受けた相手は無事では済まないと理解して欲しかったからです。
一度、[エクスプロージョン]の魔法を見ておいた方が、ボルグ様も説得に身が入るでしょ」
「貴公が手の内を隠していると思ってたのは、コレがあったからか……
私が出来る事は街の皆を説得をすることだ。
1人でも多くの住民が無事に生き残れるよう努力するよ」
こんな感じで――彼等に町の案内をおこなった。
そして、その6日後……
貴族の大軍が[セカンタの町]へ押し寄せて来たのだった。
0
お気に入りに追加
1,565
あなたにおすすめの小説
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
異世界でのんきに冒険始めました!
おむす微
ファンタジー
色々とこじらせた、平凡な三十路を過ぎたオッサンの主人公が(専門知識とか無いです)異世界のお転婆?女神様に拉致されてしまい……勘違いしたあげく何とか頼み込んで異世界に…?。
基本お気楽で、欲望全快?でお届けする。異世界でお気楽ライフ始めるコメディー風のお話しを書いてみます(あくまで、"風"なので期待しないで気軽に読んでネ!)一応15R にしときます。誤字多々ありますが初めてで、学も無いためご勘弁下さい。
ただその場の勢いで妄想を書き込めるだけ詰め込みますので完全にご都合主義でつじつまがとか気にしたら敗けです。チートはあるけど、主人公は一般人になりすましている(つもり)なので、人前で殆んど無双とかしません!思慮が足りないと言うか色々と垂れ流して、バレバレですが気にしません。徐々にハーレムを増やしつつお気楽な冒険を楽しんで行くゆる~い話です。それでも宜しければ暇潰しにどうぞ。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる