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3.悪魔憑き
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「かわいいアストリッド。君の考えているとおりになるかな?」
アストリッドは傍らのシグルドをぼんやりと見上げる。
もう、どうしようもないほど自分は堕ちてしまった。小さく溜息を吐いて、アストリッドは霞がかった頭の奥で考える。
何度も抗おうとしたのに、この“悪魔”の紅い目に見られるとどうしても従わずにいられないのだ。だから、神は自分に応えてくれなくなったのだろう。
だから、こうして、“悪魔”の手の者になってしまった。
――けれど。
エルレインならきっと“悪魔”を討ってくれる。エルレインは天上の聖なる血を引く、至高なる神の剣たるを誓った聖騎士なのだから。
だから、堕ちて魔に変わったアストリッドのことも、きっと――。
* * *
以前と同じように、地下通路はすえた臭いのする澱んだ空気に満ちていた。
古い地下水道を利用した通路は入り組んでいる。しかし、前回アシュの付けた目印がまだ残っていたおかげで、エルレインが迷うことはなかった。
罠も、アシュがすべて解除した時のまま再設置はされていない。何かに妨害されることなく、エルレインはほとんど走るようにして先を急ぐ。
「アーシェ!」
愛しい妻の名とともに、エルレインはたどり着いた扉を躊躇無く開け放った。
「案外早かったね」
「貴様――!」
以前アストリッドの寝かされていた大きな台座は、あの時……あの夜、アストリッドを助け出した時のように部屋の奥に置かれたままだ。放置されていた羊の血の血だまりだけが黒く変色し、異臭を放っている。
その台座よりも手前に、シグルドは立っていた。
目を細め、笑みを浮かべたシグルドは、どこかぼんやりと視線を彷徨わせるアストリッドを、腕の中に抱えている。
「アストリッドを、離せ」
「なぜ? わたしがわたしのものを手にしていて、何がいけない?」
「ふざけるな!」
シグルドが嘲るように口角を上げる。
エルレインは怒りのままに剣を抜き放ち、走り出す。
「やめて、エルレイン」
――が、急にはっきりと視線を向けたアストリッドが、腕を広げて一歩踏み出し、エルレインの目の前に立ちはだかった。
寸前でどうにか足を止めたエルレインが、呆然と剣を引く。
「アーシェ?」
「だめ、エルレイン」
「アーシェ、なぜそんなことを言う。そこをどくんだ、アーシェ」
「だめなの」
エルレインは信じられないという顔でアストリッドを見返した。
「アーシェ……いったい、何をされた?」
ぴくりと肩を揺らして、アストリッドが俯いた。
「エルレイン、お願い。もう、私のことは、忘れて」
「何を言うんだ」
「忘れて、このまま、戻って――あっ」
エルレインは怒りにカッと目を見開くと、アストリッドの腕を掴んで強く引き寄せた。震えるアストリッドをそのまましっかりと抱きしめ、燃えるような目でシグルドを睨みつける。
「貴様、アーシェに何をした」
「わたしの故国の神が、七日で世界を創造した――などと豪語していたことは話したね?」
ふふ、と楽しそうに笑って、シグルドは軽く首を傾げる。
「ゆえに、わたしの故国では、七日を一区切りの単位として使う」
「アーシェを媒体に、七日かけて魔術儀式を行ったとでも言うつもりか!」
「少々面倒くさい儀式が必要なのだよ」
シグルドはくっくっと笑い、やれやれと大儀そうに肩を竦める。
「何しろ、神は世界を作るのに七日という期間をかけた。おかげで我らが何かを成すにも必ず七日という期間が必要となってしまう。
だが今夜ようやく儀式は成った。彼女を我が眷属として迎えられるのだからね」
「――けん、ぞく?」
「もちろん、儀式には相手の同意が必要だ。さすがのわたしも、同意のない者を眷属として迎えることはできない。
彼女は同意したよ、エルレイン」
エルレインはアストリッドへと視線を戻す。そんな、と呟いて、アストリッドをさらに抱き締める。
アストリッドの身体は震えていた。
「そんなはず、は」
「おかげでわたしは、ようやく念願の、かわいい人形を手に入れた」
「アーシェ」
エルレインの手が頬に触れて、アストリッドはぴくりと身体を揺らす。
視線は床を彷徨ったまま、顔は俯けたままだ。
「そんな、魔術なんて……“おおいなる導き手、正義を司りし至高なるお方の名において、この者に掛けられし邪なる力を除き――”」
「ごめんなさい」
「――アーシェ?」
エルレインの力に反応して、アストリッドの肌がちりりと焼ける。
アストリッドは頬に当てられた手を振り払い、呆然とするエルレインの目の前でじりじりと後退る。
「ごめんなさい、エルレイン。だから、私のことはもう――」
「アー、シェ」
呆然と目を見開いたまま、エルレインはただアストリッドを見つめた。
エルレインの聖騎士としての力で負った火傷は、アストリッドが堕ちたことを示している。
なら――正義を標榜する神の剣たるを誓ったエルレインは、目の前にある魔をふたつ、迷わず討つべきだ。
それが、エルレインに課された役目なのだから。
「とても残念なことに、彼女の魂が天に召されることは永久にありえないね」
「貴様……」
「今さらどうあがいても、アストリッドを戻すことはできないよ。
どうする、エルレイン」
エルレインの、剣を持つ手が震える。
いや、しかし、何か手立てがあるはずだ。そう、この世界には、神々の奇跡だってあるのだから。
「――あの化け物に変わった騎士がもし生きていたとして、教会が元に戻せたと思うかい?」
「それは――」
「お前の奉じる神が、穢れに堕ち罪を犯した者を赦して、元に戻してくれると?」
シグルドは楽しげに笑う。
「お前の愛しいアストリッドは司祭としての力を失くしたのだろう? それが神の答えではないのか?」
* * *
「やっぱりここみたいだよ」
「そうか、予想が当たってよかった」
入り口には新しい足跡があると告げるアシュに、全員が安堵した。
ウォレスとタイレルが続けざまに防御の呪文や聖句を唱え、いつ戦いになっても良いように準備をする。
何しろ、相手は異界から来た化け物で、少なく見積もっても高位の魔術を使いこなす魔術師でもある。
きっと、これまで戦ったことのないような強力な敵になるだろう。
「ウォレス、改めて確認するが、準備は?」
「万全ですよ」
タイレルは頷いて、出発を促す。
ここからはおそらく時間勝負だろう。
あの“悪魔”と評される化け物に付け入る隙があるとしたら、奴が『異界から来た』ことと『こちらを舐めてかかっている』ことだ。
“悪魔”にしては行動がめちゃくちゃなのは当然だ。
あれは“悪魔”ではないのだから。
まるで、鼠を追い詰めていたぶる猫のように、この町とエルレインを引っ掻き回して遊んでいる、異界から来た化け物なのだ。
「間に合うと思う?」
「わからない」
不安げなカティアの問いに、タイレルは眉を寄せる。
相手の実力を考えれば、こうして自分達が向かっていることも、知られているかもしれない。
「ともかく、向こうがこちらを舐めているうちに勝負を付けなきゃならない」
「出たとこ勝負はいつものことだけど、今回もうまくいくかな?」
「さあ。時と運命の女神次第だろうね」
軽口を叩きつつ、アシュは手早く周囲を確認して、どんどん先へ進んでいく。
本当ならもっと慎重に進まなければならないけれど、あちらはエルレインを誘い込む都合上、罠も何も置いてはいないはずだ。
「うん、予想通り、この前外した罠はそのままだ」
「では、急ごう」
アシュの言葉に全員が早足になる。
不意を打てれば良いが、それは少々希望的に過ぎるだろう。
シャルルロア邸をエルレインが出たのは、タイレルたちに先んじること約半時といったところだった。遅きに失しているわけではないと思いたい。
* * *
「お前の愛しいアストリッドは今や完全にわたしと同等の存在だ」
にい、と目を細めて、シグルドは一歩踏み出した。
その手が肩に触れて、アストリッドがびくりと震える。
「このままでは、彼女とお前は完全に分かたれてしまうな」
「何を……」
思わずもう一度アストリッドを引き寄せて、エルレインはその顔を覗き込んだ。
潤み始めた目は、光の加減なのか、いつもの榛ではなく……
「――が、ひとつだけ、己の手の中に彼女を留める方法があると言ったら、お前はどうする? 彼女の手を取り、彼女と共にあるための方法だ」
肩を竦めて、シグルドは続ける。
まるで悪魔の囁きのように、低く地を這うような声で。
笑うシグルドと俯くアストリッドを、交互に訝しむように見比べて、エルレインはハッと大きく目を見開いた。
「まさか――私に、信仰とアーシェを天秤にかけろとでもいうのか」
「無理に選ぶ必要はない。選ばねばならないわけではないのだからね」
三日月のように細めた目に松明の灯が映り、紅い光が揺らめく。
「お前が彼女を選ぶならそれでもいい。お前が選ばないなら、わたしが新しい人形をひとつ手に入れて終わる。ただそれだけの話でしかない」
「エルレイン……」
アストリッドが掠れた声で名を呼ぶが、その先の言葉は続かない。
「ものは考えようだよ、エルレイン。
たったひとりを切り捨てるだけで、お前の信仰と未来と名誉は守られる。お前はその身体に流れる聖なる血にふさわしく、輝ける神の剣のままだ。
切り捨てられないなら、お前は信仰と神の代わりに愛を手に入れる。
ただそれだけの話だ。とてもシンプルだろう?」
アストリッドは傍らのシグルドをぼんやりと見上げる。
もう、どうしようもないほど自分は堕ちてしまった。小さく溜息を吐いて、アストリッドは霞がかった頭の奥で考える。
何度も抗おうとしたのに、この“悪魔”の紅い目に見られるとどうしても従わずにいられないのだ。だから、神は自分に応えてくれなくなったのだろう。
だから、こうして、“悪魔”の手の者になってしまった。
――けれど。
エルレインならきっと“悪魔”を討ってくれる。エルレインは天上の聖なる血を引く、至高なる神の剣たるを誓った聖騎士なのだから。
だから、堕ちて魔に変わったアストリッドのことも、きっと――。
* * *
以前と同じように、地下通路はすえた臭いのする澱んだ空気に満ちていた。
古い地下水道を利用した通路は入り組んでいる。しかし、前回アシュの付けた目印がまだ残っていたおかげで、エルレインが迷うことはなかった。
罠も、アシュがすべて解除した時のまま再設置はされていない。何かに妨害されることなく、エルレインはほとんど走るようにして先を急ぐ。
「アーシェ!」
愛しい妻の名とともに、エルレインはたどり着いた扉を躊躇無く開け放った。
「案外早かったね」
「貴様――!」
以前アストリッドの寝かされていた大きな台座は、あの時……あの夜、アストリッドを助け出した時のように部屋の奥に置かれたままだ。放置されていた羊の血の血だまりだけが黒く変色し、異臭を放っている。
その台座よりも手前に、シグルドは立っていた。
目を細め、笑みを浮かべたシグルドは、どこかぼんやりと視線を彷徨わせるアストリッドを、腕の中に抱えている。
「アストリッドを、離せ」
「なぜ? わたしがわたしのものを手にしていて、何がいけない?」
「ふざけるな!」
シグルドが嘲るように口角を上げる。
エルレインは怒りのままに剣を抜き放ち、走り出す。
「やめて、エルレイン」
――が、急にはっきりと視線を向けたアストリッドが、腕を広げて一歩踏み出し、エルレインの目の前に立ちはだかった。
寸前でどうにか足を止めたエルレインが、呆然と剣を引く。
「アーシェ?」
「だめ、エルレイン」
「アーシェ、なぜそんなことを言う。そこをどくんだ、アーシェ」
「だめなの」
エルレインは信じられないという顔でアストリッドを見返した。
「アーシェ……いったい、何をされた?」
ぴくりと肩を揺らして、アストリッドが俯いた。
「エルレイン、お願い。もう、私のことは、忘れて」
「何を言うんだ」
「忘れて、このまま、戻って――あっ」
エルレインは怒りにカッと目を見開くと、アストリッドの腕を掴んで強く引き寄せた。震えるアストリッドをそのまましっかりと抱きしめ、燃えるような目でシグルドを睨みつける。
「貴様、アーシェに何をした」
「わたしの故国の神が、七日で世界を創造した――などと豪語していたことは話したね?」
ふふ、と楽しそうに笑って、シグルドは軽く首を傾げる。
「ゆえに、わたしの故国では、七日を一区切りの単位として使う」
「アーシェを媒体に、七日かけて魔術儀式を行ったとでも言うつもりか!」
「少々面倒くさい儀式が必要なのだよ」
シグルドはくっくっと笑い、やれやれと大儀そうに肩を竦める。
「何しろ、神は世界を作るのに七日という期間をかけた。おかげで我らが何かを成すにも必ず七日という期間が必要となってしまう。
だが今夜ようやく儀式は成った。彼女を我が眷属として迎えられるのだからね」
「――けん、ぞく?」
「もちろん、儀式には相手の同意が必要だ。さすがのわたしも、同意のない者を眷属として迎えることはできない。
彼女は同意したよ、エルレイン」
エルレインはアストリッドへと視線を戻す。そんな、と呟いて、アストリッドをさらに抱き締める。
アストリッドの身体は震えていた。
「そんなはず、は」
「おかげでわたしは、ようやく念願の、かわいい人形を手に入れた」
「アーシェ」
エルレインの手が頬に触れて、アストリッドはぴくりと身体を揺らす。
視線は床を彷徨ったまま、顔は俯けたままだ。
「そんな、魔術なんて……“おおいなる導き手、正義を司りし至高なるお方の名において、この者に掛けられし邪なる力を除き――”」
「ごめんなさい」
「――アーシェ?」
エルレインの力に反応して、アストリッドの肌がちりりと焼ける。
アストリッドは頬に当てられた手を振り払い、呆然とするエルレインの目の前でじりじりと後退る。
「ごめんなさい、エルレイン。だから、私のことはもう――」
「アー、シェ」
呆然と目を見開いたまま、エルレインはただアストリッドを見つめた。
エルレインの聖騎士としての力で負った火傷は、アストリッドが堕ちたことを示している。
なら――正義を標榜する神の剣たるを誓ったエルレインは、目の前にある魔をふたつ、迷わず討つべきだ。
それが、エルレインに課された役目なのだから。
「とても残念なことに、彼女の魂が天に召されることは永久にありえないね」
「貴様……」
「今さらどうあがいても、アストリッドを戻すことはできないよ。
どうする、エルレイン」
エルレインの、剣を持つ手が震える。
いや、しかし、何か手立てがあるはずだ。そう、この世界には、神々の奇跡だってあるのだから。
「――あの化け物に変わった騎士がもし生きていたとして、教会が元に戻せたと思うかい?」
「それは――」
「お前の奉じる神が、穢れに堕ち罪を犯した者を赦して、元に戻してくれると?」
シグルドは楽しげに笑う。
「お前の愛しいアストリッドは司祭としての力を失くしたのだろう? それが神の答えではないのか?」
* * *
「やっぱりここみたいだよ」
「そうか、予想が当たってよかった」
入り口には新しい足跡があると告げるアシュに、全員が安堵した。
ウォレスとタイレルが続けざまに防御の呪文や聖句を唱え、いつ戦いになっても良いように準備をする。
何しろ、相手は異界から来た化け物で、少なく見積もっても高位の魔術を使いこなす魔術師でもある。
きっと、これまで戦ったことのないような強力な敵になるだろう。
「ウォレス、改めて確認するが、準備は?」
「万全ですよ」
タイレルは頷いて、出発を促す。
ここからはおそらく時間勝負だろう。
あの“悪魔”と評される化け物に付け入る隙があるとしたら、奴が『異界から来た』ことと『こちらを舐めてかかっている』ことだ。
“悪魔”にしては行動がめちゃくちゃなのは当然だ。
あれは“悪魔”ではないのだから。
まるで、鼠を追い詰めていたぶる猫のように、この町とエルレインを引っ掻き回して遊んでいる、異界から来た化け物なのだ。
「間に合うと思う?」
「わからない」
不安げなカティアの問いに、タイレルは眉を寄せる。
相手の実力を考えれば、こうして自分達が向かっていることも、知られているかもしれない。
「ともかく、向こうがこちらを舐めているうちに勝負を付けなきゃならない」
「出たとこ勝負はいつものことだけど、今回もうまくいくかな?」
「さあ。時と運命の女神次第だろうね」
軽口を叩きつつ、アシュは手早く周囲を確認して、どんどん先へ進んでいく。
本当ならもっと慎重に進まなければならないけれど、あちらはエルレインを誘い込む都合上、罠も何も置いてはいないはずだ。
「うん、予想通り、この前外した罠はそのままだ」
「では、急ごう」
アシュの言葉に全員が早足になる。
不意を打てれば良いが、それは少々希望的に過ぎるだろう。
シャルルロア邸をエルレインが出たのは、タイレルたちに先んじること約半時といったところだった。遅きに失しているわけではないと思いたい。
* * *
「お前の愛しいアストリッドは今や完全にわたしと同等の存在だ」
にい、と目を細めて、シグルドは一歩踏み出した。
その手が肩に触れて、アストリッドがびくりと震える。
「このままでは、彼女とお前は完全に分かたれてしまうな」
「何を……」
思わずもう一度アストリッドを引き寄せて、エルレインはその顔を覗き込んだ。
潤み始めた目は、光の加減なのか、いつもの榛ではなく……
「――が、ひとつだけ、己の手の中に彼女を留める方法があると言ったら、お前はどうする? 彼女の手を取り、彼女と共にあるための方法だ」
肩を竦めて、シグルドは続ける。
まるで悪魔の囁きのように、低く地を這うような声で。
笑うシグルドと俯くアストリッドを、交互に訝しむように見比べて、エルレインはハッと大きく目を見開いた。
「まさか――私に、信仰とアーシェを天秤にかけろとでもいうのか」
「無理に選ぶ必要はない。選ばねばならないわけではないのだからね」
三日月のように細めた目に松明の灯が映り、紅い光が揺らめく。
「お前が彼女を選ぶならそれでもいい。お前が選ばないなら、わたしが新しい人形をひとつ手に入れて終わる。ただそれだけの話でしかない」
「エルレイン……」
アストリッドが掠れた声で名を呼ぶが、その先の言葉は続かない。
「ものは考えようだよ、エルレイン。
たったひとりを切り捨てるだけで、お前の信仰と未来と名誉は守られる。お前はその身体に流れる聖なる血にふさわしく、輝ける神の剣のままだ。
切り捨てられないなら、お前は信仰と神の代わりに愛を手に入れる。
ただそれだけの話だ。とてもシンプルだろう?」
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