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メス堕ちさせた元バリタチが自分の立場をわかってないので調教しなおす③
しおりを挟む「触ったら……こんな風になっちゃうのだから。そりゃ、だめだよね? 君の、もっとやらしいとこ……反応しちゃうのかな? どう? ほら、意識してごらん」
「馬っ鹿じゃねぇの、しねぇし、するわけ……あ……」
酒に赤くなった耳のふちを、舌先でじりじりとなぞっていく。席を空けていた間に来ていた日本酒で舌を湿らせ、何度も、何度も。
「あっ……あ、あ……」
僅かに緩んでいただけだった唇がどんどん大きく開いていき、だらしない声が出ていく。「個室とはいえ聞こえるよ」と囁くと口を閉じるが、舐めていればまた開いてしまう。
「いま……君のお尻の穴も。そんな風に、ぱくぱくしてる?」
「は、ぁ……? んなわけ……」
「もう一回、言うよ。意識して?」
「あほ、か……よ」
ずっとやさしく転がしていた胸の先に爪を立て、耳の穴にぬるりと舌を差し入れる。すると椅子からお尻が浮いたんじゃないかと思うほど、彼の身体はビクンと跳ねた。
「ほら……開いてる? きゅっとして……開いて。またきゅうって締まって。気持ちいい、気持ちいいって、反応してる?」
「やめろ、やだ、やめろ……」
「ちゃんと……教えてくれないと。ね? やめてあげないよ?」
「う、うぅ……やだよ、おれ、また……また、お前の、やだって……ンンッ……」
「教えて、くれないの? 本当に、やめていいの?」
隣にいる大鳥の背を抱くように胸をいじっていたが、それだけではまだ弱いかと、残りの酒を呷ってから(それでもまだ一合分残っている)もう片方の手も伸ばした。
背を抱きかかえるように両方の乳首をくりくりと中指で転がし、耳のふちや首筋に舌を這わす。耳のふちから軟骨部分をしゃぶったり、舌先でこしょこしょとくすぐった。甘い吐息を漏らしながら僕の腕の中で脱力していき、どんどんこちらに寄りかかって身を任せていく。
「大鳥。ズボン、見て。左の、太もも」
「えぇ……? な、に……」
すっかり潤んだ瞳が、そっと下へ向く。
大鳥の左足の太ももには、明らかに不自然な膨らみがあった。細身のジーンズの中で、太ももの内側にぴったりとくっついた勃起した男性器。しかもその先端の部分が明らかに濡れて、デニムの色を濃く変え染みを作ってしまっている。
「こんなに濡らして……恥ずかしいね?」
「あ、まじ、お前っ、ふざけんな……っ」
「ここは見れば……すぐ、わかるんだけど。おしりは? そこは君が教えてくれないと、わからないな」
「教える義理ねぇし、うっ、こんなとこ、で……ちょっ、あ、このっ……! 話してるだろ?!」
「ふふ、話してるからって止める義理、ないよね? まぁ、いいよ。なら……教えてくれたら、止めてあげる」
「ほんと、だな……?」
「うん」
大鳥はむっと下唇を噛んだかと思えば、僕が頼んだ升の中に入った日本酒のグラスを勢いよく掴み、ぐぐっと喉に流し込んだ。ごくりごくりと喉仏が下がるのを見て「あーあ、そんなに強くない癖に」と心配になった……が、そんなに飲んで自分の身体がどう反応するかを語るなんて、それこそ不味いことになると予想できないのかと、馬鹿な行動に笑いだしたくもなった。
「耳、貸せ」
真っ赤な顔をして、こてんと僕の首筋に小さな頭を預ける。少し屈んで耳を寄せてやると、調度僕の指に反応した甘い声が耳の奥に入ってきた。
「なん、だっけ……あ、ん、んっ……かがみ、さわんの、やめろ……」
「やめたら……反応、聞けない。教えて?」
「ん……そっか、えっと……けつ……ん、中……?」
ポジションが変わって耳は舐められないので、丁寧にやさしく、乳輪を撫でたり、先端を擦ったりする。すっかり尖った乳首は、もっともっとと胸を張って自分からも指先にすり寄ってきた。
