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89話.プリンを作る。
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ビッグフロッグ血の惨劇から一夜が過ぎた。
(ビッグフロッグの大量ハントの事です)
いつものように朝が来た――子供達にとっては希望の朝だ。
[サドタの街]のライアン神父に対して、処罰が甘いと思う人もいるだろう。
それでも少女だけで50人近くいたという現状を見ると、街が支援をしてないのなら仕方ないと思う部分はあった。
リストアにとって教会への支援は、教会を支えるため支援ではなく――腐れ貴族にとっての私欲の為の支援なのだろう。
孤児院から養子に出せる事は、ありがたい事であるのはわかるし。
人格者のスミス神父でさえ二度あの貴族に騙されているのだ。
そう考えればライアン神父への処罰を私が行うのは間違ってるし、処罰を下すのは教会だろうと考えた為だ。
……と、ある程度は今回の件を納得していた。
さあ、今日は子供達の住処を探してやらなきゃな。
いつものように朝ごはんを食べた後、副町長に会いに行った。
一応、私はこの町長だし顔を出せる時は出さないとな。
町長の建物には裏口があるらしく、裏口の扉の鍵を使って町長の仕事場へ入った。
来るのが早かったのか、所員はほぼいなかった。
町長室は灯りがついているようだ。所員はいないが、ミルコさんは既に仕事に入ってるのだろう。
町長室のドアをノックした。
「ミルコさん。私だ……入っていいかい?」
「あぁ、町長。
どうぞ入ってくれ」
……と言われたので、部屋の中へ入っていく。
「今日はどうした? 勤務時間より早いが? 」
「ちょっとばかり……
元町長のミルコさんに相談がある」
「なんだ? 言ってみてくれ」
副町長のミルコに貴族の悪行と、教会の少女達を保護の為にコチラに連れてきている旨を伝え、子供達を二週間ほど住まわせる場所はないかと確認した。
「それなら、ギルドの貸しスペースを緊急の避難所にしたらどうだ?
弟のマルコなら町長の顔も効くし、喜んで貸してくれるだろうよ。
ギルドにも金が入るだろうしな」
「そっか、それなら二号店とも近くなるし対応しやすいかな。
ミルコさん、ギルド長にその旨を伝えてくれないか?」
「あぁ、それは構わんぞ。
ギルドには、お茶を飲み行く感覚で行ってるしな」
元々から、この町の政治はギルド寄りだったのだろう……
ただ、副町長はスミス神父とも仲いいみたいだし、政治のバランスは取れていたのかもしれないな。
「それじゃ、ミルコさん。
任せたよ!!」
そして、この場を離れ――
いつもの社長業務(配送がメイン)を行い、昼前には作業を終わらせていた。
今、私がきているのは金物屋だ。
とある理由で大鍋を買いに来た。
理由は、大勢いる子供達にとある食べ物を作ってやろうと思っていたからだ。
町長になる何日か前の事だが……
いつものように【異世界取引】による商品の仕入れを、ベッドの中で行っていた。
普段は[調味料]の3ページ位までしか確認しない私だが――その日は10ページ目位まで潜ったのである。
そこで!! とあるものを見つけることができた。
[バニラエッセンス]だ!! お菓子作りの定番アイテムだ。
お菓子の美味しさのポイントに甘い匂いは欠かせないのである。
それと、[ゼラチン]だ!! コレを見つけた時は天啓を得た気分だったな……買うしかないと!!
ソレを見つけた私は、問答無用でダース買いを行い現在に至るというわけだ。
卵が使える、牛乳が使える、砂糖が使える、バニラエッセンスが使える、ゼラチンが使えて冷蔵庫が使えると来れば……作るモノはほぼ決まってくる。
子供が喜ぶお菓子を作るならアレしかないだろう。
その為に、私は金物屋に大鍋を買いに来た。
今回作るのは、プリンだ。
初心者でも失敗がほぼ無いゼラチンプリンだ。
最後の作業は、冷蔵庫に入れるだけという火を使う回数も少ないアレだ。
金物屋から大鍋を購入して、大鍋の購入のついでに三号店をリニューアルオープンする際に使用する屋上に設置する金樽三つを依頼した。
金樽は2回目の注文なので割と早く完成するとの事だ。
私は家のキッチンでプリン作りを始めた。
エミリー達は、すでに出かけているので――ココは私の主戦場である。
まずは、プリン液作り、次にカラメルを作って、グラスにカラメルソース入れて、その上にプリン液を入れる。
その作業を、ひたすらと繰り返していった。
興が乗りすぎて、つい作りすぎてしまったな。
大量のグラスに入った、プリン液を見てそう実感した。
プリン液の入ったグラスを【アイテムボックス】に全て入れて裏庭の冷蔵庫に移動する。
裏庭の冷蔵庫の空いた棚に大量のプリン入りグラスを置いていった。
プリン液を2~3時間冷やせば、プリンが出来上がるだろう。
……
…………
それから、3時間ほど通常業務に戻り、プリンが出来上がったら【アイテムボックス】に入れて教会へ向かった。
教会に、ギルド職員とギルド長と副町長が来ていた。
「やぁ、ハジメ君。珍しく遅かったね」
……と、ギルド長が言ってきた。
「色々と、やってたもので……
ギルドの貸しスペースへ移動の準備です?」
「そうだよ」
「あぁー、それなら先にお菓子を作ったんで、ここで子供達に食べさせて下さいよ」
「ほぅ、何を作ったんだい?」
「秘密です。配るまで、お待ち下さい」
外に大き目のテーブルを置いた。
プリンの入ったグラスとスプーンを用意して、ココの孤児院の子達と[サドタの街]から連れてきた子供達に配っていった。
当然のように……大人達も列に並んでプリンを獲得していった。
キャリーと、お菓子専属スタッフの二人にも、プリンを取っておいてやろう。
……と考えて、3つのプリンを【アイテムボックス】へ戻しておいた。
大人達(エミリー達も含める)も、子供達も喜んでプリン食べていた。
私も食べてみた。うむ、よくある自家製のプリンだな。
次はゼラチン無しの焼きプリンでも作るか? ……と、新たな探究心を燃やしたのは秘密である。
私がプリンを差し入れした事で、子供達が私の前に集まっていた。
「私が、この町の町長の二階堂 ハジメです。
みんな、お菓子は美味しかったかい?」
「美味しかったー」という声が多く、概ね好評だったみたいだ。
「これから、君達の仮の住居に移動するので、ギルドの職員さんについて行ってね。
食事はちゃんと、みんなに提供するから安心してね」
「はーい」と、挨拶が来たので――とりあえず大丈夫だろう。
調理スタッフの二人に、ハンバーガー用以外に普通のパンを焼いてもらうとしよう。
スープとパンがあれば、お肉はビッグフロッグの肉が大量にあるので大丈夫だろう。
子供達をギルドに誘導したら、人数分の布団が敷いてあった。
子供達が布団の上ではしゃいでた……
このままの状態で、子供達に睡眠をとらせるのは少し拙いかなと思い……
「エミリーとシェリー大変と思うけど。
この子達を裏庭のお風呂に入れてあげてくれないかな?」
「やりますよ。
久しぶりですね……沢山の子供達を洗うの」
「シェリー、お姉ちゃんだから頑張る!!」
いやいや、シェリーより年上の子がいるぞ、間違いなく胸とか……
本人がヤル気になってるし、ツッコミを入れるのは野暮だな。
……と、相手が子供達なので、エミリーとシェリーに頼りきりになった為、ギルド長にココの手伝い人員の募集をお願いした。
これで、子供達の食と住はフォローできたので、一週間はなんとかなるだろう。
内心は、服まで新調してあげたい――ところだが、そこまでやると怒られそうだ。
とりあえず、一通りの作業を終わらせて、三号店へ向かった。
