18 / 42
ルナの探索者日誌① ルナと雛鳥達のカルテット
18
しおりを挟む
探索者は金が掛かる。
それは階級が上がるにつれ、経験と知識を身に付け新たな未知へと挑まんとすればする程に顕著に表れる。
小走りで近寄って来たふくよかな身体の持ち主はサッと財布から名刺を取り出すと、レームに丁寧に手渡した。
「先ずはこちらを。お初にお目に掛かります。私ログワーズレアール支店の支店長を務めさせて頂いておりますパンプキン・エッグと申します。おやっ? 僭越ながらレーム様はコミュについてあまり詳しくはないご様子。宜しければ私めがご説明させて頂ければと存じます」
食い気味に説明を始めるレームは完全に一歩引いてたじたじとなってしまう。
「先ずは重要なのはその普及度でしょう。今や大陸中の探索者様への普及率は八割にも及び、黒級以上の探索者様にはなんと驚異の十割の普及率で御座います。いつ何処にいても、全てではないですが確認されている半分以上の迷宮の環境化でも連絡が取れるという事は、如何なる状況に置いても大きなアドバンテージとなる事でしょう。レーム様にお聞きしますが、もし迷宮で遭難し身の危険が迫ったとします。貴方には今傷薬も食料もなく奇跡的に通りかかる探索者を待つしかない状況化に陥ったとしましょう。当然助けを求める筈です。ええ、ですがそこにこのコミュがあればどう思われますか?」
---------
結果としてルナは念願のコミュを手に入れ、レームはパンプキンに奥の部屋へ招待された為、レームとは一緒に行かず合流の約束をして一度別れた。
「あのっすみません......こういうのってありますか?」
ルナにはどうしても欲しい物があり、こっそりと案内してくれた女性に聞く。
「はい、御座いますよ。此方へどうぞ」
「何か買うの?」
「にししし。後のお楽しみだよ!」
「あら、気になるじゃない。じゃあ私達もちょっと買い物があるから後でね」
トライデントの三人は買い物を終え店を出ると。「おまたせ!」とルナが大きな買い物袋をギュッと大事そうに抱えて外に出る。
「ルナはこれからどうするんだ?」
リガルに聞かれ特に決めていなかったルナは「んーどうしようかな?」と戸惑う。
「良かったらこれからギルドに教習を受けに行くんだけど一緒に行かないか?」
リガルの提案はルナにとっても願ってもないものだった。
「行きたい! 一緒に連れてって」
四人は程なくしてギルドに到着すると、夕方前のロビーは依頼から帰還した数組の探索者で溢れかえっていた。
四人は白級の受付に並ぶと、いつもいるミナではなく違う受付嬢が対応している。
時間を待ち受付が開始された為アランドロの教習に申し込み直ぐに受理される。
「レアールの森の件で拙者達の足りない部分が見えたでござるよ。修練あるのみでごさる」
「あるのみでござる!」
意気揚々と以前の裏庭に着くと、以前とは違い十数名の探索者がいた。
よく見ればそこに居る探索者の歳頃は皆ルナと同じくらいか少し年上の探索者のようだ。
「おぅお前らか。これで全部だな。それじゃあ始めるぞ。今回は人数も多いから何人か教官を連れて来た。今後も出来る限りサポートしていくからなるべく時間がある時は参加してくれ」
若き探索者の卵の前で教鞭を振るうアランドロは、隣に立つ二人を紹介する。
「ども~ウチは【黒鋼】のヤナや。よろしゅうな」
獣人の猫人の女性が手を振る。
「座学でお会いした事もある方もいますね。宜しくお願いします」
ルナとトライデントも世話になったパタスが一礼する。
「取り敢えず今から渡す紙に習いたい事、得意不得意、普段最も使う武器を書いてくれ」
パタスから受け取った紙に皆が一斉に書き始めた。
「よぅしじゃあ今から俺とヤナとパタスで班分けするから呼ばれたら担当の教官の前に集めれ」
班分けが終わり、ルナとミネアはパタスの班へ、リガルとトシゾウはアランドロの班だ。
「おい! てめぇら俺らの邪魔すんじゃねぇぞ」
二人に声をかけてきたのは幾つか年上の二人組だ。
「あ? なんだよお前ら」
リガルも負け時と睨みつける。
「おめぇらあれだろ? あの運だけのおっさんに助けられたとかなんとかって雑魚パーティー」
ぷっと噴き出す二人にトシゾウが叫ぶ
「それはレーム殿の事でござるか? 拙者が相手になってやるでござる」
いがみ合う四人の頭上からアランドロが怒鳴る。
「あらぁ! 始めんぞ。二人一組の実践形式だ。スキルもなんでも使っていいが致命傷を与える行為のみ禁止だ。おかしな真似をしたら俺が相手になるぞ~。じゃあ丁度いいからお前ら二人からだ」
