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第二章 真実はプディングの中に

055 僕の彼女と念願の姫初め ⑥

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 そっとくちづけると若葉ちゃんも抱きついてきた。しばらくその状態を堪能した後、僕はゆっくり動き始める。

「今度は、声、いっぱい出していいんだよ。ラブホだから聞こえない」
「んっ……ああぁあぁん……!」
「可愛い声」

 声を我慢してる時、若葉ちゃん、すごく気持ちよさそうだったけど、やっぱり声を出してると僕も興奮する。なにより表情がいい。乱れて、すけべで、淫らで、ぐしゃぐしゃに崩れていて、とても可愛い。

「新くん……新くん、大好き……」
「僕も……若葉大好きだし、気持ちよくさせたい」

 わかりきっていることなのに、声に出さずにはおれなくなる。強調したくなる。理性が利いてない。理性なんか捨てちまえ。
 僕はベッドに膝をつき、若葉ちゃんの腰を抱えるようにして密着させ、とにかくがんがん突いた。パシパシ肉同士のぶつかる音がする。

「あ……あぁ……あぁん、あぁ、んん、あっ!」

 快感から逃げられないように無理矢理もっと腰を引き寄せると、若葉ちゃんは顔を真っ赤にして息を荒くする。

「あぁ! あっ! はぁ……あ! あぁん……んんー……んっ! んんっ!」

 若葉ちゃんが身をよじるようにしてシーツをつかんだので、もう何も考えずにあとはひたすら突く。とにかく気持ちよくイカせたいしイキたい。

「……新、新ぁ! あぁん……あ、あっ! んぅっ……ん、ん、うぅ! あぁ!」

 僕は若葉ちゃんを快楽から逃がさないよう腰をつかみ直し、膣奥に叩きつけるように突きまくり、欲望を放った。



 若葉ちゃんは僕の隣でぐっすり眠っている。とても幸せそうな寝顔が可愛い。
 嬉しさや、楽しさや、喜びや、快感や、嗜虐性や。感情や感覚の諸々が閾値を超えてしまったのか、僕はなんだか興奮して寝つけなかった。そこで、若葉ちゃんの今日のテーマ「ピンク・レディ」をスマホで検索してみる。

「カクテル言葉……?」

 花言葉のように、カクテルにもそれぞれ意味があるらしい。
 ピンク・レディのカクテル言葉は「いつも美しく」。
 若葉ちゃんにぴったりだなあと思った。

 僕の瞳に君はいつも美しく映る。

 幸せそうに眠る若葉ちゃんの唇にキスを落とし、僕も眠りについた。
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