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29.エドワードのお茶※
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カルロスとのお見合いから数日経ったある日、足をくじいて痛めてしまったというエドワードに代わり、スチュアートがお父様の仕事のお供で出かけて行った。
その間、私の世話係はメイドのモニカだとスチュアートから聞いていたのに、部屋のドアをノックして入って来たのはエドワードだった。
「あら、足を痛めているんでしょう? 歩いて大丈夫なの?」
「大したケガではございません。軽くひねっただけですので」
彼はにっこり笑いながら足を動かして見せた。
家での仕事は出来るので、今日は私のお世話をしてくれると言う。
愛想よくニコニコする美男子のエドワードには相変わらずキュンっとする。彼は人懐っこい子犬みたいだ。
私はその日、バルコニーで夕陽を見ながら遅めのアフタヌーンティーを楽しんだ。
エドワードはスチュアートよりずっとよくしゃべる。
先日お父様の仕事のお供で行った遠い町のこと、その道中の列車の車窓から見た一面の花畑がきれいだったことを話してくれた。
その時に買った珍しいお茶があるから飲んでみてほしいと淹れてくれた。
フレーバーティーなのだろう、なにやら濃密なパッションフルーツのような香りがした。
全然退屈なんてしていないのに、彼の話を聞きながら私は大きなあくびをしてしまった。
「なんだか眠くなってきたわ」
微笑むエドワードにそう言ってからの記憶がなかった。
次にセックスする時はスチュアートに胸を思いっきり責めさせたい。
乳首を吸わせて乳房をタプタプ揉ませてお乳だけでイッちゃいそうってぐらいに。
ここ数日思い描いていた願望をそのまま夢に見ているのかと思ったのに、眠りから覚めたら本当に誰かが私の胸にしゃぶりついて乳輪ごとお乳の先を扱いていた。その巧みな舌使いにうっとりした。
「ああっ……、ん……?」
ぼやける目を手で擦ろうとしたけれど、両手は頭上で拘束されているようで動かすことが出来ない。
「……誰?」
まさかスチュアートがこんなことをするはずはない。
「お嬢様、お目覚めでございますか?」
ちゅぱっと乳首から唇を離してその人は言った。
部屋のゴージャスな電灯の下で、色素の薄い髪と瞳がキラキラと輝いている。
「エドワードッ!?」
ベッドの上で私は丸裸のようだし、下半身にひどい違和感がする。その正体を確かめようともう一度身を起こそうとするが、やっぱり腕が動かず起きることは出来ない。
「あまり動かない方がよろしいかと」
私の腰を両手で押さえながら、彼はにっこりと笑った。
開かれた私の足の間にいる彼は燕尾服の上着と手袋は脱いでいるが、ベストもワイシャツも着たままだった。
頭を持ち上げて股の向こうを見ると、彼のズボンの前がはだけていて嫌な予感がした。
グッと腰を突き動かされると、硬く太いものが膣の奥をグリッと擦った。
その間、私の世話係はメイドのモニカだとスチュアートから聞いていたのに、部屋のドアをノックして入って来たのはエドワードだった。
「あら、足を痛めているんでしょう? 歩いて大丈夫なの?」
「大したケガではございません。軽くひねっただけですので」
彼はにっこり笑いながら足を動かして見せた。
家での仕事は出来るので、今日は私のお世話をしてくれると言う。
愛想よくニコニコする美男子のエドワードには相変わらずキュンっとする。彼は人懐っこい子犬みたいだ。
私はその日、バルコニーで夕陽を見ながら遅めのアフタヌーンティーを楽しんだ。
エドワードはスチュアートよりずっとよくしゃべる。
先日お父様の仕事のお供で行った遠い町のこと、その道中の列車の車窓から見た一面の花畑がきれいだったことを話してくれた。
その時に買った珍しいお茶があるから飲んでみてほしいと淹れてくれた。
フレーバーティーなのだろう、なにやら濃密なパッションフルーツのような香りがした。
全然退屈なんてしていないのに、彼の話を聞きながら私は大きなあくびをしてしまった。
「なんだか眠くなってきたわ」
微笑むエドワードにそう言ってからの記憶がなかった。
次にセックスする時はスチュアートに胸を思いっきり責めさせたい。
乳首を吸わせて乳房をタプタプ揉ませてお乳だけでイッちゃいそうってぐらいに。
ここ数日思い描いていた願望をそのまま夢に見ているのかと思ったのに、眠りから覚めたら本当に誰かが私の胸にしゃぶりついて乳輪ごとお乳の先を扱いていた。その巧みな舌使いにうっとりした。
「ああっ……、ん……?」
ぼやける目を手で擦ろうとしたけれど、両手は頭上で拘束されているようで動かすことが出来ない。
「……誰?」
まさかスチュアートがこんなことをするはずはない。
「お嬢様、お目覚めでございますか?」
ちゅぱっと乳首から唇を離してその人は言った。
部屋のゴージャスな電灯の下で、色素の薄い髪と瞳がキラキラと輝いている。
「エドワードッ!?」
ベッドの上で私は丸裸のようだし、下半身にひどい違和感がする。その正体を確かめようともう一度身を起こそうとするが、やっぱり腕が動かず起きることは出来ない。
「あまり動かない方がよろしいかと」
私の腰を両手で押さえながら、彼はにっこりと笑った。
開かれた私の足の間にいる彼は燕尾服の上着と手袋は脱いでいるが、ベストもワイシャツも着たままだった。
頭を持ち上げて股の向こうを見ると、彼のズボンの前がはだけていて嫌な予感がした。
グッと腰を突き動かされると、硬く太いものが膣の奥をグリッと擦った。
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