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第7章
7-3
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「イってください、どうぞ遠慮なく。」
ピチャピチャ、びちゃびちゃと舐めるという行為だったはずのそれは、ジュボジュボという本気の音に変わって。
「待て、ッく、待てイクだろ、嫌だやめろバカ、ンァ、凛乃介待て!」
ライの喉の奥の奥で開花した、初めての快感も底知れず気持ちよかったけど。。。
この男に咥えられると、別の刺激が加わって俺の我慢なんぞないも等しい程あっさりといかされてしまう。
しゃぶりながら、長い指が俺の尻をかき回すってのも勿論効果は絶大だが、それよか。。。
凛乃介はかなりの確率で俺を座らせてから、しゃぶりつく。
何故なら、俺のよがる顔を観察しながら技も巧みに俺を弄びやがる為にだ。しかもずっと、イクまでずっとあの熱っぽいやらしい視線が俺を視姦し続ける。
この目に、その視線に俺はいつだって不本意に射精してしまうのだ。
「遅刻します、罰金は構いませんがあのマネージャーがまた、無理なシフトを強要する口実を与えたくないので店についてから入れてあげますので、少し我慢してくださいね。」
しれっとまともな回答しやがって、腹立つなまじで。
違ぇんだよ、違う。
「止めろ、バカ犬が!」
更に弱い部分をこねくり回す指、上下するスピードは上がり本気でイカそうとしやがる凛の肩を力いっぱい突き放しどうにか行為を中断させることに成功。
キョトンとしてんじゃねーよ、ったく。
いきなり咥えていたモノを引き抜かれ、唇の隅を伝う唾液が半端ねぇやらしいぞクソ。
「ケイ?」
口で言ったって聞きゃしねーから、強硬手段に出ます俺。
ドンと肩口を突っぱねてシートに尻餅をつかせると、すかさず馬乗りになる。
コイツの筋力から考えれば、簡単にふり払えるのは承知しているが、意図も分からないまま凛乃介が俺を振り払おうとするはずがないのも計算済み。
開け放たれたシャツから覗く広い胸板が、コイツの程よく焼けた肌と鍛えられた筋肉をより美しく演出する。
「口じゃねぇんだよ、今はお前が欲しい。」
そう、何でだろうな。
誰かの上に乗っていると、それだけで指揮権を全て奪った気分になる。
この場合俺が突っ込むわけでもねぇのに、不思議と凛乃介を支配下に置いた気分に襲われる。
きっとこの感じが雄としての本能。
ズボンもパンツも一気にズリ下ろせば、俺よか辛そうにそそり立つ極太のそれ。
「んだよ、余裕そうな面してココこんなんじゃねぇか。」
ゆっくり味わうのもじれったく感じてしまい、ジュルリと唾液だけをたっぷり擦り付けると分厚い体に這いもどる。
両肘をついて、わずかに上体を反らし始終静観者を決め込んだ凛。
暗い車内に妖しい輝きを放つその双眸、極限まで血が巡ったそれ。
熱くそそり立つそれが射精寸前なのかと勘違いしそうなほどミチミチに膨張してなけりゃ、静かすぎてやる気ねーんかって張り倒すところだ。
「クス、上手にできますか?」
根元を掴んでうずくソコにあてがう俺に、低く挑発的でこの上なく性的興奮を誘う声が耳を刺激した。
このまま一気に呑み込んで、コイツの上で存分に腰を振り俺が与える快感に悶えるこの男を見ながら一緒に果てるつもりだった、のに。
たった一言で形勢は逆転する。
頭だけ呑み込んだところで、腰を掴まれもうあと数センチで欲しかった刺激に届くというところで押しても引いてもそれ以上動けない。
「離せ、クソ!離せ離せ離せ!」
こんなところでじらされて、本気でおかしくなると思うほどこの状況は耐え難いものだった。
もう少し、もう少しで・・・。
必死で腰を沈めようと躍起になるが、びくともしない。
「クスクス、どうしたいんですか?」
物理的に見下ろしているのは確かに俺なのに、感覚的にくみし抱かれているのは俺だ確実に。
「ざけんな、手離せよ、入れろよ、お前のが欲しいっつてんだよ!」
満足そうな凛乃介の表情と同時に、物理的にも見下ろされる体位を強いられる。
もはや必死だった、自分がどんな顔で言葉を発しているのかなんて考える余裕なんてない。
「求めてもらえてうれしい。愛してる、愛しています心から。」
首筋に顔をうずめ、そっと耳打ちされる言葉。凛の息が若干上がっているのは気のせいじゃなかったはずだ。
声に意識が奪われたその時、完全に力が抜けたその一瞬を見計らったように一気に最奥まで貫かれる。
「ぅぁ。。あっッ。。。」
抑えきれなかった嬌声が漏れ、精液とは違うサラリとした体液がトロトロと溢れてくる。
欲しかった刺激が期待の数倍の快感を伴い、体の中を縦横無尽に巡っていく。
「他の雄を構う暇があるなら、僕を構いなさい。」
会話する余地を絶妙に与えながら、俺の返事を待つ凛乃介。
欲しいところをかき回して欲しかったら、さぁ答えなさい。
浅く浅く出入りしながら、俺を見下ろすその瞳が言っている。
YES以外の回答なんぞ初めからないくせ、YES以外の答えを言えねぇ状況を作っておいてほんっとたちが悪い。
「分かった、わぁったから。とっとと動け、クソ犬が。」
今なら何だって言うことを聞く。それほどまでにこの男が与える快楽に俺は溺れてる。
少なくとも他の誰でもいい、一時の感情で構わねぇから繋がりが欲しいとは微塵も思わなくなっていた。
飢えていたのは体だったのか心だったのか、それともその両方か。
毎日根気よく、呆れるほどに一途にひたむきに、この男が鬱蒼とした棘を抜いてくれたから。
きっと、だから今俺は、自分が何に傷ついて、何に喜びを感じるのかちゃんと分かるようになれたんだと思う。
「よくできましたね。」
妖艶な笑みが浮かんだ。
深く口内を食い荒らされ、その毒で四肢が麻痺しだした頃ようやく腹の奥まで呑み込むことを許された。
漏れるのは無意識の嬌声、栓が外れたように次々と溢れてとまらない無色透明の体液。
「ほら、こうですかッ。」
下半身だけが別の生き物のように激しく前後する。パンパンと乾いた音とヌチュヌチャとうまそうな音が混ざり合う。
何度も何度も唇を覆われ恍惚とする意識の中、酸素とこの男だけを求めて夢中で腰を揺らし続けた。
―――◇◇◇――――------
「じゃぁ、俺飯食ったら行ってくるから。お前、時間差で来いよ?」
コーヒーすすりながら、今までの仏頂面が嘘みてぇにニコニコ顔のコイツに一応一言。
「えぇ。気がもの凄く向いたら行きますね。」
はぁ?まぁいい勝手にしやがれ。
「あっ、そうだ。ケイちょっとこっち来てこれ見てもらえますか。」
ん?何。
こっちと指さされた位置に立ち、コレと言われた場所を見る。
「……!!ンンッンー-!!!」
まったく油断も隙もねぇ。朝っぱらから熱烈な口付け。
調子、乗んな・・よ。
黙ってればTシャツの中にまで手を入れてくる始末。コイツはマジで。
ビチッ。
「……ぅ゛……………ぅ゛ぅ………。」
俺の攻撃を、ダメージ最小限に抑えるコツを身につけている凛。パンチだ、キックだってのは神がかったガードと受け身でほぼ破壊力を失っちまう。
よって、足の小指辺りをかかとで目一杯踏みつけてやりました。
でけぇ体を精一杯丸めて、両手で被害にあった右足を握り締めている。
「調子に乗りすぎだ。」
ったく。
言い捨てると、構わず出勤支度開始。
ジャケットを肩にひっかけて。
「じゃぁ行って来………ま……。」
振り返えると…。
もの凄げぇズン底イジケモードの凛乃介。
さっき丸まった体勢から体育座りになり、周りにドンヨリオーラまとってテーブルの下にいやがる。
だぁーもぉ。朝からイジケんなよったく。
スタスタとリビングに逆戻り。
「おいっ。」
奴の前にしゃがみ込む。
「酷いですよ。せっかく2人の朝を迎えたのに。
昨日はあんなに求めてくれたのに、愛してるって言ってくれたのに。やはり夢だったんですね。」
え゛、んなこと言ったか?
いや、言ってねぇ。
いや、言ったのか?
いや、いや言うはずがない。
「おっ、おい。とにかく行って来るから、顔ぐらい上げて喋れよ。」
渋々といった表情で顔を上げてを見る凛。
好きとか正直よく分かんねぇけど。
「・・・・・・!!!!。」
素面の状態で初めて、コイツの唇にオレの唇を重ねた。前回のはなんつーかライの匂い消し的な意味合いも含まれてたし。
これが、正真正銘俺の今の精一杯。
ありえねぇぐらいこっぱずかしいなこんちくしょ!
「じゃぁ、行ってくっからな。」
自分の行動に収集が付かなくなり、そそくさとその場を離れようと玄関へ足を向ける。
と……
腕をつかまれ、今背けたばかりの凛乃介の正面に体が戻される。
「あっ、の。。。ケイ?何つぅか、その。あ、ありがとうごさいます。。。」
お互い顔真っ赤にして、今更キスの1つや2つで照れまくる奴いんのかよ。
卒倒しそうな体位でやりまくって、すっかりお前の形に馴染んだ俺の尻は、まるきりお前専用じゃねぇか。
つか、お礼言われてもね。
「おっ、おぅ。じゃじゃぁな。」
ぐわ、俺!!しっかりもの言え。
だぁ---もぉ---!!!!
何なんだよっ、この緊張感!!
バクバクうっせぇ、オレの心臓!!
ドアに手をかけ、チラッと凛に目を向けるとやっぱりデカい耳と、垂れ下がった尻尾が見えた。
ククッ、アホが。
ピチャピチャ、びちゃびちゃと舐めるという行為だったはずのそれは、ジュボジュボという本気の音に変わって。
「待て、ッく、待てイクだろ、嫌だやめろバカ、ンァ、凛乃介待て!」
ライの喉の奥の奥で開花した、初めての快感も底知れず気持ちよかったけど。。。
この男に咥えられると、別の刺激が加わって俺の我慢なんぞないも等しい程あっさりといかされてしまう。
しゃぶりながら、長い指が俺の尻をかき回すってのも勿論効果は絶大だが、それよか。。。
凛乃介はかなりの確率で俺を座らせてから、しゃぶりつく。
何故なら、俺のよがる顔を観察しながら技も巧みに俺を弄びやがる為にだ。しかもずっと、イクまでずっとあの熱っぽいやらしい視線が俺を視姦し続ける。
この目に、その視線に俺はいつだって不本意に射精してしまうのだ。
「遅刻します、罰金は構いませんがあのマネージャーがまた、無理なシフトを強要する口実を与えたくないので店についてから入れてあげますので、少し我慢してくださいね。」
しれっとまともな回答しやがって、腹立つなまじで。
違ぇんだよ、違う。
「止めろ、バカ犬が!」
更に弱い部分をこねくり回す指、上下するスピードは上がり本気でイカそうとしやがる凛の肩を力いっぱい突き放しどうにか行為を中断させることに成功。
キョトンとしてんじゃねーよ、ったく。
いきなり咥えていたモノを引き抜かれ、唇の隅を伝う唾液が半端ねぇやらしいぞクソ。
「ケイ?」
口で言ったって聞きゃしねーから、強硬手段に出ます俺。
ドンと肩口を突っぱねてシートに尻餅をつかせると、すかさず馬乗りになる。
コイツの筋力から考えれば、簡単にふり払えるのは承知しているが、意図も分からないまま凛乃介が俺を振り払おうとするはずがないのも計算済み。
開け放たれたシャツから覗く広い胸板が、コイツの程よく焼けた肌と鍛えられた筋肉をより美しく演出する。
「口じゃねぇんだよ、今はお前が欲しい。」
そう、何でだろうな。
誰かの上に乗っていると、それだけで指揮権を全て奪った気分になる。
この場合俺が突っ込むわけでもねぇのに、不思議と凛乃介を支配下に置いた気分に襲われる。
きっとこの感じが雄としての本能。
ズボンもパンツも一気にズリ下ろせば、俺よか辛そうにそそり立つ極太のそれ。
「んだよ、余裕そうな面してココこんなんじゃねぇか。」
ゆっくり味わうのもじれったく感じてしまい、ジュルリと唾液だけをたっぷり擦り付けると分厚い体に這いもどる。
両肘をついて、わずかに上体を反らし始終静観者を決め込んだ凛。
暗い車内に妖しい輝きを放つその双眸、極限まで血が巡ったそれ。
熱くそそり立つそれが射精寸前なのかと勘違いしそうなほどミチミチに膨張してなけりゃ、静かすぎてやる気ねーんかって張り倒すところだ。
「クス、上手にできますか?」
根元を掴んでうずくソコにあてがう俺に、低く挑発的でこの上なく性的興奮を誘う声が耳を刺激した。
このまま一気に呑み込んで、コイツの上で存分に腰を振り俺が与える快感に悶えるこの男を見ながら一緒に果てるつもりだった、のに。
たった一言で形勢は逆転する。
頭だけ呑み込んだところで、腰を掴まれもうあと数センチで欲しかった刺激に届くというところで押しても引いてもそれ以上動けない。
「離せ、クソ!離せ離せ離せ!」
こんなところでじらされて、本気でおかしくなると思うほどこの状況は耐え難いものだった。
もう少し、もう少しで・・・。
必死で腰を沈めようと躍起になるが、びくともしない。
「クスクス、どうしたいんですか?」
物理的に見下ろしているのは確かに俺なのに、感覚的にくみし抱かれているのは俺だ確実に。
「ざけんな、手離せよ、入れろよ、お前のが欲しいっつてんだよ!」
満足そうな凛乃介の表情と同時に、物理的にも見下ろされる体位を強いられる。
もはや必死だった、自分がどんな顔で言葉を発しているのかなんて考える余裕なんてない。
「求めてもらえてうれしい。愛してる、愛しています心から。」
首筋に顔をうずめ、そっと耳打ちされる言葉。凛の息が若干上がっているのは気のせいじゃなかったはずだ。
声に意識が奪われたその時、完全に力が抜けたその一瞬を見計らったように一気に最奥まで貫かれる。
「ぅぁ。。あっッ。。。」
抑えきれなかった嬌声が漏れ、精液とは違うサラリとした体液がトロトロと溢れてくる。
欲しかった刺激が期待の数倍の快感を伴い、体の中を縦横無尽に巡っていく。
「他の雄を構う暇があるなら、僕を構いなさい。」
会話する余地を絶妙に与えながら、俺の返事を待つ凛乃介。
欲しいところをかき回して欲しかったら、さぁ答えなさい。
浅く浅く出入りしながら、俺を見下ろすその瞳が言っている。
YES以外の回答なんぞ初めからないくせ、YES以外の答えを言えねぇ状況を作っておいてほんっとたちが悪い。
「分かった、わぁったから。とっとと動け、クソ犬が。」
今なら何だって言うことを聞く。それほどまでにこの男が与える快楽に俺は溺れてる。
少なくとも他の誰でもいい、一時の感情で構わねぇから繋がりが欲しいとは微塵も思わなくなっていた。
飢えていたのは体だったのか心だったのか、それともその両方か。
毎日根気よく、呆れるほどに一途にひたむきに、この男が鬱蒼とした棘を抜いてくれたから。
きっと、だから今俺は、自分が何に傷ついて、何に喜びを感じるのかちゃんと分かるようになれたんだと思う。
「よくできましたね。」
妖艶な笑みが浮かんだ。
深く口内を食い荒らされ、その毒で四肢が麻痺しだした頃ようやく腹の奥まで呑み込むことを許された。
漏れるのは無意識の嬌声、栓が外れたように次々と溢れてとまらない無色透明の体液。
「ほら、こうですかッ。」
下半身だけが別の生き物のように激しく前後する。パンパンと乾いた音とヌチュヌチャとうまそうな音が混ざり合う。
何度も何度も唇を覆われ恍惚とする意識の中、酸素とこの男だけを求めて夢中で腰を揺らし続けた。
―――◇◇◇――――------
「じゃぁ、俺飯食ったら行ってくるから。お前、時間差で来いよ?」
コーヒーすすりながら、今までの仏頂面が嘘みてぇにニコニコ顔のコイツに一応一言。
「えぇ。気がもの凄く向いたら行きますね。」
はぁ?まぁいい勝手にしやがれ。
「あっ、そうだ。ケイちょっとこっち来てこれ見てもらえますか。」
ん?何。
こっちと指さされた位置に立ち、コレと言われた場所を見る。
「……!!ンンッンー-!!!」
まったく油断も隙もねぇ。朝っぱらから熱烈な口付け。
調子、乗んな・・よ。
黙ってればTシャツの中にまで手を入れてくる始末。コイツはマジで。
ビチッ。
「……ぅ゛……………ぅ゛ぅ………。」
俺の攻撃を、ダメージ最小限に抑えるコツを身につけている凛。パンチだ、キックだってのは神がかったガードと受け身でほぼ破壊力を失っちまう。
よって、足の小指辺りをかかとで目一杯踏みつけてやりました。
でけぇ体を精一杯丸めて、両手で被害にあった右足を握り締めている。
「調子に乗りすぎだ。」
ったく。
言い捨てると、構わず出勤支度開始。
ジャケットを肩にひっかけて。
「じゃぁ行って来………ま……。」
振り返えると…。
もの凄げぇズン底イジケモードの凛乃介。
さっき丸まった体勢から体育座りになり、周りにドンヨリオーラまとってテーブルの下にいやがる。
だぁーもぉ。朝からイジケんなよったく。
スタスタとリビングに逆戻り。
「おいっ。」
奴の前にしゃがみ込む。
「酷いですよ。せっかく2人の朝を迎えたのに。
昨日はあんなに求めてくれたのに、愛してるって言ってくれたのに。やはり夢だったんですね。」
え゛、んなこと言ったか?
いや、言ってねぇ。
いや、言ったのか?
いや、いや言うはずがない。
「おっ、おい。とにかく行って来るから、顔ぐらい上げて喋れよ。」
渋々といった表情で顔を上げてを見る凛。
好きとか正直よく分かんねぇけど。
「・・・・・・!!!!。」
素面の状態で初めて、コイツの唇にオレの唇を重ねた。前回のはなんつーかライの匂い消し的な意味合いも含まれてたし。
これが、正真正銘俺の今の精一杯。
ありえねぇぐらいこっぱずかしいなこんちくしょ!
「じゃぁ、行ってくっからな。」
自分の行動に収集が付かなくなり、そそくさとその場を離れようと玄関へ足を向ける。
と……
腕をつかまれ、今背けたばかりの凛乃介の正面に体が戻される。
「あっ、の。。。ケイ?何つぅか、その。あ、ありがとうごさいます。。。」
お互い顔真っ赤にして、今更キスの1つや2つで照れまくる奴いんのかよ。
卒倒しそうな体位でやりまくって、すっかりお前の形に馴染んだ俺の尻は、まるきりお前専用じゃねぇか。
つか、お礼言われてもね。
「おっ、おぅ。じゃじゃぁな。」
ぐわ、俺!!しっかりもの言え。
だぁ---もぉ---!!!!
何なんだよっ、この緊張感!!
バクバクうっせぇ、オレの心臓!!
ドアに手をかけ、チラッと凛に目を向けるとやっぱりデカい耳と、垂れ下がった尻尾が見えた。
ククッ、アホが。
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