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第6章
エピローグ
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あかりが緊縛されてからどのくらいの時間が経ったのだろう。
あかりは何度イッたのか分からない程にイキ続けた。そして疲労し今だに解かれていない厳しい緊縛と厳重な猿轡の中グッタリとベッドに腰掛けうなだれていた。
「ふー、ふー、ふー、」
猿轡の下からかすかにあかりの呼吸音が漏れていた。
一茂はあかりの隣に腰を下ろすとあかりを優しく抱きしめた。
「お疲れ様、よく頑張ったね」
「あかりは本当にキレイだった」
あかりは一茂の腕の中でずっとこうしていたいと思った。縄と猿轡が解かれる事に寂しさを感じた。
緊縛が解かれあかりは解放された。
最後に猿轡が外された。顔を締め付ける感覚が一枚一枚無くなって行くのが名残惜しかった。
最後の咥え猿轡を一茂が外す。
「ごほっ・・・」
あかりは猿轡の瘤を吐き出した。
「はぁはぁ・・・」
(何か顔が寂しい・・・)
あかりの回りに縄と猿轡が散乱していた。猿轡はヨダレでぐちゃぐちゃに汚れている。
あかりは自分の身体に目をやった。
身体には縄の後が残ってしまった。だがあかりにはその縄跡が愛しく思えた。
そしてパンツがびしょびしょに濡れている事に気付いた。
よく見ると腰掛けていた一茂のベッドまで汚していた。
「あっ・・・ごめんなさい、ベッド汚しちゃった・・・」
あかりは恥ずかしそうに一茂に言った。
「いいって、緊縛したのは俺なんだし、お前は気にすんなって」
「う、うん・・・」
「シャワー浴びて来いよそろそろ帰らなきゃまずいだろ」
もう外は暗くなっていた。
(うわ・・・やば、早く帰らなきゃ)
あかりはシャワーを借りて下半身だけ手早く洗った。股間を洗いながら一茂との関係は今後どうなるのだろうと思った。
あかりはこれからも一茂に縛られたいと思ったが女の口からそんな事を頼めるはずも無かった。
一茂はあかりを駅まで送った。二人は無言で駅まで歩いた。あんな事があったのにあかりは一茂に何も聞かなかった。ただ終始、恥ずかしそうな態度をずっとしていた。
駅に着いた。
「じゃあ・・・ね」
あかりは何か言いたげだったが何も言わずに改札に入って行った。
「おい、あかり」
一茂が改札の外から声をかける。
「?」
あかりが振り向いた。
「お、お前が嫌じゃなければまた練習に付き合えよな」
あかりの顔がパーッと明るくなった。
「う、うん!しょうがないから付き合ってあげる」
あかりは喜びを隠しきれず照れた笑顔で答えた。
「お、おう、次はもっと厳しい練習になるから覚悟しとけよ!」
一茂も嬉しさを隠しきれていなかった。
あかりは帰りの電車の中で今日の出来事を思い出しながら興奮し、一茂との間にこれから起こるであろう事を妄想しながらパンツを濡らしていた。
ー完ー
あかりは何度イッたのか分からない程にイキ続けた。そして疲労し今だに解かれていない厳しい緊縛と厳重な猿轡の中グッタリとベッドに腰掛けうなだれていた。
「ふー、ふー、ふー、」
猿轡の下からかすかにあかりの呼吸音が漏れていた。
一茂はあかりの隣に腰を下ろすとあかりを優しく抱きしめた。
「お疲れ様、よく頑張ったね」
「あかりは本当にキレイだった」
あかりは一茂の腕の中でずっとこうしていたいと思った。縄と猿轡が解かれる事に寂しさを感じた。
緊縛が解かれあかりは解放された。
最後に猿轡が外された。顔を締め付ける感覚が一枚一枚無くなって行くのが名残惜しかった。
最後の咥え猿轡を一茂が外す。
「ごほっ・・・」
あかりは猿轡の瘤を吐き出した。
「はぁはぁ・・・」
(何か顔が寂しい・・・)
あかりの回りに縄と猿轡が散乱していた。猿轡はヨダレでぐちゃぐちゃに汚れている。
あかりは自分の身体に目をやった。
身体には縄の後が残ってしまった。だがあかりにはその縄跡が愛しく思えた。
そしてパンツがびしょびしょに濡れている事に気付いた。
よく見ると腰掛けていた一茂のベッドまで汚していた。
「あっ・・・ごめんなさい、ベッド汚しちゃった・・・」
あかりは恥ずかしそうに一茂に言った。
「いいって、緊縛したのは俺なんだし、お前は気にすんなって」
「う、うん・・・」
「シャワー浴びて来いよそろそろ帰らなきゃまずいだろ」
もう外は暗くなっていた。
(うわ・・・やば、早く帰らなきゃ)
あかりはシャワーを借りて下半身だけ手早く洗った。股間を洗いながら一茂との関係は今後どうなるのだろうと思った。
あかりはこれからも一茂に縛られたいと思ったが女の口からそんな事を頼めるはずも無かった。
一茂はあかりを駅まで送った。二人は無言で駅まで歩いた。あんな事があったのにあかりは一茂に何も聞かなかった。ただ終始、恥ずかしそうな態度をずっとしていた。
駅に着いた。
「じゃあ・・・ね」
あかりは何か言いたげだったが何も言わずに改札に入って行った。
「おい、あかり」
一茂が改札の外から声をかける。
「?」
あかりが振り向いた。
「お、お前が嫌じゃなければまた練習に付き合えよな」
あかりの顔がパーッと明るくなった。
「う、うん!しょうがないから付き合ってあげる」
あかりは喜びを隠しきれず照れた笑顔で答えた。
「お、おう、次はもっと厳しい練習になるから覚悟しとけよ!」
一茂も嬉しさを隠しきれていなかった。
あかりは帰りの電車の中で今日の出来事を思い出しながら興奮し、一茂との間にこれから起こるであろう事を妄想しながらパンツを濡らしていた。
ー完ー
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