上 下
87 / 137

ウケ彼持ち・メス堕ち済・オナホ希望の元バリタチとなかよし即ハメ記録⑦

しおりを挟む
 

「……だって君。犯されるの……大好きじゃないか」
「うーうん、すきじゃねぇ……すきじゃない……」
「初体験がレイプで、性癖、歪んじゃったんだね。可哀想に。でもそうなったのは……君が特別に、いやらしい子だからだよ。いっぱい気持ちよかったね? たくさん出した?」
「うっ……あ……」
「あー、泣かないよ、僕は君のこと、嫌いじゃないよ。気持ちいいってなって、ぽーっとしちゃおう」

 当時の記憶が引きずり出されそうになって、顔の筋肉が歪んで引き攣り出した途端、ずりずりと穴に擦り付けてたチンポがすんなりと穴の中に入ってくる。ずりゅっと、最初だけ抵抗があったが、少し入ってしまえば簡単だ。奥まで入れて、ちょっと腰を回して捏ねるだけ。腹の中の圧迫感が気持ちいい。自分で腰揺すってもっとぐりぐりする。

「ン……ほら、もう落ち着いたね。気持ちいいことですぐ頭いっぱいにしちゃうから、君はだめなんだよ……? そんなんだから、レイプされてるのに気持ちよくて射精しちゃうんだ。悲しいとすぐ、セックスに逃げるんだ」

 穏やかな、優しい声で……俺をぎゅっとしながら、酷いことを言う。酷いこと、言われてると思う。
 酷いって思うのに、俺は水泡に言われた通りセックスに逃げる。自分で気持ちいいところ擦って、あんあん声を上げる。
 全部きっとこいつの言う通りなんだ。水泡の言う通り、叔母さんに犯されてるのに気持ちよかったんだ、俺。だって射精したもん。だからその後も家を出るまで何年も抱いたし、高校生になって再会したあとだってあまりに都合のいい叔母さんを心底嫌悪していたのに抱けたんだ。何回も。俺が求めてたんだ。
 気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い、おれって気持ち悪い。
 もっともっと、気持ちよくなりたい。気持ちいいのでいっぱいがいい。腹ぐるぐるして、気持ちいいのと吐きそうなのが同時にくる。
 だめだ、だめだ、また吐いたら。水泡に吐いてしまったら。でも吐いたらまた「いいよ」って背中さすってもらえるのかな。汚いのに、怒らないで、いいよって。
 あれ、嬉しかった。

「でもそれが楽なら、僕が君を楽にしてあげる。何も考えなくてよくしてあげる」

 悪い思い出に潰されそうになっていたところに、良い思い出が浮かんで気が抜けた。そして追い討ちをかけるような甘い言葉。甘い甘い、蜂蜜みたいなとろとろの海に沈められて窒息してしまいそう。

「あ、あ、あぁ……奥、ぐりゅぐりゅ、きもちー……きもちー……」

 体内にチンポが与える快感が響く中、呆れたような声が耳に届く。

「……はは。もう、聞こえてないか」

 その声に息の根を止められそうになった。

「あ、あ、やだ、嫌いになんなよぉ、やぁ、やぁぁあっ……! ちゅうして、みなわ、ちゅーする」
「うん? 嫌いになんて、ならないよ……どうしたの」
「キス、キス……」
「うん、いいよ。しよう」

 溺れないように死んでしまわないように、しがみついて懸命にねだる俺の顔をよくよく見つめたあと、やや困惑したように眉を下げながらキスをくれた。
 ぺちゃぺちゃと舌の表面を強く擦り合わせながら鼻の抜けた声が漏れる。
 やらしいキス。きもちいい。うれしい。

「みなわ、みなわぁ」
「うん?」
「嫌いじゃない、とか……好きってしてる、とか……変な言い方ばっか、やだぁ……そんな言い方おれ、やだぁ……」
「えっ……と?」
「好きって、言えよぉ…………好きって言って、なぁ、言ってぇ……」

 ねだって、またキスをする。言えって命令しておいて、言ってもらえないのが怖くて水泡の口を塞ぐ。
 余計なこと言ったかもしれない。
 こんなこと聞かなければ、気持ちいいってたくさんなって、それで誤魔化せたのに。
 唇が離れる。ドキドキと心臓を痛めながら待つ。
 すると水泡は俺の体が浮いてしまいそうになるくらい、下から腰を突き上げた。何度も、何度も。話す暇なんてないくらいに。

「あっ、あっ、あっあっ、しょこだめっ、止まんにゃくなるっ、しょここしゅるので頭いっぱいなるっ、あっ、あーっ、きもちいっ、あっあぁあっ……おまんこきもちいよぉっ、きもちいよぉっ……!」
「うん、おまんこゾクゾクきてるの伝わる……っ。おちんちんもぴょんぴょん跳ねててかわい……」

 下半身ぞわぞわくるとこ擦られて押し潰されて、それだけで堪らないのに亀頭を手のひらで包まれる。ローション垂らしたみたいにぬるぬると手のひらで捏ねられてビクッと仰け反った。

「あっ、だめっ、ちんぽいっしょだめっ、う、ううっ、んんぅうっ」
「あー、熱いね、出ちゃう? また射精しちゃうかな?」
「う、あ、や……っ」
「犯されて射精しなよ。僕の手の中で無様に出しな?」
「あ、あ……ご、ごめんなさ、ごめん、なさっ」
「出ちゃうね、出ちゃう出ちゃう。気持ちいいね、出ちゃうね。人に出してもらうしかできないね。変態」
「うっ……う、うぅ……っ」

 変態って言われながら、射精した。
 耳の中ゾクゾクきて、水泡の上で腰と太ももをヒクヒクさせながら、涙で顔中濡らしながら、射精した。
 射精したばかりで弄って欲しくないのに、手のひらの精液を塗りつけるみたいにまた鈴口を手のひらでぐるぐる擦られる。

「ひっ、あっ、やだ、やだやだやだ、だめぇ、むり、むりぃ、やだ助けて」
「いっぱい気持ちよくして、助けてあげてる」
「ちが、やだ、ゆるして、むり」
「許してあげない」
「ごめん、なさっ、ごめ、きもちわるくてごめんなさい、へんたいでごめんなさい、射精してごめんなさい、ごめんなさい」
「……隼人?」
「あ、出ちゃ……あっ、あぁぁ…………」

 出る、と思ったけど、潮すらも出ない、変な射精感だけで終わる。そこでやっと水泡の手が止まった。
 仰け反っていたのから反転、項垂れて水泡の胸板に頭のてっぺんを押し付ける。ぼたぼたと涙が次から次へと落ちていくのが見える。
 なんかもう、わけわかんなかった。
 快楽と嫌悪と悲哀が俺を沈める甘い蜜に絡め取られ、全部一緒くたにしてぐちゃぐちゃに掻き回されてる。俺も一緒に掻き回されてる。
 涙を流すだけじゃ足りず、あ、あ、と赤ん坊みたいな泣き声まで嗚咽と共に溢れてく。
 何か声をかけられてる。背中をさすられてることはわかる。でも、何を言われてるのかわからなかった。

「みなわっ、もっ……おれのこと、きもちわりぃ、から……好きって、言えねーんだぁっ……う、うぁ、おれのこと、きもちわりぃんだっ……」

 違う、て言われてる気がする。名前を何度も呼ばれてる気がする。でも顔を上げられない。丸くなった背中を伸ばせない。
 だってこんななっても好きという言葉は出ないんだ。それが答えだ。それどころか、ごめんって遠くに聞こえる。謝られた……謝られた。
 すきじゃないから。
 きもちわるいって思ってるから。

「ちが……おれ、気持ち悪くねぇもん、ちがう、ちがうっ、セックスが気持ちよかったんじゃない……っ! おれぇ、それまで叔母さんに、誰かに、触ってもらったことなんか、なかったから……肌あたって、ぎゅうってなって、あったかくて、きもちよく、て……」

 初めて叔母さんに乗られてからは飽きるほど触れた人の肌。でもその時の、十一歳の誕生日に贈られたそれは初めてのものだったんだ。
 小学校から帰ってきたら、ケーキがあったんだ。叔母さんが焼いた苺の、白い生クリームの、ケーキ。生まれて初めてのケーキ。
 甘くて、食べ慣れなくて、あんまり美味しいと思えなかった。食べさせてくれるのが、恥ずかしくて嫌だった。
 でもケーキを食べながら、叔母さんは笑顔で俺の話を聞いてくれたんだ。だからそんなことはどうでも良かった。
 それまで学校の友達の話をしても、頑張ってテストでいい点取っても、聞いても見てもくれなかったんだ。満点のテストを何回も丸めて捨てているのに、何回でも見せに行ったんだ。いくらでも我慢できた。
 叔母さんが俺の父親が好きだったと、俺の父親にレイプされたと、そして後ろ手に手を回せと言われるまで、いや、言われたって、我慢したんだ。言う事を聞いたんだ。

「叔母さん初めて触って、くれた、から……ちゃんとおれのこと見た、から……」

 いい子にしていれば夢の続きがあるんじゃないかと願ってたんだ。
 泣いて泣いて、普段必死で抑え込んでる昔の記憶に飲まれて、気がついたら水泡の膝にいたはずが水泡を見上げていた。
 ちゅーして、て言ったら、唇が降りてきて。
 眉根を寄せた、息の荒い、噛み締める唇の隙間から食いしばる歯が見える。
 ごめんねって聞こえる。はやとごめんねって。
 俺はまたきもちいいきもちいいって喘いでる。
 足を大きく開かされ、ケツ穴が上むくように固定され、杭打ちピストンで上から思いっきり何度も結腸ぐっぽぐっぽされて、わけわかんなくなってる。
 腹の中から腰までとろとろに溶けてるのに、突かれる度、抜かれる度、溜まったとろとろが弾けるみたいな衝撃が脳みそにクる。

「おぉ、おっ、きもちっ、しゅげぇぇ……ゔ、おっ、おー、ちんぽしゅげっ、ちんぽぉ、ちんぽぉ」

 頭ん中ちんぽでいっぱい。幸せ。
 水泡と目が合う。へらりと笑って返す。
 すると水泡は泣きそうに顔をくしゃくしゃにした。

「はやとっ……」
「みにゃわぁ……きもちー、おぉ、おっ、じゅぅっときもちーよぉ、しゅげぇのぉ」
「うん」
「みにゃわ、しゅき、しゅき、だいしゅき……みにゃわも、しゅきって言ってぇ」

 目を細めて、水泡は弱々しく首を横に振る。

「……言いたくないよ」
「あ、なん、あ、そうだ、おれ、きもちわるいんだ」
「ちがう、違うよ、違うよ、気持ち悪くない。君は気持ち悪くなんかないっ……僕が最低なんだ、隼人ごめんね、隼人ごめん……」

 そうして今度は大きく首を横に振った。

「あっ……あっ……」
「泣かないで。泣かないで、隼人」
「みなわおれのこと、きらいっ……」
「嫌いなわけ、ないだろ」

 重いチンポの先が体の奥に入り込む。体感的には胸の辺まで埋め尽くされてるみたいだ。突き破られそうなのに、危ないのに、異様なほどきもちいい。怖くて気持ちいい。

「嫌いなわけないよ」

 水泡が言い終わる前に、驚くほど近くでスマホがなり始めた。メロディにはなってるけど、規則的で冷たい音。
 自分のだ、と思った。待ってる間スマホいじったりしてて、枕元にそのままだ。
 そしてすぐに顔が浮かぶ。
 青白い肌に仏頂面。
 玲児。玲児からだ。

「れいじっ……! 玲児だっ!」

 押さえつけられた体をなんとか捩ろうとしながら手探りで音の発信源を探る。天から降りてきた蜘蛛の糸を掴むような気分で。
 快楽に支配されながらも、どろどろとした暗闇の中に一筋の光が届いたのを感じた。靄が晴れてく。
 しかしそれは俺より先に水泡が取り上げた。
 苦い顔でディスプレイを見て、俺を見下ろす。

「みなわ、かして……れいじ、れいじが……れいじだろ?」
「うん」
「かして」
「ごめんね、隼人、ごめん……」
「かして……かえして」

 返してもらう前に、着信を知らせる音楽が途絶えた。
 糸が、切れる。
 あ、と声が漏れる。早くかけ直さないと。玲児が待ってる。早く声が聞きたい。
 力の抜けた手を伸ばすと、腕がガクガクと震えた。それでも懸命に伸ばす。けれど水泡はその分手を上へやって、スマホを遠ざける。

「瑞生と君がこのあと……なんて考えると、嫌で嫌で堪らなかった」
「れいじ、かえして」
「君はとっても素敵だよ。可愛くて、愛おしいよ。好きなんて、言えないよ。言えるものか……」


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

膀胱を虐められる男の子の話

煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ 男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話 膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

壁穴奴隷No.19 麻袋の男

猫丸
BL
壁穴奴隷シリーズ・第二弾、壁穴奴隷No.19の男の話。 麻袋で顔を隠して働いていた壁穴奴隷19番、レオが誘拐されてしまった。彼の正体は、実は新王国の第二王子。変態的な性癖を持つ王子を連れ去った犯人の目的は? シンプルにドS(攻)✕ドM(受※ちょっとビッチ気味)の組合せ。 前編・後編+後日談の全3話 SM系で鞭多めです。ハッピーエンド。 ※壁穴奴隷シリーズのNo.18で使えなかった特殊性癖を含む内容です。地雷のある方はキーワードを確認してからお読みください。 ※No.18の話と世界観(設定)は一緒で、一部にNo.18の登場人物がでてきますが、No.19からお読みいただいても問題ありません。

犬用オ●ホ工場~兄アナル凌辱雌穴化計画~

雷音
BL
全12話 本編完結済み  雄っパイ●リ/モブ姦/獣姦/フィスト●ァック/スパンキング/ギ●チン/玩具責め/イ●マ/飲●ー/スカ/搾乳/雄母乳/複数/乳合わせ/リバ/NTR/♡喘ぎ/汚喘ぎ 一文無しとなったオジ兄(陸郎)が金銭目的で実家の工場に忍び込むと、レーン上で後転開脚状態の男が泣き喚きながら●姦されている姿を目撃する。工場の残酷な裏業務を知った陸郎に忍び寄る魔の手。義父や弟から容赦なく責められるR18。甚振られ続ける陸郎は、やがて快楽に溺れていき――。 ※闇堕ち、♂♂寄りとなります※ 単話ごとのプレイ内容を12本全てに記載致しました。 (登場人物は全員成人済みです)

新しいパパは超美人??~母と息子の雌堕ち記録~

焼き芋さん
BL
ママが連れてきたパパは超美人でした。 美しい声、引き締まったボディ、スラリと伸びた美しいおみ足。 スタイルも良くママよりも綺麗…でもそんなパパには太くて立派なおちんちんが付いていました。 これは…そんなパパに快楽地獄に堕とされた母と息子の物語… ※DLsite様でCG集販売の予定あり

受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店

ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。

食事届いたけど配達員のほうを食べました

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
なぜ自転車に乗る人はピチピチのエロい服を着ているのか? そう思っていたところに、食事を届けにきたデリバリー配達員の男子大学生がピチピチのサイクルウェアを着ていた。イケメンな上に筋肉質でエロかったので、追加料金を払って、メシではなく彼を食べることにした。

童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった

なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。 ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…

処理中です...