「つま、まれると……中、きゅんって、締まる……でも、しまったあと、なんか、開く…………あ、いま、すげぇぎゅんんって、ずっとして、る……あ、あ、開く、あ、ちが、またしまって……ぎゅうってぇ……も、話したから、やめろよぉっ……ずっと動いてる、から…………キリがねぇもん」
「だめ。まだ」
「はぁっ? 約束が、ちげぇっ」
「もっと、教えて? 君の中に……入ってるの、想像してるから。触られたりしてないのに、僕も気持ちいいよ。君の中でぎゅって締められて、奥の奥に入ろうとしてるのに、押し返されて、たくさん動くんだよね? 君の中は」
「え、あぁぁ、入ってるのって……なに、妄想して……きっしょ、きしょい、まじ無理っ……入って、ねぇし……くそ、きもすぎ、だろぉ……あ、中……んんっ」
もちろん実際に入れてなんかないし、大鳥は悪態をついてきてるくせに、僕の話を聞いてずるずると腰が落ちていった。椅子に浅く腰かけ、気持ちよさそうな顔をしてくいっ、くいっと腰を上下に揺する。
やらしいな。
やらしすぎて、イライラして、ぎゅうっと思い切り潰すような勢いで、乳首を捻りながらつねってやった。
「いッッ?! い、だ……っ」
だらしなく開いていた口をガツンと歯のぶつかる音がするほど思い切り閉じ、痛みに歯を食いしばる。そんな大鳥の襟足を掴み、僕はまたその耳に唇を寄せて囁いた。
「簡単だなぁ、簡単すぎる。君、あのままトイレの個室で犯されてたね? 絶対あのまま、犯されてた」
「痛い痛い痛いって、ねぇよ、ないっ……」
「嘘だね。キスして、乳首舐められて? やらしい声出して? 今みたいに穴ぱくぱくさせて? 信用できるわけ、ない」
「ねぇよ、まじで……ない、からっ」
「ふぅん?」
カリ、と耳たぶに歯を立て、納得していない意志を見せながらも僕は大鳥から離れた。くらりと大鳥は背もたれに身を預け、荒い息と濡れた瞳で僕を睨む。
「お前、ふざけんなよ……いってぇよ、信じらんねぇ。お前、俺のなんなわけ? 嫉妬してんじゃねぇよ、キモい。まじキモい」
口の悪さは適当に聞き流しながら、僕は升に残った日本酒を飲み、大鳥にはさっき本人が口をつけていたグラスを渡した。それを飲み干すのを見届け立ち上がる。
「大鳥、行くよ」
「はぁ? 意味わかんね。お前勝手すぎじゃね、ありえねぇし」
机に手をついて、ふらりとしながら立ち上がる危なっかしい大鳥の腕を掴んで支えるが、ぶんっと腕を大きく振って払われてしまった。しかし自分のその勢いでまたふらっと足取りを危うくしている。まったく。
「酔ってるね。まだ、飲むのに」
「あぁ? 飲まねぇよ、帰る」
「だめ」
大鳥の二の腕を掴んで支えながら、個室の扉を開ける。眉根をこれでもかというほど寄せて顔をしかめる大鳥の顔は、珍しくちょっとブサイクでおかしかった。
「君にもらった、泡盛。一緒に飲もう。ね?」
※※※※※
帰ると何回も言ってるのに思い通りに動かない足のせいで、気が付けばラブホテルの前に立っていた。
身体支えるふりしてこんなとこ連れてくるとかヤリチンかよ。全然経験ないらしいけどさ。童貞こじらせすぎて変態になったのか? いや逆か? どちらにせよキッモ。
でも駄目だ、言葉は出るのの身体がうまく動かない。いつもならちゃんとペース配分して飲むのに、こいつが変なことさせるから酒の勢いに頼ってしまった。最悪だ。
弱いわけじゃねぇけど、それなりに飲んだあとの日本酒一気飲みはさすがにキツイ。
ふわふわとしたまま部屋に入れられ、服を脱がされ。脱がされてる途中「抵抗して」と言われたが、馬鹿みたいでしなかった。絶対意味ないじゃん抵抗とか。もう諦める。加賀見だし。どうせもう一回したじゃん。
しかしいざシャワールームに入り風呂椅子に座らされて、シャワーヘッドを外してる姿を見ていたら……背中に冷や汗が伝うのを感じた。
やっぱ無理だ。つか何、俺これから何されんの? セックスすんの?
加賀見のちんこ、やっぱでっっっか。男の前腕くらいあるか? 初めてであんなのよく入ったじゃん、俺のケツ。才能ヤバくね? フィストファックいけんじゃん。
加賀見にじっくりゆっくり、頭を抱きかかえて、撫でられ、挿入されたことを思い出す。
大丈夫、大丈夫って。
アレ挿れられたら、絶対だめだ。
声を出そうとしたが、上手く出ない。それでも仕切り直して、なんとか絞り出す。
「加賀見、なぁ、最初で最後っつったじゃん、この間……やめよ。お前もさ、これ浮気じゃん」
「君が、悪い」
「なんでだよ、俺悪くねぇし……あいつが勝手にやったことで、俺はなんも……」
こっちは懸命に顔見て話してるのに、加賀見は少しも俺の顔なんか見ない。ただ子供みたいにぼそぼそと不貞腐れた声で話す。
「今度、抜いてやるって……言ってた」
「あんまりしつこかったら一回抱いてやってもいいかなって。あいつ見た目はいいし」
「おっぱい、舐めさせてた。舐めさせちゃ、だめ。僕だから舐めさせてくれたんじゃ、なかったの?」
「あれは無理矢理だし、抵抗したぜ、ちゃんと。つかなんだよ、その言い分」
「ふぅん」
ノズルから出てくるお湯に手を当て水流や温度を調節しながら、加賀見は不満そうに唇を尖らせた。
「つか、やだよ、お前が洗浄すんのかよ。自分で……つか、なんでヤんの? ヤリたくない」
こっちは普通に戸惑ってんのに、ふ、と軽く鼻で笑われる。
「ここまでついてきて、何言ってんの」
「そりゃ、ちょっと飲みすぎたんだよ。お前に乗せられたの!」
「僕とヤる気、ないのに。こんな状況になってるの? 乗せられた? 君、ほんとに危ないな。ねぇ、僕さ、君が他の男に抱かれるの、本気で嫌なんだけど。わかる?」
ずい、と顔が迫ってきたと思ったら、片足を担がれ加賀見の肩に乗せられた。バランスを崩しそうになりながら浴槽の縁を後ろ手に掴むが、安定しなくて怖い。
つか対面でシャワ浣ってありえねぇだろ。顔も、ケツから出てくお湯も全部見られるとか。
しかしそんなことを考えている暇なく、加賀見は尻たぶを広げながらシャワーのノズルを尻に近づけた。
「ちょ、待て待て待て、まじでやだ、やだって! やだ、本気でやめろって!」
「暴れないで。危ない。頭、打つよ?」
やっとこっちを見たと思えば、いつものボケっとした雰囲気が嘘みたいに冷たく睨みつけられた。
加賀見がたまに出す、低く静かな声が怖い。
その目と声にゾクッとして一瞬怯んだら、中にぬるま湯が入ってくる何とも言えない嫌な感覚に襲われた。
腹の違和感に耐えながら、身体を動かすこともできず必死で訴えかける。
「やめ、やめろよ、やだ、やだ! やめろ! やめたら大人しくする、あ、やめ、あ、ぁ、やだ、加賀見、まじで、やだっ……入って、あ、あ、やめ……やだ……ッ」
「大丈夫」
「なにがだよ⁉ 何も大丈夫じゃねぇっ」
シャワーが離れていっても、ケツ穴締めてお湯が出てこないように我慢した。いくらなんでも嫌すぎる。なんでこんなことになってるんだよ。なんで。
「大鳥」
「うぐっ……!」
加賀見の大きな手が、やさしく腹を撫でる。撫でて、軽く、押して。刺激に泣きそうになる。
「僕にはどんな君も……見せて、いいんだよ?」
「限度があんだろっ⁉ やだっつってんじゃん、ふざけんなよ、まじでぇ……!」
「うん、やだね? こんなこと、やだね。恥ずかしいね。でもね? 君、危なっかしいよ? そんなに危機感ないと、こんなことも……他の誰かに、されちゃうかもしれないんだよ?」
「され、ねぇよ、されるわけねぇだろっ……」
「でも、実際……こんなことになってる。酔っ払って、ふらふらになって……」
「だって、加賀見、じゃん……お前、加賀見じゃん……っ」
「うん?」
ぐり、と押し出すように、強弱を付けて撫でられ、もうダメだった。腹苦しくって、もうケツ締めてんのもしんどくって、さっきからちょろちょろと漏れてたお湯が、どばっと噴き出した。
「う、ううぅ……」
生ぬるい変な感覚と情けないので泣きそうになるが、泣いたらさらにみっともないので唇を噛み締める。
あああ、くそ、なんでこいつ何もわかんねぇの。くそ、くそ、くそ!
憎らしさに睨みつければ、視線に気がついた加賀見が目を合わせて綺麗に微笑んだ。元々黒目がちな瞳が細められ、艶々とより深い色に変わる。
「ああ、大丈夫だよ。恥ずかしくないよ。透明なお湯が出ただけ」
「もう、やめろよぉ……あっち、行け……頼むから……お前なんか、どっか行けっ……」
「だめだよ? まだ洗わないと。ね?」
「あっ……」
また、シャワーのノズルが当てられる。さっきは力が入って嫌で仕方ないだけだったが、一回出して弛緩した穴の中に入ってくると、水圧で入り口が押されるのとお湯で暖かくなってく感覚が気持ち良くて変な感じになってきた。
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