指名されたのはリガルと絡んできた二人の内の一人。
「吠えずらかかせてやるよガキ」
リガルと向き合った青年ギルは両手にナイフを逆手に持ち構えた。
「あいつら何やってのよ。ごめんねぇウチの馬鹿が貴方達の仲間に絡んでるみたい」
長い髪を縦に巻いた女性がミネアとルナに話しかけた。
「私はあいつらとシャノワールっていうパーティーを組んでるリオーネよ。宜くね」
ルナとミネアはリガル達の事を心配そうに見ていたが、リオーネは優しい先輩といった感じだ。
「ミネアです」
「ルナです。宜しくです!」
自己紹介も終わり三人は始まりを雑談しながら待つ。
「それでは始めましょう。私の班では主に遠距離攻撃による指導を行いますので宜しくお願いします」
パタスが眼鏡をくいっと上げる。
「それでは先ず皆さんには簡単な準備運動をして頂きます。此方で訓練服の用意もしてますので着替えの必要な方は個室で着替えをお願いします」
「えっ?」 パタスの前に並んだ五人の探索者に動揺が走るが、一応は準備が整う。
ルナは初めての体験にわくわくと心が弾む。
「それではギルドの外周を走ります。私は後ろからついて行きますので、それでは行きますよ」
こうしてパタス班の走り込みが始まった。
---------
キィン、ガンッ
リガルの片手剣とギルのナイフが激しくぶつかり合う。
リガルは風の加護を纏っているのにも関わらずギルの動きについていけなかった。
「おらぁ! ざ~こ」
右から襲い掛かるナイフに対応すればそれはフェイクで左から襲われる。
防御をしたと思えば鳩尾に蹴りを喰らう。
翻弄され続けた挙句に首筋に刃を当てられて、「そこまで!」と初戦は終わった。
「おい! こいつクソ弱ぇぞ」
両のナイフを掌で回しながら鞘に納めると、ギルは嘲笑しながらリガルの側に唾を吐きかけた。
「次ぃ。トシゾウ、グルート」
悔しさで小刻みに全身を震わせるリガルの肩に手を置き「拙者に任せろでござる」とトシゾウが立つ。
「一刀両断!」
振り下ろされた刀の一閃はグルートの持つ大盾に阻まれると。
「盾の衝撃!」
そのまま長身から繰り出される縦の衝突にトシゾウは後ろに転げ、胸部を踏みつけられて決着がついた。
その後対戦相手が変わり対戦という流れが延々と続く。
一時間程経過し、リガルとトシゾウの額に大粒の汗をかきながら膝を付く。
「おいおいこの程度でへたってんのかよ。あぁ? これだからお坊ちゃんはよぉ?」
二人はギルの憎まれ口にも反応出来ずただ荒い呼吸を繰り返すしかできなかった。
ぜぇ、、、ぜぇ、、、
パタス班の五人はもうほとんどが一度胃の中を吐き出している。
(いつまで、、いつ終わるの)
ミネアは脚の震えが止まらずもう立っているのもやっとの状態だ。
「さぁさぁ。まだ終わってませんが、ここで諦めるのであれば構いませんよ? まあここで諦めてしまうようでしたらいつか仲間の命も諦める時が来るのかもしれませんが...」
パタスは肉体的に追い詰められた五人の精神をさらに揺さぶり続ける。
道の途中ではリオーネはうつ伏せのままピクリとも動かずに倒れている。
結局「ここまでにしましょう」というパタスの号令がかかるまで、最後までよろよろと走り続けたのはルナ只一人だった。
レアンドロは叫ぶ。
「負けた奴は腕立て百なー」
パタスが微笑む
「さぁ、準備運動はここまでにして始めましょうか」
ヤナに教授された探索者達は嘆く。
「ここは...地獄だ」
実技教習はまだ始まったばかりである。
それは階級が上がるにつれ、経験と知識を身に付け新たな未知へと挑まんとすればする程に顕著に表れる。
小走りで近寄って来たふくよかな身体の持ち主はサッと財布から名刺を取り出すと、レームに丁寧に手渡した。
「先ずはこちらを。お初にお目に掛かります。私ログワーズレアール支店の支店長を務めさせて頂いておりますパンプキン・エッグと申します。おやっ? 僭越ながらレーム様はコミュについてあまり詳しくはないご様子。宜しければ私めがご説明させて頂ければと存じます」
食い気味に説明を始めるレームは完全に一歩引いてたじたじとなってしまう。
「先ずは重要なのはその普及度でしょう。今や大陸中の探索者様への普及率は八割にも及び、黒級以上の探索者様にはなんと驚異の十割の普及率で御座います。いつ何処にいても、全てではないですが確認されている半分以上の迷宮の環境化でも連絡が取れるという事は、如何なる状況に置いても大きなアドバンテージとなる事でしょう。レーム様にお聞きしますが、もし迷宮で遭難し身の危険が迫ったとします。貴方には今傷薬も食料もなく奇跡的に通りかかる探索者を待つしかない状況化に陥ったとしましょう。当然助けを求める筈です。ええ、ですがそこにこのコミュがあればどう思われますか?」
---------
結果としてルナは念願のコミュを手に入れ、レームはパンプキンに奥の部屋へ招待された為、レームとは一緒に行かず合流の約束をして一度別れた。
「あのっすみません......こういうのってありますか?」
ルナにはどうしても欲しい物があり、こっそりと案内してくれた女性に聞く。
「はい、御座いますよ。此方へどうぞ」
「何か買うの?」
「にししし。後のお楽しみだよ!」
「あら、気になるじゃない。じゃあ私達もちょっと買い物があるから後でね」
トライデントの三人は買い物を終え店を出ると。「おまたせ!」とルナが大きな買い物袋をギュッと大事そうに抱えて外に出る。
「ルナはこれからどうするんだ?」
リガルに聞かれ特に決めていなかったルナは「んーどうしようかな?」と戸惑う。
「良かったらこれからギルドに教習を受けに行くんだけど一緒に行かないか?」
リガルの提案はルナにとっても願ってもないものだった。
「行きたい! 一緒に連れてって」
四人は程なくしてギルドに到着すると、夕方前のロビーは依頼から帰還した数組の探索者で溢れかえっていた。
四人は白級の受付に並ぶと、いつもいるミナではなく違う受付嬢が対応している。
時間を待ち受付が開始された為アランドロの教習に申し込み直ぐに受理される。
「レアールの森の件で拙者達の足りない部分が見えたでござるよ。修練あるのみでごさる」
「あるのみでござる!」
意気揚々と以前の裏庭に着くと、以前とは違い十数名の探索者がいた。
よく見ればそこに居る探索者の歳頃は皆ルナと同じくらいか少し年上の探索者のようだ。
「おぅお前らか。これで全部だな。それじゃあ始めるぞ。今回は人数も多いから何人か教官を連れて来た。今後も出来る限りサポートしていくからなるべく時間がある時は参加してくれ」
若き探索者の卵の前で教鞭を振るうアランドロは、隣に立つ二人を紹介する。
「ども~ウチは【黒鋼】のヤナや。よろしゅうな」
獣人の猫人の女性が手を振る。
「座学でお会いした事もある方もいますね。宜しくお願いします」
ルナとトライデントも世話になったパタスが一礼する。
「取り敢えず今から渡す紙に習いたい事、得意不得意、普段最も使う武器を書いてくれ」
パタスから受け取った紙に皆が一斉に書き始めた。
「よぅしじゃあ今から俺とヤナとパタスで班分けするから呼ばれたら担当の教官の前に集めれ」
班分けが終わり、ルナとミネアはパタスの班へ、リガルとトシゾウはアランドロの班だ。
「おい! てめぇら俺らの邪魔すんじゃねぇぞ」
二人に声をかけてきたのは幾つか年上の二人組だ。
「あ? なんだよお前ら」
リガルも負け時と睨みつける。
「おめぇらあれだろ? あの運だけのおっさんに助けられたとかなんとかって雑魚パーティー」
ぷっと噴き出す二人にトシゾウが叫ぶ
「それはレーム殿の事でござるか? 拙者が相手になってやるでござる」
いがみ合う四人の頭上からアランドロが怒鳴る。
「あらぁ! 始めんぞ。二人一組の実践形式だ。スキルもなんでも使っていいが致命傷を与える行為のみ禁止だ。おかしな真似をしたら俺が相手になるぞ~。じゃあ丁度いいからお前ら二人からだ」
指名されたのはリガルと絡んできた二人の内の一人。
「吠えずらかかせてやるよガキ」
リガルと向き合った青年ギルは両手にナイフを逆手に持ち構えた。
「あいつら何やってのよ。ごめんねぇウチの馬鹿が貴方達の仲間に絡んでるみたい」
長い髪を縦に巻いた女性がミネアとルナに話しかけた。
「私はあいつらとシャノワールっていうパーティーを組んでるリオーネよ。宜くね」
ルナとミネアはリガル達の事を心配そうに見ていたが、リオーネは優しい先輩といった感じだ。
「ミネアです」
「ルナです。宜しくです!」
自己紹介も終わり三人は始まりを雑談しながら待つ。
「それでは始めましょう。私の班では主に遠距離攻撃による指導を行いますので宜しくお願いします」
パタスが眼鏡をくいっと上げる。
「それでは先ず皆さんには簡単な準備運動をして頂きます。此方で訓練服の用意もしてますので着替えの必要な方は個室で着替えをお願いします」
「えっ?」 パタスの前に並んだ五人の探索者に動揺が走るが、一応は準備が整う。
ルナは初めての体験にわくわくと心が弾む。
「それではギルドの外周を走ります。私は後ろからついて行きますので、それでは行きますよ」
こうしてパタス班の走り込みが始まった。
---------
キィン、ガンッ
リガルの片手剣とギルのナイフが激しくぶつかり合う。
リガルは風の加護を纏っているのにも関わらずギルの動きについていけなかった。
「おらぁ! ざ~こ」
右から襲い掛かるナイフに対応すればそれはフェイクで左から襲われる。
防御をしたと思えば鳩尾に蹴りを喰らう。
翻弄され続けた挙句に首筋に刃を当てられて、「そこまで!」と初戦は終わった。
「おい! こいつクソ弱ぇぞ」
両のナイフを掌で回しながら鞘に納めると、ギルは嘲笑しながらリガルの側に唾を吐きかけた。
「次ぃ。トシゾウ、グルート」
悔しさで小刻みに全身を震わせるリガルの肩に手を置き「拙者に任せろでござる」とトシゾウが立つ。
「一刀両断!」
振り下ろされた刀の一閃はグルートの持つ大盾に阻まれると。
「盾の衝撃!」
そのまま長身から繰り出される縦の衝突にトシゾウは後ろに転げ、胸部を踏みつけられて決着がついた。
その後対戦相手が変わり対戦という流れが延々と続く。
一時間程経過し、リガルとトシゾウの額に大粒の汗をかきながら膝を付く。
「おいおいこの程度でへたってんのかよ。あぁ? これだからお坊ちゃんはよぉ?」
二人はギルの憎まれ口にも反応出来ずただ荒い呼吸を繰り返すしかできなかった。
ぜぇ、、、ぜぇ、、、
パタス班の五人はもうほとんどが一度胃の中を吐き出している。
(いつまで、、いつ終わるの)
ミネアは脚の震えが止まらずもう立っているのもやっとの状態だ。
「さぁさぁ。まだ終わってませんが、ここで諦めるのであれば構いませんよ? まあここで諦めてしまうようでしたらいつか仲間の命も諦める時が来るのかもしれませんが...」
パタスは肉体的に追い詰められた五人の精神をさらに揺さぶり続ける。
道の途中ではリオーネはうつ伏せのままピクリとも動かずに倒れている。
結局「ここまでにしましょう」というパタスの号令がかかるまで、最後までよろよろと走り続けたのはルナ只一人だった。
レアンドロは叫ぶ。
「負けた奴は腕立て百なー」
パタスが微笑む
「さぁ、準備運動はここまでにして始めましょうか」
ヤナに教授された探索者達は嘆く。
「ここは...地獄だ」
実技教習はまだ始まったばかりである。
53
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ブラフマン~疑似転生~
臂りき
ファンタジー
プロメザラ城下、衛兵団小隊長カイムは圧政により腐敗の兆候を見せる街で秘密裏に悪徳組織の摘発のため日夜奮闘していた。
しかし、城内の内通者によってカイムの暗躍は腐敗の根源たる王子の知るところとなる。
あらぬ罪を着せられ、度重なる拷問を受けた末に瀕死状態のまま荒野に捨てられたカイムはただ骸となり朽ち果てる運命を強いられた。
死を目前にして、カイムに呼びかけたのは意思疎通のできる死肉喰(グールー)と、多層世界の危機に際して現出するという生命体<ネクロシグネチャー>だった。
二人の助力により見事「完全なる『死』」を迎えたカイムは、ネクロシグネチャーの技術によって抽出された、<エーテル体>となり、最適な適合者(ドナー)の用意を約束される。
一方、後にカイムの適合者となる男、厨和希(くりやかずき)は、半年前の「事故」により幼馴染を失った精神的ショックから立ち直れずにいた。
漫然と日々を過ごしていた和希の前に突如<ネクロシグネチャー>だと自称する不審な女が現れる。
彼女は和希に有無を言わせることなく、手に持つ謎の液体を彼に注入し、朦朧とする彼に対し意味深な情報を残して去っていく。
――幼馴染の死は「事故」ではない。何者かの手により確実に殺害された。
意識を取り戻したカイムは新たな肉体に尋常ならざる違和感を抱きつつ、記憶とは異なる世界に馴染もうと再び奮闘する。
「厨」の身体をカイムと共有しながらも意識の奥底に眠る和希は、かつて各国の猛者と渡り合ってきた一兵士カイムの力を借り、「復讐」の鬼と化すのだった。
~魔王の近況~
〈魔海域に位置する絶海の孤島レアマナフ。
幽閉された森の奥深く、朽ち果てた世界樹の残骸を前にして魔王サティスは跪き、神々に祈った。
——どうかすべての弱き者たちに等しく罰(ちから)をお与えください——〉
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる