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「はっ、おめでたいやつ。まぁチュートリアルと同じこんなの国外に離しても迷惑にしかならないから、最北端の修道院行きで決定ってことで」
「なっ!なんでそんな所行かなきゃいけないのよ!私なんも悪いことしてない!」
「自覚無いのもタチ悪いなぁ、でもその根性を年中寒くて厳しいところで鍛え直してもらえって、な?」
そう言って王子は部屋から出ていって代わりに私の乳母と執事が入ってきた
結局最後まで私の両親は来ないのね…
「こんなことになっても私の両親はなんできてくれないの!?」
「なにをいってるんだ!何回も何年もずっと教えてるのになんで理解してくれないんだ!」
「私たちが貴女のお父様とお母様よ!ラザフォーク公爵家は遠縁の親戚で当時子供が居なかったから貴女は養子に行っていたのよ!」
え、ずっと乳母と執事だと思ってた人が私の本当のお父様とお母様?
「王族への不敬罪でお前は家に帰ってきたんだ!」
そんな、そんなことって…
それから私は馬車に乗せられて最北端の修道院に連れて行かれた。
まだ春なのに凍える様に寒いここは夏でも山上の雪は溶けないみたい
綺麗な手をしていた私は直ぐにボロボロになったハンドクリームなんてここにはないから痛くてしょうがない。
嫌だこんな所出て行きたい。
だからわたしは脱獄した。
夜になって目立たない様にして、あのヒロインと王子に復讐してやる!!
絶対許さないんだから!!
森を歩いているとガサッガサッって大きな音が近づいてきた。そこから見えたのはガリガリの大きな熊で…
怖くて動けなくなった私はそこから気を失い、もう目を覚ますことはありませんでした。
「なっ!なんでそんな所行かなきゃいけないのよ!私なんも悪いことしてない!」
「自覚無いのもタチ悪いなぁ、でもその根性を年中寒くて厳しいところで鍛え直してもらえって、な?」
そう言って王子は部屋から出ていって代わりに私の乳母と執事が入ってきた
結局最後まで私の両親は来ないのね…
「こんなことになっても私の両親はなんできてくれないの!?」
「なにをいってるんだ!何回も何年もずっと教えてるのになんで理解してくれないんだ!」
「私たちが貴女のお父様とお母様よ!ラザフォーク公爵家は遠縁の親戚で当時子供が居なかったから貴女は養子に行っていたのよ!」
え、ずっと乳母と執事だと思ってた人が私の本当のお父様とお母様?
「王族への不敬罪でお前は家に帰ってきたんだ!」
そんな、そんなことって…
それから私は馬車に乗せられて最北端の修道院に連れて行かれた。
まだ春なのに凍える様に寒いここは夏でも山上の雪は溶けないみたい
綺麗な手をしていた私は直ぐにボロボロになったハンドクリームなんてここにはないから痛くてしょうがない。
嫌だこんな所出て行きたい。
だからわたしは脱獄した。
夜になって目立たない様にして、あのヒロインと王子に復讐してやる!!
絶対許さないんだから!!
森を歩いているとガサッガサッって大きな音が近づいてきた。そこから見えたのはガリガリの大きな熊で…
怖くて動けなくなった私はそこから気を失い、もう目を覚ますことはありませんでした。
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