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続編 第三章 思い違いと筆責め (怜一郎side)
続26.乳輪をなぞる☆
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唾液に濡れた筆先がゆっくりと俺の唇の下からあごの先、そして首へと下りていく。喉仏の膨らみを撫でられ、俺はゴクッと喉を鳴らした。
ハラハラして気が気じゃない。こんなもので体中を愛撫されたら気がおかしくなってしまいそうだ。
想像するとじわっと下着の先のシミが広がる感触がして、俺は奥歯を噛んだ。
コリコリに勃ち上がっている乳首をどうかスルーしてほしかったのに、ゆっくりと胸板へ下りてきた筆先は胸の間で止まった。筆先が直角に曲がって右へ右へと進む。
「やめっ……」
恥を忍んで声を上げたのに無視されて、筆先は右の乳首へ迫る。
「だ、だめ……っ」
触手みたいな筆先でそんな場所をくすぐられたらどうにかなってしまう。カメラの前でこれ以上の痴態を晒したくないのに。
胸の先に筆が触れられないよう避けようと身をよじるが、両手をがっちりと拘束されているのでほとんど意味をなさない。そうこうしている間に、筆先が乳輪へ触れた。
「……っあぁ!」
すっかり開拓されて男にしては大きくぷっくりと盛り上がっている乳輪のふちの凹凸を触手のような筆先がするりと撫でた。
「っひぃっ……!」
気持ちいい、でもこそばゆいような刺激だ。
こんなゆったりとした動きじゃなくて、いっそのこと激しく胸の先を扱き上げて、早く絶頂させてほしいと願ってしまう。
俺はたまらず腰をくねらせた。もどかしさにこらえきれず、激しく怒張している腰を突き上げるように振り立てた。こんなふうにヘコヘコ腰を振るなんてみっともない。でも止められない。
「はは、盛りのついた動物みたいだね」
天真さんは俺の滑稽な腰振りを見て笑った。
みんなどう思うだろう。女性用の小さな下着なんてもう何の意味もなしていない。バキバキにそそり立っている俺のモノはほとんどはみ出して、亀頭だけがどうにか引っかかっているような状態だ。
筆の動きは早まることなくゆっくりゆっくりと俺の乳輪をなぞる。
俺はガクガクと肩を震わせて、口角からよだれを垂らした。
「すごいね、胸を弄られるのがそんなにいいのかい? 君に憧れていた女性社員たちはどんな気持ちで見ているかな?」
そんなこと考えたくもない。
筆先は勃起した乳頭の側面をすすす……と撫でる。
「っんああぁぁ……」
こんな柔らかな愛撫じゃなくて、胸の先を乱暴に摘まみ上げてごりごりと擦り上げてくれたらいいのに、と思ってしまう。
「何? どうしたの? ……どうしてほしい?」
天真さんはとぼけて聞いてくるけど、俺にはそんな恥ずかしい願望を口にすることなんて出来るわけがなかった。みんなが見ている前で。
ハラハラして気が気じゃない。こんなもので体中を愛撫されたら気がおかしくなってしまいそうだ。
想像するとじわっと下着の先のシミが広がる感触がして、俺は奥歯を噛んだ。
コリコリに勃ち上がっている乳首をどうかスルーしてほしかったのに、ゆっくりと胸板へ下りてきた筆先は胸の間で止まった。筆先が直角に曲がって右へ右へと進む。
「やめっ……」
恥を忍んで声を上げたのに無視されて、筆先は右の乳首へ迫る。
「だ、だめ……っ」
触手みたいな筆先でそんな場所をくすぐられたらどうにかなってしまう。カメラの前でこれ以上の痴態を晒したくないのに。
胸の先に筆が触れられないよう避けようと身をよじるが、両手をがっちりと拘束されているのでほとんど意味をなさない。そうこうしている間に、筆先が乳輪へ触れた。
「……っあぁ!」
すっかり開拓されて男にしては大きくぷっくりと盛り上がっている乳輪のふちの凹凸を触手のような筆先がするりと撫でた。
「っひぃっ……!」
気持ちいい、でもこそばゆいような刺激だ。
こんなゆったりとした動きじゃなくて、いっそのこと激しく胸の先を扱き上げて、早く絶頂させてほしいと願ってしまう。
俺はたまらず腰をくねらせた。もどかしさにこらえきれず、激しく怒張している腰を突き上げるように振り立てた。こんなふうにヘコヘコ腰を振るなんてみっともない。でも止められない。
「はは、盛りのついた動物みたいだね」
天真さんは俺の滑稽な腰振りを見て笑った。
みんなどう思うだろう。女性用の小さな下着なんてもう何の意味もなしていない。バキバキにそそり立っている俺のモノはほとんどはみ出して、亀頭だけがどうにか引っかかっているような状態だ。
筆の動きは早まることなくゆっくりゆっくりと俺の乳輪をなぞる。
俺はガクガクと肩を震わせて、口角からよだれを垂らした。
「すごいね、胸を弄られるのがそんなにいいのかい? 君に憧れていた女性社員たちはどんな気持ちで見ているかな?」
そんなこと考えたくもない。
筆先は勃起した乳頭の側面をすすす……と撫でる。
「っんああぁぁ……」
こんな柔らかな愛撫じゃなくて、胸の先を乱暴に摘まみ上げてごりごりと擦り上げてくれたらいいのに、と思ってしまう。
「何? どうしたの? ……どうしてほしい?」
天真さんはとぼけて聞いてくるけど、俺にはそんな恥ずかしい願望を口にすることなんて出来るわけがなかった。みんなが見ている前で。
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