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第三章 森での暮らし

25.のぼせちゃいそう※

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 両胸を隠している右腕を解かれ、男のくせに太っているせいでぷっくりと大きい胸が彼の手にやんわりと包まれた。痩せてきているとはいえ、胸は大きいままだ。
「……っん、はぁ……っ」
 指先で乳輪をふにふにと弄ばれていると、ポロンと長くて太い乳首が顔を出した。
「ああっ……」

 敏感なそれを親指と人差し指で摘ままれて、指の腹でこすこす扱き上げられた。ビリビリと電流のような甘い刺激が駆け巡り、背筋が痺れる。
「んああっ、らめっ、そんな、こすっちゃ……っ」
 僕は舌を突き出してはあはあしながら叫んだ。

「いやなの? すごく気持ちよさそうだよ」
 腰に硬いモノが当たっている。シャンも興奮しているんだ。

 胸を弄んでいたシャンの手の片方がゆっくりと下りていき、ガチガチに勃起している性器に指を絡められた。
「ひゃっ……」
 形を確かめるように彼の長い指が僕の屹立を優しく撫でている。
「……っぁ、……あっ……」
 恥ずかしくて僕はどうすればいいかわからず固まっていた。

 相変わらず腰に彼の怒張が当たっているのを感じる。
「……っ、はぁっ……」
 僕の顔はきっとランタンの明かりでもわかるほど真っ赤だろう。

「ダメ、もうのぼせちゃいそう……」
 シャンが僕のうなじにちゅっとキスして笑った。
 振り返ると彼もまた真っ赤な顔をしている。

「上がろう」
 本当に熱くなったのか、照れ隠しなのかはわからない。

 
 僕たちはタオルで体のしずくを拭き取り、シャンに手を引かれて家に入った。
「タクヤ……」
 ベッドのそばで彼の筋肉質な腕に抱きしめられた。無駄なぜい肉なんて全然ついてないきれいなシャンの肉体にキュンキュンする……。
 それからベッドへ優しく押し倒された。手にしたタオルで僕は局部を覆っていたけど、彼にそれを奪われてしまった。

 シャンと一緒にタオルケットで腰のあたりを覆って寝そべった。
 向かい合って、ちゅっと触れるだけの優しいキスをしながら彼は僕の腰のラインをゆったりと愛おしそうに撫でる。

 お互いの屹立の先がタオルケットの中で触れ合っているのに、シャンはそれに気づいていないかのように僕の背中や腰ばかりを撫でるからもどかしい。僕の性器はもっと強い刺激が欲しくてピクピク震えながら先走りを垂らしている。シャンのだってすごく硬く反り返っているというのに。

 彼はじっくり味わうようにして僕のぼってりしている脂肪たっぷりの体をふにふにと触り、その感覚を楽しんでいる。こっちの世界では僕のようなデブがモテるとはいえ、美男子のシャンがとろけるような顔でうっとりしながら僕の体をまさぐっていることが未だに信じられない。
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