ドリンクテナントの二人と、仕事中のキャリーにプリンを差し入れした。
非常に喜ばれたので、その場で作り方を実演した。
プリン作りの簡単な作業に二人は驚いていた。
調味料棚に、ゼラチンとバニラエッセンスが追加され、2名の料理人によるスイーツバトルが、激化したのは言うまでもない……
この二人が、どんなスイーツを作り出してくれるのか、私としては非常に楽しみである。
「自宅でも作って下さいね、お兄さん」と、キャリーが言ってきた。
言わずもがな……頼まれるのなら喜んで作りましょう。
親指をグッと立てて「了承」と、答えておいた。
こんな感じに、子供達の世話をしつつ色々な事をやって、一週間が過ぎた。
次は、男の子と神父を移動させないとな……
※プリンに関しては、最初ミスが少ない湯煎で作ろうと思いましたが、更に簡単に作れる[ゼラチン]を利用することにしました。
オーブン(焼き)で作ると、「す」ができて難易度が上がるんですよねぇ。
(ビッグフロッグの大量ハントの事です)
いつものように朝が来た――子供達にとっては希望の朝だ。
[サドタの街]のライアン神父に対して、処罰が甘いと思う人もいるだろう。
それでも少女だけで50人近くいたという現状を見ると、街が支援をしてないのなら仕方ないと思う部分はあった。
リストアにとって教会への支援は、教会を支えるため支援ではなく――腐れ貴族にとっての私欲の為の支援なのだろう。
孤児院から養子に出せる事は、ありがたい事であるのはわかるし。
人格者のスミス神父でさえ二度あの貴族に騙されているのだ。
そう考えればライアン神父への処罰を私が行うのは間違ってるし、処罰を下すのは教会だろうと考えた為だ。
……と、ある程度は今回の件を納得していた。
さあ、今日は子供達の住処を探してやらなきゃな。
いつものように朝ごはんを食べた後、副町長に会いに行った。
一応、私はこの町長だし顔を出せる時は出さないとな。
町長の建物には裏口があるらしく、裏口の扉の鍵を使って町長の仕事場へ入った。
来るのが早かったのか、所員はほぼいなかった。
町長室は灯りがついているようだ。所員はいないが、ミルコさんは既に仕事に入ってるのだろう。
町長室のドアをノックした。
「ミルコさん。私だ……入っていいかい?」
「あぁ、町長。
どうぞ入ってくれ」
……と言われたので、部屋の中へ入っていく。
「今日はどうした? 勤務時間より早いが? 」
「ちょっとばかり……
元町長のミルコさんに相談がある」
「なんだ? 言ってみてくれ」
副町長のミルコに貴族の悪行と、教会の少女達を保護の為にコチラに連れてきている旨を伝え、子供達を二週間ほど住まわせる場所はないかと確認した。
「それなら、ギルドの貸しスペースを緊急の避難所にしたらどうだ?
弟のマルコなら町長の顔も効くし、喜んで貸してくれるだろうよ。
ギルドにも金が入るだろうしな」
「そっか、それなら二号店とも近くなるし対応しやすいかな。
ミルコさん、ギルド長にその旨を伝えてくれないか?」
「あぁ、それは構わんぞ。
ギルドには、お茶を飲み行く感覚で行ってるしな」
元々から、この町の政治はギルド寄りだったのだろう……
ただ、副町長はスミス神父とも仲いいみたいだし、政治のバランスは取れていたのかもしれないな。
「それじゃ、ミルコさん。
任せたよ!!」
そして、この場を離れ――
いつもの社長業務(配送がメイン)を行い、昼前には作業を終わらせていた。
今、私がきているのは金物屋だ。
とある理由で大鍋を買いに来た。
理由は、大勢いる子供達にとある食べ物を作ってやろうと思っていたからだ。
町長になる何日か前の事だが……
いつものように【異世界取引】による商品の仕入れを、ベッドの中で行っていた。
普段は[調味料]の3ページ位までしか確認しない私だが――その日は10ページ目位まで潜ったのである。
そこで!! とあるものを見つけることができた。
[バニラエッセンス]だ!! お菓子作りの定番アイテムだ。
お菓子の美味しさのポイントに甘い匂いは欠かせないのである。
それと、[ゼラチン]だ!! コレを見つけた時は天啓を得た気分だったな……買うしかないと!!
ソレを見つけた私は、問答無用でダース買いを行い現在に至るというわけだ。
卵が使える、牛乳が使える、砂糖が使える、バニラエッセンスが使える、ゼラチンが使えて冷蔵庫が使えると来れば……作るモノはほぼ決まってくる。
子供が喜ぶお菓子を作るならアレしかないだろう。
その為に、私は金物屋に大鍋を買いに来た。
今回作るのは、プリンだ。
初心者でも失敗がほぼ無いゼラチンプリンだ。
最後の作業は、冷蔵庫に入れるだけという火を使う回数も少ないアレだ。
金物屋から大鍋を購入して、大鍋の購入のついでに三号店をリニューアルオープンする際に使用する屋上に設置する金樽三つを依頼した。
金樽は2回目の注文なので割と早く完成するとの事だ。
私は家のキッチンでプリン作りを始めた。
エミリー達は、すでに出かけているので――ココは私の主戦場である。
まずは、プリン液作り、次にカラメルを作って、グラスにカラメルソース入れて、その上にプリン液を入れる。
その作業を、ひたすらと繰り返していった。
興が乗りすぎて、つい作りすぎてしまったな。
大量のグラスに入った、プリン液を見てそう実感した。
プリン液の入ったグラスを【アイテムボックス】に全て入れて裏庭の冷蔵庫に移動する。
裏庭の冷蔵庫の空いた棚に大量のプリン入りグラスを置いていった。
プリン液を2~3時間冷やせば、プリンが出来上がるだろう。
……
…………
それから、3時間ほど通常業務に戻り、プリンが出来上がったら【アイテムボックス】に入れて教会へ向かった。
教会に、ギルド職員とギルド長と副町長が来ていた。
「やぁ、ハジメ君。珍しく遅かったね」
……と、ギルド長が言ってきた。
「色々と、やってたもので……
ギルドの貸しスペースへ移動の準備です?」
「そうだよ」
「あぁー、それなら先にお菓子を作ったんで、ここで子供達に食べさせて下さいよ」
「ほぅ、何を作ったんだい?」
「秘密です。配るまで、お待ち下さい」
外に大き目のテーブルを置いた。
プリンの入ったグラスとスプーンを用意して、ココの孤児院の子達と[サドタの街]から連れてきた子供達に配っていった。
当然のように……大人達も列に並んでプリンを獲得していった。
キャリーと、お菓子専属スタッフの二人にも、プリンを取っておいてやろう。
……と考えて、3つのプリンを【アイテムボックス】へ戻しておいた。
大人達(エミリー達も含める)も、子供達も喜んでプリン食べていた。
私も食べてみた。うむ、よくある自家製のプリンだな。
次はゼラチン無しの焼きプリンでも作るか? ……と、新たな探究心を燃やしたのは秘密である。
私がプリンを差し入れした事で、子供達が私の前に集まっていた。
「私が、この町の町長の二階堂 ハジメです。
みんな、お菓子は美味しかったかい?」
「美味しかったー」という声が多く、概ね好評だったみたいだ。
「これから、君達の仮の住居に移動するので、ギルドの職員さんについて行ってね。
食事はちゃんと、みんなに提供するから安心してね」
「はーい」と、挨拶が来たので――とりあえず大丈夫だろう。
調理スタッフの二人に、ハンバーガー用以外に普通のパンを焼いてもらうとしよう。
スープとパンがあれば、お肉はビッグフロッグの肉が大量にあるので大丈夫だろう。
子供達をギルドに誘導したら、人数分の布団が敷いてあった。
子供達が布団の上ではしゃいでた……
このままの状態で、子供達に睡眠をとらせるのは少し拙いかなと思い……
「エミリーとシェリー大変と思うけど。
この子達を裏庭のお風呂に入れてあげてくれないかな?」
「やりますよ。
久しぶりですね……沢山の子供達を洗うの」
「シェリー、お姉ちゃんだから頑張る!!」
いやいや、シェリーより年上の子がいるぞ、間違いなく胸とか……
本人がヤル気になってるし、ツッコミを入れるのは野暮だな。
……と、相手が子供達なので、エミリーとシェリーに頼りきりになった為、ギルド長にココの手伝い人員の募集をお願いした。
これで、子供達の食と住はフォローできたので、一週間はなんとかなるだろう。
内心は、服まで新調してあげたい――ところだが、そこまでやると怒られそうだ。
とりあえず、一通りの作業を終わらせて、三号店へ向かった。
ドリンクテナントの二人と、仕事中のキャリーにプリンを差し入れした。
非常に喜ばれたので、その場で作り方を実演した。
プリン作りの簡単な作業に二人は驚いていた。
調味料棚に、ゼラチンとバニラエッセンスが追加され、2名の料理人によるスイーツバトルが、激化したのは言うまでもない……
この二人が、どんなスイーツを作り出してくれるのか、私としては非常に楽しみである。
「自宅でも作って下さいね、お兄さん」と、キャリーが言ってきた。
言わずもがな……頼まれるのなら喜んで作りましょう。
親指をグッと立てて「了承」と、答えておいた。
こんな感じに、子供達の世話をしつつ色々な事をやって、一週間が過ぎた。
次は、男の子と神父を移動させないとな……
※プリンに関しては、最初ミスが少ない湯煎で作ろうと思いましたが、更に簡単に作れる[ゼラチン]を利用することにしました。
オーブン(焼き)で作ると、「す」ができて難易度が上がるんですよねぇ。
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