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2章
第12話 お花育て実習! 花の洞窟で土集め
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「ジュリエッタお姉さま、今日は随分お腹がすいていらっしゃるのですね」
私の前にずらりと並んだランチの量を見て、ファリスは目を丸くした。
ミズラル学院の食堂はメニューの選択肢こそ少ないが、学院の教師と生徒であれば無料。何を選んでも自由だし、量も増やしてもらえる。とはいえ年ごろの女生徒にとって自分の体型はもっとも気になることのひとつ。基本の量より減らしてほしいという生徒は多いが、増やしてほしいという生徒はあまりいない。
私も普段は少し減らしてもらうくらいでちょうどいいのだが、今日はパンもスープもサラダもメインディッシュの鴨のローストも普段の倍量。ついでにパスタもとってきて、デザートのヨーグルトとフルーツケーキに至ってはここぞとばかり三人前。
「今日の午後は初めての実習授業でしょう。今のうちに食べておこうと思って」
「そういえばそうでしたわね。さすがはお姉さまですわ! たしかお外へ土を集めに行くのでしたっけ」
「そうよ。"花の洞窟"にね」
忌々しいその名前を、私はフリルレタスとともに噛みちぎる。
花の洞窟、と言うと優雅に聞こえるが、エターナルフラワーが発見されたのがその洞窟だったということだけに由来する名前で、その実態はなかなか過酷だ。
王都近郊にあるにしては洞窟はかなり深くまで続いており、入り口付近には低レベルの魔物が、そして奥へ行けば行くほど高レベルの魔物がうろついている。
お花育てのためには「竜の巣の土」「大蝙蝠の落とし物」「奇跡の泉の水」の3つが必要だが、これらのうちはっきりと場所がわかっているのは奇跡の泉だけ。あとのふたつは毎年洞窟内を自分たちの足で探検して探す必要がある。
なお、それらしい名前で読んではいるが、竜の巣の土とは竜と呼ばれるほどの巨大ミミズがたくさん生息する土のこと。大蝙蝠が落としていくものとはすなわち「フン」である。これらの謎かけが解けるかどうかも実習の成績のうちに入るが、示しているものに気づいた時には脱力してしまった。
なお、唯一場所がはっきりしている「奇跡の泉」とは、花の洞窟の最深部に存在する巨大な地底湖のことだ。これだけは、たしかに奇跡と呼ばれるのがわかるほど美しかった。しかし、洞窟内に数少ないその水場は、飲み水を求めて獣たちが集まり、さらにそれを狙う高レベルの魔物たちが集まる危険な場所でもある。
はっきり言えば、高等部一年生たちの実力では、これらのすべてを採集するのは難しい。巨大ミミズに悲鳴を上げて逃げるのは仕方ないとしても、大蝙蝠はタイミングが悪ければこちらを襲ってくることもある。そして最深部にある奇跡の泉に到達する前に、高レベルの魔物に遭遇してしまえば一巻の終わりだ。
生徒たちの安全のため、洞窟に入る際には脱出魔法のかけられた首輪を渡される。これがあれば、自分自身の判断でこれ以上は無理だと思った場合は任意に、生命力の低下が認められた場合には自動で洞窟外に転移するが、大半の生徒はこれの機能により収集半ばで実習を終える。その場合、お花育ては市販の土と水で行うことになるが、これで魔法花エターナルフラワーを育てるのは洞窟を攻略するより困難を極めるといってよい。
しかし、選ばれし者、つまりは聖女になるにふさわしい聖女候補の場合には、洞窟が自ら道を開けてくれると言われている。私の場合も――道を開けてくれる、とまではいかなかったが、いくつかの幸運に助けられアイテムを集め切ったのは、ロミリオ様からの助言があっただけでは説明しきれない。
とはいえ、前回は最深部で魔力を使い果たしてしまった。脱出の首輪は色々あって人に渡してしまっていたのだ。その日の深夜遅くまでかかってロミリオ様が教師たちを率いて助けに来てくれなければ、どうなっていたかわからない。
同じ間違いは繰り返さない。もちろん、今回私がお花育てに成功する必要はないが、私と一緒に行動する気満々のファリスには是が非でも成功してもらわねば。
ティボルス王子とマキューシャを巻き込むことに成功した歴史研究同好会こと歴研のほうで地下書庫から手に入れたドルガマキアを倒すためのヒントが書かれた本は、肝心な部分の解読がいまいち進んでいない。本というよりどうやら誰かのメモ帳的なものだったようなのだが、ところどころ塗りつぶされていたり暗号で書かれているようなのだ。
ドルガマキアを倒すことができればもちろんすべての心配は解消するが、万が一に備え、次の聖女に誰が選ばれそうか、ということも引き続き抑えておきたい。
たてに細かく裂いた鴨のローストをパンの間に挟み、ローストに添えられたマスタードをつけてかぶりつく。
「ジュリエッタお姉さま、今日はなんだかワイルドですわ! 素敵!」
と、ファリスがうっとりした表情で私を見つめてきた。
呑気なものだわ。ファリスの場合、とりあえず無事に洞窟から脱出してもらうことを目標にしたほうがいいかもしれない。
知らないって、幸せなことよね……。
私の前にずらりと並んだランチの量を見て、ファリスは目を丸くした。
ミズラル学院の食堂はメニューの選択肢こそ少ないが、学院の教師と生徒であれば無料。何を選んでも自由だし、量も増やしてもらえる。とはいえ年ごろの女生徒にとって自分の体型はもっとも気になることのひとつ。基本の量より減らしてほしいという生徒は多いが、増やしてほしいという生徒はあまりいない。
私も普段は少し減らしてもらうくらいでちょうどいいのだが、今日はパンもスープもサラダもメインディッシュの鴨のローストも普段の倍量。ついでにパスタもとってきて、デザートのヨーグルトとフルーツケーキに至ってはここぞとばかり三人前。
「今日の午後は初めての実習授業でしょう。今のうちに食べておこうと思って」
「そういえばそうでしたわね。さすがはお姉さまですわ! たしかお外へ土を集めに行くのでしたっけ」
「そうよ。"花の洞窟"にね」
忌々しいその名前を、私はフリルレタスとともに噛みちぎる。
花の洞窟、と言うと優雅に聞こえるが、エターナルフラワーが発見されたのがその洞窟だったということだけに由来する名前で、その実態はなかなか過酷だ。
王都近郊にあるにしては洞窟はかなり深くまで続いており、入り口付近には低レベルの魔物が、そして奥へ行けば行くほど高レベルの魔物がうろついている。
お花育てのためには「竜の巣の土」「大蝙蝠の落とし物」「奇跡の泉の水」の3つが必要だが、これらのうちはっきりと場所がわかっているのは奇跡の泉だけ。あとのふたつは毎年洞窟内を自分たちの足で探検して探す必要がある。
なお、それらしい名前で読んではいるが、竜の巣の土とは竜と呼ばれるほどの巨大ミミズがたくさん生息する土のこと。大蝙蝠が落としていくものとはすなわち「フン」である。これらの謎かけが解けるかどうかも実習の成績のうちに入るが、示しているものに気づいた時には脱力してしまった。
なお、唯一場所がはっきりしている「奇跡の泉」とは、花の洞窟の最深部に存在する巨大な地底湖のことだ。これだけは、たしかに奇跡と呼ばれるのがわかるほど美しかった。しかし、洞窟内に数少ないその水場は、飲み水を求めて獣たちが集まり、さらにそれを狙う高レベルの魔物たちが集まる危険な場所でもある。
はっきり言えば、高等部一年生たちの実力では、これらのすべてを採集するのは難しい。巨大ミミズに悲鳴を上げて逃げるのは仕方ないとしても、大蝙蝠はタイミングが悪ければこちらを襲ってくることもある。そして最深部にある奇跡の泉に到達する前に、高レベルの魔物に遭遇してしまえば一巻の終わりだ。
生徒たちの安全のため、洞窟に入る際には脱出魔法のかけられた首輪を渡される。これがあれば、自分自身の判断でこれ以上は無理だと思った場合は任意に、生命力の低下が認められた場合には自動で洞窟外に転移するが、大半の生徒はこれの機能により収集半ばで実習を終える。その場合、お花育ては市販の土と水で行うことになるが、これで魔法花エターナルフラワーを育てるのは洞窟を攻略するより困難を極めるといってよい。
しかし、選ばれし者、つまりは聖女になるにふさわしい聖女候補の場合には、洞窟が自ら道を開けてくれると言われている。私の場合も――道を開けてくれる、とまではいかなかったが、いくつかの幸運に助けられアイテムを集め切ったのは、ロミリオ様からの助言があっただけでは説明しきれない。
とはいえ、前回は最深部で魔力を使い果たしてしまった。脱出の首輪は色々あって人に渡してしまっていたのだ。その日の深夜遅くまでかかってロミリオ様が教師たちを率いて助けに来てくれなければ、どうなっていたかわからない。
同じ間違いは繰り返さない。もちろん、今回私がお花育てに成功する必要はないが、私と一緒に行動する気満々のファリスには是が非でも成功してもらわねば。
ティボルス王子とマキューシャを巻き込むことに成功した歴史研究同好会こと歴研のほうで地下書庫から手に入れたドルガマキアを倒すためのヒントが書かれた本は、肝心な部分の解読がいまいち進んでいない。本というよりどうやら誰かのメモ帳的なものだったようなのだが、ところどころ塗りつぶされていたり暗号で書かれているようなのだ。
ドルガマキアを倒すことができればもちろんすべての心配は解消するが、万が一に備え、次の聖女に誰が選ばれそうか、ということも引き続き抑えておきたい。
たてに細かく裂いた鴨のローストをパンの間に挟み、ローストに添えられたマスタードをつけてかぶりつく。
「ジュリエッタお姉さま、今日はなんだかワイルドですわ! 素敵!」
と、ファリスがうっとりした表情で私を見つめてきた。
呑気なものだわ。ファリスの場合、とりあえず無事に洞窟から脱出してもらうことを目標にしたほうがいいかもしれない。
知らないって、幸せなことよね……。
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❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
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