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Ⅰ 窮鼠、鬼を噛む 編
アドルティスの計画
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長いこと付き合いがあって一緒に仕事をしていたりすると、相手のいいところも嫌なところもほとんど全部わかってくる。特に戦闘中や旅の間は良くも悪くもそいつの地が出るからな。俺もそうだろうけど。
ラカンはいかにも鬼人らしく、大体がおおざっぱでかなりの気分屋だ。というか本能で生きてる。
あと普段は結構意地悪だけど時々びっくりするくらい優しい時もある。
俺たちが初めて出会ったあの洞窟での護衛仕事で、俺を楯にして魔獣から逃げようとしたあいつに俺より腹を立てて、街に戻った後で俺に隠れてそいつをほぼ再起不能なまでにぶちのめしてしまうくらいには。
後でそのことを知って、そんであまりにも悲惨なことになってたヤツの姿にかえって俺の方が冷静になってしまったほどだった。
でも正直に、本当のことをいえば、ものすごく嬉しかった。
一族の義務やナハルアの掟と関係なく、まったくの他人が見返りも求めず俺のために何かをしてくれたのは初めてだったのだ。
俺のためにそこまで怒ってくれたのかな、と思ったら、それはもう惚れてしまってもおかしくないと思わないか?
まあ、ただ単にラカンが元からそいつが気に食わなかっただけって可能性の方が大きい気もするけれど。
とにかく、それ以来ずっと俺はラカンに密かに恋をしている。
でもまあ、もちろん好きだなんてラカンに言えるわけがない。だってラカンは普通に女が好きだから。
この国では男同士、女同士で付き合うのはまあ、なくはない程度だと聞いている。確かに非生産的ではあるからな。
とはいえ俺たちエルフは大体があまり誰かに対して好き嫌いの感情を持たないからよくは分からない。だがラカンたち鬼人は全然違う。らしい。
以前ラカンから聞いた鬼人の三大欲求は『強いヤツと戦いたい』『そいつに勝ちたい』最後に食欲と性欲がセットになって来るらしい。
ラカンは今のところ特定の恋人をつくったりはしてないようだけど、同じ冒険者の女性や酒場の酌婦たちによく色っぽい流し目を貰ってるし、花街の辺りを歩いているとほんとに引く手あまたになる。と言ってもギルドの新人受付嬢やお上の絡む仕事で一緒になるようなまだ若そうな僧侶の女の子などは怖がっていつも目が泳いでるから、まあ、勝率五割五分ってとこだろうか。
それにファニエール街にある娼館に馴染みの女が三人いるってことも実は知っている。しかし三人ってすごくないか? もちろんそれぞれ別の店に、だけど。
女の人の方も商売だと割り切ってはいるんだろうが、それでもその三人が喧嘩というか険悪にならない程度に三人とも平等に通ってるってことだろう?
鬼人族はあっちの方がとにかく強くて普通の人間の女ではとても満足させられない、という噂は本当なんだろうか。だから三人なのか。以前ラカンに聞いてみたけど教えてくれなかった。今度ヤツが酔っぱらってる時にもういっぺん聞いてみようと思う。
とにかく、俺は初めてラカンに出会った二十歳そこそこで彼への恋心を自覚してから今までずっと片思い継続中なわけだ。今二十八だからもう八年? すごいな。
西の森のエルフの寿命はだいたい二百年ぐらいで、それから考えたら八年なんて全然大したことないのかもしれないが、まだまだひよっこの俺からしたら八年は相当長い。
二十八の男の『好き』なんてそうそうキレイでもかわいらしいものでもない。それは当然だろう、と開き直ってみる。西の森じゃひよっこ扱いでも人間から見たらいい大人だからな。
さっきからぐーぐー無防備に眠るラカンを前に手がウズウズしている。だってとうとう、とうとうラカンに触れることができるのだ。
俺のベッドに寝ているラカンの上に乗っかって、シャツの襟元をそっと緩める。そんでズボンのベルトを緩めてシャツの裾を引き出した。
起きてしまわないかとラカンの顔を見ながら、そろそろとシャツの中に手を入れてみる。
「……ラカン? 寝てるのか?」
起きない。
俺の手はもう少し大胆になる。
鬼人のラカンの身体は俺とは比べ物にならないくらい分厚くて逞しい。余ったり緩んだりしてるところはどこにもなくて、腹周りもくっきりかっちりしてる。ほんとすごい筋肉だ。種族の差というものをまざまざと見せつけられてる感じがする。
俺はエルフだからなのか、いくら食べても太らない代わりに筋肉もつかない。それでもラカンに事あるごとに「もっと食え」と言われてドカドカ皿に肉を盛られるせいで少しは食べる量も増えたし、あと大体の肉も平気になった。
ラカンの、やたら俺に何か食わせようとするアレは一体なんなんだろうな。そういえば出会った頃からそうだった。
初めて一緒になったあの仕事で助けてもらって、礼にと飯をご馳走したら払うのはこっちだというのにやたら「お前も食え」と言って肉だのなんだの頼んで、俺がとてもじゃないけど食べきれなくて残すと「これだからエルフは」って呆れながら全部自分で食べていた。意味不明だ。
などとこの後に及んでまだそんな意味のないことを考えている俺も実はかなり酔っ払っているのかもしれない。何にって? もちろんラカンに、だ。
いつだって隙のない、油断してたり気が緩んでるとこなんて絶対人に見せない大好きな大好きなラカンが、俺の目の前で眠っている。
「……本当に、夢じゃないんだよな……?」
どうしよう。ドキドキしてきた。心臓がうるさい。実はラカンが目を覚ましていて、俺の第六感が命の危険を察してバクバクいってるわけじゃないよな?
鬼人ってのはものすごく力が強いだけじゃなくて本能というか感覚がものすごく鋭い。眠ってたって魔獣の気配がしたらすぐ目を覚ますし、同時に剣まで抜いて走り出してる。
だからこんな風に俺が近寄っても起きないってことがどれだけレアな状況かわかって貰えるだろうか。
(というか、なんで起きないんだろう……)
それだけ気を許してくれてるってことかな? そうだと嬉しいんだけど。
ラカンのどっしりとした腰のあたりに跨って、ずっと憧れていた分厚い胸筋にドキドキしながら触れてみる。そしていつもの鬼みたい(って半分鬼だが)にいかめしい顔で寝ているラカンの首筋に顔を近づけてみた。寝てる時くらい顔からもっと力抜けばいいのに。それとも元からこういう顔なんだろうか。
ものすごく強い火酒と金山羊亭で食べた山盛りの黒血牛の肉とラカンの匂いが混じってる。
ラカンは俺たちエルフとは全然違う匂いがする。汗とか下町の男たちがよく道端に吐き捨てる噛み煙草とかそういう嫌な匂いではなくて、なんていうんだろう、すごく下半身にくる感じの匂いだ。
(すごい、いいニオイ……。なんか、ゾクゾクする……)
細心の注意を払ってそおっとラカンのシャツをめくって、胸の真ん中にキスをする。ああ、ドクドク、心臓の音が聞こえる。暖かくて、とても力強い。
唐突に、これは夢じゃないんだと自覚した。
ラカンはいかにも鬼人らしく、大体がおおざっぱでかなりの気分屋だ。というか本能で生きてる。
あと普段は結構意地悪だけど時々びっくりするくらい優しい時もある。
俺たちが初めて出会ったあの洞窟での護衛仕事で、俺を楯にして魔獣から逃げようとしたあいつに俺より腹を立てて、街に戻った後で俺に隠れてそいつをほぼ再起不能なまでにぶちのめしてしまうくらいには。
後でそのことを知って、そんであまりにも悲惨なことになってたヤツの姿にかえって俺の方が冷静になってしまったほどだった。
でも正直に、本当のことをいえば、ものすごく嬉しかった。
一族の義務やナハルアの掟と関係なく、まったくの他人が見返りも求めず俺のために何かをしてくれたのは初めてだったのだ。
俺のためにそこまで怒ってくれたのかな、と思ったら、それはもう惚れてしまってもおかしくないと思わないか?
まあ、ただ単にラカンが元からそいつが気に食わなかっただけって可能性の方が大きい気もするけれど。
とにかく、それ以来ずっと俺はラカンに密かに恋をしている。
でもまあ、もちろん好きだなんてラカンに言えるわけがない。だってラカンは普通に女が好きだから。
この国では男同士、女同士で付き合うのはまあ、なくはない程度だと聞いている。確かに非生産的ではあるからな。
とはいえ俺たちエルフは大体があまり誰かに対して好き嫌いの感情を持たないからよくは分からない。だがラカンたち鬼人は全然違う。らしい。
以前ラカンから聞いた鬼人の三大欲求は『強いヤツと戦いたい』『そいつに勝ちたい』最後に食欲と性欲がセットになって来るらしい。
ラカンは今のところ特定の恋人をつくったりはしてないようだけど、同じ冒険者の女性や酒場の酌婦たちによく色っぽい流し目を貰ってるし、花街の辺りを歩いているとほんとに引く手あまたになる。と言ってもギルドの新人受付嬢やお上の絡む仕事で一緒になるようなまだ若そうな僧侶の女の子などは怖がっていつも目が泳いでるから、まあ、勝率五割五分ってとこだろうか。
それにファニエール街にある娼館に馴染みの女が三人いるってことも実は知っている。しかし三人ってすごくないか? もちろんそれぞれ別の店に、だけど。
女の人の方も商売だと割り切ってはいるんだろうが、それでもその三人が喧嘩というか険悪にならない程度に三人とも平等に通ってるってことだろう?
鬼人族はあっちの方がとにかく強くて普通の人間の女ではとても満足させられない、という噂は本当なんだろうか。だから三人なのか。以前ラカンに聞いてみたけど教えてくれなかった。今度ヤツが酔っぱらってる時にもういっぺん聞いてみようと思う。
とにかく、俺は初めてラカンに出会った二十歳そこそこで彼への恋心を自覚してから今までずっと片思い継続中なわけだ。今二十八だからもう八年? すごいな。
西の森のエルフの寿命はだいたい二百年ぐらいで、それから考えたら八年なんて全然大したことないのかもしれないが、まだまだひよっこの俺からしたら八年は相当長い。
二十八の男の『好き』なんてそうそうキレイでもかわいらしいものでもない。それは当然だろう、と開き直ってみる。西の森じゃひよっこ扱いでも人間から見たらいい大人だからな。
さっきからぐーぐー無防備に眠るラカンを前に手がウズウズしている。だってとうとう、とうとうラカンに触れることができるのだ。
俺のベッドに寝ているラカンの上に乗っかって、シャツの襟元をそっと緩める。そんでズボンのベルトを緩めてシャツの裾を引き出した。
起きてしまわないかとラカンの顔を見ながら、そろそろとシャツの中に手を入れてみる。
「……ラカン? 寝てるのか?」
起きない。
俺の手はもう少し大胆になる。
鬼人のラカンの身体は俺とは比べ物にならないくらい分厚くて逞しい。余ったり緩んだりしてるところはどこにもなくて、腹周りもくっきりかっちりしてる。ほんとすごい筋肉だ。種族の差というものをまざまざと見せつけられてる感じがする。
俺はエルフだからなのか、いくら食べても太らない代わりに筋肉もつかない。それでもラカンに事あるごとに「もっと食え」と言われてドカドカ皿に肉を盛られるせいで少しは食べる量も増えたし、あと大体の肉も平気になった。
ラカンの、やたら俺に何か食わせようとするアレは一体なんなんだろうな。そういえば出会った頃からそうだった。
初めて一緒になったあの仕事で助けてもらって、礼にと飯をご馳走したら払うのはこっちだというのにやたら「お前も食え」と言って肉だのなんだの頼んで、俺がとてもじゃないけど食べきれなくて残すと「これだからエルフは」って呆れながら全部自分で食べていた。意味不明だ。
などとこの後に及んでまだそんな意味のないことを考えている俺も実はかなり酔っ払っているのかもしれない。何にって? もちろんラカンに、だ。
いつだって隙のない、油断してたり気が緩んでるとこなんて絶対人に見せない大好きな大好きなラカンが、俺の目の前で眠っている。
「……本当に、夢じゃないんだよな……?」
どうしよう。ドキドキしてきた。心臓がうるさい。実はラカンが目を覚ましていて、俺の第六感が命の危険を察してバクバクいってるわけじゃないよな?
鬼人ってのはものすごく力が強いだけじゃなくて本能というか感覚がものすごく鋭い。眠ってたって魔獣の気配がしたらすぐ目を覚ますし、同時に剣まで抜いて走り出してる。
だからこんな風に俺が近寄っても起きないってことがどれだけレアな状況かわかって貰えるだろうか。
(というか、なんで起きないんだろう……)
それだけ気を許してくれてるってことかな? そうだと嬉しいんだけど。
ラカンのどっしりとした腰のあたりに跨って、ずっと憧れていた分厚い胸筋にドキドキしながら触れてみる。そしていつもの鬼みたい(って半分鬼だが)にいかめしい顔で寝ているラカンの首筋に顔を近づけてみた。寝てる時くらい顔からもっと力抜けばいいのに。それとも元からこういう顔なんだろうか。
ものすごく強い火酒と金山羊亭で食べた山盛りの黒血牛の肉とラカンの匂いが混じってる。
ラカンは俺たちエルフとは全然違う匂いがする。汗とか下町の男たちがよく道端に吐き捨てる噛み煙草とかそういう嫌な匂いではなくて、なんていうんだろう、すごく下半身にくる感じの匂いだ。
(すごい、いいニオイ……。なんか、ゾクゾクする……)
細心の注意を払ってそおっとラカンのシャツをめくって、胸の真ん中にキスをする。ああ、ドクドク、心臓の音が聞こえる。暖かくて、とても力強い。
唐突に、これは夢じゃないんだと自覚した。
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