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三首竜の町
何のために追いかけるって?
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「なぜ、エルヴィラ・カーリスを逃したのだ」
「逃した? 人聞きの悪い。僕は彼女の正当な権利を守っただけだよ」
翌朝、ミーケルは教会長と高神官、それから聖騎士長に、遅れて来た王太子と、付き従う魔術師長に騎士団長……ずらりと並んだ面々を前に、にこりと笑い返した。
いつも、外面として貼り付けている、外交用の笑みだ。
教会に隔離のうえ要観察というのが、太陽神教会が出したエルヴィラの処遇に対する結論である。
しかし、それに反対したミーケルが、アライトを使ってエルヴィラを逃してしまったと――昨夜の出来事は、そういう筋書きになっていた。
「――そもそも、僕は、君たちの要求を呑むことに諾と言った覚えはない」
「だが、彼女は“堕天”に触れられて“変容”したのだ。この先、彼女が悪堕ちしないという保証はないのだぞ!」
「その“堕天”だけど」
ミーケルはちらりと王太子に視線を投げる。
「エルヴィラが言うには、あの広場の戦乙女と同じ顔らしいね」
「何をいい加減な――」
「王太子殿下、いい加減な世迷言だと思うなら、それでも構わない。
けれど僕は、オスヴァルト・ミーケル・ストーミアンの名と僕に流れる血にかけて、嘘は言っていないよ」
「しかし、彼女が偽りを述べていたらどう――」
「何のために? それに、エルヴィラにそんな嘘を吐けるほどの深謀遠慮があるとは思えないね」
王太子が不機嫌そうに鼻を鳴らす。
この“太陽の国”を統べるゴーティア王家の始祖である、聖なる戦乙女が実は“堕天”だった……なんて、王家の根底と威信を揺るがすスキャンダルになりかねない。
しかもミーケルは吟遊詩人であり、噂を広める手段なら百は知っているのだ。
そして、今述べたことが真実であれば、ミーケルのことなどさっさと処分して、エルヴィラに追手をかけたいのだろう。
だが、ミーケルの血筋とアライトの存在がそれを許さないのである。
魔術師長がこめかみを揉み解しながら、「そうは言っても、直ちに追うべきであることには間違いなかろう」と後を継いだ。
「だから、何のために? エルヴィラには青銅竜が付いている。青銅竜は公正さと正義を重んずる竜だ。白金竜の軍勢に最初に加わった竜でもある。
エルヴィラがもしも悪堕ちしたなら、彼が見逃す道理がないじゃないか」
「しかし、一頭の竜に処遇を委ねるなど……」
「悪魔祓いの女王ウルリカと父祖竜シェイファラルの末裔であるストーミアン家の僕もいる。万が一エルヴィラが悪堕ちなどということになったら僕がこの手で引導を渡すと名と血に誓うけれど、それでも足りないと言うのかな?」
ミーケルはやれやれと首を振る。やや芝居がかった口調と振る舞いに、目の前のお偉方は小さく溜息を吐いた。
ハッタリだろうと何だろうと、要求を押し通すために、ミーケルが使えるものはすべて使ってやるつもりだった。
「――それとも、“太陽の国”はストーミアン王家を信用ならないと言うのかな。もう、国も民も持たない元王家ごときの誓いなど、まともに取り合う気にもならないと」
ミーケルの出自とは、つまり、かつて“嵐の国”という大国を治めていたストーミアン王家の直系というものである。
もっとも、“大災害”で国を失って久しいのだが。
“嵐の国”の王族が生き残れたのは、単にいろいろな偶然が重なっただけに過ぎない。
しかしそれでも民を護り導くのは王族の義務であると、当時生きのびた王は残ったわずかな民を連れ、南の“深森の国”の縁戚を頼って移住したのだ。
そこにどのような困難があったか、ミーケルは伝え聞くだけだし、今や王家らしい権力などかけらも持ってはいない。
ただ、頼った縁戚の厚意で“深森の国”の一角に間借りして生きながらえているだけの、“亡国の元王族”でしかない。
だが、今でもこの血に敬意を払うものは多いし、何より、“護森”と呼ばれる古い森には父祖竜シェイファラルも健在だ。
今の父祖竜は、古竜として多くの青銅竜たちからの敬意を集めている竜だ。
さらに言うなら、ストーミアンに王家らしい権力はなくても、縁戚である“深森の国”の王家とそこに連なる公爵家という後ろ盾は失っていない。
ゆえに、ミーケルを手にかけることは、すなわちストーミアンに繋がるすべてを敵に回すということでもある。
それに、なんといっても――
「わかった。そこまで言うなら、こちらは手を出すまい」
「殿下!」
「青銅竜がとても頑固な竜だというのは本当だな。お前の性質にも、よく現れているようだ」
「殿下も、さすが白金竜の末裔ですね。正当であることを重んじ善きものを守護する白金竜の末裔たる殿下なら、きっと善き王になられるでしょう」
「心にもないことを」
ふん、と王太子は面白くなさそうに眉を寄せた。
口ではそういうが、ゴーティア王家の直系が、代々名誉と正当さを重んじるというのは有名な話だ。
白金竜は皇竜神の落とし子とも言われる伝説の竜なのだ。その直系である彼が、善と正義、それから秩序と法を重んじる性質を受け継いでいないわけがない。
「青銅竜の末裔とはいえ、お前を信用したわけではない。だが、真の竜たる青銅竜アライトが付いているなら、心配はなかろうというのが私の判断だ。
彼であれば、もしエルヴィラ・カーリスが悪堕ちしたとしても、情にとらわれることなく確実に対処してくれると信用している」
王太子の決定に、太陽神教会もとりあえずは恭順の意思を示した。
* * *
話が済めば、もうここに長居する理由はない。
ミーケルはさっさと荷物をまとめると急いで町を後にした。
厄介ごとに巻き込まれた時はいつもそうするように、門を通らずに、だ。
――と、いきなり小鳥がピチピチと鳴きながらまとわりついてくる。
いったいなんだと追い払おうとしたすると、いきなり『おう、兄さん』と小鳥がアライトの声で喋り出した。
『俺らは北の荒地に行くから』
アライトの“伝令”だ。
そうか、青銅竜は、森の生き物との親和性が高い竜でもあったっけ、と思い出す。
「荒地か……荒地に行ってどうするつもりなんだ。まさか、冒険者でもやろうって?」
冒険者なんて、腕力以上に機転も要求されるっていうのに、エルヴィラにできるとでも思っているのか?
ミーケルは小さく息を吐いて、それから荒地へと向かう算段を考えた。
*****
※ミーケルの祖先の話は「姫と竜」となります。
(読まなくても問題はありません)
Q:「血にかけて誓う」って、それで済むんですか?
A:この世界は魔法が普通にあるので、そういう「誓い」が実際に力を持つし、破れば実際に報いが来たりします。やばいとケルトのゲッシュ並に破滅が降りかかったりもあります。
三首竜の町
ベースはバルセロナ。町の紋章もバルセロナのものを改変しました。(欧州の古い町には大体どこでも「町の紋章」があるので、由来と合わせて確認するととても楽しいです)
そして、この町の伝説は紋章から捏造しました。神話とか伝説とかの捏造はとても楽しいです。ファンタジー世界構築の醍醐味という楽しさです。
そして、バルセロナはパエジャとかピンチョスとかがとってもおいしかったです。海に面した町だから、地中海の海の幸がほんと美味しくて幸せでした。
というか、ラテン系の国はどこも食べ物が美味しいのか、今のところ全部美味しいです。
そういえば、昔、友人と銀座にあるパエジャの大会で優勝したという専門店に行ったことがあるんですが、そこのパエジャも美味しかったです。
和洋問わず、炊き込みご飯てどうしてあんなに美味しいんでしょうな。
「逃した? 人聞きの悪い。僕は彼女の正当な権利を守っただけだよ」
翌朝、ミーケルは教会長と高神官、それから聖騎士長に、遅れて来た王太子と、付き従う魔術師長に騎士団長……ずらりと並んだ面々を前に、にこりと笑い返した。
いつも、外面として貼り付けている、外交用の笑みだ。
教会に隔離のうえ要観察というのが、太陽神教会が出したエルヴィラの処遇に対する結論である。
しかし、それに反対したミーケルが、アライトを使ってエルヴィラを逃してしまったと――昨夜の出来事は、そういう筋書きになっていた。
「――そもそも、僕は、君たちの要求を呑むことに諾と言った覚えはない」
「だが、彼女は“堕天”に触れられて“変容”したのだ。この先、彼女が悪堕ちしないという保証はないのだぞ!」
「その“堕天”だけど」
ミーケルはちらりと王太子に視線を投げる。
「エルヴィラが言うには、あの広場の戦乙女と同じ顔らしいね」
「何をいい加減な――」
「王太子殿下、いい加減な世迷言だと思うなら、それでも構わない。
けれど僕は、オスヴァルト・ミーケル・ストーミアンの名と僕に流れる血にかけて、嘘は言っていないよ」
「しかし、彼女が偽りを述べていたらどう――」
「何のために? それに、エルヴィラにそんな嘘を吐けるほどの深謀遠慮があるとは思えないね」
王太子が不機嫌そうに鼻を鳴らす。
この“太陽の国”を統べるゴーティア王家の始祖である、聖なる戦乙女が実は“堕天”だった……なんて、王家の根底と威信を揺るがすスキャンダルになりかねない。
しかもミーケルは吟遊詩人であり、噂を広める手段なら百は知っているのだ。
そして、今述べたことが真実であれば、ミーケルのことなどさっさと処分して、エルヴィラに追手をかけたいのだろう。
だが、ミーケルの血筋とアライトの存在がそれを許さないのである。
魔術師長がこめかみを揉み解しながら、「そうは言っても、直ちに追うべきであることには間違いなかろう」と後を継いだ。
「だから、何のために? エルヴィラには青銅竜が付いている。青銅竜は公正さと正義を重んずる竜だ。白金竜の軍勢に最初に加わった竜でもある。
エルヴィラがもしも悪堕ちしたなら、彼が見逃す道理がないじゃないか」
「しかし、一頭の竜に処遇を委ねるなど……」
「悪魔祓いの女王ウルリカと父祖竜シェイファラルの末裔であるストーミアン家の僕もいる。万が一エルヴィラが悪堕ちなどということになったら僕がこの手で引導を渡すと名と血に誓うけれど、それでも足りないと言うのかな?」
ミーケルはやれやれと首を振る。やや芝居がかった口調と振る舞いに、目の前のお偉方は小さく溜息を吐いた。
ハッタリだろうと何だろうと、要求を押し通すために、ミーケルが使えるものはすべて使ってやるつもりだった。
「――それとも、“太陽の国”はストーミアン王家を信用ならないと言うのかな。もう、国も民も持たない元王家ごときの誓いなど、まともに取り合う気にもならないと」
ミーケルの出自とは、つまり、かつて“嵐の国”という大国を治めていたストーミアン王家の直系というものである。
もっとも、“大災害”で国を失って久しいのだが。
“嵐の国”の王族が生き残れたのは、単にいろいろな偶然が重なっただけに過ぎない。
しかしそれでも民を護り導くのは王族の義務であると、当時生きのびた王は残ったわずかな民を連れ、南の“深森の国”の縁戚を頼って移住したのだ。
そこにどのような困難があったか、ミーケルは伝え聞くだけだし、今や王家らしい権力などかけらも持ってはいない。
ただ、頼った縁戚の厚意で“深森の国”の一角に間借りして生きながらえているだけの、“亡国の元王族”でしかない。
だが、今でもこの血に敬意を払うものは多いし、何より、“護森”と呼ばれる古い森には父祖竜シェイファラルも健在だ。
今の父祖竜は、古竜として多くの青銅竜たちからの敬意を集めている竜だ。
さらに言うなら、ストーミアンに王家らしい権力はなくても、縁戚である“深森の国”の王家とそこに連なる公爵家という後ろ盾は失っていない。
ゆえに、ミーケルを手にかけることは、すなわちストーミアンに繋がるすべてを敵に回すということでもある。
それに、なんといっても――
「わかった。そこまで言うなら、こちらは手を出すまい」
「殿下!」
「青銅竜がとても頑固な竜だというのは本当だな。お前の性質にも、よく現れているようだ」
「殿下も、さすが白金竜の末裔ですね。正当であることを重んじ善きものを守護する白金竜の末裔たる殿下なら、きっと善き王になられるでしょう」
「心にもないことを」
ふん、と王太子は面白くなさそうに眉を寄せた。
口ではそういうが、ゴーティア王家の直系が、代々名誉と正当さを重んじるというのは有名な話だ。
白金竜は皇竜神の落とし子とも言われる伝説の竜なのだ。その直系である彼が、善と正義、それから秩序と法を重んじる性質を受け継いでいないわけがない。
「青銅竜の末裔とはいえ、お前を信用したわけではない。だが、真の竜たる青銅竜アライトが付いているなら、心配はなかろうというのが私の判断だ。
彼であれば、もしエルヴィラ・カーリスが悪堕ちしたとしても、情にとらわれることなく確実に対処してくれると信用している」
王太子の決定に、太陽神教会もとりあえずは恭順の意思を示した。
* * *
話が済めば、もうここに長居する理由はない。
ミーケルはさっさと荷物をまとめると急いで町を後にした。
厄介ごとに巻き込まれた時はいつもそうするように、門を通らずに、だ。
――と、いきなり小鳥がピチピチと鳴きながらまとわりついてくる。
いったいなんだと追い払おうとしたすると、いきなり『おう、兄さん』と小鳥がアライトの声で喋り出した。
『俺らは北の荒地に行くから』
アライトの“伝令”だ。
そうか、青銅竜は、森の生き物との親和性が高い竜でもあったっけ、と思い出す。
「荒地か……荒地に行ってどうするつもりなんだ。まさか、冒険者でもやろうって?」
冒険者なんて、腕力以上に機転も要求されるっていうのに、エルヴィラにできるとでも思っているのか?
ミーケルは小さく息を吐いて、それから荒地へと向かう算段を考えた。
*****
※ミーケルの祖先の話は「姫と竜」となります。
(読まなくても問題はありません)
Q:「血にかけて誓う」って、それで済むんですか?
A:この世界は魔法が普通にあるので、そういう「誓い」が実際に力を持つし、破れば実際に報いが来たりします。やばいとケルトのゲッシュ並に破滅が降りかかったりもあります。
三首竜の町
ベースはバルセロナ。町の紋章もバルセロナのものを改変しました。(欧州の古い町には大体どこでも「町の紋章」があるので、由来と合わせて確認するととても楽しいです)
そして、この町の伝説は紋章から捏造しました。神話とか伝説とかの捏造はとても楽しいです。ファンタジー世界構築の醍醐味という楽しさです。
そして、バルセロナはパエジャとかピンチョスとかがとってもおいしかったです。海に面した町だから、地中海の海の幸がほんと美味しくて幸せでした。
というか、ラテン系の国はどこも食べ物が美味しいのか、今のところ全部美味しいです。
そういえば、昔、友人と銀座にあるパエジャの大会で優勝したという専門店に行ったことがあるんですが、そこのパエジャも美味しかったです。
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