6 / 20
第5話 攻防戦
しおりを挟む
今日は朝からずっと剣の中にいる。
あの男が来ても、しゃべらなくてすむようにだ。
やはり剣の中が一番落ち着くと改めて思った。この身が朽ち果てるまで、ずっとここで眠るのも悪くないかもしれない。
……などと思っていると、ちょうどあの男がきた。
ふふふ、バカめ。
もう森の精霊はお前の前には現れない。
「あれ、今日は精霊さん、いねぇの?」
ばーかばーか。すけべ。たれ目!
だから言っただろう。
私はもう、お前の前になんかあらわれな……
「じゃあいいや、今日は俺、暇だしここで勝手に話すな」
そう言ってジョットは台座の前にどっかと腰を下ろした。
よく見るとずいぶんいい体つきをしている。
細く見えたが、どうやら着痩せするタイプのようだ。
彼はどのようにして戦うのだろうか。
本当に剣士なのだろうか。
……じゃなくて。
なぜ私の前に座る!?
私はぎょっとして、刃をふるえないようにするので精一杯だった。
しかもやたらとねちっこい視線を感じる。
やめろ、そんな目で私を見るな!
ゾゾゾ、と刃に鳥肌が立ちそうになった。
「んでさ、この森の出口まできたときに、そのクソババアに騙されたわけ」
ジョットはずっと喋っている。
こいつ、頭がおかしいんじゃないか。
無機物に向かって、どうしてこんなにベラベラと喋れるんだ?
「それにしてもお前、本当に綺麗だなぁ」
!
声をあげそうになった。何にたいしてそう言ってる……?
頭が混乱する。
「こんなに美しくて、気品のある剣、見たことねぇよ」
……。
ふん、まあグランドストーム様が創った剣なのだ。
当たり前だ。世界に七つしか類のない剣なんだから。
「綺麗だ」
……な、何よ。わかってるじゃない。
「絶対俺の手に馴染むだろう」
……。
「お前が欲しいよ」
…………。
………………な、なんなのこいつ。
怖い。
なんだか、まるで人間に話しかけているみたい。
人間の、女を口説くとき、みたいな。
いや、まてよ。何か、変じゃないか……?
この男の目、明らかに私を見ている。
そう思った瞬間、背筋がゾッとした。
ジョットはニンマリと笑って、言う。
「なあ、触ってもいいか?」
気づいたら、本体から飛び出していた。
そのままの勢いで、ジョットを押し倒す。
「……っ! お前、なぜ分かったのですか!」
聖剣の意思に押し倒されているというのに、彼はヘラヘラ笑ったままだ。
「あ、でてきた。やっぱりそっちも可愛いねェ」
「っ答えなさい!」
平手うちを炸裂させようとすると、ようやく彼は真面目な顔になる。そしてあの素早い動きで、私の手を掴んだ。何が起こってるかわからないままに、今度は私が押し倒されてしまう。腕を押さえつけられ、動くことができない。
それ以前に、この態度の変わりように体がついていけないようだ。
「わからないわけねェだろ」
「な、なぜ!」
「見ればわかる。俺は剣士だ。もう二十数年、剣を握っている」
異常に力が強い。
なんだこいつ、人間じゃないのか?
「一瞬で分かった。台座にぶっささった剣の近くに、精霊だと名乗る女が一人。わからん方がおかしい。お前、七つの聖剣のうちの、一振りだろ?」
「……」
バレるのが怖くなって、顔をそらす。
いつの間にか、本当に立場が逆になっている。
体の震えを抑え込むので精一杯だった。
ジョットは笑いもせずに、低い声でいう。
「当ててやろうか。お前は光の聖剣だろう?」
「!」
ようやくほんの僅かに、微笑みが浮かぶ。
「正義感の強そうな顔をしている。間違いない」
「わ、私は……」
こんな状況なのに、心のどこか、深い場所で、ジョットの言葉に喜んだ私がいた。私が光の聖剣だと、正義を司る聖剣だとこの人は分かっているのだ。
「幼い頃に、何度も何度も話に聞いた。お前が欲しくてたまらなかった。それがよもや、こんなところで会えるとはなァ」
しかし、その言葉を聞いた瞬間、我に返った。
力が戻ってくる。暴れ出した私を、ジョットはあっさりと解放した。
台座にかけのぼり、本体の中に飛び込む。
その頃には、いつもどおりヘラヘラと笑う彼の姿があった。
一体なんなんだこいつは。
「……そうです。私は光の聖剣、ティアです。だがそれがどうしました? 私はもう誰の剣にもならない。お前の剣にもです」
そう声を響かせると、ジョットは訝しげな顔になった。
「なぜ? お前は、聖剣なんだろう。人に使われたくないのか?」
私は、確かに聖剣だ。
その上私たちは物だから、物としての原始の欲求がある。
私を使って欲しい。私を大切にして欲しい。あなたの役に立ちたい。
だけどもう、私は誰にも使われたくない。
とくにこの男のようなちゃらんぽらんには。
「そうです。私は聖剣ですが、お前なんかに使われたくありません」
そう言ってやると、彼は目を丸くした。
お前じゃなくても、誰にだってこの剣は使わせない。
決して、もう二度と。
剣の中でじっとしていると、ジョットはなぜか、笑い出した。
「はあー、こりゃあ強情な女だ!」
「……」
ひとしきり笑うと、ジョットは悪魔のような微笑みを浮かべた。
これがこいつの本性だ……。
「だが、そっちの方が楽しいだろうなァ」
くつくつと笑ったのち、ジョットはいきなり、膝をつく。
「もう戦うのはよそうと思っていた。悪魔なんてよばれるのはごめんだと思っていた。だがお前をみて気が変わった」
伏せていた顔をあげる。
その瞳には、初めてあったときの、強い意思の炎がちらついていた。
「お前は俺が今まで見てきたもんの中で一番美しい。この世の中で一番、美しい」
「……」
「俺はお前を心から欲しいと思う」
──だから俺の剣(もの)になれよ、ティア。
体がふるえた。
こんなにまっすぐな意思を向けられたのは、いつぶりだろう。
ほんのわずかに、その手の中におさまりたいという気持ちがわく。
この男の振るう太刀筋を見てみたい。
お前は一体どのように私を使う?
だが、そこまで考えて、私は心の中で首を振った。
「私は、誰の剣にもなりません。この身が朽ち果てるまで」
そういうと、ジョットがニィ、と笑った。
「いいぜ。ぜってェ俺の剣(もん)にしてやるからよ」
そういうと、彼は私の握り手にそっと口付けた。
その日から、私とこの男の攻防戦がはじまったのだった。
あの男が来ても、しゃべらなくてすむようにだ。
やはり剣の中が一番落ち着くと改めて思った。この身が朽ち果てるまで、ずっとここで眠るのも悪くないかもしれない。
……などと思っていると、ちょうどあの男がきた。
ふふふ、バカめ。
もう森の精霊はお前の前には現れない。
「あれ、今日は精霊さん、いねぇの?」
ばーかばーか。すけべ。たれ目!
だから言っただろう。
私はもう、お前の前になんかあらわれな……
「じゃあいいや、今日は俺、暇だしここで勝手に話すな」
そう言ってジョットは台座の前にどっかと腰を下ろした。
よく見るとずいぶんいい体つきをしている。
細く見えたが、どうやら着痩せするタイプのようだ。
彼はどのようにして戦うのだろうか。
本当に剣士なのだろうか。
……じゃなくて。
なぜ私の前に座る!?
私はぎょっとして、刃をふるえないようにするので精一杯だった。
しかもやたらとねちっこい視線を感じる。
やめろ、そんな目で私を見るな!
ゾゾゾ、と刃に鳥肌が立ちそうになった。
「んでさ、この森の出口まできたときに、そのクソババアに騙されたわけ」
ジョットはずっと喋っている。
こいつ、頭がおかしいんじゃないか。
無機物に向かって、どうしてこんなにベラベラと喋れるんだ?
「それにしてもお前、本当に綺麗だなぁ」
!
声をあげそうになった。何にたいしてそう言ってる……?
頭が混乱する。
「こんなに美しくて、気品のある剣、見たことねぇよ」
……。
ふん、まあグランドストーム様が創った剣なのだ。
当たり前だ。世界に七つしか類のない剣なんだから。
「綺麗だ」
……な、何よ。わかってるじゃない。
「絶対俺の手に馴染むだろう」
……。
「お前が欲しいよ」
…………。
………………な、なんなのこいつ。
怖い。
なんだか、まるで人間に話しかけているみたい。
人間の、女を口説くとき、みたいな。
いや、まてよ。何か、変じゃないか……?
この男の目、明らかに私を見ている。
そう思った瞬間、背筋がゾッとした。
ジョットはニンマリと笑って、言う。
「なあ、触ってもいいか?」
気づいたら、本体から飛び出していた。
そのままの勢いで、ジョットを押し倒す。
「……っ! お前、なぜ分かったのですか!」
聖剣の意思に押し倒されているというのに、彼はヘラヘラ笑ったままだ。
「あ、でてきた。やっぱりそっちも可愛いねェ」
「っ答えなさい!」
平手うちを炸裂させようとすると、ようやく彼は真面目な顔になる。そしてあの素早い動きで、私の手を掴んだ。何が起こってるかわからないままに、今度は私が押し倒されてしまう。腕を押さえつけられ、動くことができない。
それ以前に、この態度の変わりように体がついていけないようだ。
「わからないわけねェだろ」
「な、なぜ!」
「見ればわかる。俺は剣士だ。もう二十数年、剣を握っている」
異常に力が強い。
なんだこいつ、人間じゃないのか?
