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57話-1.重力は偉大です
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教会から離れる前に、孤児院の前の井戸に移動した。
そして、シスターのセレスさんにアイスバードを10匹を渡した。
「セレスさん、捌くのは大丈夫です?」
「問題ありません」
「それなら良かったです。神父は料理はダメダメらしいですからね。
それじゃ、セレスさん。子供達の事をよろしくお願いしますね」
「何故?
教会の部外者であるアナタが子供達の事を気にしてくれるんですか?」
「ココの子供達は、ウチのお店になくてはならない従業員です。
社長が従業員を守らなくて誰が守るんです?
それに、エミリーが子供達の事を気にしてるからね」
「なるほど……
アナタのお店に行きたがる子が多い理由は従業員を大事にしているからですね」
「あはは、それは嬉しいですね」
「シスター見習いのキャリーなんですけど――
お風呂に入れるから、お店に行きたいって言うんですよ」
「それは初耳ですね。
一番風呂に入れるから、風呂掃除を率先してやる子がいるってのは聞いたことありますけど」
「本人が言ってましたし、彼女の事ですね」
裏庭に作ったお風呂が従業員にも気に入って貰えて嬉しく思えた。
「そうなんですねぇ。
それでは、これで失礼しますね」
俺は、教会を後にして【転送魔法】で自宅へ帰宅した。
エミリーがキッチンで料理の準備していたので話しかけた。
「ねぇ、エミリー。
アイスバードを10匹程持ってきたんだけど、どうしようか?」
「捌いてないですよね?」
「はい」
「それなら、そこのテーブルに置いてください。
捌きますんで……」
テーブルにアイスバードを並べていく、テーブルに大型の鳥が山積みにされていった。
「思っていたより大きいですね」
「うん。それは俺も思ってた」
「ちょっと、アイスバードを捌きますんで料理作るは待ってて下さいね」
「はーい、俺も手伝おうか?」
「いえ、大丈夫ですよ。
ハジメさんが狩に行くまで時間ありますし、ゆっくりしてて下さい」と、彼女に言われたので俺は自室に戻った。
時間が来るまで漫画でも読んで時間を潰すかな。
……
…………
「ハジメさん。料理が出来ましたよ」と、エミリーが教えてくれた。
「はーい。今、行きます」
読みかけた漫画を【アイテムボックス】に収納し自室を出た。
飲食スペースには、シェリーが既に席に座っていて料理が並べられていた。
「ハジメさん。残った分のアイスバードは、冷蔵庫に入れておきました」
「シェリーも手伝ったんだよー」
「二人ともお疲れさま。
言ってくれれば手伝ったのに……」
「ハジメさんは、せっかく休憩されてるんですから」
「そっか、ありがとう」
「今日はアイスバードの肉を使った料理ですよ」
へぇ、色々あるな……
焼いたものや、煮込んだもの、スープに入れたもの等の様々な料理があった。
一通り食べてみたが、どれも美味しかった。
というより――ビッグフロッグの肉と比べると鶏肉なだけあって、これが本物の鶏肉って感じがした。
カエルの肉は食感が鶏肉っぽいだけであって、味はどちらかというと魚寄りだからな。
「アイスバードの味はどう? 二人とも?」
「ハジメさん。
アイスバードの肉は高級食材ですよ」
「やっぱり、そうなんだ。
それで味は?」
「美味しいです(おいしい)」
「そっか、また狩りしてこないとな」
「ハジメさん。
今度はアイスタートルの肉を捌いてから、持ってこれませんか?」
「できると思うよ。狩れたら持ってくるね」
「はい、お願いします」
料理を食べ終えて一息ついた時に思いだした。
そうだ、二人にプレゼントがある――服屋の店員チョイスの服だ。
「二人が、いつも頑張ってくれるから、プレゼントです」と言って、彼女達に服をプレゼントした。
「お金渡しても、キミ達には断られるからモノをプレゼントします」
「ありがとうございます(ありがとう)」
「それじゃ、二人にプレゼントも出来たし。
いつもの砂漠に行ってきます」
「「いってらっしゃい」」と、俺は二人に送り出されて自宅を出た。
そして、シスターのセレスさんにアイスバードを10匹を渡した。
「セレスさん、捌くのは大丈夫です?」
「問題ありません」
「それなら良かったです。神父は料理はダメダメらしいですからね。
それじゃ、セレスさん。子供達の事をよろしくお願いしますね」
「何故?
教会の部外者であるアナタが子供達の事を気にしてくれるんですか?」
「ココの子供達は、ウチのお店になくてはならない従業員です。
社長が従業員を守らなくて誰が守るんです?
それに、エミリーが子供達の事を気にしてるからね」
「なるほど……
アナタのお店に行きたがる子が多い理由は従業員を大事にしているからですね」
「あはは、それは嬉しいですね」
「シスター見習いのキャリーなんですけど――
お風呂に入れるから、お店に行きたいって言うんですよ」
「それは初耳ですね。
一番風呂に入れるから、風呂掃除を率先してやる子がいるってのは聞いたことありますけど」
「本人が言ってましたし、彼女の事ですね」
裏庭に作ったお風呂が従業員にも気に入って貰えて嬉しく思えた。
「そうなんですねぇ。
それでは、これで失礼しますね」
俺は、教会を後にして【転送魔法】で自宅へ帰宅した。
エミリーがキッチンで料理の準備していたので話しかけた。
「ねぇ、エミリー。
アイスバードを10匹程持ってきたんだけど、どうしようか?」
「捌いてないですよね?」
「はい」
「それなら、そこのテーブルに置いてください。
捌きますんで……」
テーブルにアイスバードを並べていく、テーブルに大型の鳥が山積みにされていった。
「思っていたより大きいですね」
「うん。それは俺も思ってた」
「ちょっと、アイスバードを捌きますんで料理作るは待ってて下さいね」
「はーい、俺も手伝おうか?」
「いえ、大丈夫ですよ。
ハジメさんが狩に行くまで時間ありますし、ゆっくりしてて下さい」と、彼女に言われたので俺は自室に戻った。
時間が来るまで漫画でも読んで時間を潰すかな。
……
…………
「ハジメさん。料理が出来ましたよ」と、エミリーが教えてくれた。
「はーい。今、行きます」
読みかけた漫画を【アイテムボックス】に収納し自室を出た。
飲食スペースには、シェリーが既に席に座っていて料理が並べられていた。
「ハジメさん。残った分のアイスバードは、冷蔵庫に入れておきました」
「シェリーも手伝ったんだよー」
「二人ともお疲れさま。
言ってくれれば手伝ったのに……」
「ハジメさんは、せっかく休憩されてるんですから」
「そっか、ありがとう」
「今日はアイスバードの肉を使った料理ですよ」
へぇ、色々あるな……
焼いたものや、煮込んだもの、スープに入れたもの等の様々な料理があった。
一通り食べてみたが、どれも美味しかった。
というより――ビッグフロッグの肉と比べると鶏肉なだけあって、これが本物の鶏肉って感じがした。
カエルの肉は食感が鶏肉っぽいだけであって、味はどちらかというと魚寄りだからな。
「アイスバードの味はどう? 二人とも?」
「ハジメさん。
アイスバードの肉は高級食材ですよ」
「やっぱり、そうなんだ。
それで味は?」
「美味しいです(おいしい)」
「そっか、また狩りしてこないとな」
「ハジメさん。
今度はアイスタートルの肉を捌いてから、持ってこれませんか?」
「できると思うよ。狩れたら持ってくるね」
「はい、お願いします」
料理を食べ終えて一息ついた時に思いだした。
そうだ、二人にプレゼントがある――服屋の店員チョイスの服だ。
「二人が、いつも頑張ってくれるから、プレゼントです」と言って、彼女達に服をプレゼントした。
「お金渡しても、キミ達には断られるからモノをプレゼントします」
「ありがとうございます(ありがとう)」
「それじゃ、二人にプレゼントも出来たし。
いつもの砂漠に行ってきます」
「「いってらっしゃい」」と、俺は二人に送り出されて自宅を出た。
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