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Ⅱ 据え膳食わぬは鬼の恥 編
ラカン、アドルティスと出会う
しおりを挟む 今日は俺、鬼人ラカンにとってまさに青天の霹靂ともいうべき事件が起きた。
事の発端は、俺が二か月かかる商隊の護衛仕事を引き受けたことだった。
町一番の豪商が中央都市までとんでもなく貴重な品物を運ぶとかで、道中魔獣や品物を狙ってくるごろつきなんかから守って欲しい、っていう、まあごく普通の依頼だった。
俺はいわゆる『冒険者』ってやつで、ダナンの冒険者ギルドに所属してる。
とはいえギルドの掲示板に張られてる一般の依頼をこなしていく白磁級から銀級までの冒険者とは違って、俺たち金級の仕事のほとんどは指名依頼の傭兵仕事や魔獣の討伐だ。俺の場合はそれ以外にも、勝手にあちこち行って強い魔獣を狩って採った素材を売る、ってのが入る。
今回の護衛仕事はその豪商からの指名依頼で、なぜか相場より少し報酬が高かった。
たまたま俺自身も中央都市に用事があったせいで、ついでのつもりで仕事を受けた。ただ今回はその豪商子飼いの護衛兵っていうのが同行してて、今思うとそれが一番のストレスの原因だった。
確かにそれなりに腕はたつし装備もいい。武器にだって金かけてんな、って思った。だがこれまでに踏んだ場数が全然足りない。特に街道を外れたような場所に出て来る魔獣相手には。
このルーマ地方は結構デカくて強い魔獣とかなり頻繁に出くわす土地だ。そいつらを倒そうっていうならこっちだって並大抵の覚悟じゃ足りない。
多分、今回の依頼人であるその豪商は、自分とこの護衛兵を俺に鍛えさせるつもりで雇ったんだろう。だったら初めにそう言えよ、めんどくせぇ。
そういう仕事は絶対やらないとは言わない。でもそれならそれでちゃんとその分の対価も取る。あと絶対アドルティスも連れていった。というか無理矢理にでも巻き込んだ。
街の中や街道沿いの安全地帯しか知らないやつらのお守りをしながら魔獣と戦うなら、せめて後方はがっちり固めてくれるやつがいないと面倒だ。その点あいつなら安心だからな。
まあ、そんなこんなで面倒な仕事を終えてギルドに依頼完了の報告をし、報酬を受け取った俺がその足で向かったのはアドルティスのとこだった。
「おい、アドルティス。メシ行くぞ」
アドルティスが住んでる下宿の狭苦しい玄関に無理矢理身体を突っ込んでそう言うと、あいつはパチパチと瞬きをして頷いた。その時俺は二か月ぶりに見た腐れ縁のツレの顔を見て「こいつほんと顔だけは死ぬほどいいよな」としみじみ思った。
多分、二か月もの間むさ苦しい野郎たちと肥満気味の依頼主と魔獣どもの臭いツラしか見てなかったせいだな。
以前、護衛仕事中に一緒になった旅芸人の一団にいた吟遊詩人が謳った言葉を借りれば『月の光を宿した美しき金の髪』に『木漏れ日当たる羊歯の葉のごとき瞳』そんでもって『伸びやかな若木のごとき姿は凛として麗しき』ってなもんだ。
肩の上で切りそろえた髪もなんでか知らんが長旅の間もサラッサラだしな。汗もかかない。便利なことだ。
とはいえアドルティスは見た目と中身が結構違う。時々ちょっと抜けてるし口も悪い。
初めて会ったのは……八年? 九年前? それくらいか? あいつがまだ故郷の西の森からダナンの街に出てきたばかりの頃だ。
その頃、大陸全土で黄魔鋼が不足していてあちこちのダンジョンで大々的な採掘が行われてた。とはいえどこの洞窟でもそれなりに強い魔獣が出るから、護衛にとにかく人手がいるってことでダナンでもしょっちゅう募集が掛かっていた。
普段の俺ならその程度の依頼は面倒であまり受けないんだが、その時は馴染みのギルド職員のリンドに「ちょっと心配なパーティがある」って助けを求められた。なんでも大して実力もなさそうな男がやたらイキがってリーダーに立候補したらしい。
もしそれが本当だとしても、相手の実力を見抜けずそいつをリーダー役に承認したメンバーの責任であって俺やリンドが気にするようなことじゃないんだが、そのパーティの中に一人気になるやつがいる、とリンドが言った。
「持ってるスキルや魔力はかなりのもんなんですけど、まだこっちに来たばっかで経験が足りないんですよ。ああいう人材は貴重なんで、口先だけのバカな男のせいでケガさせたり死なせたりはしたくないんです」
まだ二十四、五の若さでリンドの野郎は言う事が結構えげつない。そして俺たち冒険者を毎日溜まっていく依頼を片付けるためのいい手段としか見ていない。
で、そいつらが出発前にギルドにたむろっていた時にたまたま居合わせた俺がリンドが目線で示した方を見たら、あー、確かに。一発でわかった。あいつだ。あの明らかにメンバーの中で浮きまくってるやつ。それがアドルティスだった。
その頃アドルティスは髪を長く伸ばしてて(なんでも西の森のエルフの習慣なんだそうだ)、他の奴らがこれ見よがしに自分の剣や楯を撫でたり担ぎ直したりして周りの冒険者たちを牽制してる横で一人ぽやんと立っていた。
多分ほかの奴らが見たら『ぽやん』じゃなくて『スッ』とか『シャン』とかそういう言い方をするんだろうけどな。
エルフっていうのは大抵がやたら陽気なやつかまったくの無表情かのどっちかだが、あいつはあんまり表情の変わらない方のエルフだ。見た目クールっていうのかなんなのか、黙ってると随分とスカした感じがする。
だが、今の俺ならわかる。あれは絶対『ぽやん』だった。つまり何にも考えてない。せいぜい『あ~腹減ったな~』とか『今夜何食おう』とかそういう顔だった。
すぐ隣で例のリーダー役の剣士がチラチラそいつのことを見てアピールしまくってんのにな。全然気づいてない。笑うぜ。
まあ、リンドには借りもあるし、往復でも四日かそこらの予定だし、まあいいかと思ってそのパーティに参加した。
で、やっぱりその自称リーダーが現場でやらかして、結果的に俺がアドルティスを助けたような形になった。まあ多分俺が出しゃばらなくてもあいつ一人でなんとかできてたような気もするけどな。あいつ必殺技とか持ってそうだし。歌で魔獣を操るとか。目から怪光線が出るとか。
それ以来、ギルドの窓口を統括してるリンドの目論見で、俺とアドルティスはよく仕事で一緒になった。でもリンドがヤツを俺と組ませた理由はすぐにわかった。
あいつと一緒だととにかく戦いやすい。俺が目の前の魔獣に集中して後ろは結構ほったらかしでも全然大丈夫。
俺は鬼人だから人間と比べると断然耳や鼻が利くし、魔獣の気配にも聡い。でもあいつはそれ以上だ。
街の外で発生した魔獣の大量発生を片付けに初めて十人くらいのメンバーで一緒に行った時は、誰よりも先に敵を見つけて俺が何か言う前に全員に防御バフと攻撃バフを掛けつつ、俺にだけ速度バフまで重ね掛けしやがった。
防御や攻撃バフと違って動きが速くなる速度バフは、下手なやつに掛けると自分の動きを制御できなくなって自爆する。あいつは俺なら大丈夫だと踏んだんだろう。
結果的に俺はいつもより断然速く動く自分の身体を思いっきり楽しんでしまった。いや、あれは本当に楽しいぜ? 最初はビビったけどな。
初めて会って、あの馬鹿な自称『腕利きのリーダー』から助けてやった時のあいつは冒険者としてはまだまだひよっこで、今思えば随分と可愛げのあるやつだった。
「あの」
リーダー役の男に盾にされて危うく死にかけたばかりなのに、素早く立ち直った後は初めて組んだばかりの俺たちにドンピシャのタイミングで、しかも相手の技量を素早く読んでガンガンバフを重ね掛けしてくるとんでもなく有能なエルフのバッファーは『西の森のアドルティス』だと名乗った。
「さっきは助かった。ありがとう」
全然ありがたがってなさそうな無表情であいつは言った。
俺たち鬼人は結構なんでも顔に出るが、エルフは逆だ。いつも穏やかな、俺にしちゃそらぞらしいような笑みを浮かべてるかまったくの無表情かのどちらかだ。こいつは顔が動かん方のエルフらしい。
そいつが「礼に一杯おごる」と言ってきた。誰が相手だろうと理由がなんだろうと呑める酒は逃さないのが信条だ。俺はあんなことをしでかしておきながらまだ未練たらたらでこのエルフを盗み見てる剣士の野郎を踏んづけながら答えた。
「俺は羅漢、鬼人のラカンだ」
するとそのエルフは俺の足の下でヒーコラ言ってる野郎を見下ろして、そして俺の顔を見上げてほんの少しだけ微笑んだ。
ほんの、ほんの一瞬だけ見蕩れたってのは一生の秘密だな。うん。
事の発端は、俺が二か月かかる商隊の護衛仕事を引き受けたことだった。
町一番の豪商が中央都市までとんでもなく貴重な品物を運ぶとかで、道中魔獣や品物を狙ってくるごろつきなんかから守って欲しい、っていう、まあごく普通の依頼だった。
俺はいわゆる『冒険者』ってやつで、ダナンの冒険者ギルドに所属してる。
とはいえギルドの掲示板に張られてる一般の依頼をこなしていく白磁級から銀級までの冒険者とは違って、俺たち金級の仕事のほとんどは指名依頼の傭兵仕事や魔獣の討伐だ。俺の場合はそれ以外にも、勝手にあちこち行って強い魔獣を狩って採った素材を売る、ってのが入る。
今回の護衛仕事はその豪商からの指名依頼で、なぜか相場より少し報酬が高かった。
たまたま俺自身も中央都市に用事があったせいで、ついでのつもりで仕事を受けた。ただ今回はその豪商子飼いの護衛兵っていうのが同行してて、今思うとそれが一番のストレスの原因だった。
確かにそれなりに腕はたつし装備もいい。武器にだって金かけてんな、って思った。だがこれまでに踏んだ場数が全然足りない。特に街道を外れたような場所に出て来る魔獣相手には。
このルーマ地方は結構デカくて強い魔獣とかなり頻繁に出くわす土地だ。そいつらを倒そうっていうならこっちだって並大抵の覚悟じゃ足りない。
多分、今回の依頼人であるその豪商は、自分とこの護衛兵を俺に鍛えさせるつもりで雇ったんだろう。だったら初めにそう言えよ、めんどくせぇ。
そういう仕事は絶対やらないとは言わない。でもそれならそれでちゃんとその分の対価も取る。あと絶対アドルティスも連れていった。というか無理矢理にでも巻き込んだ。
街の中や街道沿いの安全地帯しか知らないやつらのお守りをしながら魔獣と戦うなら、せめて後方はがっちり固めてくれるやつがいないと面倒だ。その点あいつなら安心だからな。
まあ、そんなこんなで面倒な仕事を終えてギルドに依頼完了の報告をし、報酬を受け取った俺がその足で向かったのはアドルティスのとこだった。
「おい、アドルティス。メシ行くぞ」
アドルティスが住んでる下宿の狭苦しい玄関に無理矢理身体を突っ込んでそう言うと、あいつはパチパチと瞬きをして頷いた。その時俺は二か月ぶりに見た腐れ縁のツレの顔を見て「こいつほんと顔だけは死ぬほどいいよな」としみじみ思った。
多分、二か月もの間むさ苦しい野郎たちと肥満気味の依頼主と魔獣どもの臭いツラしか見てなかったせいだな。
以前、護衛仕事中に一緒になった旅芸人の一団にいた吟遊詩人が謳った言葉を借りれば『月の光を宿した美しき金の髪』に『木漏れ日当たる羊歯の葉のごとき瞳』そんでもって『伸びやかな若木のごとき姿は凛として麗しき』ってなもんだ。
肩の上で切りそろえた髪もなんでか知らんが長旅の間もサラッサラだしな。汗もかかない。便利なことだ。
とはいえアドルティスは見た目と中身が結構違う。時々ちょっと抜けてるし口も悪い。
初めて会ったのは……八年? 九年前? それくらいか? あいつがまだ故郷の西の森からダナンの街に出てきたばかりの頃だ。
その頃、大陸全土で黄魔鋼が不足していてあちこちのダンジョンで大々的な採掘が行われてた。とはいえどこの洞窟でもそれなりに強い魔獣が出るから、護衛にとにかく人手がいるってことでダナンでもしょっちゅう募集が掛かっていた。
普段の俺ならその程度の依頼は面倒であまり受けないんだが、その時は馴染みのギルド職員のリンドに「ちょっと心配なパーティがある」って助けを求められた。なんでも大して実力もなさそうな男がやたらイキがってリーダーに立候補したらしい。
もしそれが本当だとしても、相手の実力を見抜けずそいつをリーダー役に承認したメンバーの責任であって俺やリンドが気にするようなことじゃないんだが、そのパーティの中に一人気になるやつがいる、とリンドが言った。
「持ってるスキルや魔力はかなりのもんなんですけど、まだこっちに来たばっかで経験が足りないんですよ。ああいう人材は貴重なんで、口先だけのバカな男のせいでケガさせたり死なせたりはしたくないんです」
まだ二十四、五の若さでリンドの野郎は言う事が結構えげつない。そして俺たち冒険者を毎日溜まっていく依頼を片付けるためのいい手段としか見ていない。
で、そいつらが出発前にギルドにたむろっていた時にたまたま居合わせた俺がリンドが目線で示した方を見たら、あー、確かに。一発でわかった。あいつだ。あの明らかにメンバーの中で浮きまくってるやつ。それがアドルティスだった。
その頃アドルティスは髪を長く伸ばしてて(なんでも西の森のエルフの習慣なんだそうだ)、他の奴らがこれ見よがしに自分の剣や楯を撫でたり担ぎ直したりして周りの冒険者たちを牽制してる横で一人ぽやんと立っていた。
多分ほかの奴らが見たら『ぽやん』じゃなくて『スッ』とか『シャン』とかそういう言い方をするんだろうけどな。
エルフっていうのは大抵がやたら陽気なやつかまったくの無表情かのどっちかだが、あいつはあんまり表情の変わらない方のエルフだ。見た目クールっていうのかなんなのか、黙ってると随分とスカした感じがする。
だが、今の俺ならわかる。あれは絶対『ぽやん』だった。つまり何にも考えてない。せいぜい『あ~腹減ったな~』とか『今夜何食おう』とかそういう顔だった。
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まあ、リンドには借りもあるし、往復でも四日かそこらの予定だし、まあいいかと思ってそのパーティに参加した。
で、やっぱりその自称リーダーが現場でやらかして、結果的に俺がアドルティスを助けたような形になった。まあ多分俺が出しゃばらなくてもあいつ一人でなんとかできてたような気もするけどな。あいつ必殺技とか持ってそうだし。歌で魔獣を操るとか。目から怪光線が出るとか。
それ以来、ギルドの窓口を統括してるリンドの目論見で、俺とアドルティスはよく仕事で一緒になった。でもリンドがヤツを俺と組ませた理由はすぐにわかった。
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俺は鬼人だから人間と比べると断然耳や鼻が利くし、魔獣の気配にも聡い。でもあいつはそれ以上だ。
街の外で発生した魔獣の大量発生を片付けに初めて十人くらいのメンバーで一緒に行った時は、誰よりも先に敵を見つけて俺が何か言う前に全員に防御バフと攻撃バフを掛けつつ、俺にだけ速度バフまで重ね掛けしやがった。
防御や攻撃バフと違って動きが速くなる速度バフは、下手なやつに掛けると自分の動きを制御できなくなって自爆する。あいつは俺なら大丈夫だと踏んだんだろう。
結果的に俺はいつもより断然速く動く自分の身体を思いっきり楽しんでしまった。いや、あれは本当に楽しいぜ? 最初はビビったけどな。
初めて会って、あの馬鹿な自称『腕利きのリーダー』から助けてやった時のあいつは冒険者としてはまだまだひよっこで、今思えば随分と可愛げのあるやつだった。
「あの」
リーダー役の男に盾にされて危うく死にかけたばかりなのに、素早く立ち直った後は初めて組んだばかりの俺たちにドンピシャのタイミングで、しかも相手の技量を素早く読んでガンガンバフを重ね掛けしてくるとんでもなく有能なエルフのバッファーは『西の森のアドルティス』だと名乗った。
「さっきは助かった。ありがとう」
全然ありがたがってなさそうな無表情であいつは言った。
俺たち鬼人は結構なんでも顔に出るが、エルフは逆だ。いつも穏やかな、俺にしちゃそらぞらしいような笑みを浮かべてるかまったくの無表情かのどちらかだ。こいつは顔が動かん方のエルフらしい。
そいつが「礼に一杯おごる」と言ってきた。誰が相手だろうと理由がなんだろうと呑める酒は逃さないのが信条だ。俺はあんなことをしでかしておきながらまだ未練たらたらでこのエルフを盗み見てる剣士の野郎を踏んづけながら答えた。
「俺は羅漢、鬼人のラカンだ」
するとそのエルフは俺の足の下でヒーコラ言ってる野郎を見下ろして、そして俺の顔を見上げてほんの少しだけ微笑んだ。
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