6 / 6
あーちゃんとホットくん
しおりを挟むさっそく家を出てホットくんのもとにいきます。
「あーちゃんが大変、大変!!」
ホットくんはあーちゃんが大変になってると思いました。
「あーちゃんが大変!!何も食べずに泣いてばかり…」
「どうしちゃっただろうか…」
ヒーコちゃんたちも目をうるませて泣きました。
「ぼくがすぐさま帰る事にする!!」
ホットくんはすかさず、おばあちゃん家を飛び出しました。
転げるように走って走って、あーちゃん家に向かいます。
走って、
走って、
もう外は真っ暗
満点の星たちが僕らを見てます
流れ星がひとつ流れました。
あーちゃん、
ぼくがいるから大丈夫…
「あーちゃん!!!!」
家に入るなりあーちゃんの姿をさがします
あーちゃんは部屋の隅で背中を丸めて泣いてます。
「あーちゃん!!」
びっくりしてふりむきます
「ホットくん!!」
あれだけ泣いていたのがウソのように泣き止みます。
「あーちゃん!!ごめんね!!もう泣かなくていいんだよ。」
涙がポロポロこぼれます
苦しくて泣いてるんじゃない
ふたりとも幸せで泣いてるんだ
そう思える瞬間でした
ぼくは大きく息を吸い込み言いました
「あーちゃんのそばにいつもいるから!だって家族だもん、!!!!」
ぼくはあーちゃんのそばから離れたくありませんでした
あーちゃんは言いました。
「ぼく、……1人ぼっちじゃないね。」
「うん…」
ふたりは抱き合い、うなずきます。
「もう、…ぼく1人ぼっちじゃないね。」
おわり
2
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる