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68話.何か足りない
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オープン当日によくある準備漏れによる忙しさもナントカ対応できた。
その後は、営業終了の時間まで三号店の見回りを続けた。
私はこの施設を回っていたが、とある事が引っかかっていた。
この施設には何かが足りない気がする?
来客数? 客数に関しては十分すぎるほど来ているので問題ない。
スタッフ? 初日にしては、従業員の皆が頑張ってくれている。
利益? 正直な話――クズ魔石で水を作ってるだけなので、売り上げの殆どが利益だ。
経費? 人件費が主な経費なだけだ――施設営業をするなら理想すぎる状況だ。
風呂? まだ大浴場だけだが……この町のお客さんには十分に目新しいはずだ。
なんだろう……この物足りなさの正体は?
昔よく行っていた銭湯を思い出してみるか?
水風呂? 泡風呂? 電気風呂? 露天風呂? サウナ? 違うな。
私が銭湯に行ってよくやる行動は……
あっ解った!! 風呂上がりに牛乳を自販機で購入して飲む。
私の感じていた物足りなさはソレだ!!
この世界に自動販売機を設置したら拙いよな?
そもそも日本の通貨はないんだし……
見回りスタッフの数を増員して、脱衣所の入り口に牛乳の販売スペースを作るか?
ウチの店らしく屋台を脱衣所の入り口につっこむか?
男湯と女湯ともに、脱衣所の入り口の所には配線を壁に隠してるんで、コンセントを付けて屋台の中に冷蔵庫を仕込む位は出来るな。
久々に屋台の営業してみるか? イヤイヤ、流石に脱衣所で飲食物売るのは拙いな……
そうだ!! 空きテナント使ってドリンクを販売するか?
フルーツ牛乳とコーヒー牛乳は、【異世界取引】のスキルを利用して作る事にする。
【異世界取引】のスキル枠に[フルーツジュース]と[コーヒー]の二つを指定して紙パック入りの物を購入するとしよう、そして現地にある牛乳と混ぜて販売する。
紙パッケージは三号店の裏の焼却炉で燃やせばいいし、テナントでの反応をみて脱衣所で屋台を出すか考えよう。
牛乳は普通に飲料として流通していたので、その辺りが元いた世界の中世と違う所だろう。
この世界には、魔法(魔道具)があるから普通に流通していても不思議ではない。
問題となるのは、新鮮な牛乳を大量に確保する必要がある事だ。
牛乳は、どこで生産されてるんだ?
今まで、いくつかの町を周ったが、酪農をしている所は見かけなかったぞ。
うん、わからん。
わからない時は大人しく聞こう。
見回りを一度中断して、エミリーに相談する為にテナントスペースへ移動した。
シャンプー販売のテナントに列ができている。
シェリーは製造をやっていて、エミリーは販売を行っていた。
私も販売の手伝いに入り、お店の販売を手伝った。
……
…………
なんとか列がはけて、一息つく事が出来た。
「ハジメさん、ありがとうございます」
「どういたしまして、三人だとちょっと厳しいかな?」
「基本的には大丈夫ですけど……
キャリーが見回りや店長業務に入った際に、列ができると少し厳しいですね」
「そうなんだ? 従業員の休みとかの件もあるし、人員補充を検討しますね」
「それはそうと、ハジメさん。
見回りは終わったんです?」
「エミリーに聞きたい事があって、ここに来たんだった」
「なんですか?」
「この町って、調理用と飲料用の牛乳を普通に販売してるよね?
この町の牛乳って、どこで仕入れてるのかなと思ってね。 知りません?」
「それなら、ファービレジの村の南に行った所に牧場があるんですよ。
この辺りの牛乳は魔道具で冷やして、そこの牧場から持ってこられてますよ」
「ファービレジの村には、一時期いたけど意図して南には行かなかったから。
村の南に牧場があるって知らなかったよ。
ありがとう。 今から行ってみるよ!!」
「また、何か思いついたんですね……」
「あはは、バレてーら」
「それじゃ、二人とも少し店を空けるけど引き続きよろしくね」
……と言って、この場を離れて【転送魔法】で[ファービレジの村]へ移動した。
せっかく、この村に来たんだし。
ギルド長と、宿屋の人達と会っていくかな。
どうせいつもの事だ。
ギルド長は、[奥の宿]の食堂にいるハズだ。
ギルド長が最初からソコに居ると決めつけて、奥の宿へと向かって行った。
食堂は相変わらずの人の列である。
もう昼飯時は過ぎてるんだけどなぁ。
私は列に並ぶことはなく、いつものように関係者としてお店に入った。
「いらっしゃい、って。
今日は商品の仕入れの日じゃないよね?」
「あっ、どーも奥さん。
この村による機会があったんで、ギルド長と奥さんに新店舗をオープンしたので挨拶しに来ました」
「ギルド長なら、いつもの場所にいるよ。
それで、新店舗ってなんのお店だい?」
「セカンタの町で一般向けに湯浴みができる大衆浴場施設を作ったんですよ」
「あら、良いわね。
今度、旦那と一緒に行こうかしら」
「それでしたら、お店で私を呼んでくれれば代金の一部を割引しますよ」
「アラ、それなら。
お休みの日作って、いつか行きたいわね」
「お待ちしてますよ。
それじゃ、この件をギルド長にも伝えるのでこの辺で失礼しますね」
と言って、奥さんの前を離れ、ギルド長の前へ移動した。
「ギルド長。お久しぶりです」
「やあ、ハジメ君じゃないか。この前は、大金の支払いをありがとうな」
「いいえ、私としても羽衣が残っている事が重要だったんで、お互いの意見が噛み合っていました。
これが商売だなと実感すら出来ましたよ。
このお店、いつも以上にお客さんが多いですね」
「ああ、その理由はキミが原因だよ」
「えっ、どういうことです!?」
「今までは、価値の付かなかったクズ魔石をキミが低価格であるが買い取ってくれるようになったので、ギルドとしても利益が出せる。
冒険者も処分していたクズ魔石をギルドに持ってこれる。 WIN-WINだろ?」
「それもあって、スライム狩りしかしない冒険者でも。
外食で食事が取れるようになったという事ですね」
「まぁ、そういう事だね。
それで今日は何の用なんだい?」
「二つ要件がありまして、一つは[セカンタの町]に新施設をオープンしたので、ソレの報告ですね」
「どんな、施設なんだい?」
「一般向けの、湯浴みのできる大衆浴場の施設を作りました」
「ほう、それは面白いことを考えたもんだ」
「はい、なんで機会があれば是非遊びに来てくださいね」
「解った。セカンタの町に寄る機会があれば行くとするよ」
「はい、お待ちしてます」
「それで、二つ目の要件は何かい?」
「二つ目の要件なんですけど、この村の南にある牧場さんに紹介状を出してもらえませんかね?」
「あぁ、そういうことだね。
良いぞ君にはカナリ稼がせて貰ったからな」と言って、その場でギルド長が紹介状を書いてくれた。
「これを、持っていけば牧場主さんも話聞いてくれるハズだよ」
「ありがとうございます。
助かります」と言って、その場を後にした。
ファービレジの村を出て1時間程村を南に進んでいくと、柵が建てられていてまっすぐに進めない作りになっていた。
柵が、横に長く続いている。
流石に、柵を乗り越えるのは拙いだろうし――柵に沿って歩いてみるかな?
途中に、柵と柵に挟まれている通路があった。
そこに看板が立ててあり、『卵・牛乳を、お求めの方は通路をまっすぐ』と書かれていた。
ここで間違い無いようだ。
通路をまっすぐ進むと、柵越しに牛の姿が観れるようになった。
これぞ、酪農って感じだな。
更に、しばらく進むと建物があった。
目的地はココか……
私は建物に入り、牧場のいるであろう誰かに聞こえるように声をかけた。
「すいませーん!! 誰か、いらっしゃいませんか?」
「あぁー。少し待ってくれ」
……と、男性の返事が聞こえた。
……
…………
奥の部屋から筋肉質な男性が出てきた。
「待たせて申し訳ない、どんな要件だ?」
「はじめまして、私は二階堂始と言います。
私は商人をやってまして……
ココで牛乳を作られていると聞いて、[ファービレジの村]のギルド長からコチラの農場のご紹介を受けました」
ギルド長の紹介状を男性に渡した。
紹介状を読み納得した様子だ。
「俺は、ここの農場長のライルって言うんだ。
よろしくな、商人のにーちゃん」
「あっ、よろしくお願いします」と言って、私は頭を下げた。
「それで、どれくらいの牛乳がいるんだ?」
「とりあえずは、最初は20リットル程お願いしようかなと思ってます。
売れ行き次第で、量は増えていくと思いますので」
「思ってたより少ないんだな」
「いえ、新鮮な牛乳が欲しいので、回数を分けて取引させてもらおうと考えてます」
「ホウ……と言うことは、カナリの上客になってくれるって事かい?」
「あー、それと卵も、販売されてるんですよね?
それも、買わせてもらえませんかね?」
「おう、良いぜ!! どれくらい必要だ?」
……と、卵の取引もトントン拍子に進み卵も取引をすることになった。
今回は初回の取引なので現金で支払い、次回以降の取引は月末払いの約束を取り付けた。
取引が終了して、現金と物品(牛乳と卵)の交換が終わった。
「おう、商人のにーちゃん。
またよろしくな!!」
「はい!! こちらこそ、よろしくお願いしますね」
……と言って、この場を離れ【転送魔法】で、三号店へ移動した。
その後は、営業終了の時間まで三号店の見回りを続けた。
私はこの施設を回っていたが、とある事が引っかかっていた。
この施設には何かが足りない気がする?
来客数? 客数に関しては十分すぎるほど来ているので問題ない。
スタッフ? 初日にしては、従業員の皆が頑張ってくれている。
利益? 正直な話――クズ魔石で水を作ってるだけなので、売り上げの殆どが利益だ。
経費? 人件費が主な経費なだけだ――施設営業をするなら理想すぎる状況だ。
風呂? まだ大浴場だけだが……この町のお客さんには十分に目新しいはずだ。
なんだろう……この物足りなさの正体は?
昔よく行っていた銭湯を思い出してみるか?
水風呂? 泡風呂? 電気風呂? 露天風呂? サウナ? 違うな。
私が銭湯に行ってよくやる行動は……
あっ解った!! 風呂上がりに牛乳を自販機で購入して飲む。
私の感じていた物足りなさはソレだ!!
この世界に自動販売機を設置したら拙いよな?
そもそも日本の通貨はないんだし……
見回りスタッフの数を増員して、脱衣所の入り口に牛乳の販売スペースを作るか?
ウチの店らしく屋台を脱衣所の入り口につっこむか?
男湯と女湯ともに、脱衣所の入り口の所には配線を壁に隠してるんで、コンセントを付けて屋台の中に冷蔵庫を仕込む位は出来るな。
久々に屋台の営業してみるか? イヤイヤ、流石に脱衣所で飲食物売るのは拙いな……
そうだ!! 空きテナント使ってドリンクを販売するか?
フルーツ牛乳とコーヒー牛乳は、【異世界取引】のスキルを利用して作る事にする。
【異世界取引】のスキル枠に[フルーツジュース]と[コーヒー]の二つを指定して紙パック入りの物を購入するとしよう、そして現地にある牛乳と混ぜて販売する。
紙パッケージは三号店の裏の焼却炉で燃やせばいいし、テナントでの反応をみて脱衣所で屋台を出すか考えよう。
牛乳は普通に飲料として流通していたので、その辺りが元いた世界の中世と違う所だろう。
この世界には、魔法(魔道具)があるから普通に流通していても不思議ではない。
問題となるのは、新鮮な牛乳を大量に確保する必要がある事だ。
牛乳は、どこで生産されてるんだ?
今まで、いくつかの町を周ったが、酪農をしている所は見かけなかったぞ。
うん、わからん。
わからない時は大人しく聞こう。
見回りを一度中断して、エミリーに相談する為にテナントスペースへ移動した。
シャンプー販売のテナントに列ができている。
シェリーは製造をやっていて、エミリーは販売を行っていた。
私も販売の手伝いに入り、お店の販売を手伝った。
……
…………
なんとか列がはけて、一息つく事が出来た。
「ハジメさん、ありがとうございます」
「どういたしまして、三人だとちょっと厳しいかな?」
「基本的には大丈夫ですけど……
キャリーが見回りや店長業務に入った際に、列ができると少し厳しいですね」
「そうなんだ? 従業員の休みとかの件もあるし、人員補充を検討しますね」
「それはそうと、ハジメさん。
見回りは終わったんです?」
「エミリーに聞きたい事があって、ここに来たんだった」
「なんですか?」
「この町って、調理用と飲料用の牛乳を普通に販売してるよね?
この町の牛乳って、どこで仕入れてるのかなと思ってね。 知りません?」
「それなら、ファービレジの村の南に行った所に牧場があるんですよ。
この辺りの牛乳は魔道具で冷やして、そこの牧場から持ってこられてますよ」
「ファービレジの村には、一時期いたけど意図して南には行かなかったから。
村の南に牧場があるって知らなかったよ。
ありがとう。 今から行ってみるよ!!」
「また、何か思いついたんですね……」
「あはは、バレてーら」
「それじゃ、二人とも少し店を空けるけど引き続きよろしくね」
……と言って、この場を離れて【転送魔法】で[ファービレジの村]へ移動した。
せっかく、この村に来たんだし。
ギルド長と、宿屋の人達と会っていくかな。
どうせいつもの事だ。
ギルド長は、[奥の宿]の食堂にいるハズだ。
ギルド長が最初からソコに居ると決めつけて、奥の宿へと向かって行った。
食堂は相変わらずの人の列である。
もう昼飯時は過ぎてるんだけどなぁ。
私は列に並ぶことはなく、いつものように関係者としてお店に入った。
「いらっしゃい、って。
今日は商品の仕入れの日じゃないよね?」
「あっ、どーも奥さん。
この村による機会があったんで、ギルド長と奥さんに新店舗をオープンしたので挨拶しに来ました」
「ギルド長なら、いつもの場所にいるよ。
それで、新店舗ってなんのお店だい?」
「セカンタの町で一般向けに湯浴みができる大衆浴場施設を作ったんですよ」
「あら、良いわね。
今度、旦那と一緒に行こうかしら」
「それでしたら、お店で私を呼んでくれれば代金の一部を割引しますよ」
「アラ、それなら。
お休みの日作って、いつか行きたいわね」
「お待ちしてますよ。
それじゃ、この件をギルド長にも伝えるのでこの辺で失礼しますね」
と言って、奥さんの前を離れ、ギルド長の前へ移動した。
「ギルド長。お久しぶりです」
「やあ、ハジメ君じゃないか。この前は、大金の支払いをありがとうな」
「いいえ、私としても羽衣が残っている事が重要だったんで、お互いの意見が噛み合っていました。
これが商売だなと実感すら出来ましたよ。
このお店、いつも以上にお客さんが多いですね」
「ああ、その理由はキミが原因だよ」
「えっ、どういうことです!?」
「今までは、価値の付かなかったクズ魔石をキミが低価格であるが買い取ってくれるようになったので、ギルドとしても利益が出せる。
冒険者も処分していたクズ魔石をギルドに持ってこれる。 WIN-WINだろ?」
「それもあって、スライム狩りしかしない冒険者でも。
外食で食事が取れるようになったという事ですね」
「まぁ、そういう事だね。
それで今日は何の用なんだい?」
「二つ要件がありまして、一つは[セカンタの町]に新施設をオープンしたので、ソレの報告ですね」
「どんな、施設なんだい?」
「一般向けの、湯浴みのできる大衆浴場の施設を作りました」
「ほう、それは面白いことを考えたもんだ」
「はい、なんで機会があれば是非遊びに来てくださいね」
「解った。セカンタの町に寄る機会があれば行くとするよ」
「はい、お待ちしてます」
「それで、二つ目の要件は何かい?」
「二つ目の要件なんですけど、この村の南にある牧場さんに紹介状を出してもらえませんかね?」
「あぁ、そういうことだね。
良いぞ君にはカナリ稼がせて貰ったからな」と言って、その場でギルド長が紹介状を書いてくれた。
「これを、持っていけば牧場主さんも話聞いてくれるハズだよ」
「ありがとうございます。
助かります」と言って、その場を後にした。
ファービレジの村を出て1時間程村を南に進んでいくと、柵が建てられていてまっすぐに進めない作りになっていた。
柵が、横に長く続いている。
流石に、柵を乗り越えるのは拙いだろうし――柵に沿って歩いてみるかな?
途中に、柵と柵に挟まれている通路があった。
そこに看板が立ててあり、『卵・牛乳を、お求めの方は通路をまっすぐ』と書かれていた。
ここで間違い無いようだ。
通路をまっすぐ進むと、柵越しに牛の姿が観れるようになった。
これぞ、酪農って感じだな。
更に、しばらく進むと建物があった。
目的地はココか……
私は建物に入り、牧場のいるであろう誰かに聞こえるように声をかけた。
「すいませーん!! 誰か、いらっしゃいませんか?」
「あぁー。少し待ってくれ」
……と、男性の返事が聞こえた。
……
…………
奥の部屋から筋肉質な男性が出てきた。
「待たせて申し訳ない、どんな要件だ?」
「はじめまして、私は二階堂始と言います。
私は商人をやってまして……
ココで牛乳を作られていると聞いて、[ファービレジの村]のギルド長からコチラの農場のご紹介を受けました」
ギルド長の紹介状を男性に渡した。
紹介状を読み納得した様子だ。
「俺は、ここの農場長のライルって言うんだ。
よろしくな、商人のにーちゃん」
「あっ、よろしくお願いします」と言って、私は頭を下げた。
「それで、どれくらいの牛乳がいるんだ?」
「とりあえずは、最初は20リットル程お願いしようかなと思ってます。
売れ行き次第で、量は増えていくと思いますので」
「思ってたより少ないんだな」
「いえ、新鮮な牛乳が欲しいので、回数を分けて取引させてもらおうと考えてます」
「ホウ……と言うことは、カナリの上客になってくれるって事かい?」
「あー、それと卵も、販売されてるんですよね?
それも、買わせてもらえませんかね?」
「おう、良いぜ!! どれくらい必要だ?」
……と、卵の取引もトントン拍子に進み卵も取引をすることになった。
今回は初回の取引なので現金で支払い、次回以降の取引は月末払いの約束を取り付けた。
取引が終了して、現金と物品(牛乳と卵)の交換が終わった。
「おう、商人のにーちゃん。
またよろしくな!!」
「はい!! こちらこそ、よろしくお願いしますね」
……と言って、この場を離れ【転送魔法】で、三号店へ移動した。
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