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★虎の店長さんの大サービス。

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「いらっしゃいませ、呉凱ウーカイです。よろしく頼むぜ」

 ぽかん、と馬鹿みたいに口を開けているミナミの前に膝をつき、呉凱は言った。するとミナミが顔を真っ赤にして慌てたように口を閉じる。それにニヤリと笑って立ち上がりミナミの腰に手を回すと、ぐいっと持ち上げるようにして唇にキスをした。
 
「ちょ、てんちょうさん……っ!?」

 本気で慌てているミナミの口を塞ぎ、こみ上げてくる自分の笑いも押さえ込む。今まで散々呉凱を翻弄し続けてきたのだ。ちょっとした意趣返しぐらいしても文句は言えないはずだ。

 虎の獣人である呉凱の口はニンゲンのミナミに口づけるのに適した形をしていない。だから初めは口先をくすぐるように押し付けて、次に分厚い舌の先でミナミの唇の隙間をなぞるように動かしてからべろり、と舐める。それから牙が当たらぬように気を付けて南の口の中へ舌をねじ込んだ。

「て、てんちょ、さ……んっ」

 あっという間に柔らかくほどけて呉凱の舌を受け入れたミナミの口内を、呉凱は大胆に攻略していく。するとミナミの息遣いはすぐに乱れ始めた。呉凱が濡れた音を立てて舌を絡め歯茎の裏を舌先でなぞっただけで、脱力したミナミの身体の重みが呉凱の腕に掛かってくる。

「ん……っ、ふ、は……あっ、てんちょ、お、さ、……っ」
「プレイ中は名前で呼べっつっただろ」

 自分からソープ嬢の役を買って出ておきながらつい地が出てしまい、呉凱は思わず低く笑う。

「う……うーかい、さん」
「今までこの俺を散々振り回してきたんだ。次はこっちの番だぜ “ミナミちゃん“?」

 自分からのキスはあれだけ大胆で積極的だというのに、呉凱からされるとあっという間に腰砕けになるミナミがひどくおかしい。目を蕩かせて小さく震えながらキスの合間に喘ぐミナミを薄目を開けて観察しながら、呉凱は舌で責め続けた。

「ふ……んちゅっ、んん……っ、んあ……っ」

 呉凱にしがみついたまま腰砕けになるミナミを支えて呉凱も濡れた床に膝をつく。そして最後に口内を深く舌でねぶるとようやくミナミを解放してやった。

「俺、まだ服着たままなんですがね」

 呉凱が言うと、ミナミが初めて気づいたかのようにパチパチと瞬きをした。

「だから脱ぐの、そこで見ててくれます?」

 ミナミを抱きしめたせいでびしょ濡れになったカッターシャツのボタンを一つずつゆっくり外していく。そして両腕を抜いて床に投げた。同じく濡れて肌に張り付くTシャツを引き剥がすようにして脱ぐ。その間もずっとミナミの目を見つめたままだ。
 呉凱がベルトに手を掛けるとミナミの喉が鳴ったのに気がついた。

「おやおや、待ちきれねぇみたいッスね」

 そう言いながらスラックスを引き抜いて放り投げる。そしてボクサー一枚になると、床に置いたままの風呂桶で湯を掬い自分の下半身にぶちまけた。するとぐっしょり濡れたボクサーが呉凱のモノを露に浮かび上がらせる。ミナミの目がそこに釘付けになったのを見て、もう一度ミナミの傍に跪きその手を取った。

「最後のコレは、アンタが脱がせてくれます?」

 ミナミの手を自分の濡れた胸から腹筋へと滑らせる。そしてそのままボクサーの下で息づくペニスのふくらみに触れさせた。

「ほら、裸で蹲ってハアハアしてるアンタがあんまりにもエロいから」

 ミナミの手のひらに、ぐっとソレを押し付ける。

「俺のも、もうこんなになってるぜ? わかるでしょ? 太さとか、カリとか、浮き出てる」
「てん、……う、うーかい、さ、ん」

 顔を真っ赤にしたミナミがまたごくりと唾を飲み込んだ。それがまたおかしくて呉凱は口角を上げる。

「俺のが見たいのか?」
「み……みたい、です」
「なんで敬語なんだよ」

 思わず笑うとミナミが少し恥ずかしそうに小さく微笑んだ。顔も身体も、どう見てもニンゲンのオスにしか見えないのに妙にかわいらしく思えて呉凱は驚く。呉凱はだんだん硬くなりつつある男根をミナミの手のひらにゆっくりと擦りつけて、言った。

「それじゃ、脱ぐの手伝ってくれます……?」

 もう片方の手も取って、呉凱はびしょ濡れのボクサーに触れさせる。するとミナミの指がぴったりと張り付くゴムの間に潜り込んだ。
 うっとりと呉凱の目を見つめたまま、ミナミが少しずつボクサーを引き剥がしていく。呉凱は同時に腰を浮かせてミナミの眼前にソレがくるようにすると、剥き出しのペニスを見せ付けた。

「コレが欲しいか?」

 呉凱が尋ねると、ミナミが頷く。

「そんじゃ、また後でな」

 呉凱はミナミの腕を取って風呂椅子に座らせると、まだ下にあるその顔を覗きこんだ。

「アンタのも見せてくれます?」

 そう言って膝頭をやさしく押して足を開かせる。

「準備万端みたいッスね」

 すでに勃ち上がりつつあるミナミのモノを手で支えて、その先端にキスをした。そう、いつもミナミがするように。するとミナミが仰天したように硬直して両足を閉じようとした。そこをすかさず押さえつけて固定する。

「キスしただけなのに、こんなに震えて」

 ちら、とミナミを見上げた。

「うまそうだ」

 するとミナミが真っ赤になって息を呑んだ。呉凱はそこにローションをたっぷりと落とすと、口を大きく開けて舌で舐めてやる。
 研修の時もそうだったが、ミナミが相手だと自分と同じオスのモノを舐めることにまったく躊躇いも嫌悪感も湧いてこないのが心底不思議だった。
 獣の口では牙が当たらぬよう咥えるのは難しい。その分肉厚で大きな舌で舐めては舌先でくすぐり、ニンゲンのものよりもザラついた表面で裏筋からカリの下のくびれ、亀頭までゆるゆると擦ってやった。するとミナミが耐えきれないとばかりに声を漏らし始めた。

「う……っ、んっ、はっ、あ、ソコ、ソコ……っ」

 先端を執拗に舐めながら片方の手で竿を扱いてやる。そして椅子の溝に反対の手を差し入れて、ミナミの会陰からアナルにかけてぬちぬちと撫でさすった。
 ミナミの後腔はすでに期待にひくひくと脈打っている。そこを円を描くように撫でて時々縁をくにくにと押し込むと、ミナミが呉凱の頭にぎゅっとしがみついた。呉凱はローションでぬめる指を中に挿れていく。するとミナミが甘い甘い声を上げた。

「ひ、あ、う……んっ!」
「アンタ、ココが好きなんだろ?」

 そう言って呉凱は中をちゅくちゅく責めたてながら尚もミナミのペニスを舐め続ける。

「あっ、あっ、てん、う、うーかい……さ……っ、んっ、ひあっ!」

 呉凱を欲しがってうねる肉壁を掻き分けるように二本目の指を突き入れると、ミナミが背筋を反らして啼いた。ふっくらとした中のしこりを二本の指で挟むようにして擦り、揺さぶる。そして曲げた指の節で何度も何度もこねては撫でてやると、ミナミがぎゅうぎゅうと呉凱の頭を強く抱え込んだ。

「あ、ソコ、ダメ……っ、あっ、イく、イっちゃう、んっ、あっ、あう、ん~~~~~~っ!!」

 呉凱は一瞬眉を顰めながらもミナミの放った精液を残らず口内に受け入れた。そしてまだピクピクしてるミナミの肩を押して身体を離すと自分の手のひらに口の中の精液をどろりと垂らす。

ハッ! いっぱい出たな」
「う……うるさ……っ!」
「なんで、褒めてるんですよ。イイコイイコ乖乖、乖乖

 呉凱はミナミの精液で濡れた手で頭を撫でてやる。そしてその腕を取って立たせると、傍らのエアマットにうつ伏せに寝かせた。

「さて、次はマットプレイだな」

 そしてそのほとんど日焼けしていない白い背中にたっぷりとローションを振り掛ける。
 ミナミは呉凱よりも一回りも二回りも小さい。だから呉凱はまともに体重を掛けぬよう、慎重にミナミの身体をまたいで上半身を折り曲げた。
 呉凱はミナミの両脇にしっかりと手を付き、首筋から背中、脇腹や腰や尻に自分の身体をぬるぬると押し付ける。そしてその尻の谷間に特に念入りにペニスをこすりつけてやるとミナミがまた喘ぎだした。

「カワイイ声ッスね。ほんとカワイイ」
「も……言わないで……っ!」

 照れて息も絶え絶えに言い返すミナミに、100パーセントセールストークとも言えず、段々と本当にかわいいと思えてきた。そうなると俄然、もっといろんなミナミの一面を暴きたくなってくる。
 呉凱は上半身を屈めるとさきほど辿った場所に今度は舌を這わせていく。肩甲骨を舐め、背骨の一つ一つをくすぐり、小さいけれど意外と肉付きのいい尻に軽く歯を立てる。そして尻肉を押し広げると露になったソコへと舌を伸ばした。
 ミナミのアナルは縁が赤くなり、わずかにふっくらと盛り上がっていて、ミナミがここですでに何人もの男を咥えこんでいることを示している。それをさせていたのは自分だというのになぜか面白くなくて、わざと尖らせた舌先で縁をめくり、入り口をちろちろと嬲る。

「あっ、ひあっ、ん……っ、あ、ちょ、ちょっとま……っ、ソコ、舐めない、で……っ!」

 好きなくせに、と呉凱はミナミの抗議を無視してがっちりと腰を掴むとさらに奥へと舌を挿し込んだ。

「あうっ! んんっ! ひあ……っ! ひゃん!!」

 いつの間にかミナミはマットに肘をつき、上半身を逸らして声を上げていた。そのたびにミナミの腰が揺れ、甘い喘ぎがひっきりなしにその唇から漏れている。

「あっ、ひっ、や、やだ、ソコ、もういやだ……あっ!」
「なら向き交代な」

 そう言って呉凱はミナミの身体をひっくり返す。そして仰向けになったところをまた全身舐め尽くしてやった。

「ちょ、まって、まって、うーかいさん、ほんとに、ま……ひうっ!!」

 呉凱が戯れに乳首をざらり、と舐めてやると、ミナミが大きく背を反らして悲鳴を上げた。呉凱も驚いてミナミの顔を見る。

「…………おい、こんなとこも感じんのかよ」
「し……知らな……だって、いままでそんなこと、一度も……っ」

 さすがに恥ずかしいらしく、両腕で顔を覆ってミナミが呟いた。俄然面白くなって呉凱は初めて見た時から男心をそそると思っていたそのむっちりとした胸を掴み、指と舌とで思う存分そこを責め始める。

「ちょ、まって、ウソだろ、えっ、ダメダメダメ……っ!!」

 口では制止しながらもミナミの乳首はぷっくりと膨らみ勃ち上がってツンと突き出している。それを舐めたり甘噛みしたりしながら、反対の胸もつま先で引っかくように乳輪のきわをなぞってやると面白いようにミナミの身体が跳ねた。

「乳首、勃ってますよ」

 わざとぴちゃぴちゃと音をたてながら言うとまたミナミの口から押し殺したような悲鳴が漏れた。その間もミナミの股間に押し付けた身体を揺すってペニスを刺激してやる。そこは呉凱の腹筋に擦られ揺さぶられてガチガチに勃起していた。ローションとあふれ出すカウパーでにちゃにちゃといやらしい音が恐らくミナミの耳にも届いているだろう。

「ひ……っ、あうっ、んんっ、う、うーかい、うーかい、さぁ……っ」

 とうとうその声が涙混じりになってきて、呉凱はようやく身体を起こした。ミナミは目尻を濡らし全身上気させて、はあはあと荒い息を吐きながら情欲に濡れた目で呉凱を見上げている。
 間違いなく、ミナミは今呉凱を欲しがっている。
 尻を犯してくれるなら誰でもいい。愛とか恋人だとかそんなものはいらない。自分が本当に好きになったヤツじゃなけりゃ、そういうのはいらない。そう何度も繰り返していたミナミが全身で呉凱を欲しがっている。それを見て呉凱はミナミに激しく欲情した。

「うーかい、さん、ほんとにいやじゃないの?」

 震える声でミナミが言う。

「ほんとにだいじょうぶ? 俺のカラダ見て、萎えたりしない……?」

 この期に及んで何を言うかと呉凱は呆れた。だがこの妙なところで自分に自信がないのも確かにミナミの一面なのだろう。
 元はと言えば今まで散々振り回してくれたミナミへのちょっとした意趣返しのつもりだった。だがここに来て、ミナミが自分の下で啼いて喘いで呉凱に貫かれながらいとも容易く達しておきながら、気にすることがそれだというのがなんともいじらしく感じられてくるから不思議なものだ。

 呉凱は不安そうに自分を見上げているミナミの濡れた髪を撫でてやる。そしてそんな心配は必要ないのだとなんとかわからせてやりたくなった。
 呉凱はまたソープ嬢役に戻ってミナミに言う。

「そんなことないッスよ。見ますか?」

 するとミナミの顔がまた真っ赤になった。

「アンタがあんまりエロいカラダして、カワイイ声で俺を欲しがって啼くから、ほら」

 そしてミナミの眼前にそそり勃つイチモツを突きつける。

「もう、こんなにガチガチですよ」
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