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第6話【歓迎】魔王軍は誰でもウェルカム
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礼拝堂の一室でくつろいでると廊下が騒がしい。扉を開けて様子を見る。
「シスター、礼拝堂の入り口に歓迎の垂れ幕を飾りたいと思います」
修道女見習いの子たちが忙しく何やら作業をしている。
「あら良いわね。天井に固定する時は気をつけて、私はわからないからみんなで協力してね」
「はい、シスター」
『魔王軍へようこそ アズラエル様 カグヤ様』
垂れ幕を見るに私達の歓迎会をしてくれるらしい。
「あ、魔女様、天使様、今歓迎会の準備をしてますので少しお待ちください。魔王軍の女幹部を集めてパーッと行きましょう」
「魔王軍って女性も結構多い?」
「世界の半分は女性ですから魔王軍幹部も半分は女性です。魔女様と天使様のことを紹介しましょう」
魔王軍では女性の活躍が進んでいるらしい、同年代の男性とあまり話すことのない私には女性の同僚が多いのは助かる。
その時子供が部屋にやってきた。
「これはなんの騒ぎだ」
「おや、その声は魔王様。不信心者の魔王様が礼拝堂にいらっしゃるとはお珍しい。何を祈るつもりですか? 地におわします死神様は平等に死をお与えになる公平なるお方、魔族を統べる魔王様と言えど死は運命なのです。悔い改めてください」
あれが魔王…。小学校低学年の男の子みたいだ。
「悪魔神父のヴィラニアに言われたんだ。またシスターダレンが滅茶苦茶なことをしてるとな。誰が宴会を許可した。余は許可した覚えはないけど」
「あの人ったら魔王様に余計なことを。宴会? いーえ、歓迎会です。この私、死霊の修道女ダレンが全てを許可しました。私の友人の歓迎会に魔王様の許可をいちいち貰う必要がありませんからね」
「この馬鹿騒ぎを今すぐやめよ」
「馬鹿騒ぎとは何ですか! 天使様と魔女様の歓迎会なので少々羽目を外してもいいでしょう。それをご自分が参加できないからと中止に追い込むだなんて、そういうのを権力による嫌がらせというのですよ。破門して魔王領中に知らせて廃位に追い込んであげましょうか?」
「そ、そういう君が教会の権力を振りかざしているではないか。そういうのはよくないと思うぞ」
「とにかく魔王様は男性ですので男子禁制の女子修道院から出ていってください。天使様と魔女様との面会は後ほど時間を取りますので」
「魔王城の礼拝堂がいつから女子修道院になったというのだ。まあ良い、後から彼女たちを玉座まで必ず連れてくるように」
「はいはい、わかりましたー」
修道女は心底めんどくさそうに魔王へ返事をした。
「ふむ、どうやら地図にも載っていない蛮国から来たには違いない。珍妙ななりだ」
学校の制服を珍妙ななりだとか、野蛮人扱いとか失礼な人だなあ、と思ったが口にはしなかった。
「カグヤ、ここは啓蒙レベルが中世初期頃の暗黒時代の世界ですからこらえてください」
「お、思ってないから!」
天使に心を読まれた。いや、そこまでは思ってなかったが。
「その堕天使が何か侮辱の言葉を吐いたようだが」
「魔王様がいじわる言うからです。もう良いですから出ていってください」
「良いか、必ず連れてくるんだぞ」
魔王はそう言い残して出ていった。
「ふぅー。まったくうちの魔王様はいっつもうるさくて困ります。死の代弁者たる死霊教会のやり方に口を出すとか魔族を統べる闇の絶対支配者の分際で魔王様は何を言ってるのでしょうね」
宗教団体の人達の権力が王様の権力と同等なぐらい強いみたい。異世界は複雑怪奇だ。
「それにしても魔王さんって随分お若いんですね」
「今の魔王様はお若くして王位を継承されました。まあ、まだまだ子供ですよ」
ガチャッ。扉が開き魔王くんがまた来た。
「聞こえてるぞ! 誰が子供だ!」
「ちょっと魔王様、大人の男性は勝手に女性の部屋に入らないものですよ。乙女の会話を盗み聞きしないでください」
「余は太陽暦で数えれば6万年を生きてきた」
「魔力年齢で測ったなら6歳じゃないですか。ちっとも身長伸びませんし。好き嫌いしないでちゃんとご飯食べてます?」
「た、食べてるぞ! 身長はこれから伸びるに決まってるし……。 いや、そんなことはどうでも良いから後でふたりとも連れてこい」
「じゃあ魔王くん後でね」
「子供扱いするな! 余のことを呼ぶときは全治全能の偉大なる魔王様と呼べ」
「うちの魔王様のことは好きに呼んでかまいませんよ」
「うん、わかった」
「聞け! まったくしゃくにさわる部下共だ!」
魔王くんはバタンッっと乱暴に扉を閉めて出ていった。ちょっと可愛いかも。
「ところで魔女様と天使様はおいくつでしたっけ。ちなみに私は16歳で死んで死霊の修道女の誓願を立てましたので永久に16歳のままです」
「実は私も15歳で死んじゃって。それでアズラエルに転生させてもらってこの世界に」
「あらー、私達似た境遇ですね。これは恋愛を司る死の天使様の黒い鎖で結ばれた運命の出会いなのでしょうか」
「アズラエルは恋愛も司ってたの?」
「司ってません。私は古太陽暦で数えれば1400年の間存在し続けてきました」
「ア、アズラエルさんは凄い年上だったんですね。色々と失礼しました……」
私より身長低いから年下だと思ってたけど凄い年長者だった。思わず敬語になる。
「別に畏まる必要はありませんよ。何年生きていたかで人や天使の価値は決まるものではありませんから」
「天使様の魔力年齢に基づくと14歳ぐらいですね。どうか幼いうちの魔王様にご指導お願いします」
「なんだ14歳か、中学生じゃん。可愛い可愛い」
やっぱりアズラエルは私より年下みたいだ。
「撫でるのをやめてください。もう一度言いますが人や天使の価値は年齢で決まるわけではありません。シスター、本当ですか? 私の魔力年齢が14歳とは」
「え、ええ、間違いないはずですが……。ああ、いえ、やっぱりよく見たら魔女様と同じ15歳ぐらいかなぁ……?」
シスターは優しいなあ。
「ほら、カグヤと同じです」
「はいはい。それにしてもシスターは魔力を見て年齢当てられるとか凄いなあ」
「フフフ、そうですか?」
「シスターは気を読めるようです」
「よろしければそのスキルをお教えしましょうか」
シスターからスキルを学ぶことになった。
「シスター、礼拝堂の入り口に歓迎の垂れ幕を飾りたいと思います」
修道女見習いの子たちが忙しく何やら作業をしている。
「あら良いわね。天井に固定する時は気をつけて、私はわからないからみんなで協力してね」
「はい、シスター」
『魔王軍へようこそ アズラエル様 カグヤ様』
垂れ幕を見るに私達の歓迎会をしてくれるらしい。
「あ、魔女様、天使様、今歓迎会の準備をしてますので少しお待ちください。魔王軍の女幹部を集めてパーッと行きましょう」
「魔王軍って女性も結構多い?」
「世界の半分は女性ですから魔王軍幹部も半分は女性です。魔女様と天使様のことを紹介しましょう」
魔王軍では女性の活躍が進んでいるらしい、同年代の男性とあまり話すことのない私には女性の同僚が多いのは助かる。
その時子供が部屋にやってきた。
「これはなんの騒ぎだ」
「おや、その声は魔王様。不信心者の魔王様が礼拝堂にいらっしゃるとはお珍しい。何を祈るつもりですか? 地におわします死神様は平等に死をお与えになる公平なるお方、魔族を統べる魔王様と言えど死は運命なのです。悔い改めてください」
あれが魔王…。小学校低学年の男の子みたいだ。
「悪魔神父のヴィラニアに言われたんだ。またシスターダレンが滅茶苦茶なことをしてるとな。誰が宴会を許可した。余は許可した覚えはないけど」
「あの人ったら魔王様に余計なことを。宴会? いーえ、歓迎会です。この私、死霊の修道女ダレンが全てを許可しました。私の友人の歓迎会に魔王様の許可をいちいち貰う必要がありませんからね」
「この馬鹿騒ぎを今すぐやめよ」
「馬鹿騒ぎとは何ですか! 天使様と魔女様の歓迎会なので少々羽目を外してもいいでしょう。それをご自分が参加できないからと中止に追い込むだなんて、そういうのを権力による嫌がらせというのですよ。破門して魔王領中に知らせて廃位に追い込んであげましょうか?」
「そ、そういう君が教会の権力を振りかざしているではないか。そういうのはよくないと思うぞ」
「とにかく魔王様は男性ですので男子禁制の女子修道院から出ていってください。天使様と魔女様との面会は後ほど時間を取りますので」
「魔王城の礼拝堂がいつから女子修道院になったというのだ。まあ良い、後から彼女たちを玉座まで必ず連れてくるように」
「はいはい、わかりましたー」
修道女は心底めんどくさそうに魔王へ返事をした。
「ふむ、どうやら地図にも載っていない蛮国から来たには違いない。珍妙ななりだ」
学校の制服を珍妙ななりだとか、野蛮人扱いとか失礼な人だなあ、と思ったが口にはしなかった。
「カグヤ、ここは啓蒙レベルが中世初期頃の暗黒時代の世界ですからこらえてください」
「お、思ってないから!」
天使に心を読まれた。いや、そこまでは思ってなかったが。
「その堕天使が何か侮辱の言葉を吐いたようだが」
「魔王様がいじわる言うからです。もう良いですから出ていってください」
「良いか、必ず連れてくるんだぞ」
魔王はそう言い残して出ていった。
「ふぅー。まったくうちの魔王様はいっつもうるさくて困ります。死の代弁者たる死霊教会のやり方に口を出すとか魔族を統べる闇の絶対支配者の分際で魔王様は何を言ってるのでしょうね」
宗教団体の人達の権力が王様の権力と同等なぐらい強いみたい。異世界は複雑怪奇だ。
「それにしても魔王さんって随分お若いんですね」
「今の魔王様はお若くして王位を継承されました。まあ、まだまだ子供ですよ」
ガチャッ。扉が開き魔王くんがまた来た。
「聞こえてるぞ! 誰が子供だ!」
「ちょっと魔王様、大人の男性は勝手に女性の部屋に入らないものですよ。乙女の会話を盗み聞きしないでください」
「余は太陽暦で数えれば6万年を生きてきた」
「魔力年齢で測ったなら6歳じゃないですか。ちっとも身長伸びませんし。好き嫌いしないでちゃんとご飯食べてます?」
「た、食べてるぞ! 身長はこれから伸びるに決まってるし……。 いや、そんなことはどうでも良いから後でふたりとも連れてこい」
「じゃあ魔王くん後でね」
「子供扱いするな! 余のことを呼ぶときは全治全能の偉大なる魔王様と呼べ」
「うちの魔王様のことは好きに呼んでかまいませんよ」
「うん、わかった」
「聞け! まったくしゃくにさわる部下共だ!」
魔王くんはバタンッっと乱暴に扉を閉めて出ていった。ちょっと可愛いかも。
「ところで魔女様と天使様はおいくつでしたっけ。ちなみに私は16歳で死んで死霊の修道女の誓願を立てましたので永久に16歳のままです」
「実は私も15歳で死んじゃって。それでアズラエルに転生させてもらってこの世界に」
「あらー、私達似た境遇ですね。これは恋愛を司る死の天使様の黒い鎖で結ばれた運命の出会いなのでしょうか」
「アズラエルは恋愛も司ってたの?」
「司ってません。私は古太陽暦で数えれば1400年の間存在し続けてきました」
「ア、アズラエルさんは凄い年上だったんですね。色々と失礼しました……」
私より身長低いから年下だと思ってたけど凄い年長者だった。思わず敬語になる。
「別に畏まる必要はありませんよ。何年生きていたかで人や天使の価値は決まるものではありませんから」
「天使様の魔力年齢に基づくと14歳ぐらいですね。どうか幼いうちの魔王様にご指導お願いします」
「なんだ14歳か、中学生じゃん。可愛い可愛い」
やっぱりアズラエルは私より年下みたいだ。
「撫でるのをやめてください。もう一度言いますが人や天使の価値は年齢で決まるわけではありません。シスター、本当ですか? 私の魔力年齢が14歳とは」
「え、ええ、間違いないはずですが……。ああ、いえ、やっぱりよく見たら魔女様と同じ15歳ぐらいかなぁ……?」
シスターは優しいなあ。
「ほら、カグヤと同じです」
「はいはい。それにしてもシスターは魔力を見て年齢当てられるとか凄いなあ」
「フフフ、そうですか?」
「シスターは気を読めるようです」
「よろしければそのスキルをお教えしましょうか」
シスターからスキルを学ぶことになった。
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