5 / 73
未定
しおりを挟む
学園について教室に入るなり
それまで楽しそうに話していた
クラスメイトの人たちが一斉に私を見て黙った。
遠巻きに話しかけようとしてくれるけど
何故だかいつも私のところには誰もこない。
それは学園に入った頃がずっとそうだった。
はじめの頃は何人か男女のクラスメイトたちが私に声をかけてくれてたりしてたけどいつのまにか誰も来なくなってしまったのだ。
私はたくさんの視線に耐えながら
席に着こうとした。
するとガラッと反対の扉が開いて
皆がそちらに目を向けると
そこにはアインス様がいました。
彼は私を見るなりこちらによってきて
「シェニー、もう大「大丈夫ですわ。」
彼の顔をまだ見るのが怖くて
私はそっぽを向きアインス様の言葉を
遮って伝えた後すぐに席についた。
周りが少しどよめいた。
え、アインス様今自らシェニー様に声かけました!?
でもシェニー様アインス様の顔も見ずに
立ち去りましたよ!?
どうなってるの!?
と口々に言うが直接聞いてこないことに
ほっとして私は授業の準備をした。
アインス様が私を見ているなんて
気づかずに。
授業が始まり先生が教科書を片手に
黒板に今日の授業内容を書いていた。
一週間の間遅れをとらないようにと
専属家庭教師を雇ってたお陰で
今聞いてる授業はすでに予習ずみ。
ぼーっと外を眺めていると
ころん。と隣の席の男の子が
ペンを落とした。
そのペンは私の机の下に落ちてしまう。
私は何のためらいもなくそれをもつと
彼はビクッと怯えたようにして
「シェ、シェニー様。申し訳ございません。」
怯える彼にそんなに怯えなくてもと
内心思うのだけど
「そんなこと気にしないで。はい。どうぞ。」
と彼の右手にしっかりとペンを持たせ
ニコッと笑う。
その瞬間彼はブワッと顔から耳まで
赤くしたかと思うと慌てて
すみませんでした!というと
あからさまに私との距離を置いた。
隣の席だからそこまで離れられないけどね。
ちょっとムッとはしたけど
対して気にもせず
またぼーっと外を眺めた。
私はこれからどうすればいいんだろう。
国の歴史を教えている先生の声は
耳心地のいい声でスラスラと教科書を
読むものだから頭がボーっとして
なにも考えられなくなった。
授業を終わらせる鐘がなり
次の授業の準備をした。
いつもならアインス様の元に行き
アインス様にさっきの授業は聞いていましたか?など小言を言いにいくのだけど
もう諦めると決心したんがらと
彼の元にいくのをやめそのまま
次の鐘がなるまでまたひたすら外を眺めた。
鐘がなって別の先生がきて授業が始まる。
そのまま時間は過ぎていって
あっという間にお昼の時間。
お昼もいつも真っ先にアインス様の元に向かう。
でもいつも私より先にサラさんのところに行くのでいつからか二人を探すのが日課になっていた。
でもそれも今日からしない。
毎日彼を追いかけてお昼はいつも時間がなかった。
見つけた頃には2人は食べ終わっていて
仲のいい2人を見ながら食べるランチは
味なんてしなかった。
さてと、カバンから自分のお弁当を
取り出すと周りが騒ぎだした。
気になるけどどうせ私のことで噂してるのだから
気にせず蓋を開けて一口口に含んだ。
あ、今日は味がする。
なんて思っていたらひとりの生徒が
恐る恐る私に声をかけてきた。
「あのシェニー様?お昼はアインス様のところに行かなくて大丈夫ですの?」
やっぱりきたか。と内心思いつつも
「お昼は自由にするって決めましたの」
またニコって返すと周りがわぁって
いう声がしたとともに
別の生徒が
「じゃ、じゃあ私たちと一緒にどうでしょうか?」
私も私も、俺も僕も。
といつのまにか沢山のひとが
私の机を囲んでいた。
え、え?と戸惑っていると私の隣に
座った女子生徒が
「実は前々からシェニー様とはお話してみたかったんです。」
と目をキラキラさせていうものだから
あまりに驚いて
シェニーってみんなから嫌われて
いたんじゃなかったっけ??
あっけにとられていると
私の両隣は一瞬でうまり
それでも私と一緒に食べたいというひとは少しでも近くにと机を寄せて
みんなで食べることになったのだ。
昔教室でみんなで食べてた
お昼休みを思い出した。
「私は皆さんからその、えっと、」
気になって隣の子に聞いてみると
「いつもアインス様のところに行かれるので声をかけるタイミングがなかったんです。」
「みんなシェニー様とお話したいと思っていましたわ。」
と言われてたしかに休み時間のたびに
アインス様のとこに行ってたわ。
「わ、私そんなお喋り得意じゃありませんわ。」
と少し照れてしまった。
それをみて皆さんは大丈夫です!と言いさらに機嫌が良くなり心がとても暖かくなった。
「それにシェニー様に話しかけようものならいつもアインス様が怖い顔で睨むものだから怖くなって、、」
とひとりのクラスメイトが言う。
怖い顔?睨む?なぜ?
一瞬何故?と浮かんだけど
すぐにああ、私に対しての嫌がらせなんだと思って落ち込んだ。
そこまで私はアインス様に嫌われていたのかしら。
「ごめんなさい。これからはここで食べますのでいつでも、その、、、ご一緒に食べましょう」
自分で言ったのに恥ずかしくなって最後まで言う頃には声は小さくなっていた。
そんな私を見たみなさんはもちろん!
と声を揃えて私を優しく出迎えてくれたのだった。
その日の昼食は信じられないほど
楽しくて美味しくて
この学園に来てはじめて幸せな時間を過ごした。
お昼も食べ終わり皆さん次の授業の準備のため後を片していると
ガラッと扉を開く音がして振り返ると
アインス様とサラさんが教室に入ってきた。
いつもならまだ中庭かどこかで過ごして
時間ギリギリになるまでこないのに。
それもいつもはお一人で戻るのに
今日はサラさんも一緒にいる。
やだ、アインス様シェニー様がいるのにサラさんと一緒にいるわ。
サラさんてなんて図々しいの。
アインス様どうして?
2人を見た周りがざわざわと騒ぎだしていた。
それまで楽しそうに話していた
クラスメイトの人たちが一斉に私を見て黙った。
遠巻きに話しかけようとしてくれるけど
何故だかいつも私のところには誰もこない。
それは学園に入った頃がずっとそうだった。
はじめの頃は何人か男女のクラスメイトたちが私に声をかけてくれてたりしてたけどいつのまにか誰も来なくなってしまったのだ。
私はたくさんの視線に耐えながら
席に着こうとした。
するとガラッと反対の扉が開いて
皆がそちらに目を向けると
そこにはアインス様がいました。
彼は私を見るなりこちらによってきて
「シェニー、もう大「大丈夫ですわ。」
彼の顔をまだ見るのが怖くて
私はそっぽを向きアインス様の言葉を
遮って伝えた後すぐに席についた。
周りが少しどよめいた。
え、アインス様今自らシェニー様に声かけました!?
でもシェニー様アインス様の顔も見ずに
立ち去りましたよ!?
どうなってるの!?
