上 下
24 / 352
第一章 人の好みは説明できない

023 私の彼氏は優しくて素敵 ⑧

しおりを挟む
 身長に比例して、なんだろうか。

「そんなにじっと見られたら、恥ずかしいよ」
「だって新くんの、おっきいもん……」

 新くんの穏やかな雰囲気にまるで似つかわしくないものが屹立している。

「そこまででもないと思うけど、すごく興奮してる」

 新くんは紙袋を開いて、箱を取り出した。紙袋にコンビニの名前が印字されているのを見て、はたと気づく。

「……コンビニに寄ったのって、もしかして」
「運がよければ使うかなと思って」

 私はそんなこと微塵も考えずに、素直に外で待ってたよ!

「新くんの、すけべ……」
「うん。僕もそう思う」

 新くんはにこにこ笑って、てんで気にしてない。すごく好みの笑顔なのが、なんだかむかつくなあ! もう! 大好き!

 新くんはペリリと包装を剥がすと、中身を一つちぎり、封を切った。ゆっくり装着しているけど、新くんのものはやっぱり大きくて、ちょっと苦しそうに見える。
 新くんは愛液をまぶすように入口にものをこすりつけた。

「あぁ……んっ……」

 やだ。新くんのものでクリトリスがこすれたのと、先っぽがちょっとだけ入っちゃったのが気持ちよすぎて、思わず声が出た。すごく甘い、女の声が。
 新くんのでこすられて、新くんのを見ると私のでてらてら光ってて、いっぱい濡れてるんだということを改めて思い知らされて、すごく恥ずかしい。

「若葉」

 不意に新くんに呼び捨てされて、思わず息を飲む。
 私が固まっている間に、大好きな顔が近づいてきた。キスされて、食むような唇の動きと舌使いにうっとりしている間に、ゆっくり挿れられた。新くんのもの、あんなに大きいと思ったのに、何の抵抗もなく私の中にずぶずぶ入ってしまう。身体が新くんを受け入れたがってる。すごく恥ずかしい。

「あぁっ! んっ……んん……っ! あぁ……!」

 新くんが少しずつ進むたびに中が広げられて、気持ちいいところがこすられて、声が止まらない。ほんと、どうしちゃったんだろう、私。こんな風になったことなんかない。

「痛くない?」
「ん……だいじょぶ……」

 痛くはないけど、違和感がすごい。私の中にあのおっきいのが入っていっているんだもの。

「若葉の中、すごく狭くて熱い」

 全て入ると、新くんはふうと息をついた。
 少しかすれた新くんの声がなんだかセクシーで、余計感じてしまう。

「やだぁ……恥ずかしい」
「気持ちよさそ」

 いたずらっぽい表情で、指で頬をつんと突かれた。

「うぅ……」

 新くんの言う通り、ものすごく気持ちよくて、焦る。セックス、いいと思ったことなんて、全然なかったのに。

「僕もすごく気持ちいいし、若葉の声可愛いし、そんな顔してると、止まんなくなる」
「そんな顔って……」

 新くんはにやりと笑って続けた。

「したくてたまんないって顔」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

処理中です...