君の涙はしょっぱかった

彼の涙はしょっぱいのか？

私の彼がお探せしています。
私の彼は池袋で殺人事件を起こした犯人の彼女です。
この手記を残す頃彼がどういう判決をもらっているかわかりませんし
私もどうなっているかわかりませんがこの手記を皆さんに見られることを期待しながら綴っています。

私の修造は気に入ってるデリバリーヘルスに電話をし指名をしている、杏里さんを殺害しました、修造の話によると杏里さんからはNGを出され、杏里はお店を変えていたが、新しいお店を探し出し、事件当日さんを殺害したというのが事件概要になっており、バレるのが怖くなった修造は走って渋谷方面に逃げていた。
渋谷でもデリヘルを呼びイズミさんを包丁で滅多刺しにした、その後も逃げ修造は葛飾で身元を確保された。葛飾に行くまでも複数人切り裂いて葛飾で確保された、一般人も警察官も切り裂かれ重体になっていた。

修造は被害者様が書かれた「君の涙はしょっぱかった」を呼んで怒っていた、「杏里と付き合っているのは俺だと」面会室で叫び途中退場されるしまつだった。
今でも修造は杏里とつきあっていると思っている。

修造は今入っている拘置所から脱走を考えている、修造は外部の病院に護送されるときに社内の関係者を襲って脱走しようとしていた。
私には無理だと思っていたが用意周到に準備をすればできるということだった、兄は馬鹿なのかもしれない。

とある日私はテレビを見ていると速報が流れてた。
【拘置所から脱走】
私は兄ではなかろうがと思ったが3日後同じような速報が流れた。
【風俗嬢二人殺害犯、逃走】
私はこっちが兄なんだろと思った。

兄は私の所に戻ってくるだろうと思っていたが兄が私と所に戻ってくることもなかったが、兄も捕まることはなかった。兄はどこでなにをしているんだろう。

兄は三ヶ月後私の前に現れた、姿格好形を変えて、兄は大阪の西成で
整形をし、3ヶ月バレずに暮らしていたという。指紋もしっかり変えて違う人間となった。

修造と再会したのは私の家の前に修造が座っていて「みずき元気かっ？」と声を掛けられたが私は誰かわからんかったのでスルーして家に入ろうとしたが、腕をひっぱられ「修造だよ」という。
確かに兄の面影はあるが顔が変わっているのでいまいちわからなかった。
修造を家に迎え入れ、大阪での話を聞いた。

脱走してから大阪の知り合いのヤクザを頼りに整形をしてくれる先生を紹介してもらい、整形をしたという。

「整形費用はどうしたの？？」
習俗は捕まる後も捕まる前も仕事はほとんどしていなかったので
お金なんてあるはずがないし、整形するお金なんてあるわけがない。
「兄弟になるなら金出してやるって言われたから兄弟になった」
修造はドヤ顔でいうが兄弟の意味がわかってるのかなと心配になった。

私は兄の食べ物を買いに行くというのを口実に外に出て警察に電話をした。
「指名手配されている宗像修造、私の部屋にいます」
といい私は近くのコンビニへ行った。
10分後赤灯をならしたパトーカーが８台、コンビニから確認できるだけ、スーツの刑事ぽいのが１０人、私の部屋にはいあって兄貴に手錠をかけ部屋から出ていく。
コンビニを出てパトーカーに乗る兄は私を見つけ「今度お前を殺してやる」と」いいパトカーの乗り込んだ。

兄は判決の日涙を流して被害者に詫た。
「とんでもないことをした、ごめんなさい」とたっぷりの涙を流したが
兄の涙の味は気にならなかった。

兄の判決は死刑にはならなかった、無期懲役という刑になり、９年経てば出てくる可能性があると思われていた。

私も兄の極刑を望んでいた。兄が極刑にならないと刑務所出所後私は殺される、私は判決を聞いて怖くて涙がでた、口元に垂れてきた涙はしょっぱかった。