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第五章 マルシカから第六王家の所領への関所まで
1、旅をしながら強くなる☆マルクマの町まで
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マルシカの町を出て西に向かう。その先の分かれ道を北へ、マルクマの町で今日は泊まる事になる。
ボク達の他にも、門が開くのを待ている人達がいた。行き先は同じなのかな?
マリアさんは、マリオさんの格好だった。
ギルド依頼のブランカさんの体術スキル教室が終わったあと。冒険者ギルドの練習部屋を借りて、三人で合同練習を何回かやっている。
ブランカさんはたぶん、身体強化のスキル持ちだろう。
そして、マリアさんは水魔法の使い手だった。もしかして、滑ったぬかるみって……。うん、この事は忘れよう。
同じ頃に出た馬車は、前の方へ離れていく。冒険者のパーティは森へ道を外れる。
辺りに人がいなくなるのを見計らいキャリーバックから、ぽち、たま、うさ子を外に出す。
『周りの警戒は忘れちゃダメだよ』
ぽち、たま、うさ子の五感は並みの人間をはるかに超えてる。だから、最初に危険に気が付く可能性が高い。
『まかせて~』『だいじょ~ぶ』『……にゃ~』
ブランカさん、マリアさんには、ボク達が念話で会話している事は話してある。盗賊のアジトへ案内させたりと、すでにバレバレでしたが……。
二人とも流石は聖獣と感心していた。そして、よく話しかけるようになった。ブランカさんの秘密が、ボクに筒抜けになってます。……ぷっぷぷ。
たまは、1時間もするとキャリーバックに戻って、上から顔を覗かせて景色を眺めている。うさ子も狭いところが好きなよう。
ぽちは、やっぱり外で駆け回るのが好きみたいだ。
分かれ道をマルクマ側に進み少し行くと、人がいないの再確認しする。外でしか練習できない魔法の練習をしておく。
たまが魔力をためて行き、口からブレスを吐く様にサンダーボールを撃ち出した。斜め下に光が走り地面を軽く削る。
たまの魔法の威力は弱かった……。
ぼくの魔力は三匹の分がプラスされ104になるが、たまの魔力は12くらいなのでその差だろう。
たまが不安そうな表情でこちらを見上げる。
「たま、大丈夫。最初から強い奴なんていないよ。たまは、これからどんどん大きく強くなっていけるからね。
それにボクが雷魔法を使えるのは、たまのおかげなんだよ」
たまを、撫で撫でモフモフしてあげる。
それでも、ボクのMP1のサンダーボールくらいの威力は出ている。成長すれば、魔力も上がる。雷魔法のレベルも2倍成長チートで上がっていくのだ。
『ぽちもやる~』
『うさ子も、うさ子も~』
う~んどうしよう、やるといって出来るほど、魔法は簡単ではない……えっ。
ぽちと、うさ子が、サンダーボールを口から撃ち出していた。
……うそ。
「流石は聖獣ですね……」
ブランカさんが言い、マリアさんも頷いている。二人とも、ぽちやうさ子が雷魔法を使えなかった事なんて知らないものね。
3週間で、雷魔法を覚えたといったら、ビックリするはずだ。
◇
名前:山本 ぽち Lv2 ジョブ:聖獣(特) 種族:ドッグ
HP 21/21 MP 18/21
筋力 13
速さ 12
防御 13
魔力 14
スキル:身体強化Lv3 治癒魔法Lv3 雷魔法Lv3
◇
◇
名前:山本 たま Lv2 ジョブ:聖獣(特) 種族:キャット
HP 21/21 MP 13/22
筋力 12
速さ 13
防御 12
魔力 14
スキル:雷魔法Lv3 治癒魔法Lv3 身体強化Lv3
◇
◇
名前:山本 うさ子 Lv2 ジョブ:聖獣(特) 種族:ラビット
HP 20/20 MP 16/20
筋力 9
速さ 12
防御 11
魔力 14
スキル:治癒魔法Lv3 雷魔法Lv3 身体強化Lv3
◇
ステータスを見てみると、成長でステータスが2~3伸びている。そして、スキルが増えていた。
じゃれあって遊んでいたのと、念話が影響しているのだろうけど、この子ら天才かも知れない。
そしてボク達の魔法やスキルは、なんと4倍成長チートになる筈だ。
「ぽち、たま、うさ子~スゴイぞ。うん、みんな偉い」
『うれし~』『なでて、なでて~』
『カイト~た~ま~や!』
ぽち達の成長で魔力111にあがったMP9のサンダーボールは、前回よりも威力が増していた。
『『『た~ま~や~!』』』
うん、花火は人に向けて撃ってはいけないね……。
アイテムボックスから出した料理で簡単に昼食を取り、ふたたび街道を進む。町の外では携帯食だったブランカさんとマリアさんは、手の込んだ作り立ての料理に大満足のはず……だったが。
デザートに、お菓子を要求された。
つい最近、盗賊は退治されている。その上に、頼もしい護衛つきである。ボク達は何の問題もなく先を進む。
街道を2~3時間歩いていくと、右側にマルクマの町が見えてきた。
少し先で、街道からマルクマの町の門に続く道が分かれている。
街道を、このまま真っ直ぐ進めば第八王都に続いている。
マルクマの町の作りは、マルシカとあまり変わらない。外壁に守られ、その門はひとつ。
ボク達は審問官が見守る中、門番の質問に答え門の中に入っていった。
ボク達の他にも、門が開くのを待ている人達がいた。行き先は同じなのかな?
マリアさんは、マリオさんの格好だった。
ギルド依頼のブランカさんの体術スキル教室が終わったあと。冒険者ギルドの練習部屋を借りて、三人で合同練習を何回かやっている。
ブランカさんはたぶん、身体強化のスキル持ちだろう。
そして、マリアさんは水魔法の使い手だった。もしかして、滑ったぬかるみって……。うん、この事は忘れよう。
同じ頃に出た馬車は、前の方へ離れていく。冒険者のパーティは森へ道を外れる。
辺りに人がいなくなるのを見計らいキャリーバックから、ぽち、たま、うさ子を外に出す。
『周りの警戒は忘れちゃダメだよ』
ぽち、たま、うさ子の五感は並みの人間をはるかに超えてる。だから、最初に危険に気が付く可能性が高い。
『まかせて~』『だいじょ~ぶ』『……にゃ~』
ブランカさん、マリアさんには、ボク達が念話で会話している事は話してある。盗賊のアジトへ案内させたりと、すでにバレバレでしたが……。
二人とも流石は聖獣と感心していた。そして、よく話しかけるようになった。ブランカさんの秘密が、ボクに筒抜けになってます。……ぷっぷぷ。
たまは、1時間もするとキャリーバックに戻って、上から顔を覗かせて景色を眺めている。うさ子も狭いところが好きなよう。
ぽちは、やっぱり外で駆け回るのが好きみたいだ。
分かれ道をマルクマ側に進み少し行くと、人がいないの再確認しする。外でしか練習できない魔法の練習をしておく。
たまが魔力をためて行き、口からブレスを吐く様にサンダーボールを撃ち出した。斜め下に光が走り地面を軽く削る。
たまの魔法の威力は弱かった……。
ぼくの魔力は三匹の分がプラスされ104になるが、たまの魔力は12くらいなのでその差だろう。
たまが不安そうな表情でこちらを見上げる。
「たま、大丈夫。最初から強い奴なんていないよ。たまは、これからどんどん大きく強くなっていけるからね。
それにボクが雷魔法を使えるのは、たまのおかげなんだよ」
たまを、撫で撫でモフモフしてあげる。
それでも、ボクのMP1のサンダーボールくらいの威力は出ている。成長すれば、魔力も上がる。雷魔法のレベルも2倍成長チートで上がっていくのだ。
『ぽちもやる~』
『うさ子も、うさ子も~』
う~んどうしよう、やるといって出来るほど、魔法は簡単ではない……えっ。
ぽちと、うさ子が、サンダーボールを口から撃ち出していた。
……うそ。
「流石は聖獣ですね……」
ブランカさんが言い、マリアさんも頷いている。二人とも、ぽちやうさ子が雷魔法を使えなかった事なんて知らないものね。
3週間で、雷魔法を覚えたといったら、ビックリするはずだ。
◇
名前:山本 ぽち Lv2 ジョブ:聖獣(特) 種族:ドッグ
HP 21/21 MP 18/21
筋力 13
速さ 12
防御 13
魔力 14
スキル:身体強化Lv3 治癒魔法Lv3 雷魔法Lv3
◇
◇
名前:山本 たま Lv2 ジョブ:聖獣(特) 種族:キャット
HP 21/21 MP 13/22
筋力 12
速さ 13
防御 12
魔力 14
スキル:雷魔法Lv3 治癒魔法Lv3 身体強化Lv3
◇
◇
名前:山本 うさ子 Lv2 ジョブ:聖獣(特) 種族:ラビット
HP 20/20 MP 16/20
筋力 9
速さ 12
防御 11
魔力 14
スキル:治癒魔法Lv3 雷魔法Lv3 身体強化Lv3
◇
ステータスを見てみると、成長でステータスが2~3伸びている。そして、スキルが増えていた。
じゃれあって遊んでいたのと、念話が影響しているのだろうけど、この子ら天才かも知れない。
そしてボク達の魔法やスキルは、なんと4倍成長チートになる筈だ。
「ぽち、たま、うさ子~スゴイぞ。うん、みんな偉い」
『うれし~』『なでて、なでて~』
『カイト~た~ま~や!』
ぽち達の成長で魔力111にあがったMP9のサンダーボールは、前回よりも威力が増していた。
『『『た~ま~や~!』』』
うん、花火は人に向けて撃ってはいけないね……。
アイテムボックスから出した料理で簡単に昼食を取り、ふたたび街道を進む。町の外では携帯食だったブランカさんとマリアさんは、手の込んだ作り立ての料理に大満足のはず……だったが。
デザートに、お菓子を要求された。
つい最近、盗賊は退治されている。その上に、頼もしい護衛つきである。ボク達は何の問題もなく先を進む。
街道を2~3時間歩いていくと、右側にマルクマの町が見えてきた。
少し先で、街道からマルクマの町の門に続く道が分かれている。
街道を、このまま真っ直ぐ進めば第八王都に続いている。
マルクマの町の作りは、マルシカとあまり変わらない。外壁に守られ、その門はひとつ。
ボク達は審問官が見守る中、門番の質問に答え門の中に入っていった。
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