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第11章 成婚?
幸せのおすそわけ
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「君もルビオ王子の前では楽しそうだった。お似合いだな」
「あ、ありがとうございます」
ケビンが声をかけてくれて安心するアリサ。確かに、自分もルビオに一番暴言まがいのアドバイスを言っていたし、思い返せば素を出していた気がする。
(カップル二組に祝福してもらえて嬉しいな。
まさか私に恋人ができるなんて……)
今さっき想いが通じ合ったルビオを見上げると、ふと微笑まれ、心臓が跳ね上がる。
恋をしているリズムで、早く鼓動が打つ。
「プロポーズも成功したことだし、次は結婚式ね。
ルビオ王子なら、素敵な式が挙げられそう。
実は私も、プロポーズしてもらったの」
エマが嬉しそうに左手の薬指につけた指輪を見せながら笑った。
クレイが照れながら頷き、エマの肩を抱いている。
「あら、それはよかったです!」
ルビオとクレイは目配せをして、頭を下げたクレイにルビオが賞賛の拍手を送っている。
「えーエマいいなぁ、私も早く結婚したーい」
レイラが羨ましそうにエマの指輪を触りながら呟くので、彼氏のケビンが動揺する。
「え! ……レイラ、君さえよければ、俺と結婚しないか」
まさかレイラが結婚まで考えているとは思わなかったケビンは、幸せオーラに釣られて思わず自分もプロポーズしてしまう。
「ふふ、もちろん!」
「指輪も今度買いに行こう。プロポーズも、後日改めて正式にさせてくれ」
ほっとしたケビンがレイラの手を取り、二人は幸せそうに微笑み合う。
三組の成婚カップルが誕生し、アリサからも笑みがこぼれる。
なにせ、今目の前にいる三人は、プライドが高い・仕事が忙しい・女子に奥手な、こじらせ男子三人組だったのだから。
(ルビオ王子の気持ちは真剣だったし、私も彼のことが好きだってことに気がついた。
ケビンさんやクレイさん、こじらせ男子たち全員幸せになれてよかった!)
これからの六人の未来をを祝福するかのように、星も月も天高く輝いていた。
「あ、ありがとうございます」
ケビンが声をかけてくれて安心するアリサ。確かに、自分もルビオに一番暴言まがいのアドバイスを言っていたし、思い返せば素を出していた気がする。
(カップル二組に祝福してもらえて嬉しいな。
まさか私に恋人ができるなんて……)
今さっき想いが通じ合ったルビオを見上げると、ふと微笑まれ、心臓が跳ね上がる。
恋をしているリズムで、早く鼓動が打つ。
「プロポーズも成功したことだし、次は結婚式ね。
ルビオ王子なら、素敵な式が挙げられそう。
実は私も、プロポーズしてもらったの」
エマが嬉しそうに左手の薬指につけた指輪を見せながら笑った。
クレイが照れながら頷き、エマの肩を抱いている。
「あら、それはよかったです!」
ルビオとクレイは目配せをして、頭を下げたクレイにルビオが賞賛の拍手を送っている。
「えーエマいいなぁ、私も早く結婚したーい」
レイラが羨ましそうにエマの指輪を触りながら呟くので、彼氏のケビンが動揺する。
「え! ……レイラ、君さえよければ、俺と結婚しないか」
まさかレイラが結婚まで考えているとは思わなかったケビンは、幸せオーラに釣られて思わず自分もプロポーズしてしまう。
「ふふ、もちろん!」
「指輪も今度買いに行こう。プロポーズも、後日改めて正式にさせてくれ」
ほっとしたケビンがレイラの手を取り、二人は幸せそうに微笑み合う。
三組の成婚カップルが誕生し、アリサからも笑みがこぼれる。
なにせ、今目の前にいる三人は、プライドが高い・仕事が忙しい・女子に奥手な、こじらせ男子三人組だったのだから。
(ルビオ王子の気持ちは真剣だったし、私も彼のことが好きだってことに気がついた。
ケビンさんやクレイさん、こじらせ男子たち全員幸せになれてよかった!)
これからの六人の未来をを祝福するかのように、星も月も天高く輝いていた。
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