「一瞬で分かった。台座にぶっささった剣の近くに、精霊だと名乗る女が一人。わからん方がおかしい。お前、七つの聖剣のうちの、一振りだろ?」
「……」
バレるのが怖くなって、顔をそらす。
いつの間にか、本当に立場が逆になっている。
体の震えを抑え込むので精一杯だった。
ジョットは笑いもせずに、低い声でいう。
「当ててやろうか。お前は光の聖剣だろう?」
「!」
ようやくほんの僅かに、微笑みが浮かぶ。
「正義感の強そうな顔をしている。間違いない」
「わ、私は……」
こんな状況なのに、心のどこか、深い場所で、ジョットの言葉に喜んだ私がいた。私が光の聖剣だと、正義を司る聖剣だとこの人は分かっているのだ。
「幼い頃に、何度も何度も話に聞いた。お前が欲しくてたまらなかった。それがよもや、こんなところで会えるとはなァ」
しかし、その言葉を聞いた瞬間、我に返った。
力が戻ってくる。暴れ出した私を、ジョットはあっさりと解放した。
台座にかけのぼり、本体の中に飛び込む。
その頃には、いつもどおりヘラヘラと笑う彼の姿があった。
一体なんなんだこいつは。
「……そうです。私は光の聖剣、ティアです。だがそれがどうしました? 私はもう誰の剣にもならない。お前の剣にもです」
そう声を響かせると、ジョットは訝しげな顔になった。
「なぜ? お前は、聖剣なんだろう。人に使われたくないのか?」
私は、確かに聖剣だ。
その上私たちは物だから、物としての原始の欲求がある。
私を使って欲しい。私を大切にして欲しい。あなたの役に立ちたい。
だけどもう、私は誰にも使われたくない。
とくにこの男のようなちゃらんぽらんには。
「そうです。私は聖剣ですが、お前なんかに使われたくありません」
そう言ってやると、彼は目を丸くした。
お前じゃなくても、誰にだってこの剣は使わせない。
決して、もう二度と。
剣の中でじっとしていると、ジョットはなぜか、笑い出した。
「はあー、こりゃあ強情な女だ!」
「……」
ひとしきり笑うと、ジョットは悪魔のような微笑みを浮かべた。
これがこいつの本性だ……。
「だが、そっちの方が楽しいだろうなァ」
くつくつと笑ったのち、ジョットはいきなり、膝をつく。
「もう戦うのはよそうと思っていた。悪魔なんてよばれるのはごめんだと思っていた。だがお前をみて気が変わった」
伏せていた顔をあげる。
その瞳には、初めてあったときの、強い意思の炎がちらついていた。
「お前は俺が今まで見てきたもんの中で一番美しい。この世の中で一番、美しい」
「……」
「俺はお前を心から欲しいと思う」
──だから俺の剣(もの)になれよ、ティア。
体がふるえた。
こんなにまっすぐな意思を向けられたのは、いつぶりだろう。
ほんのわずかに、その手の中におさまりたいという気持ちがわく。
この男の振るう太刀筋を見てみたい。
お前は一体どのように私を使う?
だが、そこまで考えて、私は心の中で首を振った。
「私は、誰の剣にもなりません。この身が朽ち果てるまで」
そういうと、ジョットがニィ、と笑った。
「いいぜ。ぜってェ俺の剣(もん)にしてやるからよ」
そういうと、彼は私の握り手にそっと口付けた。
その日から、私とこの男の攻防戦がはじまったのだった。
0
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
拾った仔猫の中身は、私に嘘の婚約破棄を言い渡した王太子さまでした。面倒なので放置したいのですが、仔猫が気になるので救出作戦を実行します。
石河 翠
恋愛
婚約者に婚約破棄をつきつけられた公爵令嬢のマーシャ。おバカな王子の相手をせずに済むと喜んだ彼女は、家に帰る途中なんとも不細工な猫を拾う。
助けを求めてくる猫を見捨てられず、家に連れて帰ることに。まるで言葉がわかるかのように賢い猫の相手をしていると、なんと猫の中身はあの王太子だと判明する。猫と王子の入れ替わりにびっくりする主人公。
バカは傀儡にされるくらいでちょうどいいが、可愛い猫が周囲に無理難題を言われるなんてあんまりだという理由で救出作戦を実行することになるが……。
もふもふを愛するヒロインと、かまってもらえないせいでいじけ気味の面倒くさいヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより pp7さまの作品をお借りしております。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
どうやら私は異世界トリップに巻き込まれてしまったようです。
玲藍
恋愛
私、桜坂神無15歳はこの春からビバ!高校生活!となる筈が異世界トリップに巻き込まれてしまったようです。
私は関係ないから元の世界にー。と思ったら帰れないそうです。どうしましょうかね。
※登場人物紹介 更新日 2017/09/25
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる