上 下
15 / 109
第二章 人間とアンドロイドの「最期の一線」

第五話☆

しおりを挟む
 真生の唇がマリアの陰核を吸い上げると、膣口の方から愛液が滲み出る。
 それを舌先で弄ぶように舐め上げると、マリアが真生の頭を性器に押え付けた。
 マリアは仄かに腰を揺らしながら、貪欲に快楽を貪る。性器への愛撫を繰り返しながら、イキ狂うマリアを見上げた。
 整った美しい顔を涙でグチャグチャに濡らし、余裕なく嬌声交じりの吐息を漏らす。
 
 
 その表情と感じ方はAVなんかよりも、ずっとずっと卑猥だと真生は思えた。
 
 
「マリア、教えて………AIはイク時にどんな風に気持ち良いの??」
「あっあっあっ………!!!なんにも、かんがえ、られなくなるっ………!!あたまびりびりって、しびれて…………!!」
「……………人間みたいだね??もっと気持ちよくなろう??」
 
 
 ぐちゅっ、びちゃっ、と愛液と唾液が混ざる音が響く。その度にストッキングを履いたマリアの太ももが震え、細い指先がシーツをきつく握りしめる。
 真生は舌先でも、マリアの性器が痙攣するのを感じていた。
 感じると身体が仄かに湿るのも、まるで人間そのものだ。マリアの濡れた肌を撫でながら、真生は思う。
 確か以前博嗣にこのボディーの設計を聞いた。けれどアンドロイド本体の事に関しては、真生の想像の範疇を既に超えていた。
 真生は未だに構造に関してだけは良く解らない。マリアの方が詳しいとさえ真生は思う。
 
 
 湿った肌を撫で回しながら、凄い技術だと真生は感心を繰り返す。
 陰核を吸い上げながら、指で割れ目を撫で上げた。
 慌てたマリアが真生の手を制そうとするけれど、快楽に負けて身体をくねらせる。
 真生はマリアの膣口に指をねじ込み、反応する箇所を探り当てる。
 其処を指の腹で強く撫で回せば、尿道を模した排水機能から、ほんの少しだけ水が漏れた。
 
 
「あぁっ!!だめぇ!!ごしゅじんさまぁ!!もうむり!!もうだめですぅ!!!!」
「どうしたのマリア………イキ潮噴いてるみたいだよ?」
 
 
 指の動きに合わせて腰を乱し、マリアはボロボロと涙を流す。
 マリアの乱れ方を見ながら、マリアが観ていたであろうAVよりも、マリアの方がはしたない感じ方をしているに違いないと真生は思う。
 顔は涙でグチャグチャに濡らし、性器は人工愛液と漏れた水で濡れていた。
 久しぶりに出かける事で施してきたメイク崩れ、殆ど落ちてしまっている。それでもマリアはとても美しい儘だった。
 
 
「あっ、きもちぃ……きもちよくてらめぇ!!わけわかんなくなる!!ああっ!!いく、いく…………!!」
「…………気持ちいいなら良かった………今日はマリアのしたい事、したいんだ………」
 
 
 真生は感じるマリアの顔が好きだ。それが作り物だとしても、心の底から愛しくて仕方が無い。
 マリアに対する愛情は日々積み重なる。そのうち誤って唇から、愛しさが零れてしまうかもしれない。
 けれどそれを口に出す訳にはいかないと、真生は自分で自分の気持ちに枷を付けた。
 
 
「ああああああだめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!いきます!!!!!もうだめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
 
 
 大きく身体を跳ね上げたマリアが、排水機能から大きく水を噴き上げる。
 濡れたシーツの上でマリアは震えながら、荒い息で呼吸を繰り返す。
 真生はマリアの上に覆いかぶさり、唇に優しくキスをした。
 
 
「…………凄く、可愛いよマリア………」

 
 キスを繰り返しながら、胸に優しく愛撫をする。ピンク色の乳首を指で摘まんだ瞬間、マリアが甘える様に縋り付いた。
 
 
「あ………!!ごしゅじんさまといっしょに…………きもちよくなりたい…………。
ちんぽ、くわえさせてくださいっ…………!!マリアのくちとおまんこも、つかわれたい…………」 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。

矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。 女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。 取って付けたようなバレンタインネタあり。 カクヨムでも同内容で公開しています。

ねえ、私の本性を暴いてよ♡ オナニークラブで働く女子大生

花野りら
恋愛
オナニークラブとは、個室で男性客のオナニーを見てあげたり手コキする風俗店のひとつ。 女子大生がエッチなアルバイトをしているという背徳感! イケナイことをしている羞恥プレイからの過激なセックスシーンは必読♡

13歳女子は男友達のためヌードモデルになる

矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。

スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件

フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。 寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。 プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い? そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない! スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。

就職面接の感ドコロ!?

フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。 学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。 その業務ストレスのせいだろうか。 ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。

処理中です...