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番外編1 溺愛は初生け式の後で
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「あ……!」
ぬれた入り口を指でいじられ、恥ずかしさに頬を上気させる。固くなった肉の芽を優しくさぐるようにつままれて、みのりは背中を震わせた。
さしこまれている長い指に自分の中が収縮し、嫌らしくからみつくのがわかる。すでにみのりを知りつくしている彼が欲しくてたまらなかった。
「なか、熱いな……もうこれ、入れたい」
吐息まじりにささやかれ、みのりは強くまぶたを閉じた。雄基の腕に導かれ、鎌首をもたげた屹立を再び手のひらに握らされる。一度放出したにもかかわらず、その長大な肉塊は見事にそそり立っていた。
「──そっちも欲しい? だったら、ほら。自分で入れて」
「あっ──そんな」
いつになく意地悪な彼の言葉に、みのりは残念そうな声を唇からもらしてしまった。それが欲しくてたまらない自身のエロさに頭痛がする。
雄基がくすりと笑いをこぼし、一度ベッドから下りた。二人をつなげる準備をした後、再びベッドに横になる。自分の前に見せつけられた高ぶり切った屹立に、みのりはごくんと息を飲んだ。自分から大きく足を開いて雄基の腰の上に乗る。
雄基はじっと見ているだけで何も手伝おうとしなかった。しかたなく太い肉柱をそっと自身の指でささえる。さすがにそれがびくっとはねて、彼が感じていることはわかった。
──雄基君、どうしちゃったんだろう?
いつもと同じ光景の広い彼の部屋で彼を見下ろす。いつもと同じはずなのにその表情は硬く思えた。大きな疑問を感じつつ、脈打っている剛直をびしょびしょになった秘裂にあてがう。
体の芯が彼をとらえた。息を吐きながら腰を落とすと泥濘が切っ先を包み込んだ。体内に沈んだ熱いかたまりに、みのりは顎をはね上げた。
「あ、く、んっ、あ──……‼」
猛った太く固いものに体の中心部を貫かれ、満足に息もできなくなる。雄基のたくましい腰の上に完全に座り込んでしまい、必死で呼吸をくり返す。
「……まだ、きつい?」
かすれた声でたずねられ、みのりは何度もうなずいた。長身の彼の持ちものは体格に見合った大きさで、一度目に彼を受け入れる時は圧迫感で息がつまる。何度も呼吸をかさねた上で少しずつ緊張をとかないと、中がそのサイズになれないのだ。
「いいよ、ゆっくりで」
固い胸板に手をついて、みのりはゆっくりと腰を上げた。自分の中をこすり上げる異物の存在を実感する。まだ違和感を覚えるものの、歯止めがきかないダメな体が勝手に彼のものをしぼり上げる。
ぬれた入り口を指でいじられ、恥ずかしさに頬を上気させる。固くなった肉の芽を優しくさぐるようにつままれて、みのりは背中を震わせた。
さしこまれている長い指に自分の中が収縮し、嫌らしくからみつくのがわかる。すでにみのりを知りつくしている彼が欲しくてたまらなかった。
「なか、熱いな……もうこれ、入れたい」
吐息まじりにささやかれ、みのりは強くまぶたを閉じた。雄基の腕に導かれ、鎌首をもたげた屹立を再び手のひらに握らされる。一度放出したにもかかわらず、その長大な肉塊は見事にそそり立っていた。
「──そっちも欲しい? だったら、ほら。自分で入れて」
「あっ──そんな」
いつになく意地悪な彼の言葉に、みのりは残念そうな声を唇からもらしてしまった。それが欲しくてたまらない自身のエロさに頭痛がする。
雄基がくすりと笑いをこぼし、一度ベッドから下りた。二人をつなげる準備をした後、再びベッドに横になる。自分の前に見せつけられた高ぶり切った屹立に、みのりはごくんと息を飲んだ。自分から大きく足を開いて雄基の腰の上に乗る。
雄基はじっと見ているだけで何も手伝おうとしなかった。しかたなく太い肉柱をそっと自身の指でささえる。さすがにそれがびくっとはねて、彼が感じていることはわかった。
──雄基君、どうしちゃったんだろう?
いつもと同じ光景の広い彼の部屋で彼を見下ろす。いつもと同じはずなのにその表情は硬く思えた。大きな疑問を感じつつ、脈打っている剛直をびしょびしょになった秘裂にあてがう。
体の芯が彼をとらえた。息を吐きながら腰を落とすと泥濘が切っ先を包み込んだ。体内に沈んだ熱いかたまりに、みのりは顎をはね上げた。
「あ、く、んっ、あ──……‼」
猛った太く固いものに体の中心部を貫かれ、満足に息もできなくなる。雄基のたくましい腰の上に完全に座り込んでしまい、必死で呼吸をくり返す。
「……まだ、きつい?」
かすれた声でたずねられ、みのりは何度もうなずいた。長身の彼の持ちものは体格に見合った大きさで、一度目に彼を受け入れる時は圧迫感で息がつまる。何度も呼吸をかさねた上で少しずつ緊張をとかないと、中がそのサイズになれないのだ。
「いいよ、ゆっくりで」
固い胸板に手をついて、みのりはゆっくりと腰を上げた。自分の中をこすり上げる異物の存在を実感する。まだ違和感を覚えるものの、歯止めがきかないダメな体が勝手に彼のものをしぼり上げる。
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