と口々に言うが直接聞いてこないことに
ほっとして私は授業の準備をした。
アインス様が私を見ているなんて
気づかずに。
授業が始まり先生が教科書を片手に
黒板に今日の授業内容を書いていた。
一週間の間遅れをとらないようにと
専属家庭教師を雇ってたお陰で
今聞いてる授業はすでに予習ずみ。
ぼーっと外を眺めていると
ころん。と隣の席の男の子が
ペンを落とした。
そのペンは私の机の下に落ちてしまう。
私は何のためらいもなくそれをもつと
彼はビクッと怯えたようにして
「シェ、シェニー様。申し訳ございません。」
怯える彼にそんなに怯えなくてもと
内心思うのだけど
「そんなこと気にしないで。はい。どうぞ。」
と彼の右手にしっかりとペンを持たせ
ニコッと笑う。
その瞬間彼はブワッと顔から耳まで
赤くしたかと思うと慌てて
すみませんでした!というと
あからさまに私との距離を置いた。
隣の席だからそこまで離れられないけどね。
ちょっとムッとはしたけど
対して気にもせず
またぼーっと外を眺めた。
私はこれからどうすればいいんだろう。
国の歴史を教えている先生の声は
耳心地のいい声でスラスラと教科書を
読むものだから頭がボーっとして
なにも考えられなくなった。
授業を終わらせる鐘がなり
次の授業の準備をした。
いつもならアインス様の元に行き
アインス様にさっきの授業は聞いていましたか?など小言を言いにいくのだけど
もう諦めると決心したんがらと
彼の元にいくのをやめそのまま
次の鐘がなるまでまたひたすら外を眺めた。
鐘がなって別の先生がきて授業が始まる。
そのまま時間は過ぎていって
あっという間にお昼の時間。
お昼もいつも真っ先にアインス様の元に向かう。
でもいつも私より先にサラさんのところに行くのでいつからか二人を探すのが日課になっていた。
でもそれも今日からしない。
毎日彼を追いかけてお昼はいつも時間がなかった。
見つけた頃には2人は食べ終わっていて
仲のいい2人を見ながら食べるランチは
味なんてしなかった。
さてと、カバンから自分のお弁当を
取り出すと周りが騒ぎだした。
気になるけどどうせ私のことで噂してるのだから
気にせず蓋を開けて一口口に含んだ。
あ、今日は味がする。
なんて思っていたらひとりの生徒が
恐る恐る私に声をかけてきた。
「あのシェニー様?お昼はアインス様のところに行かなくて大丈夫ですの?」
やっぱりきたか。と内心思いつつも
「お昼は自由にするって決めましたの」
またニコって返すと周りがわぁって
いう声がしたとともに
別の生徒が
「じゃ、じゃあ私たちと一緒にどうでしょうか?」
私も私も、俺も僕も。
といつのまにか沢山のひとが
私の机を囲んでいた。
え、え?と戸惑っていると私の隣に
座った女子生徒が
「実は前々からシェニー様とはお話してみたかったんです。」
と目をキラキラさせていうものだから
あまりに驚いて
シェニーってみんなから嫌われて
いたんじゃなかったっけ??
あっけにとられていると
私の両隣は一瞬でうまり
それでも私と一緒に食べたいというひとは少しでも近くにと机を寄せて
みんなで食べることになったのだ。
昔教室でみんなで食べてた
お昼休みを思い出した。
「私は皆さんからその、えっと、」
気になって隣の子に聞いてみると
「いつもアインス様のところに行かれるので声をかけるタイミングがなかったんです。」
「みんなシェニー様とお話したいと思っていましたわ。」
と言われてたしかに休み時間のたびに
アインス様のとこに行ってたわ。
「わ、私そんなお喋り得意じゃありませんわ。」
と少し照れてしまった。
それをみて皆さんは大丈夫です!と言いさらに機嫌が良くなり心がとても暖かくなった。
「それにシェニー様に話しかけようものならいつもアインス様が怖い顔で睨むものだから怖くなって、、」
とひとりのクラスメイトが言う。
怖い顔?睨む?なぜ?
一瞬何故?と浮かんだけど
すぐにああ、私に対しての嫌がらせなんだと思って落ち込んだ。
そこまで私はアインス様に嫌われていたのかしら。
「ごめんなさい。これからはここで食べますのでいつでも、その、、、ご一緒に食べましょう」
自分で言ったのに恥ずかしくなって最後まで言う頃には声は小さくなっていた。
そんな私を見たみなさんはもちろん!
と声を揃えて私を優しく出迎えてくれたのだった。
その日の昼食は信じられないほど
楽しくて美味しくて
この学園に来てはじめて幸せな時間を過ごした。
お昼も食べ終わり皆さん次の授業の準備のため後を片していると
ガラッと扉を開く音がして振り返ると
アインス様とサラさんが教室に入ってきた。
いつもならまだ中庭かどこかで過ごして
時間ギリギリになるまでこないのに。
それもいつもはお一人で戻るのに
今日はサラさんも一緒にいる。
やだ、アインス様シェニー様がいるのにサラさんと一緒にいるわ。
サラさんてなんて図々しいの。
アインス様どうして?
2人を見た周りがざわざわと騒ぎだしていた。
5
お気に入りに追加
3,340
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
泉南佳那
恋愛
イケメンカリスマ美容師と内気で地味な書店員との、甘々溺愛ストーリーです!
どうぞお楽しみいただけますように。
〈あらすじ〉
加藤優紀は、現在、25歳の書店員。
東京の中心部ながら、昭和味たっぷりの裏町に位置する「高木書店」という名の本屋を、祖母とふたりで切り盛りしている。
彼女が高木書店で働きはじめたのは、3年ほど前から。
短大卒業後、不動産会社で営業事務をしていたが、同期の、親会社の重役令嬢からいじめに近い嫌がらせを受け、逃げるように会社を辞めた過去があった。
そのことは優紀の心に小さいながらも深い傷をつけた。
人付き合いを恐れるようになった優紀は、それ以来、つぶれかけの本屋で人の目につかない質素な生活に安んじていた。
一方、高木書店の目と鼻の先に、優紀の兄の幼なじみで、大企業の社長令息にしてカリスマ美容師の香坂玲伊が〈リインカネーション〉という総合ビューティーサロンを経営していた。
玲伊は優紀より4歳年上の29歳。
優紀も、兄とともに玲伊と一緒に遊んだ幼なじみであった。
店が近いこともあり、玲伊はしょっちゅう、優紀の本屋に顔を出していた。
子供のころから、かっこよくて優しかった玲伊は、優紀の初恋の人。
その気持ちは今もまったく変わっていなかったが、しがない書店員の自分が、カリスマ美容師にして御曹司の彼に釣り合うはずがないと、その恋心に蓋をしていた。
そんなある日、優紀は玲伊に「自分の店に来て」言われる。
優紀が〈リインカネーション〉を訪れると、人気のファッション誌『KALEN』の編集者が待っていた。
そして「シンデレラ・プロジェクト」のモデルをしてほしいと依頼される。
「シンデレラ・プロジェクト」とは、玲伊の店の1周年記念の企画で、〈リインカネーション〉のすべての施設を使い、2~3カ月でモデルの女性を美しく変身させ、それを雑誌の連載記事として掲載するというもの。
優紀は固辞したが、玲伊の熱心な誘いに負け、最終的に引き受けることとなる。
はじめての経験に戸惑いながらも、超一流の施術に心が満たされていく優紀。
そして、玲伊への恋心はいっそう募ってゆく。
玲伊はとても優しいが、それは親友の妹だから。
そんな切ない気持ちを抱えていた。
プロジェクトがはじまり、ひと月が過ぎた。
書店の仕事と〈リインカネーション〉の施術という二重生活に慣れてきた矢先、大問題が発生する。
突然、編集部に上層部から横やりが入り、優紀は「シンデレラ・プロジェクト」のモデルを下ろされることになった。
残念に思いながらも、やはり夢でしかなかったのだとあきらめる優紀だったが、そんなとき、玲伊から呼び出しを受けて……
完)嫁いだつもりでしたがメイドに間違われています
オリハルコン陸
恋愛
嫁いだはずなのに、格好のせいか本気でメイドと勘違いされた貧乏令嬢。そのままうっかりメイドとして馴染んで、その生活を楽しみ始めてしまいます。
◇◇◇◇◇◇◇
「オマケのようでオマケじゃない〜」では、本編の小話や後日談というかたちでまだ語られてない部分を補完しています。
14回恋愛大賞奨励賞受賞しました!
これも読んでくださったり投票してくださった皆様のおかげです。
ありがとうございました!
ざっくりと見直し終わりました。完璧じゃないけど、とりあえずこれで。
この後本格的に手直し予定。(多分時間がかかります)
隠れ御曹司の愛に絡めとられて
海棠桔梗
恋愛
目が覚めたら、名前が何だったかさっぱり覚えていない男とベッドを共にしていた――
彼氏に浮気されて更になぜか自分の方が振られて「もう男なんていらない!」って思ってた矢先、強引に参加させられた合コンで出会った、やたら綺麗な顔の男。
古い雑居ビルの一室に住んでるくせに、持ってる腕時計は超高級品。
仕事は飲食店勤務――って、もしかしてホスト!?
チャラい男はお断り!
けれども彼の作る料理はどれも絶品で……
超大手商社 秘書課勤務
野村 亜矢(のむら あや)
29歳
特技:迷子
×
飲食店勤務(ホスト?)
名も知らぬ男
24歳
特技:家事?
「方向音痴・家事音痴の女」は「チャラいけれど家事は完璧な男」の愛に絡め取られて
もう逃げられない――
【完結】もう一度やり直したいんです〜すれ違い契約夫婦は異国で再スタートする〜
四片霞彩
恋愛
「貴女の残りの命を私に下さい。貴女の命を有益に使います」
度重なる上司からのパワーハラスメントに耐え切れなくなった日向小春(ひなたこはる)が橋の上から身投げしようとした時、止めてくれたのは弁護士の若佐楓(わかさかえで)だった。
事情を知った楓に会社を訴えるように勧められるが、裁判費用が無い事を理由に小春は裁判を断り、再び身を投げようとする。
しかし追いかけてきた楓に再度止められると、裁判を無償で引き受ける条件として、契約結婚を提案されたのだった。
楓は所属している事務所の所長から、孫娘との結婚を勧められて困っており、 それを断る為にも、一時的に結婚してくれる相手が必要であった。
その代わり、もし小春が相手役を引き受けてくれるなら、裁判に必要な費用を貰わずに、無償で引き受けるとも。
ただ死ぬくらいなら、最後くらい、誰かの役に立ってから死のうと考えた小春は、楓と契約結婚をする事になったのだった。
その後、楓の結婚は回避するが、小春が会社を訴えた裁判は敗訴し、退職を余儀なくされた。
敗訴した事をきっかけに、裁判を引き受けてくれた楓との仲がすれ違うようになり、やがて国際弁護士になる為、楓は一人でニューヨークに旅立ったのだった。
それから、3年が経ったある日。
日本にいた小春の元に、突然楓から離婚届が送られてくる。
「私は若佐先生の事を何も知らない」
このまま離婚していいのか悩んだ小春は、荷物をまとめると、ニューヨーク行きの飛行機に乗る。
目的を果たした後も、契約結婚を解消しなかった楓の真意を知る為にもーー。
❄︎
※他サイトにも掲載しています。
甘い婚約~王子様は婚約者を甘やかしたい~
モモ
恋愛
私の名前はバロッサ・ラン・ルーチェ今日はお父様とお母様に連れられて王家のお茶会に参加するのです。
とっても美味しいお菓子があるんですって
楽しみです
そして私の好きな物は家族、甘いお菓子、古い書物に新しい書物
お父様、お母様、お兄さん溺愛てなんですか?悪役令嬢てなんですか?
毎日優しい家族と沢山の書物に囲まれて自分らしいくのびのび生きてる令嬢と令嬢に一目惚れした王太子様の甘い溺愛の物語(予定)です
令嬢の勘違いは天然ボケに近いです
転生ものではなくただただ甘い恋愛小説です
初めて書いた物です
最後までお付き合いして頂けたら幸いです。
完結をいたしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる