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Ⅳ 恋は異なもの味なもの 編
ラカン、ついにキレる ★
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「っぐ……ッ!」
「ふ…………あ……っ」
ヤバイ。本気で止められなかった。思いっきり出しちまった。
あまりにもこいつの口の中や絡みついてくる舌が気持ちよすぎたのと、俺のモノを欲しがってしがみついてくる顔がいやらしすぎて。
口と顔で白濁を受け止めたアドルティスが、床に座り込んだままぼんやりと宙を見ている。やがて俺の腰から手を引き、自分の唇についたザーメンを指に取る。それをじっと見つめてから不意に俺を見上げると、娼婦も裸足で逃げ出すような蕩け切った顔でへらっ、と笑いながら、こくりと俺の精液を飲み込んだ。
俺はというと、自分の精液に塗れたアドルティスの顔を見て、正直、死ぬほど欲情していた。この間この浴室で、アドルティスの足の間に伝い落ちる自分の精液を見た時と同じくらいに。
その反面、俺は心底驚いていた。
お前、ここまでするのかよ。男の摩羅だぞ。精液だぞ。気持ち悪くないのかよ。なんでここまでされて怒らねぇんだよ、お前。
「…………アドルティス」
「……なに? ラカン」
「てめぇ、何考えてんだ」
「は?」
本当に何もわかってない顔でアドルティスがぱちくりと瞬きをする。俺はアドルティスの後ろ髪を引っつかんで持ち上げ、唾を飛ばして怒鳴った。
「一体どこまでやらせんだよ、お前! 怒れよ! 勝手なことばっかするなって怒るとこだろうがここは! それとも突っ込んでくれる男ならなんでもさせるのか!? どこまで淫乱なんだこの雌犬が!」
「め、めすいぬ!?」
さすがに仰天した顔でアドルティスが大声を上げた。だが構っちゃおれん。
「そうじゃなきゃなんだっていうんだ! 大体なんだレンの野郎は! いくら買い物に付き合って貰ったからってベタベタ触られやがって、腰なんか抱かれてギルドの女どもにまでエロいだのなんだの言われて、てめぇはあの金髪野郎のオンナか! 簡単に引っ掛けられるからってあいつで手を打とうって腹なんじゃねぇだろうな!」
「だ、だれがあんなうるさくていっつも詰めの甘い能天気男にサカるか、馬鹿!」
突然、アドルティスがどえらい勢いで俺の頭を掴んで怒鳴った。
「誰だっていいわけないだろう!? あんたが好きだから、あんたのじゃないと嫌なんだよ! あんたのだからなんだってできるんだ! わかったか、この意地悪絶倫鬼瓦男が!」
それを聞いて、俺はようやく腹の底でとぐろを巻いてた何かがじわりと溶けて消えていくのを感じた。
とうとう、とうとう言ってしまった。とうとう聞いてしまった。
どうすんだ。もう戻れねぇぞコレ。
憑き物でも落ちたみたいに長々と息を吐き出した俺を、アドルティスがいぶかしげに見ている。
「…………言ったな」
「え?」
「気持ちよすぎて脳味噌溶けちまってる時じゃなくて、イきまくって頭ぶっ飛んでる時じゃなくて、ちゃんと理性残ってて頭しっかりしてる時にちゃんと言ったな」
アドルティスは驚いたように目を見開いて、俺をじっと見ている。だから俺もアドルティスの目をしっかり見てやる。
「お前、本当に本気で俺が好きなのか」
一瞬、アドルティスの目が泳ぐ。けれど何度もためらった挙句、ようやく俺の顔を見て、答えた。
「………………そう、好き」
「いつから」
「……初めて会って、あんたが俺を助けてくれた時から」
「そうか」
それを聞いて俺はアドルティスの頭を思いっきりスパーン! とはたく。アドルティスはいきなり尻尾を踏んづけられて度肝抜かれた猫みたいに飛び上がって固まった。
「……っな、な……っ!?」
「馬鹿かお前は! 好きだからって何されてもいいってことじゃないだろう! 例え相手が俺だろうが、酷いこと言われたりされたりしたらちゃんと怒れよ、お前は!」
「は!?」
「もっと自分を大事にしろってんだ、馬鹿野郎!」
「そ、そんなに馬鹿馬鹿言うな!」
俺が黙ってアドルティスを睨みつけていると、落ちつかなげにきょろきょろした挙句、アドルティスが呟いた。
「……わざとだったのか? ラカンがさっきから、その、やたら強引だったり、意地悪だったのは……」
今度は俺が言葉に詰まる。そんで間の悪さを誤魔化すみたいに頭をかき回して言った。
「……いや、俺もちょっとイライラしてたから。悪かった。っていうか、嫌なら嫌ってちゃんと言わないと駄目だろうが」
「え……や……」
「あ?」
するとアドルティスがわざとらしく視線を泳がせた。
「………………あ、あんたに、その……ちょっとばかり、ら、乱暴にされるのも……そんなに、い、嫌じゃ、なかったし…………」
「………………」
こいつ、正真正銘の変態だったか。
思わず二の句がつけずにいると、アドルティスが真っ赤な顔で恥ずかしそうに笑って俺のモノを掴んだ。
「それに、ラカンも結構興奮してるみたいだけど……?」
「うるせぇ」
するとアドルティスが笑って口の端についた俺の精液をペロリと舐めた。思わず俺は言葉を失う。
「おい、お前舐めんなよそんなもん!」
「何言ってるんだ、半分くらいは俺の口の中に出しておいて、今更だろう?」
「~~~~~~~~~ッツ!」
思わず俺はアドルティスの頭をはたく。「いたっ!」と言いながらもどこか嬉しそうに俺を見上げてあいつが言った。
「……なあ、ラカンこそいいのか? 俺とこんなことしていて」
「しょうがないだろう、勃っちまうもんは」
「……しょうがないで済ませていいのか……?」
そう言って首を傾げているアドルティスの顔を、俺は改めてまじまじと見る。
まっすぐで意外と凛々しい眉、すっと通った鼻。男にしては長くて多い睫毛と滑らかで薄い唇。綺麗だけど、でもどこからどう見ても間違いなく男の顔だ。
俺がガシガシと乱暴に頭を掻きまわして言った。
「……正直、お前のことそういう意味で好きなのかどうかはわからん。なんせついさっきだからな、気づいたの」
「え?」
「でも、よその男や女に取られるのは絶対に、絶対に、嫌だ」
俺はぐいと顔を近づけてヤツの顔を覗き込む。
「それってやっぱり、そういうことなんじゃないのか?」
途端にアドルティスはますます顔を真っ赤にして俯いちまった。あー、くそっ。やっぱりかわいいな。なんて思ってしまうあたり俺も相当焼きが回ったもんだと思うし、これはもう『そういう事』なんだろう、と認めざるを得なくなる。
俺はガシガシと頭を掻きまわして気恥ずかしいのを誤魔化すと、わざとニヤリと笑ってアドルティスを見下ろした。
「よし。それじゃあ行こうぜ」
「へ? ど、どこに」
「お前の部屋のベッドに決まってるだろう? 立ったままヤるのが好みかよ」
一瞬黙り込んだアドルティスの頭をもう一度小突いて浴室のドアを開けた。タオルで適当に頭と身体を拭いてアドルティスをちょいちょいと呼ぶ。
「お前、こないだ道具なんかに後ろだけでイかされるのは嫌だと言ってたよな」
「……え、あ、うん」
「だから今日は俺が尻だけでイかせてやる」
「…………は?」
絶句したアドルティスに、俺はとびっきりいやらしい声で囁いた。
「今から俺がお前をオンナにしてやるよ」
◇ ◇ ◇
「はあ、んっ、ひあっ、ん……っつ!」
小さな灯り一つ点けただけの部屋に、ひっきりなしにアドルティスの甘ったるい嬌声がこだまする。
「お前、こんなところも感じるのか?」
四つんばいになったアドルティスをバックから突きながら、俺はアドルティスの胸に手を回して尋ねる。
「し……しらない、……っ!」
「でもすごくコリコリしてんぜ? 乳首、勃ってるじゃないか」
「もう、言わな、で……っ!」
俺はアドルティスの尻を押して一旦引き抜くと、アドルティスが肩越しに睨んできた。でもそんな涙目で睨まれても興奮するだけなんだが。
「オラ、仰向けになれよ。そんでおっぱい寄越せ」
「は? お……おっぱ……っ!?」
赤面するアドルティスにニヤリと笑ってやると、俺は今度は前からぬぷっと突き入れてアドルティスの上に覆いかぶさる。体格があまりにも違うし怪我させてしまいそうで、まだ根元まで全部挿れることはできないけど、それでも半分くらい挿れたあいつの狭くて熱くてきゅうきゅううねるナカは充分すぎるほど気持ちが良かった。
「お前、昔と比べれば少しは筋肉ついたんじゃないか?」
「え、ほんと?」
アドルティスがパッと顔を輝かせる。おい、なんだよかわいいな。
「ほら、前はいくら食わせても細っこいまんまだったけど、この辺ちょっとは肉もついたよな」
「ひあんっ!」
白くて滑らかアドルティスの胸をぐっと掴んで、ぷっくりと立ち上がってる乳首にぞろりと舌を這わせると、アドルティスの身体が跳ねた。
「ほらみろ、感じてるじゃないか」
「も、いうな……って……っ」
そう言ってアドルティスは腕で顔を覆ってしまった。
「アドルティスは恥ずかしがりやか? こっちのアディちゃんとはえらい違いだな」
俺はぐいっと腰を揺らしてアドルティスに今繋がってる部分を知らしめる。
アディちゃん、そう呼ばれた途端アドルティスの顔も声も目に見えて蕩けだす。そのかわいらしくも馬鹿馬鹿しい名前がアドルティスのスイッチを入れる鍵だ。
また絶え間なくあえぎ出したアドルティスを尻目に、俺は目の前のピンク色に尖ったちっちゃな獲物を征服することに専念する。
舐めて、つついて、押しつぶして、それから指で擦って乳輪の周りをひっかくみたいにぐるぐる円を描いてやる。
「はぁ……あ……、んっ、ラカ、ラカン……ン……っ」
頼むからもうやめて、とアドルティスが根を上げるまで延々乳首を弄り倒してやる。本当はもっとあれこれやってやりたかったけど、そろそろ俺の方も限界が近かったので一旦そのそこからは退却することにした。
「ああ、でもナカで出すとヤバイんだったよな」
さすがにこんな遅い時間にまた浴室で大騒ぎしちゃ、さすがにばあさんだって気づくかもいしれんしな。
じゃあ腹か胸にでも擦りつけて、と俺が中ほど辺りをぬるぬる突いていたペニスをずっくりと引き出すと、またアドルティスの全身がぶるっと震えた。
香油と俺のカウパーとアドルティスの体液にまみれてテラテラと濡れ光る、限界近くまで反りかえった男根を手で扱いて、さてどこにぶっかけてやろうかと考えていると、突然アドルティスに手を掴まれた。
「ふ…………あ……っ」
ヤバイ。本気で止められなかった。思いっきり出しちまった。
あまりにもこいつの口の中や絡みついてくる舌が気持ちよすぎたのと、俺のモノを欲しがってしがみついてくる顔がいやらしすぎて。
口と顔で白濁を受け止めたアドルティスが、床に座り込んだままぼんやりと宙を見ている。やがて俺の腰から手を引き、自分の唇についたザーメンを指に取る。それをじっと見つめてから不意に俺を見上げると、娼婦も裸足で逃げ出すような蕩け切った顔でへらっ、と笑いながら、こくりと俺の精液を飲み込んだ。
俺はというと、自分の精液に塗れたアドルティスの顔を見て、正直、死ぬほど欲情していた。この間この浴室で、アドルティスの足の間に伝い落ちる自分の精液を見た時と同じくらいに。
その反面、俺は心底驚いていた。
お前、ここまでするのかよ。男の摩羅だぞ。精液だぞ。気持ち悪くないのかよ。なんでここまでされて怒らねぇんだよ、お前。
「…………アドルティス」
「……なに? ラカン」
「てめぇ、何考えてんだ」
「は?」
本当に何もわかってない顔でアドルティスがぱちくりと瞬きをする。俺はアドルティスの後ろ髪を引っつかんで持ち上げ、唾を飛ばして怒鳴った。
「一体どこまでやらせんだよ、お前! 怒れよ! 勝手なことばっかするなって怒るとこだろうがここは! それとも突っ込んでくれる男ならなんでもさせるのか!? どこまで淫乱なんだこの雌犬が!」
「め、めすいぬ!?」
さすがに仰天した顔でアドルティスが大声を上げた。だが構っちゃおれん。
「そうじゃなきゃなんだっていうんだ! 大体なんだレンの野郎は! いくら買い物に付き合って貰ったからってベタベタ触られやがって、腰なんか抱かれてギルドの女どもにまでエロいだのなんだの言われて、てめぇはあの金髪野郎のオンナか! 簡単に引っ掛けられるからってあいつで手を打とうって腹なんじゃねぇだろうな!」
「だ、だれがあんなうるさくていっつも詰めの甘い能天気男にサカるか、馬鹿!」
突然、アドルティスがどえらい勢いで俺の頭を掴んで怒鳴った。
「誰だっていいわけないだろう!? あんたが好きだから、あんたのじゃないと嫌なんだよ! あんたのだからなんだってできるんだ! わかったか、この意地悪絶倫鬼瓦男が!」
それを聞いて、俺はようやく腹の底でとぐろを巻いてた何かがじわりと溶けて消えていくのを感じた。
とうとう、とうとう言ってしまった。とうとう聞いてしまった。
どうすんだ。もう戻れねぇぞコレ。
憑き物でも落ちたみたいに長々と息を吐き出した俺を、アドルティスがいぶかしげに見ている。
「…………言ったな」
「え?」
「気持ちよすぎて脳味噌溶けちまってる時じゃなくて、イきまくって頭ぶっ飛んでる時じゃなくて、ちゃんと理性残ってて頭しっかりしてる時にちゃんと言ったな」
アドルティスは驚いたように目を見開いて、俺をじっと見ている。だから俺もアドルティスの目をしっかり見てやる。
「お前、本当に本気で俺が好きなのか」
一瞬、アドルティスの目が泳ぐ。けれど何度もためらった挙句、ようやく俺の顔を見て、答えた。
「………………そう、好き」
「いつから」
「……初めて会って、あんたが俺を助けてくれた時から」
「そうか」
それを聞いて俺はアドルティスの頭を思いっきりスパーン! とはたく。アドルティスはいきなり尻尾を踏んづけられて度肝抜かれた猫みたいに飛び上がって固まった。
「……っな、な……っ!?」
「馬鹿かお前は! 好きだからって何されてもいいってことじゃないだろう! 例え相手が俺だろうが、酷いこと言われたりされたりしたらちゃんと怒れよ、お前は!」
「は!?」
「もっと自分を大事にしろってんだ、馬鹿野郎!」
「そ、そんなに馬鹿馬鹿言うな!」
俺が黙ってアドルティスを睨みつけていると、落ちつかなげにきょろきょろした挙句、アドルティスが呟いた。
「……わざとだったのか? ラカンがさっきから、その、やたら強引だったり、意地悪だったのは……」
今度は俺が言葉に詰まる。そんで間の悪さを誤魔化すみたいに頭をかき回して言った。
「……いや、俺もちょっとイライラしてたから。悪かった。っていうか、嫌なら嫌ってちゃんと言わないと駄目だろうが」
「え……や……」
「あ?」
するとアドルティスがわざとらしく視線を泳がせた。
「………………あ、あんたに、その……ちょっとばかり、ら、乱暴にされるのも……そんなに、い、嫌じゃ、なかったし…………」
「………………」
こいつ、正真正銘の変態だったか。
思わず二の句がつけずにいると、アドルティスが真っ赤な顔で恥ずかしそうに笑って俺のモノを掴んだ。
「それに、ラカンも結構興奮してるみたいだけど……?」
「うるせぇ」
するとアドルティスが笑って口の端についた俺の精液をペロリと舐めた。思わず俺は言葉を失う。
「おい、お前舐めんなよそんなもん!」
「何言ってるんだ、半分くらいは俺の口の中に出しておいて、今更だろう?」
「~~~~~~~~~ッツ!」
思わず俺はアドルティスの頭をはたく。「いたっ!」と言いながらもどこか嬉しそうに俺を見上げてあいつが言った。
「……なあ、ラカンこそいいのか? 俺とこんなことしていて」
「しょうがないだろう、勃っちまうもんは」
「……しょうがないで済ませていいのか……?」
そう言って首を傾げているアドルティスの顔を、俺は改めてまじまじと見る。
まっすぐで意外と凛々しい眉、すっと通った鼻。男にしては長くて多い睫毛と滑らかで薄い唇。綺麗だけど、でもどこからどう見ても間違いなく男の顔だ。
俺がガシガシと乱暴に頭を掻きまわして言った。
「……正直、お前のことそういう意味で好きなのかどうかはわからん。なんせついさっきだからな、気づいたの」
「え?」
「でも、よその男や女に取られるのは絶対に、絶対に、嫌だ」
俺はぐいと顔を近づけてヤツの顔を覗き込む。
「それってやっぱり、そういうことなんじゃないのか?」
途端にアドルティスはますます顔を真っ赤にして俯いちまった。あー、くそっ。やっぱりかわいいな。なんて思ってしまうあたり俺も相当焼きが回ったもんだと思うし、これはもう『そういう事』なんだろう、と認めざるを得なくなる。
俺はガシガシと頭を掻きまわして気恥ずかしいのを誤魔化すと、わざとニヤリと笑ってアドルティスを見下ろした。
「よし。それじゃあ行こうぜ」
「へ? ど、どこに」
「お前の部屋のベッドに決まってるだろう? 立ったままヤるのが好みかよ」
一瞬黙り込んだアドルティスの頭をもう一度小突いて浴室のドアを開けた。タオルで適当に頭と身体を拭いてアドルティスをちょいちょいと呼ぶ。
「お前、こないだ道具なんかに後ろだけでイかされるのは嫌だと言ってたよな」
「……え、あ、うん」
「だから今日は俺が尻だけでイかせてやる」
「…………は?」
絶句したアドルティスに、俺はとびっきりいやらしい声で囁いた。
「今から俺がお前をオンナにしてやるよ」
◇ ◇ ◇
「はあ、んっ、ひあっ、ん……っつ!」
小さな灯り一つ点けただけの部屋に、ひっきりなしにアドルティスの甘ったるい嬌声がこだまする。
「お前、こんなところも感じるのか?」
四つんばいになったアドルティスをバックから突きながら、俺はアドルティスの胸に手を回して尋ねる。
「し……しらない、……っ!」
「でもすごくコリコリしてんぜ? 乳首、勃ってるじゃないか」
「もう、言わな、で……っ!」
俺はアドルティスの尻を押して一旦引き抜くと、アドルティスが肩越しに睨んできた。でもそんな涙目で睨まれても興奮するだけなんだが。
「オラ、仰向けになれよ。そんでおっぱい寄越せ」
「は? お……おっぱ……っ!?」
赤面するアドルティスにニヤリと笑ってやると、俺は今度は前からぬぷっと突き入れてアドルティスの上に覆いかぶさる。体格があまりにも違うし怪我させてしまいそうで、まだ根元まで全部挿れることはできないけど、それでも半分くらい挿れたあいつの狭くて熱くてきゅうきゅううねるナカは充分すぎるほど気持ちが良かった。
「お前、昔と比べれば少しは筋肉ついたんじゃないか?」
「え、ほんと?」
アドルティスがパッと顔を輝かせる。おい、なんだよかわいいな。
「ほら、前はいくら食わせても細っこいまんまだったけど、この辺ちょっとは肉もついたよな」
「ひあんっ!」
白くて滑らかアドルティスの胸をぐっと掴んで、ぷっくりと立ち上がってる乳首にぞろりと舌を這わせると、アドルティスの身体が跳ねた。
「ほらみろ、感じてるじゃないか」
「も、いうな……って……っ」
そう言ってアドルティスは腕で顔を覆ってしまった。
「アドルティスは恥ずかしがりやか? こっちのアディちゃんとはえらい違いだな」
俺はぐいっと腰を揺らしてアドルティスに今繋がってる部分を知らしめる。
アディちゃん、そう呼ばれた途端アドルティスの顔も声も目に見えて蕩けだす。そのかわいらしくも馬鹿馬鹿しい名前がアドルティスのスイッチを入れる鍵だ。
また絶え間なくあえぎ出したアドルティスを尻目に、俺は目の前のピンク色に尖ったちっちゃな獲物を征服することに専念する。
舐めて、つついて、押しつぶして、それから指で擦って乳輪の周りをひっかくみたいにぐるぐる円を描いてやる。
「はぁ……あ……、んっ、ラカ、ラカン……ン……っ」
頼むからもうやめて、とアドルティスが根を上げるまで延々乳首を弄り倒してやる。本当はもっとあれこれやってやりたかったけど、そろそろ俺の方も限界が近かったので一旦そのそこからは退却することにした。
「ああ、でもナカで出すとヤバイんだったよな」
さすがにこんな遅い時間にまた浴室で大騒ぎしちゃ、さすがにばあさんだって気づくかもいしれんしな。
じゃあ腹か胸にでも擦りつけて、と俺が中ほど辺りをぬるぬる突いていたペニスをずっくりと引き出すと、またアドルティスの全身がぶるっと震えた。
香油と俺のカウパーとアドルティスの体液にまみれてテラテラと濡れ光る、限界近くまで反りかえった男根を手で扱いて、さてどこにぶっかけてやろうかと考えていると、突然アドルティスに手を掴まれた。
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