50 / 64
わらわの名前はサラティじゃ〜 (サラティ)
しおりを挟む
わらわは花々が咲き誇る庭園前で、側仕えのメイド達に宣言したのじゃ。
「皆の者! わらわは好きになってしまったのじゃ。出逢ってしまったのじゃ。運命の方にの。わらわの幸せを皆で祝おうではないか」
大好きなお姉様が、お嫁様になって隣国の王太子フレドリック様と御成婚なられて早2年。
お姉様に、どうしても逢いとうなってのう。わらわはお父上様にお願いして、此方の国の学園に特別短期留学という形で、先週から王宮にお部屋を一つ頂いたのじゃが。
1人、散歩をしていて迷子になってしまったわらわを優しく微笑んで、皆の場所迄送り届けてくれたあのお方! わらわの運命のお方に違いない! わらわは、直ぐに調べたのじゃ!
そしたらのう、あのお方はある高貴な血筋のお方でのう、今は騎士団の特別教官として、騎士達を教えておるらしいのじゃ
なんて、わらわの理想なんじゃろう。黒髪黒瞳ワイルド精悍好ましいのう。この出会いを運命と言わんとして何が運命なのじゃ
早速、お父上様に御報告して、わらわと婚姻関係を結んで貰う。わらわも20歳じゃからな、お父上様も良い人がおればと、言っておった。ここにおったではないか! わらわのこの、醸し出す魅力で直ぐにでも落として見せるからのう~
お父上様には、今夜にもお手紙をお出しして、先ずはお姉様に御報告じゃな! ルンルンじゃ~ 早速お姉様~……嫌、お姉様は今お腹にお子がおる身じゃ! 安静第一じゃからな、わらわの事で煩わせるのは駄目じゃから、成婚が決まってからお知らせしようかのぉ!
「よし! 皆の者、わらわは騎士団に見学に行くのじゃ。皆も着いて来い。あのお方からの、プロポーズはなんじゃろうなぁ~ 楽しみじゃなぁ」
「皆の者! わらわは好きになってしまったのじゃ。出逢ってしまったのじゃ。運命の方にの。わらわの幸せを皆で祝おうではないか」
大好きなお姉様が、お嫁様になって隣国の王太子フレドリック様と御成婚なられて早2年。
お姉様に、どうしても逢いとうなってのう。わらわはお父上様にお願いして、此方の国の学園に特別短期留学という形で、先週から王宮にお部屋を一つ頂いたのじゃが。
1人、散歩をしていて迷子になってしまったわらわを優しく微笑んで、皆の場所迄送り届けてくれたあのお方! わらわの運命のお方に違いない! わらわは、直ぐに調べたのじゃ!
そしたらのう、あのお方はある高貴な血筋のお方でのう、今は騎士団の特別教官として、騎士達を教えておるらしいのじゃ
なんて、わらわの理想なんじゃろう。黒髪黒瞳ワイルド精悍好ましいのう。この出会いを運命と言わんとして何が運命なのじゃ
早速、お父上様に御報告して、わらわと婚姻関係を結んで貰う。わらわも20歳じゃからな、お父上様も良い人がおればと、言っておった。ここにおったではないか! わらわのこの、醸し出す魅力で直ぐにでも落として見せるからのう~
お父上様には、今夜にもお手紙をお出しして、先ずはお姉様に御報告じゃな! ルンルンじゃ~ 早速お姉様~……嫌、お姉様は今お腹にお子がおる身じゃ! 安静第一じゃからな、わらわの事で煩わせるのは駄目じゃから、成婚が決まってからお知らせしようかのぉ!
「よし! 皆の者、わらわは騎士団に見学に行くのじゃ。皆も着いて来い。あのお方からの、プロポーズはなんじゃろうなぁ~ 楽しみじゃなぁ」
1
お気に入りに追加
972
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
前世は大聖女でした。今世では普通の令嬢として泣き虫騎士と幸せな結婚をしたい!
月(ユエ)/久瀬まりか
ファンタジー
伯爵令嬢アイリス・ホールデンには前世の記憶があった。ロラン王国伝説の大聖女、アデリンだった記憶が。三歳の時にそれを思い出して以来、聖女のオーラを消して生きることに全力を注いでいた。だって、聖女だとバレたら恋も出来ない一生を再び送ることになるんだもの!
一目惚れしたエドガーと婚約を取り付け、あとは来年結婚式を挙げるだけ。そんな時、魔物討伐に出発するエドガーに加護を与えたことから聖女だということがバレてしまい、、、。
今度こそキスから先を知りたいアイリスの願いは叶うのだろうか?
※第14回ファンタジー大賞エントリー中。投票、よろしくお願いいたします!!
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】婚約破棄寸前の悪役令嬢に転生したはずなのに!?
もふきゅな
恋愛
現代日本の普通一般人だった主人公は、突然異世界の豪華なベッドで目を覚ます。鏡に映るのは見たこともない美しい少女、アリシア・フォン・ルーベンス。悪役令嬢として知られるアリシアは、王子レオンハルトとの婚約破棄寸前にあるという。彼女は、王子の恋人に嫌がらせをしたとされていた。
王子との初対面で冷たく婚約破棄を告げられるが、美咲はアリシアとして無実を訴える。彼女の誠実な態度に次第に心を開くレオンハルト
悪役令嬢としてのレッテルを払拭し、彼と共に幸せな日々を歩もうと試みるアリシア。
魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!
蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」
「「……は?」」
どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。
しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。
前世での最期の記憶から、男性が苦手。
初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。
リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。
当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。
おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……?
攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。
ファンタジー要素も多めです。
※なろう様にも掲載中
※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる