5 / 24
第一章《少女と槍星の邂逅》
1-5《鉱山都市》
しおりを挟む
ガタガタガタガタ…
「うーん…お尻の部分が痛い…」
「はは…そこはもう慣れろ、しか言いようがないな」
澄んだ風によって靡く草。それが見渡す限り一面に広がる草原である。そしてガタガタと舗装もされていない道を、一頭の馬が引く馬車に乗っているソフィアとダグラス。
当然舗装もされていない道はところどころに石などが落ちており、振動が多少なりともすのだがまだこれはマシな方だと言えるだろう。
だがソフィアは、馬車に乗るのが初めてなのでこの揺れには耐性が無いようである。謎の青年から馬車に乗せられたらしいが、その時はソフィア自身の意識が無かったため、馬車に乗ることを感じたのは今回が初だ。
ソフィアの愚痴を聞いて苦笑しながら話すダグラス。
一見してみれば旅をしている親子にしか見えない…いや実際親子なのだが、二人にはとある目的があって今この道を進んでいるのだ。
「この先の街の隅に俺の別荘があるんだ。それまで我慢しろ」
「はーい…」
メルアリード王国の王都メルランから西に進むと着く街がエステルという街だ。
エステルの近くにはエステリア鉱山やガルド鉱山などがあり、数多くの鉱山に囲まれていることから鍛治士にうってつけの街となっている。
また、鉱山都市とも言われており数多くの有名な鍛治士を輩出しており、《匠》の称号を得ている者もいる程だ。
そしてダグラス達がエステルに来たのはその環境である。
エステルにはダグラスが所有している別荘があり、領の中でも辺境と言えるほど隅にある。
住宅街にも貴族街にも離れて一軒だけポツンと建つその別荘は、周りに障害となるものも何もないので全力で修行が出来るのだとか。
そして一部の鉱山では魔物の巣となっている所もあり、実戦訓練も出来るのだ。そうは言ってもソフィアはその件に対しては一切乗り気ではなかったが…
「ソフィアは確か十歳だったっけか?成人の十五歳までに俺が最強の槍士にしてやるよ!」
そう笑いながら言った言葉にソフィアは目を輝かせてダグラスを見つめていた。
やがてダグラスは目の前のものを指で指しながら口を開いた。
「おっ!見ろソフィア!あれが鉱山都市エステルだ!」
ダグラスの指差した方向にソフィアも前を
振り向くと、そこには巨大な城壁があり街全体を囲っているのが分かる。
大きさ自体はメルランよりは小さいが、流石鉱山都市とも言うべきか壁の造りはとても立派で精巧である。
「凄い…」
思わず感嘆の声を漏らすソフィア。一方でダグラスはそうだろうそうだろうと、まるで自分のように頷いていた。
――――――――――
「わぁ……!」
鉱山都市エステルを前にして、ソフィアはまたも感嘆の声を漏らさずにはいられなかった。
「相変わらずこの街はうるさいな!!」
流石に鉱山都市ということもあって武器屋などの工房から鳴る鉄の音が凄まじい。
「それにしても父さんはまた驚かれてたね?」
「そりゃあな…まぁ俺も多少は有名だからな」
「へぇ…」
―――まぁ…多分俺のこともあるだろうがソフィアもソフィアでアレなんだよな…
当然《槍星》の名で知られているダグラスの事を知らない人はいないだろう。だが、城壁の門前の兵士はダグラスの隣にいた少女を見て口を開けたまま固まっていたのだ。
本人には自覚はないようだが、その美貌と十歳の出す雰囲気ではない儚さを持ち合わせているのだ。
誰しも横を通ったら思わず振り返ってしまうだろう。
「よし、まず俺の別荘まで行くか。多少時間かかるが腹は減っているか?」
「ううん、大丈夫。それより早く父さんのべっそう…?行ってみたいかも!!」
「ははは、そうかそうか」
そんな二人の会話の様子を街行く人々は微笑ましげに見ていた。
――――――――――
門前から歩いて30分ほど。
ソフィアとダグラスは目の前の建物の前で立ち止まっている。
「わぁ…!!おっきい!!!」
大きな建物を前にソフィアは本日3度目の感嘆の声を漏らした。
「いやぁ…ここに来るのも5年振りといったところか…全く変わってねぇな…」
ダグラスは5年振りに来ても全く変わっていないその姿を見て苦笑していた。
「さて…取り敢えず中に入るとするか」
「はーい!」
そんな元気な姿を見せるソフィアに、笑みが漏れてしまうダグラスだった。
――――――――――
「わぁ!!何もないよ!!」
「あぁ…そうだな…」
「…?父さんどうしたの?どこか痛いの?」
「あ、ああいや…気にすんな!こっちのことだ」
ソフィアに悪気はないが、自分の第二の家でもある別荘に対して『何も無い』発言に地味に傷ついたダグラス。だがソフィアは悪くない。何も置かないダグラスが悪いのだ…
―――昔は特訓以外に目的が無かったから何も必要としなかったが…そうだ、今回はソフィアもいるんだ。さて、どうしたものか…
自分の失態を見誤り、ダグラスはひたすらに悩んでいると、
―――バアァァァン!!
