緊縛のバイト

ごろつき

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第5章

厳重な猿轡

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興奮した一茂はさらなる欲望に突き動かされた。
タンスの引き出しを開けると新しい縄と白い手拭いのような布を複数枚取り出した。
まず縄をあかりの腰に巻き付け、その縄の先をあかりの股間の間に通した。
そして、あかりの股を割るように縄を締め食い込ませた。
「はぁ・・・んん・・・」
あかりは縄で股間を締め付けられ色っぽい声を上げた。
一茂は股縄を締め固定させると、今度は手拭いを手に取り、そして手拭いの中央に結び目を作った。
あかりはそれが何であるか直感的に理解した。そして自分がこれからされるであろう事を想像すると被虐的な興奮を覚えた。
「はい、口開けて」
一茂にそう言われるとあかりは素直に口を開けた。
全く嫌がる素振りも無く従順だった。
手拭いに作った結び目の瘤をあかりの口に押し込み、手拭いの端を後頭部できつく締め上げた。
「ふぐぅ・・・うう・・・」
あかりは苦しそうなうめき声をあげた。きつい噛ませ猿轡によってあかりの顔は歪んだ。
だがその目は恍惚としていた。
一茂はさらに手拭いを取り、今度はあかりの鼻から顎までを覆った。
そしてまた後頭部できつく締める。
「うぅ・・ふぐぅ・・」
あかりは今度は息苦しそうなうめき声を出した。
 だがまだ終わらない。さらにその上から被せ猿轡を被せ締め上げる。
「んん・・ふぐ・・」
あかりはあまりの息苦しさに少し恐怖を感じた。
全身ギチギチに緊縛され抵抗する事も出来ず呼吸さえも奪われようとしていた。
一茂は容赦なく3枚目を被せようとした。
あかりは首をイヤイヤと横に振り抵抗を見せた。だがその抵抗虚しく一茂は3枚目を被せまた後頭部できつく締め上げた。
「ん~・・ふぐぅ・・んん・・」
「ふーっふーっ」
厳しい猿轡の下で何とか呼吸を必死で確保した。
あかりは全身を一茂に支配されてしまったと感じた。
身動きが取れない中、股縄はいやらしく股間にねっとりと食い込み顔はギチギチに厳重な猿轡で締め上げられ声を出す事も出来ず呼吸すらまともに出来ない。
あかりは絶望感と被虐感でいっぱいになりゾクゾクと快感が沸き上がって来た。
「んふぅ・・・んんぐぅ・・・ふぅ・・」
あかりは自由にならない身体を捩りながら絶頂に達した。
厳重な猿轡の下で咥え猿轡をギリギリと噛みしめながら襲い来る快楽を耐えた。

一茂は興奮しながらあかりの様子に見入った。
自分の施した緊縛で女の子が目の前で絶頂に達しているのだ。これほどの喜びは無かった。
あかりには元々恋愛感情は無かったが今は愛しくてたまらなくなっていた。
あかりを守ってやりたい、そんな事すら思えるのだった。
絶頂に達し息が荒くなったあかりは厳重な猿轡の下で苦しそうに呼吸をしていた。
「フーーッ、フーーッ、フーーッ」
だがそんな息苦しさももうあかりには喜びでしかなくなっていた。
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