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後日譚・取り違えたその後の二人
099 一緒にお風呂に入りたい ③
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ちゃぽーん、と水音が響く。
リカルドがねだってきたのは、一緒にお風呂に入ることだった。
「……そういえば、一緒に入ったこと、なかったね」
「うん。しかもこんな昼間に」
リカルドがくすくす笑いながら私の背中を洗う。
「逆じゃない? 普通、背中流すの、私の方でしょ?」
「んー、でも俺、ジュリエッタの身体洗いたかった」
「じゃあ、泡流したら、今度は私がリカルドの身体洗う」
「え! してくれるの?」
「うん。したい」
お湯を掛けられ、泡が流れたので、リカルドと席を交代する。
リカルドの背中、鍛えてる人のだ。今更そんなことに気づく。
夜してる時は薄暗いし、私、朝弱いから起き抜けはぼーっとしてるし、そもそもほとんどリカルドの方が先に起きてるし、一番記憶に残ってるのが初夜のお風呂上りかもしれないという始末。あの時目のやり場に困って夜着を着てくれと言ったからか、あれ以来お風呂上りに裸でいることもないし。
観察がてら、丁寧に背中から腕にかけて泡を滑らせていく。背中だけじゃなくて、腕の筋肉もしなやかで綺麗。リカルド、身長こそそこまで高くないけど、全身の均整がとれてるな。……これは、ものすごくいい身体では。明るい中でじっくり見てると、なんだかどきどきしてきた。
泡を流した後、思わず背中にキスを落とす。
「ジュ、ジュリエッタ?!」
「ん。背中、かっこよくて」
いつもがんばってる、この背中に守られてるんだな、と思ったら、感慨深くて。
「……ど、どうも、ありがとう」
「リカルド、照れてる」
反応が可愛くて、ついくすくす笑う。
「今まで、じっくり見てなくて、もったいなかったな」
私の言葉にリカルドが困ったように頭を抱え込んでる。可愛い。
「二人で入ると、ちょっと狭いね、やっぱり」
「うん。でも、密着できるから……嬉しいよ、俺」
我が家の湯船はそんなに大きくないので、今、私はリカルドに抱えられるように向かい合っている。
「昼間っから、こんな風にできるなんて、夢みたい」
「もしかして、こういうの、ずっとしたかったの?」
「……その………………うん」
私は考えたこともなかったよ、こんなの。
「ジュリエッタは恥ずかしがり屋だし、明るいの嫌がるかなと思ってて……」
「ん……ちょっと恥ずかしいけど、嫌じゃないよ、全然」
「そう? ……よかった」
リカルドがほっとしたように息をつく。
しばらく抱きしめられてるうちに、下半身に違和感を覚えた。
「あ」
「ご、ごめ……。その、ジュリエッタ抱きしめてると、俺、興奮するから」
「……いいよ」
「え」
「お風呂でするの、考えたことなかった?」
「……………………あ、ある」
「今日、したいこと、全部しちゃっていいんだから」
ちゅっと唇を奪うと、リカルドは真っ赤になった。
「ただ、このまま入れるとお湯入っちゃいそうでやだから、外で入れてから」
「う、うん!」
湯船の縁に腰掛けると、脚を開くよううながされる。
「こ、これ、ものすごく恥ずかしい……」
だって今、丸見えじゃない、あそこ。
「俺、今、めちゃくちゃ興奮してる……」
リカルド、まじまじと見てる。うわあ。リカルドの顔を直視できなくて、思わず横を向いてしまう。
「は、早く、入れて……」
「おねだりされちゃった」
くすくす笑いながらリカルドは立ち上がって、ゆっくりと私の中に自身を入れてくる。
「……ね、ジュリエッタ、俺にしがみついて」
「こ、こう?」
リカルドの首に腕を回す。首もしっかりしてて、男の人の身体ってやっぱり違うなと、改めて実感する。リカルドの身体、一年以上前から知ってるはずなのに、全然わかってなかった。
リカルドがねだってきたのは、一緒にお風呂に入ることだった。
「……そういえば、一緒に入ったこと、なかったね」
「うん。しかもこんな昼間に」
リカルドがくすくす笑いながら私の背中を洗う。
「逆じゃない? 普通、背中流すの、私の方でしょ?」
「んー、でも俺、ジュリエッタの身体洗いたかった」
「じゃあ、泡流したら、今度は私がリカルドの身体洗う」
「え! してくれるの?」
「うん。したい」
お湯を掛けられ、泡が流れたので、リカルドと席を交代する。
リカルドの背中、鍛えてる人のだ。今更そんなことに気づく。
夜してる時は薄暗いし、私、朝弱いから起き抜けはぼーっとしてるし、そもそもほとんどリカルドの方が先に起きてるし、一番記憶に残ってるのが初夜のお風呂上りかもしれないという始末。あの時目のやり場に困って夜着を着てくれと言ったからか、あれ以来お風呂上りに裸でいることもないし。
観察がてら、丁寧に背中から腕にかけて泡を滑らせていく。背中だけじゃなくて、腕の筋肉もしなやかで綺麗。リカルド、身長こそそこまで高くないけど、全身の均整がとれてるな。……これは、ものすごくいい身体では。明るい中でじっくり見てると、なんだかどきどきしてきた。
泡を流した後、思わず背中にキスを落とす。
「ジュ、ジュリエッタ?!」
「ん。背中、かっこよくて」
いつもがんばってる、この背中に守られてるんだな、と思ったら、感慨深くて。
「……ど、どうも、ありがとう」
「リカルド、照れてる」
反応が可愛くて、ついくすくす笑う。
「今まで、じっくり見てなくて、もったいなかったな」
私の言葉にリカルドが困ったように頭を抱え込んでる。可愛い。
「二人で入ると、ちょっと狭いね、やっぱり」
「うん。でも、密着できるから……嬉しいよ、俺」
我が家の湯船はそんなに大きくないので、今、私はリカルドに抱えられるように向かい合っている。
「昼間っから、こんな風にできるなんて、夢みたい」
「もしかして、こういうの、ずっとしたかったの?」
「……その………………うん」
私は考えたこともなかったよ、こんなの。
「ジュリエッタは恥ずかしがり屋だし、明るいの嫌がるかなと思ってて……」
「ん……ちょっと恥ずかしいけど、嫌じゃないよ、全然」
「そう? ……よかった」
リカルドがほっとしたように息をつく。
しばらく抱きしめられてるうちに、下半身に違和感を覚えた。
「あ」
「ご、ごめ……。その、ジュリエッタ抱きしめてると、俺、興奮するから」
「……いいよ」
「え」
「お風呂でするの、考えたことなかった?」
「……………………あ、ある」
「今日、したいこと、全部しちゃっていいんだから」
ちゅっと唇を奪うと、リカルドは真っ赤になった。
「ただ、このまま入れるとお湯入っちゃいそうでやだから、外で入れてから」
「う、うん!」
湯船の縁に腰掛けると、脚を開くよううながされる。
「こ、これ、ものすごく恥ずかしい……」
だって今、丸見えじゃない、あそこ。
「俺、今、めちゃくちゃ興奮してる……」
リカルド、まじまじと見てる。うわあ。リカルドの顔を直視できなくて、思わず横を向いてしまう。
「は、早く、入れて……」
「おねだりされちゃった」
くすくす笑いながらリカルドは立ち上がって、ゆっくりと私の中に自身を入れてくる。
「……ね、ジュリエッタ、俺にしがみついて」
「こ、こう?」
リカルドの首に腕を回す。首もしっかりしてて、男の人の身体ってやっぱり違うなと、改めて実感する。リカルドの身体、一年以上前から知ってるはずなのに、全然わかってなかった。
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