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第15話 彼のお仕置き
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その夜。
彼はミーシャ達に、先に寝るように命じました。
そして、魔法で明かりを生み出し、私を見つめます。
彼は、私を痛め付ける口実を手に入れて、気分が高揚している様子でした。
このような極悪人の欲望を満たすことに利用されるのは、これっきりにしてほしいものです。
「お前には、これから、俺に対して反抗的にならないように罰を与える。わざわざ更生する機会をあたえてやるんだ、感謝しろ」
「……ありがとうございます」
「さて、まずは……スカートを腰まで捲り上げた状態で跪け。下着がきちんと見えるようにしろ」
彼は、気持ち悪い笑みを浮かべながら、私に命じました。
屈辱的な命令でしたが、私は感情を消して、淡々と従います。
すると、彼は私の下着を引きずり降ろし、下半身を露わにしました。
剥き出しになった私のお尻を、彼は平手で叩きました。
いかに感情を封印していても、痛みは消えません。
思わず抗議しそうになりましたが、そんなことをすれば、彼はますます喜ぶでしょう。
私は、黙って彼の仕打ちに耐えました。
彼は、私の尻を、繰り返し叩きました。
10回を数えたあたりで、そろそろ終わることを期待しましたが、彼はやめませんでした。
結局、彼は私の尻を、20回以上も叩いたのではないかと思います。
お尻が熱を持ち、ジンジンと痛みます。
おそらく、真っ赤に腫れ上がっていることでしょう。
私は泣きそうになりました。
他所の家では、子供が悪いことをした時に、折檻としてこのような罰を与える、ということは知っています。
しかし、私は母や父から、肉体的な痛みを伴う罰を受けたことはありませんでした。
勿論、妹に対しても、そのような行為をしたことはありません。
それなのに、彼のような極悪人に、このような野蛮な罰を与えられることは、大変理不尽だと思いました。
「痛かったか?」
彼は、まだ気分が高揚している様子で尋ねてきます。
「……はい」
叩かれれば痛いのは当然です。
嘘を吐いてもバレるでしょうから、私は正直に答えました。
ひょっとして、もっと叩くつもりなのだろうか?
そんなことを考えてしまい、とても不安になります。
さすがに、何もしていない状態で痛む部位を、さらに叩かれては耐えられないかもしれません。
しかし、私の予測は外れました。
「……そうか」
彼は、少しだけ罪悪感を滲ませて、そう言いました。
これほどの人でなしでも、女性に肉体的な痛みを与えることには、抵抗があるのでしょうか?
そのように思った瞬間、彼は私の尻を撫でました。
反射的に、身体がビクリと震えます。
同時に、口から小さな悲鳴が漏れてしまいました。
「ん? お前は、痛め付けられた後の方が、いい反応をするな」
彼は嬉しそうに言いました。
私の反応は、彼が望むものだったようです。
彼は、続けて手を動かします。
心の準備ができていない状態だったため、私は何度も身体を震わせてしまいました。
歯を食いしばり、必死に耐えます。
「大分赤くなったな。お前の肌は白いから、腫れているのがよく分かる」
彼は、私のことを労わるような口調で言いました。
私の中から羞恥心が消えていき、代わりにドス黒い感情が埋め尽くします。
私のことを自分で痛め付けておいて、それについて心配しているような態度を取りながら、卑猥な行為に及ぶとは……!
このような下劣な男は、酷い目に遭わせなければ、気が済みません。
幸い、彼を守っている少女達は、全員寝ております。
今ならば、この男の隙を突くことができれば、殺すことも可能でしょう。
ただし、彼を殺せばミーシャ達も死ぬのですから、命を奪うわけにはいきません。
ならば、肉体に由来する欲求を、物理的に取り除いてしまえば……!
そのような計画を立てている間に、彼は満足したようでした。
そして、自分は優しい人間である、とでも言うように、私の下着を履かせてきます。
それだって、彼が無断で脱がせた物なのですが……。
彼はミーシャ達に、先に寝るように命じました。
そして、魔法で明かりを生み出し、私を見つめます。
彼は、私を痛め付ける口実を手に入れて、気分が高揚している様子でした。
このような極悪人の欲望を満たすことに利用されるのは、これっきりにしてほしいものです。
「お前には、これから、俺に対して反抗的にならないように罰を与える。わざわざ更生する機会をあたえてやるんだ、感謝しろ」
「……ありがとうございます」
「さて、まずは……スカートを腰まで捲り上げた状態で跪け。下着がきちんと見えるようにしろ」
彼は、気持ち悪い笑みを浮かべながら、私に命じました。
屈辱的な命令でしたが、私は感情を消して、淡々と従います。
すると、彼は私の下着を引きずり降ろし、下半身を露わにしました。
剥き出しになった私のお尻を、彼は平手で叩きました。
いかに感情を封印していても、痛みは消えません。
思わず抗議しそうになりましたが、そんなことをすれば、彼はますます喜ぶでしょう。
私は、黙って彼の仕打ちに耐えました。
彼は、私の尻を、繰り返し叩きました。
10回を数えたあたりで、そろそろ終わることを期待しましたが、彼はやめませんでした。
結局、彼は私の尻を、20回以上も叩いたのではないかと思います。
お尻が熱を持ち、ジンジンと痛みます。
おそらく、真っ赤に腫れ上がっていることでしょう。
私は泣きそうになりました。
他所の家では、子供が悪いことをした時に、折檻としてこのような罰を与える、ということは知っています。
しかし、私は母や父から、肉体的な痛みを伴う罰を受けたことはありませんでした。
勿論、妹に対しても、そのような行為をしたことはありません。
それなのに、彼のような極悪人に、このような野蛮な罰を与えられることは、大変理不尽だと思いました。
「痛かったか?」
彼は、まだ気分が高揚している様子で尋ねてきます。
「……はい」
叩かれれば痛いのは当然です。
嘘を吐いてもバレるでしょうから、私は正直に答えました。
ひょっとして、もっと叩くつもりなのだろうか?
そんなことを考えてしまい、とても不安になります。
さすがに、何もしていない状態で痛む部位を、さらに叩かれては耐えられないかもしれません。
しかし、私の予測は外れました。
「……そうか」
彼は、少しだけ罪悪感を滲ませて、そう言いました。
これほどの人でなしでも、女性に肉体的な痛みを与えることには、抵抗があるのでしょうか?
そのように思った瞬間、彼は私の尻を撫でました。
反射的に、身体がビクリと震えます。
同時に、口から小さな悲鳴が漏れてしまいました。
「ん? お前は、痛め付けられた後の方が、いい反応をするな」
彼は嬉しそうに言いました。
私の反応は、彼が望むものだったようです。
彼は、続けて手を動かします。
心の準備ができていない状態だったため、私は何度も身体を震わせてしまいました。
歯を食いしばり、必死に耐えます。
「大分赤くなったな。お前の肌は白いから、腫れているのがよく分かる」
彼は、私のことを労わるような口調で言いました。
私の中から羞恥心が消えていき、代わりにドス黒い感情が埋め尽くします。
私のことを自分で痛め付けておいて、それについて心配しているような態度を取りながら、卑猥な行為に及ぶとは……!
このような下劣な男は、酷い目に遭わせなければ、気が済みません。
幸い、彼を守っている少女達は、全員寝ております。
今ならば、この男の隙を突くことができれば、殺すことも可能でしょう。
ただし、彼を殺せばミーシャ達も死ぬのですから、命を奪うわけにはいきません。
ならば、肉体に由来する欲求を、物理的に取り除いてしまえば……!
そのような計画を立てている間に、彼は満足したようでした。
そして、自分は優しい人間である、とでも言うように、私の下着を履かせてきます。
それだって、彼が無断で脱がせた物なのですが……。
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