と、扉から大きな音を立てて女性が飛び出してきた。
「ダグぅぅぅぅぅぅ!!なんとなくそんな感じはしたけどあんたソフィと一緒にいといて槍しか持ってきて無いってどう言うことなのぉぉぉ!!!」
飛び出して来た女性はメルランで別れた筈の金髪青目の女性―――セレナであった。
「いや、それは俺もちょっと―――ってなんでお前がこんなところにいるんだよ!?」
「アレ使って来ちゃった♪」
「『来ちゃった♪』じゃねぇよ!!アレはマジで心臓に悪いからやめてくれ…」
何が起きたのか分からずに困惑しているソフィアにダグラス達は気づき、慌てて話を逸らす。
「あ…あ~…いや、なんでもないんだ!」
「そ、そうそう!こっちの話よ!」
「そ、そうなんだ…」
何処か腑に落ちない様子のソフィアであったが、それよりも気になる事があったのでその事を一旦放っておくことにした。
「ところで…なんでセレナ姉さんがここにいるの…?」
単純に疑問に思った事をセレナに尋ねると彼女は苦笑しながら、
「あ~…見送った後に気づいたのよね…そういえばダグは生活感が全く無いって。幾らダグが戦闘バカだからってソフィも一緒にいるのにあの何も無い家じゃ流石にねぇ…」
と、セレナがダグラスを呆れたような目でチラっと見ると本人はうっ、と唸っていた。
思わず溜息を吐かずにはいられないセレナであった。
「うーん…お尻の部分が痛い…」
「はは…そこはもう慣れろ、しか言いようがないな」
澄んだ風によって靡く草。それが見渡す限り一面に広がる草原である。そしてガタガタと舗装もされていない道を、一頭の馬が引く馬車に乗っているソフィアとダグラス。
当然舗装もされていない道はところどころに石などが落ちており、振動が多少なりともすのだがまだこれはマシな方だと言えるだろう。
だがソフィアは、馬車に乗るのが初めてなのでこの揺れには耐性が無いようである。謎の青年から馬車に乗せられたらしいが、その時はソフィア自身の意識が無かったため、馬車に乗ることを感じたのは今回が初だ。
ソフィアの愚痴を聞いて苦笑しながら話すダグラス。
一見してみれば旅をしている親子にしか見えない…いや実際親子なのだが、二人にはとある目的があって今この道を進んでいるのだ。
「この先の街の隅に俺の別荘があるんだ。それまで我慢しろ」
「はーい…」
メルアリード王国の王都メルランから西に進むと着く街がエステルという街だ。
エステルの近くにはエステリア鉱山やガルド鉱山などがあり、数多くの鉱山に囲まれていることから鍛治士にうってつけの街となっている。
また、鉱山都市とも言われており数多くの有名な鍛治士を輩出しており、《匠》の称号を得ている者もいる程だ。
そしてダグラス達がエステルに来たのはその環境である。
エステルにはダグラスが所有している別荘があり、領の中でも辺境と言えるほど隅にある。
住宅街にも貴族街にも離れて一軒だけポツンと建つその別荘は、周りに障害となるものも何もないので全力で修行が出来るのだとか。
そして一部の鉱山では魔物の巣となっている所もあり、実戦訓練も出来るのだ。そうは言ってもソフィアはその件に対しては一切乗り気ではなかったが…
「ソフィアは確か十歳だったっけか?成人の十五歳までに俺が最強の槍士にしてやるよ!」
そう笑いながら言った言葉にソフィアは目を輝かせてダグラスを見つめていた。
やがてダグラスは目の前のものを指で指しながら口を開いた。
「おっ!見ろソフィア!あれが鉱山都市エステルだ!」
ダグラスの指差した方向にソフィアも前を
振り向くと、そこには巨大な城壁があり街全体を囲っているのが分かる。
大きさ自体はメルランよりは小さいが、流石鉱山都市とも言うべきか壁の造りはとても立派で精巧である。
「凄い…」
思わず感嘆の声を漏らすソフィア。一方でダグラスはそうだろうそうだろうと、まるで自分のように頷いていた。
――――――――――
「わぁ……!」
鉱山都市エステルを前にして、ソフィアはまたも感嘆の声を漏らさずにはいられなかった。
「相変わらずこの街はうるさいな!!」
流石に鉱山都市ということもあって武器屋などの工房から鳴る鉄の音が凄まじい。
「それにしても父さんはまた驚かれてたね?」
「そりゃあな…まぁ俺も多少は有名だからな」
「へぇ…」
―――まぁ…多分俺のこともあるだろうがソフィアもソフィアでアレなんだよな…
当然《槍星》の名で知られているダグラスの事を知らない人はいないだろう。だが、城壁の門前の兵士はダグラスの隣にいた少女を見て口を開けたまま固まっていたのだ。
本人には自覚はないようだが、その美貌と十歳の出す雰囲気ではない儚さを持ち合わせているのだ。
誰しも横を通ったら思わず振り返ってしまうだろう。
「よし、まず俺の別荘まで行くか。多少時間かかるが腹は減っているか?」
「ううん、大丈夫。それより早く父さんのべっそう…?行ってみたいかも!!」
「ははは、そうかそうか」
そんな二人の会話の様子を街行く人々は微笑ましげに見ていた。
――――――――――
門前から歩いて30分ほど。
ソフィアとダグラスは目の前の建物の前で立ち止まっている。
「わぁ…!!おっきい!!!」
大きな建物を前にソフィアは本日3度目の感嘆の声を漏らした。
「いやぁ…ここに来るのも5年振りといったところか…全く変わってねぇな…」
ダグラスは5年振りに来ても全く変わっていないその姿を見て苦笑していた。
「さて…取り敢えず中に入るとするか」
「はーい!」
そんな元気な姿を見せるソフィアに、笑みが漏れてしまうダグラスだった。
――――――――――
「わぁ!!何もないよ!!」
「あぁ…そうだな…」
「…?父さんどうしたの?どこか痛いの?」
「あ、ああいや…気にすんな!こっちのことだ」
ソフィアに悪気はないが、自分の第二の家でもある別荘に対して『何も無い』発言に地味に傷ついたダグラス。だがソフィアは悪くない。何も置かないダグラスが悪いのだ…
―――昔は特訓以外に目的が無かったから何も必要としなかったが…そうだ、今回はソフィアもいるんだ。さて、どうしたものか…
自分の失態を見誤り、ダグラスはひたすらに悩んでいると、
―――バアァァァン!!
と、扉から大きな音を立てて女性が飛び出してきた。
「ダグぅぅぅぅぅぅ!!なんとなくそんな感じはしたけどあんたソフィと一緒にいといて槍しか持ってきて無いってどう言うことなのぉぉぉ!!!」
飛び出して来た女性はメルランで別れた筈の金髪青目の女性―――セレナであった。
「いや、それは俺もちょっと―――ってなんでお前がこんなところにいるんだよ!?」
「アレ使って来ちゃった♪」
「『来ちゃった♪』じゃねぇよ!!アレはマジで心臓に悪いからやめてくれ…」
何が起きたのか分からずに困惑しているソフィアにダグラス達は気づき、慌てて話を逸らす。
「あ…あ~…いや、なんでもないんだ!」
「そ、そうそう!こっちの話よ!」
「そ、そうなんだ…」
何処か腑に落ちない様子のソフィアであったが、それよりも気になる事があったのでその事を一旦放っておくことにした。
「ところで…なんでセレナ姉さんがここにいるの…?」
単純に疑問に思った事をセレナに尋ねると彼女は苦笑しながら、
「あ~…見送った後に気づいたのよね…そういえばダグは生活感が全く無いって。幾らダグが戦闘バカだからってソフィも一緒にいるのにあの何も無い家じゃ流石にねぇ…」
と、セレナがダグラスを呆れたような目でチラっと見ると本人はうっ、と唸っていた。
思わず溜息を吐かずにはいられないセレナであった。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
【完結160万pt】王太子妃に決定している公爵令嬢の婚約者はまだ決まっておりません。王位継承権放棄を狙う王子はついでに側近を叩き直したい
宇水涼麻
恋愛
ピンク髪ピンク瞳の少女が王城の食堂で叫んだ。
「エーティル様っ! ラオルド様の自由にしてあげてくださいっ!」
呼び止められたエーティルは未来の王太子妃に決定している公爵令嬢である。
王太子と王太子妃となる令嬢の婚約は簡単に解消できるとは思えないが、エーティルはラオルドと婚姻しないことを軽く了承する。
その意味することとは?
慌てて現れたラオルド第一王子との関係は?
なぜこのような状況になったのだろうか?
ご指摘いただき一部変更いたしました。
みなさまのご指摘、誤字脱字修正で読みやすい小説になっていっております。
今後ともよろしくお願いします。
たくさんのお気に入り嬉しいです!
大変励みになります。
ありがとうございます。
おかげさまで160万pt達成!
↓これよりネタバレあらすじ
第一王子の婚約解消を高らかに願い出たピンクさんはムーガの部下であった。
親類から王太子になることを強要され辟易しているが非情になれないラオルドにエーティルとムーガが手を差し伸べて王太子権放棄をするために仕組んだのだ。
ただの作戦だと思っていたムーガであったがいつの間にかラオルドとピンクさんは心を通わせていた。
ゆったりおじさんの魔導具作り~召喚に巻き込んどいて王国を救え? 勇者に言えよ!~
ぬこまる
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれ異世界の食堂と道具屋で働くおじさん・ヤマザキは、武装したお姫様ハニィとともに、腐敗する王国の統治をすることとなる。
ゆったり魔導具作り! 悪者をざまぁ!! 可愛い女の子たちとのラブコメ♡ でおくる痛快感動ファンタジー爆誕!!
※表紙・挿絵の画像はAI生成ツールを使用して作成したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる