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第五章『開戦』
132話 ヴォイド出撃
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「第二塹壕を破棄! 第四まで順次兵を撤退させろ!」
奇襲を封じられた第十五騎士団は、真正面から敵の大軍とぶつかっていた。閃光対策に掘った塹壕と柵も、たった二日で攻略されつつある。
敵は仙術士を殺せるミスリル製の武具を、それなりの数用意してたらしい。公国派貴族の私兵に対しては無敵だった部下たちからも、少しずつ犠牲が出始めた。
「隊長! 第四塹壕が落ちました! 第三まで、孤立しています! 撤退できません!」
今日になってからの報告はどれも絶望的だ。もはや時間稼ぎしかできそうにない。
「アブス、ここは任せた! お前の判断で時間を稼げ! 第四塹壕の救援は俺が行く!」
「ちょっ、隊長!」 「ヴォイド様! お戻りください!」
副官たちの声を置き去りに、空中を加速しながら駆け上がる。
おそらく、狙っていたのだろう。いくつもの閃光が走り抜けるが、空中で不規則な『縮地』をしていれば簡単には当たらない。
「ぐおおおおおっ!」
空中を駆ければ、前線まではすぐに着く。見下ろすと、背丈ほどもある分厚い鉄板のような大剣を片手で振り回す大男がいた。弟子の中では『剛力』という二つ名で知られるモーリだ。以前の戦闘で片腕を負傷しながら、まだ鋼でできた重い大剣を使うあたり、武器に対するこだわりは強いのだろう。
他にも数十人、こちら側の兵士が塹壕の中で包囲されたまま戦っていた。
「ッしゃっオラッ!」
上空から、交戦中の敵陣のど真ん中に『金行飛刃』を纏った連撃を叩き込む。敵兵が無駄なく、次々に両断されていく。鎧や盾などお構いなしに。
瞬間、近くに光の柱が見えた。
「チッ」
手持ちの防御手段で、最も効果が高いのは、霊力を通したミスリルアマルガムの幕である。あれならば、神術だろうと仙術だろうと通さない。
鎧の各所に格納されたミスリルアマルガムを、反射的に全力展開した。
「ん?」
光の柱が左から右に通り過ぎていって、しかし何の手応えもなかった。何度か舐めるように往復したが、何も起こらない。押されるでもなく、燃えるでもなく。
「だ、『断罪の光』が効かない、だと!?」
片足を切断され仰向けに転がっていた兵士が、驚愕の表情で見上げてくる。やはりこの光の柱は『断罪の光』か。聖地争奪戦で使われたという噂の、神罰執行のための教会の切り札らしい。
「教えてくれてありがとう」
剣を一閃して、教えてくれた敵兵の首を刎ねる。それから、悠々と塹壕の中で息を切らしているモーリの前に降り立つ。
「よう。モーリ。珍しく苦戦してるじゃないか」
一瞬にしてできた死体の山を見た塹壕内の敵兵が、転がるように逃げていく。塹壕に降りるためのハシゴに殺到して、踏みつけられる者まで出ているパニックぷりだ。
「……隊長、出撃は禁止されてたんじゃなかったでしたっけ?」
モーリは深呼吸してから、剣を肩に担ぐ。
「禁止されてたが、どうもあの光を防ぐ方法を見つけたみたいだ。お前らはこのまま撤退して、あの光はミスリルアマルガムの幕で防げると、アブスに伝えてくれ。その後はアブスから指示を受けてくれ。俺は戦局を振り出しに戻してくる」
傾いた戦局を戻す。それがいつもの役割だ。
「ところで隊長、あれ、コンストラクタ家の紋章ですよね?」
いざ飛び出そうとしたところで、モーリがおかしなことを言い出した。振り返ると、空を指差している。見上げるとーー
◆◇◆◇
「異端者どもが塹壕から出たら、『断罪の光』を撃ち込め。許可は不要だ」
隣国は生意気な小国だった。何かにつけ、神の教えを蔑ろにして、賢者を名乗る異端者を匿い、仙術士とかいう邪教の輩を重用する。
だが、神は偉大だ。
「ってぇっ!」
『断罪の光』と呼ばれる、大司教から貸し出された神器が、純白の閃光を放つ。先日も万単位の咎人を焼き払った、まさに神の奇跡。
今日向けられた先は、塹壕から飛び出し、怪しげな術で空を駆ける銀髪の男だ。
「くっ、当たりません!」
男は、瞬間移動にも見える動きで、閃光をかわしきる。そして、あっという間に最前線に辿り着き、剣を抜いた。
「今だ! 複数でよく狙え!」
男が遠い間合いで、何度か剣を振る。ウォーミングアップだろうか。
次の瞬間、閃光が横薙ぎに男を薙ぎ払った。
「やったか!?」
命中時の閃光が、別の場所で発生したように見え、一瞬男を見失った。
「い、生きてます。盾か? いや、にしてはデカい。あんなもの、どっから出しやがった!」
ようやく目が空中の男を捉えた。射手の言う通り、大きな金属の盾が『断罪の光』を防いでいるように見える。
教会の研究者によれば、確かに祈りを込めて磨いた金属の鏡であれば、『断罪の光』を防ぐことはできると言われていた。しかし、剣や盾をそのレベルまで磨く者はいないと思っていた。
「ダメです。貫通できません!」
「当て続けろ! どうせ長くはもたん!」
射手は照準を何度か往復させたが、長くもたなかったには『断罪の光』の方だった。筒状の神器からはゆっくりと光が失われる。
男は、こちらからの攻撃が止んだことを確認すると、悠々と地上へ降りていった。
「間違いない。あれはヴォイド・コンストラクタだ。さっき使った分は、すぐに冷やしてチャージしろ。予備も全部出せ!」
事前の調査でも、ヴォイド・コンストラクタが厄介であることはわかっていた。『断罪の光』は、奴を足止めする足枷の一つだったのだ。
「お困りのようですな」
気配もなく現れたのは、教皇領ルップルから派遣されてきた老騎士だ。
「これはチェイン殿。ええ。困りました。ここで我々が討ち取られるようなことになれば、邪教の輩はさらに増長してしまう。しかし、神は偉大だ。ここにはあなたがいる。これも神の思し召しなのでしょう」
「ふむ。相手は『闇討ち』のヴォイドですか。サリアムの皆様にばかり活躍されて、少し気になっていたところです。彼は私が担当しましょう」
教皇領ルップルで、教会が保有している騎士団は2つある。一つは現在ルップルを護っている修道騎士団と、聖地を奪還するために遠征している聖櫃騎士団だ。
チェインは現在は修道騎士団所属だが、前回の遠征までは聖櫃騎士団で多大な戦果をあげた騎士である。
「サリアムの活躍は、お貸しいただいた神器のおかげ。しかしながら、『闇討ち』を相手にしていただけるとは心強いですな。ぜひお願いしたい」
一度は押し込んだ塹壕から、こちら側の兵士が転がり出てきた。指揮官は前線に出てくるなと全力で主張したい。
「任されよ。あと、あの空掘は厄介だ。相手を真似て、回り込ませるのはどうであろうか?」
チェインはそれだけ言い残して、爆風とともに舞い上がっていった。空中を飛べるのは、何も仙術士の専売特許というわけではないのだ。
奇襲を封じられた第十五騎士団は、真正面から敵の大軍とぶつかっていた。閃光対策に掘った塹壕と柵も、たった二日で攻略されつつある。
敵は仙術士を殺せるミスリル製の武具を、それなりの数用意してたらしい。公国派貴族の私兵に対しては無敵だった部下たちからも、少しずつ犠牲が出始めた。
「隊長! 第四塹壕が落ちました! 第三まで、孤立しています! 撤退できません!」
今日になってからの報告はどれも絶望的だ。もはや時間稼ぎしかできそうにない。
「アブス、ここは任せた! お前の判断で時間を稼げ! 第四塹壕の救援は俺が行く!」
「ちょっ、隊長!」 「ヴォイド様! お戻りください!」
副官たちの声を置き去りに、空中を加速しながら駆け上がる。
おそらく、狙っていたのだろう。いくつもの閃光が走り抜けるが、空中で不規則な『縮地』をしていれば簡単には当たらない。
「ぐおおおおおっ!」
空中を駆ければ、前線まではすぐに着く。見下ろすと、背丈ほどもある分厚い鉄板のような大剣を片手で振り回す大男がいた。弟子の中では『剛力』という二つ名で知られるモーリだ。以前の戦闘で片腕を負傷しながら、まだ鋼でできた重い大剣を使うあたり、武器に対するこだわりは強いのだろう。
他にも数十人、こちら側の兵士が塹壕の中で包囲されたまま戦っていた。
「ッしゃっオラッ!」
上空から、交戦中の敵陣のど真ん中に『金行飛刃』を纏った連撃を叩き込む。敵兵が無駄なく、次々に両断されていく。鎧や盾などお構いなしに。
瞬間、近くに光の柱が見えた。
「チッ」
手持ちの防御手段で、最も効果が高いのは、霊力を通したミスリルアマルガムの幕である。あれならば、神術だろうと仙術だろうと通さない。
鎧の各所に格納されたミスリルアマルガムを、反射的に全力展開した。
「ん?」
光の柱が左から右に通り過ぎていって、しかし何の手応えもなかった。何度か舐めるように往復したが、何も起こらない。押されるでもなく、燃えるでもなく。
「だ、『断罪の光』が効かない、だと!?」
片足を切断され仰向けに転がっていた兵士が、驚愕の表情で見上げてくる。やはりこの光の柱は『断罪の光』か。聖地争奪戦で使われたという噂の、神罰執行のための教会の切り札らしい。
「教えてくれてありがとう」
剣を一閃して、教えてくれた敵兵の首を刎ねる。それから、悠々と塹壕の中で息を切らしているモーリの前に降り立つ。
「よう。モーリ。珍しく苦戦してるじゃないか」
一瞬にしてできた死体の山を見た塹壕内の敵兵が、転がるように逃げていく。塹壕に降りるためのハシゴに殺到して、踏みつけられる者まで出ているパニックぷりだ。
「……隊長、出撃は禁止されてたんじゃなかったでしたっけ?」
モーリは深呼吸してから、剣を肩に担ぐ。
「禁止されてたが、どうもあの光を防ぐ方法を見つけたみたいだ。お前らはこのまま撤退して、あの光はミスリルアマルガムの幕で防げると、アブスに伝えてくれ。その後はアブスから指示を受けてくれ。俺は戦局を振り出しに戻してくる」
傾いた戦局を戻す。それがいつもの役割だ。
「ところで隊長、あれ、コンストラクタ家の紋章ですよね?」
いざ飛び出そうとしたところで、モーリがおかしなことを言い出した。振り返ると、空を指差している。見上げるとーー
◆◇◆◇
「異端者どもが塹壕から出たら、『断罪の光』を撃ち込め。許可は不要だ」
隣国は生意気な小国だった。何かにつけ、神の教えを蔑ろにして、賢者を名乗る異端者を匿い、仙術士とかいう邪教の輩を重用する。
だが、神は偉大だ。
「ってぇっ!」
『断罪の光』と呼ばれる、大司教から貸し出された神器が、純白の閃光を放つ。先日も万単位の咎人を焼き払った、まさに神の奇跡。
今日向けられた先は、塹壕から飛び出し、怪しげな術で空を駆ける銀髪の男だ。
「くっ、当たりません!」
男は、瞬間移動にも見える動きで、閃光をかわしきる。そして、あっという間に最前線に辿り着き、剣を抜いた。
「今だ! 複数でよく狙え!」
男が遠い間合いで、何度か剣を振る。ウォーミングアップだろうか。
次の瞬間、閃光が横薙ぎに男を薙ぎ払った。
「やったか!?」
命中時の閃光が、別の場所で発生したように見え、一瞬男を見失った。
「い、生きてます。盾か? いや、にしてはデカい。あんなもの、どっから出しやがった!」
ようやく目が空中の男を捉えた。射手の言う通り、大きな金属の盾が『断罪の光』を防いでいるように見える。
教会の研究者によれば、確かに祈りを込めて磨いた金属の鏡であれば、『断罪の光』を防ぐことはできると言われていた。しかし、剣や盾をそのレベルまで磨く者はいないと思っていた。
「ダメです。貫通できません!」
「当て続けろ! どうせ長くはもたん!」
射手は照準を何度か往復させたが、長くもたなかったには『断罪の光』の方だった。筒状の神器からはゆっくりと光が失われる。
男は、こちらからの攻撃が止んだことを確認すると、悠々と地上へ降りていった。
「間違いない。あれはヴォイド・コンストラクタだ。さっき使った分は、すぐに冷やしてチャージしろ。予備も全部出せ!」
事前の調査でも、ヴォイド・コンストラクタが厄介であることはわかっていた。『断罪の光』は、奴を足止めする足枷の一つだったのだ。
「お困りのようですな」
気配もなく現れたのは、教皇領ルップルから派遣されてきた老騎士だ。
「これはチェイン殿。ええ。困りました。ここで我々が討ち取られるようなことになれば、邪教の輩はさらに増長してしまう。しかし、神は偉大だ。ここにはあなたがいる。これも神の思し召しなのでしょう」
「ふむ。相手は『闇討ち』のヴォイドですか。サリアムの皆様にばかり活躍されて、少し気になっていたところです。彼は私が担当しましょう」
教皇領ルップルで、教会が保有している騎士団は2つある。一つは現在ルップルを護っている修道騎士団と、聖地を奪還するために遠征している聖櫃騎士団だ。
チェインは現在は修道騎士団所属だが、前回の遠征までは聖櫃騎士団で多大な戦果をあげた騎士である。
「サリアムの活躍は、お貸しいただいた神器のおかげ。しかしながら、『闇討ち』を相手にしていただけるとは心強いですな。ぜひお願いしたい」
一度は押し込んだ塹壕から、こちら側の兵士が転がり出てきた。指揮官は前線に出てくるなと全力で主張したい。
「任されよ。あと、あの空掘は厄介だ。相手を真似て、回り込ませるのはどうであろうか?」
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