上 下
3 / 5

第3章。遥かなる地球への道。

しおりを挟む
❤クリスタルに誘われて。第2部❤保存版③
2158年2月5日。~2158年5月26日。

第3章。遥かなる地球への道。
(登場人物)
🧡タログロン銀河団連合帝国。
 サルト銀河団連合帝国と宇宙の派遣を賭けて戦った超古代種族。

(サルト宇宙連合帝国)超古代種族の帝国。
🧡サルト人。
 100億年前。宇宙の半分近くを制圧していた宇宙誕生後の最初の知性体。
❣️クリスティーヌ・サルト・ザトン。
 サルト宇宙連合帝国最後の女王。

❣️クリスティール・サルト・ザトン。
 クリスティーヌ・サルト・ザトン女王の従妹。宇宙の心臓。


(サルト銀河団連合帝国)
本拠地。
🧡クリスアーナの故郷銀河。
 メドライザ超銀河団ラインザル銀河団ザルトン銀河ザトン星系第3惑星サルト。地球から1億8000万光年。

❣️クリスティール・サルト・ザトン。
 クリスティーヌ・サルト・ザトン女王の従妹。宇宙の心臓。

❣️クリスアーナ・サルト・ザトン。
 ユリアの母親。上皇神聖女王。サルト人。
❣️メリアナリク・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国神聖女王。フェアリ種族。身長10センチメートル。クリスアーナ上皇神聖女王と共生。

❣️ユリア・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国神聖女王。生物学的年齢17歳。クリスアーナの娘。長女。ブルー・クリスタル。
 ❣️メリアナリル・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国神聖女王。フェアリ種族。身長10センチメートル。ユリア神聖女王と共生。

❣️ディナ・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国副神聖女王。次女。生物学的年齢15歳。レッド・クリスタル。
❣️メリアナリナ・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国副神聖女王。フェアリ種族。身長10センチメートル。ディナ副神聖女王と共生。

❣️マリア・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国副神聖女王。3女。生物学的年齢13歳。ピンク・クリスタル。
 ❣️メリアナリヌ・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国副神聖女王。フェアリ種族。身長10センチメートル。マリア副神聖女王と共生。

❣️ミレイユ・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国副神聖女王。従妹。
 ❣️メリパロリナ・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国副神聖女王。ミレイユ副神聖女王と共生。

❣️ナディア・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国副神聖女王。クリスサルト親衛隊統轄司令長官。クリスライザ・ミュの統合司令長官。
 ❣️メリパルリナ・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国副神聖女王。ナディア副神聖女王と共生。

❣️マライア・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国総統轄女王。従妹。
 ❣️メリパルリナ・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国総統轄女王。マライア統轄女王と共生。

❣️ナディル・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国統轄女王。クリスサルト親衛隊統轄司令。クリスライザの副統合司令長官。
 ❣️メリパラリナ・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国統轄女王。ナディル副統轄女王と共生。クリスライザ・ミュの副統合司令長官。

❣️ナデロナ・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国副統轄女王。クリスサルト親衛隊副統轄司令。クリスライザの統轄司令長官。
 ❣️メロパラリナ・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国副統轄女王。ナデロナ副統轄女王と共生。

❣️ミレユ・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国副統轄女王。クリスライザの副統轄司令長官。クリスライザの艦長。
 ❣️メロパラリル・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国副統轄女王。ミレユ女王と共生。

❣️パナレル・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国女王。従妹。
 ❣️メリアロナス・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国女王。パナレル女王と共生。

❣️ラミルナ・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国女王。従妹。
 ❣️メリアリナス・フェアリ・クリス。
 フェアリ共和国女王。ラミルナ女王と共生。

❣️ナラパル・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国統轄摂政。従妹。

❣️パナレロ・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国副統轄摂政。従妹。

❣️サルレナ・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国摂政。従妹。

❣️パレルモ・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国摂政。従妹。

❣️ナパレナ・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国摂政。従妹。

(科学者、医学者)
❣️ソフィア・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国科学技術評議会議長。サルト総合大学物理学部教授。

❣️ナルニア・サルト・ザトン。
 サルト銀河団連合帝国医学評議会議長。サルト総合大学医学部教授。

❣️パロメラ・サルト・ザトン。
 サルト総合大学政治経済学部教授。

❣️ラロニス・サルト・ザトン。
 サルト総合大学物理学教授。天才物理学者。

❣️ヘルニラ・サルト・ザトン。
 サルト総合大学医学部教授。天才医学者。

❣️リムレラ・サルト・ザトン。
 サルト総合大学6次元数学者。教授。

❣️ラロナル・サルト・ザトン。
 サルト総合大学物理学者。高エネルギー学者。

❣️タミラナ・サルト・ザトン。
 サルト総合大学医学者。遺伝子研究学者。

2158年2月5日。
❄❄❄❄❄❄❄❄❄❄❄❄❄
2158年5月26日。

第3章。遥かなる地球への道。

本文。

 アクテアランス銀河団32銀河を全て制圧し、安定する迄数年の歳月が過ぎ去る。2158年2月5日午前9時。クリスアーナ・ドームが静かに発進する。数時間後。転移限界の2000万光年を翔び越えて実体化する。ほぼ同時に、巨大な力が襲い掛かりクリスアーナ・ドームが微動する。
 緊急警報ブザーが鳴り響く。
「合体したブラックホールの強大な力に囚われました。脱出する為に反撥バリアと、エネルギー吸収フィールドを展開して強大な重力波動を中和させました。安定確保の為に、重力波動に影響されない宙域迄移動させます」と、報告する中枢生体脳クリスティーヌ。
「有り難うクリスティーヌ、では宜しく頼みます。で、クリスティーヌ。クリスアーナ・ドームが転移可能になる迄ね期間は」と、問い掛ける。
「安全性を考慮しまして3年6ヶ月です」と、答え中枢生体脳クリスティーヌ。
「承知したクリスティーヌ。では、待機中の暇つぶしになるかも知れないので、無人探査機で合体中の銀河を調査して頂きたい」と、要請するユリア神聖女王。
「承知致しました。現在地は、サルト人の源郷から6000万光年、テラ迄1億2000万光年の宙域です」と、答える中枢生体脳クリスティーヌ。
「後1億2000万光年ですか、遥かなる道程ですわね」と、天体物理学者ラロニス・サルト・ザトン教授に話し掛けるユリア神聖女王。
「理論的には1億光年でも転移可能なのですが」と、答えるラロニス物理学教授。
「其れは承知してますラロニス教授。焦らずのんびり構えていましょう」と、話し掛けるユリア。
「ユリア様。では、此処でサルト銀河団連合帝国第1回大評議会を開催しては如何ですか」と、提案するパロメラ政治・経済学教授。
「パロメラ教授、名案です。では副摂政以上全員を招集しましょう。正式に決めなければならない事が多く有りますから」と、答えるユリア神聖女王。
「ユリア様、では私が通達しましょう。招集日は何時ごろにしますか」と、問い掛けるミレイユ・サルト・ザトン副神聖女王。
「では、ミレイユに任せる。招集日は2158年3月10日午前9時。開催期間は5月10日午後3時迄とします」と、答えるユリア神聖女王。
「心得ました」と、答えるミレイユ副神聖女王。
「ユリア様、発見した2重銀河を2重合体銀河星団と命名し、宇宙銀河座標に記録しました」と、報告する中枢生体脳クリスティーヌ。
「銀河が2つなのにどうして銀河団なのですか」と、問い掛けるナディア・サルト・ザトン副神聖女王。
「2つの銀河には多くの随伴銀河が有りますので、敢えて銀河団としました」と、答える生体脳クリスティーヌ。
「アッ、そう言う事ね」と、答えるナディア副神聖女王。
「帝都サルトの行政エリアには、元老院議事堂、評議会議事堂、科学評議会議事堂、医学評議会議事堂並びに各種行政ビル等は完成しています」と、報告する生体脳クリスティーヌ。
「私が指示しました。他に、全ての連邦共和国の宮殿並びに神聖女王神殿、宮殿、摂政宮殿等の建造も指示しました」と、話し掛けるナディア副神聖女王。
「なる程、私の知らない所で色々と進行している訳ね」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「忙しいユリア様の負担を軽くする為に手助けしているのよ。副神聖女王ですから」と、答えるナディア副神聖女王。
「マアッ、助かります。有り難うナディア。此れからも力になってね」と、微笑みながら話し掛けるユリア神聖女王。
「私はサルト銀河団連合帝国帝国府の人事を考えて見ます。但し、推薦する人事は候補と言う事にして下さい。
 先ず、帝国府帝都省の大執政官はマルレテシア・サルト・ザトン。副大執政官にはラバデルグラ・サルト・ザトン。もう一人の副大執政官はミマスレテナ・サルト・ザトンです。次に、国防長官はスレミテレナ・サルト・ザトン。副国防長官はロイラドルゴ・サルト・ザトンです。経済省長官はカレテロナル・サルト・ザトンで、副経済省長官ロイラドルゴ・サルト・ザトンを推薦します。秘密情報局長官はミラパレラナ・フェアラ・クリス。副長官はラサミレルナ・サルト・ザトンです。私の推薦は此れだけです」と、話し掛けるパロメラ・サルト・ザトン政治・経済学教授。
「パロメラ教授の推薦を最優先にします。其の後推薦出来る人材がおりましたら紹介下さいね」と、話し掛けるナディア副神聖女王。
「心得ておきます」と、答えるパロメラ教授。

 調査艦からの調査報告を中枢生体脳クリスティーヌが集計し、2重合体銀河星団の詳細な座標を作製している。有人惑星は、比較的銀河中縁部から外縁部に多く分布している。合体中心部は、2つの巨大ブラックホールが合体せずに高速で回転している。回転中心部から上下に何百万光年もの長いジェットが放出している。
「2重合体銀河星団の内縁部の惑星には生物は生存出来ないわね」と、話し掛けるラロニス・サルト・ザトン物理学教授。
「当然でしょう。但し貴重な金属、鉱物或いは未発見の金属、鉱物が発見される可能は有ります」と、話し掛けるソフィア・サルト・ザトン主任物理学者。
「承知した。では、中枢部の調査もさせましょう」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知致しました。直ちに調査艦を派遣します」と、答える中枢生体脳クリスティーヌ。
「特に問題の無い銀河の様ね」と、話し掛けるパロメラ教授。
 教授が話し終えた直後。スクリーンから見て左側の銀河中縁部の恒星密集宙域で、得体の知れないエネルギーが発生する。
「回折が完了しました。転送エネルギーを含む未知の推進エネルギーです。調査を続行します」と、報告する中枢生体脳クリスティーヌ。
「惑星を移動させようとしているのね」と、話し掛けるラロニス天才物理学者。
「惑星自体を宇宙船にすると言う事。事実ならかなり超高度な科学技術力を持っていると言う事ね」と、問い掛けるパロメラ政治・経済学者。
「其の通りですパロメラ教授」と、答えるラロニス天才物理学者。
「クリスティーヌ、私はクリスライザ・ミュで調査に出掛ける。留守は頼む」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知しましたユリア様。お任せ下さい。クリスライザ・ミュは何時でも発進可能です」と、話し掛ける生体脳クリスティーヌ。

 2158年2月7日。クリスライザ・ミュはターゲット宙域迄残り300光年迄近付いた。
「ユリア様、ターゲット星系の探知出来ません。恒星が密集している為恒星嵐、磁気嵐の猛威に阻害されています。探知可能位置迄移動します」と、話し掛けるパルロナ・サルト・ザトン統轄母船長。
「承知した。但し探知されない様注意して下さい」と、答えるユリア神聖女王。
「承知しました」と、答えるパルロナ統轄母船長。
 クリスライザ・ミュは完璧な半生体ドール型母船で、知性を持ち、自己防衛並びに再生能力、変形能力が有るミラクルな万能宇宙母船で有る。本来なら直接の操舵は必要無い。思考派、思念派、脳波伝達で操舵出来る。通常は生体脳ミュが操舵しているので、母船長の仕事は殆ど無いのが現実で有る。
 数分後。クリスライザ・ミュはターゲット星系を探知可能な宙域迄移動する。
「ターゲット惑星を探知。スクリーンに映し出します」と、報告するクロリス母船長。
 スクリーンを見て「間違いないわ。惑星型宇宙母船よ。其の証拠に人工恒星が有ります」と、話し掛けるラロニス天才物理学者。
 ラロニスの言う通りで有ると、数秒後に判明する。
「惑星が公転軌道から外れ加速しています」と、報告する生体脳ミュ。
「何処へ向かうのか追跡しよう」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知致しましたユリア様」と、答えるクロリス母船長。
 追跡を開始してから15分後。
「探知されました。どう対処致しますか」と、問い掛けるパルロナ統轄母船長。
「追跡続行。暫し様子を見る」と、指示する。
 話し終えてから小一時間後。惑星宇宙母船から球型戦艦が次々と飛び出し来る。
 ユリア神聖女王は「ナディア直ちにメッセージを送り、我々の身分を明かし敵意は無いと伝えて下さい」と、指示する。
「直ちに」と、答えて、通信回線を開く「私はサルト銀河団連合帝国副神聖女王のナディア・サルト・ザトンです。我々は、貴方がたが惑星自体を宇宙母船にした科学技術に興味を抱いて可能ならばコンタクトを付けたいと考えて追跡しただけで、争うつもりは全く有りません。其の点を御理解いただければ幸いです」と、話し終える。
「ユリア様、戦闘戦艦の対処はどうします」と、問い掛けるクロリス母船長。
「戦艦の意志が無いと伝えたからには攻撃は控える」と、ユリアに代わり答えるナディア副神聖女王。
「承知しました。では、バリアを展開させますか」と、答えるクロリス母船長。
「其の必要も無い」と、答えるナディア副神聖女王。
 数分後。戦闘戦艦数千台がクリスライザ・ミュに群がり一斉に攻撃を開始する。強烈なエネルギービームがクリスライザ・ミュの船体全弾命中するが、半生体アロイド金属が全てを吸収してエネルギーを備蓄する。
「我々は戦う意志は有りません。直ちに攻撃を中止して下さい。此のまま攻撃を続けると、クリスライザ・ミュ搭載の生体脳ミュの自己防衛システムが起動し、殲滅作戦を開始します。そうなりますと、私には止める事が出来ません。そうならない内に攻撃を中止して下さい」と、話して送信するナディア副神聖女王。
 激しい攻撃が数分後に中止して、惑星宇宙母船に引き返して行く。其の直後、通信が届く。
「私は、デロダ連邦共和国統轄女王のミロテシリア・サルト・デロダです。血筋は、サルト宇宙帝国最後の女王クリスティーヌ・サルト・ザトンの従妹の末裔です。私は、此の宇宙にはサルト人は我々だけだと信じていました。其れが故に、我々の最強の戦闘戦艦に攻撃を命名しました。我々を騙してサルト人の遺産を横取りされると考えたからです。クリスライザ・ミュを攻撃して、ようやく理解しました。我々の戦闘戦艦の攻撃をバリア無しで受け止める科学技術力を持つのはクリスティーヌ・サルト・ザトン直系の子孫しかいないと。で、コンタクトを付けました」と、話し掛ける。
「私はサルト銀河団連合帝国神聖女王のユリア・サルト・ザトンです。話しは全て聞いていました。私も貴方達がサルト人で有ると認識しましたので、サルト銀河団連合帝国の本拠地に案内します。宜しいでしょうか」と、話し掛ける。
「ユリア神聖女王陛下、私も貴女が真正サルト人で、クリスティーヌ・サルト・ザトン女王の直系の末裔で有ると認識出来ました。従って、私達はユリア神聖女王陛下の命令に従います」と、答えるミロテシリア・サルト・デロダ統轄女王。
「では、私しと妖精の能力を発動して10秒後に瞬間移動させる。宜しいか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
 10秒後。惑星宇宙母船デロダが瞬間移動して、クリスアーナ・ドームの内部に実体化してクリスアーナを中心に周回する。
「ミロテシリア統轄女王、此処はクリスアーナ・ドームの内部で、サルト銀河団連合帝国の本拠地です。後は中枢生体脳クリスティーヌの指示に従って下さい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「承知致しましたユリア神聖女王陛下」と、答えるミロテシリア統轄女王。
「ミロテシリア、私の事は以後ユリア或いはユリア様と呼び掛けて下さい」と、話し掛ける。
「承知しましたユリア様」と、答えるミロテシリア。
「私はもう少し2重合体銀河星団の調査をする」と、話し掛けてからコンタクトを切るユリア。



 2158年2月13日。調査艦から次々と報告が届いて来る。生体脳ミュは其の情報を整理分離している。其の中で重要或いはユリア神聖女王が興味を引くような重要を報告する。
「ユリア様、2重合体銀河星団中枢部の左側楕円形銀河は、アベリアロス銀河。中枢部の右側渦巻形銀河はデベナダロン銀河と判明しました。此の両銀河では内乱と考えられる戦乱を続けています。更なる詳細な調査を続けます。中枢部の有酸素惑星には知性体の存在は確認出来ませんでした。但し、未発見の鉱物、金属を数多く発見出来ました。研究サンプルの為に10トン程採掘し、7トンをクリスアーナ・ドームに、残り3トンをクリスライザ・ミュに運んで来ます」と、報告する生体脳ミュ。
「承知した」と、答えるユリア神聖女王。
「ユリア様、私達が詳細な調査を開始しましょうか」と、問い掛けるミレパルナス・フェアラ・クリス第7親衛隊統合大元帥兼フェアラ共和国統轄女王。
「ではお願いする」と、答えるユリア神聖女王。

 2158年2月22日。調査艦からの報告とユリア神聖女王第7親衛隊第7部隊からの報告が次々と届いて来る。調査艦からの報告は生体脳ミュが集計し、第7部隊からの報告はダイレクトに思考波伝達で知らせている。
「ユリア様、アベリアロス楕円形銀河の内乱と、デベナダロン渦巻形銀河の内乱は共に権力争いで有ると判明しました。詳細な調査は第7部隊に託し、調査艦は中枢部を中心に調査させます」と、報告する生体脳ミュ。
「承知したミュ」と、答えるユリア。本来は、お宝の発見を期待すると言いたかったが、言葉を呑み込んだ。
 ユリア神聖女王の共生妖精メリアナリル・フェアリ・クリス神聖女王が、第7部隊からの報告を生体脳ミュに伝達していた。
 生体脳ミュはメリアナリル神聖女王からの情報を纏めている。整理した情報をスクリーンに表示してい行く。
 数分後。「ユリア様、メリアナリル神聖女王中継の情報が纏まりました。2重合体銀河星団の中枢部の左側のアベリアロス楕円形銀河には、サルト人のアベリアロス銀河帝国が存在します。
 本拠地はアベリアロス銀河リアロ星系第3惑星アロスです。此の銀河では
 女権制度に反対する男爵等の一派が、勢力拡大を計り、帝国の軍部をも1部見方に付けて反乱を開始し、内乱に発展しています。
 女権主義派のアベリアロス銀河帝国サラミテシリア・サルト・アベス統轄女王と、ユリア神聖女王第7親衛隊第10部隊ラレパナロラ・フェアラ・クリス統轄摂政が接触し対話しました。其の結果、サラミテシリア統轄女王はラレパナロラ統轄摂政の話しを信じて、サルト銀河団連合帝国の傘下に入りクリスアーナ・ドームと合流すると決意しました。既に中枢生体脳クリスティーヌが受け入れの準備をしています。
 次に、中枢部の右側のデベナダロン渦巻形銀河ですが、前デベナダロン銀河帝国が15年前。バグデザグダ統合大元帥が策略を用いて軍部の6割を掌握し、罠を仕掛けて前皇帝夫妻並びに側近幹部等を殺害して皇帝として名乗る。前デベナダロン銀河帝国の反皇帝派連合は、奪われたデベナダロン銀河帝国の解放の為に皇帝等1派と戦い内乱状態となっています。
 反皇帝派の前デベナダロン銀河帝国レミロレナル・ナロン・デベルア女王。前デベナダロン銀河帝国統轄女王の長女プログレルナの伯母が統轄しています。
 ユリア神聖女王第7親衛隊第9部隊ラレルロパナ・フェアラ・クリス統轄摂政は、レミロレナル・ナロン・デベルア女王と接触し対話しました。結果、サルト銀河団連合帝国の傘下に入りると決意しました。更に、詳細な2重合体銀河星団の事情を説明した結果、我々と合流したいと要望されたので受け入れる事にしました」と、報告する生体脳ミュ。
「なる程。では、2人と親族等並びに側近幹部等と話し合わなけれはならないわね」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「ユリア様、其の前に敵対する勢力を一掃しなければなりません」と、話し掛けるナディア・サルト・ザトン副神聖女王。
「では、ナディアに任せる」と、話し掛けるユリア神聖女王。
 ナディア副神聖女王の命令により、クリスサルト親衛隊がクリスライザ・ミュの第1格納庫から36面体で全長800メートル。最大幅600メートルダイヤ型戦艦ファイが次々と射出される。其の数、1個軍団10万台で有る。其れが、1個艦隊1万台毎に分かれターゲット星系に向かって行く。

 2158年3月2日。2重合体銀河星団の傘下帝国の、摂政以上の幹部並びに公爵、伯爵、公女、公子等がクリスライザ・ミュの大会議室に集合する。
 ミレイユ・サルト・ザトン副神聖女王が最初に自己紹介してから「皆様方を此処に集まって頂いた理由は2つ有ります。其の1つの理由を、ラロニス・サルト・ザトン物理学教授から話して頂きます」と、話し掛ける。
「自己紹介頂いたラロニス・サルト・ザトンです。私が2重合体銀河星団の詳細を研究した結果、中枢部でブラックホール2つ高速で回転を続け、恒星を次々と造り出すと同時に致死量の高エネルギー線を放出し全ての生存を脅かす可能性が有ります。従って、違う銀河に移住するか、クリスアーナ・ドームに移住するかを選択する必要が有ります。結論を申し上げれば、サルト銀河団連合帝国の本拠地で有るクリスアーナ・ドームに移住する事をお勧めします」と、説明して話し終える。
「ラロニス教授、説明有り難う御座いました。次に、もう一つの理由は、ユリア神聖女王が説明します」と、話すミレイユ副神聖女王。
「ユリアです。此処に集まって頂いた本当の理由は、各宇宙に散らばっている真正サルト人の末裔と、其の親族種族をクリスアーナ・ドームに移住させる事です。其れに値するのが皆様方なのです」と、話し掛ける。
「では、我々はサルト人の親族の末裔と言う事ですか」と、問い掛ける前デベナダロン銀河帝国レミロレナル・ナロン・デベルア女王。
「種族名がサルトではなくナロンですが、サルトの超古代からの伝統で、王族並びに其の親族以外はサルト名の使用を禁止されていたからです」と、答えるユリア神聖女王。
「移住の件ですが、何時どの様な方法で移住するのですか」と、問い掛ける旧アベリアロス銀河帝国タラグアラダ・サルト・アベス公爵。
「私達の能力で、惑星毎移動させます。一瞬ですので移動したかどうかは気が付きませんので心配事は有りません」と、説明するフェアリ共和国メリアナリル・フェアリ・クリス神聖女王。
「私と共生している妖精種族のメリアナリル・フェアリ・クリス神聖女王です」と、紹介するユリア神聖女王。
「メリアナリル・フェアリ・クリスです。現在、居住惑星をクリスアーナ・ドーム内部空間に移動させる準備をしております」と、説明する。
「ユリア様が皆様方にプレゼントを贈るとの事です。詳細はユリア様がお話しします」と、司会を続けるミレイユ副神聖女王。
 新たに結成したユリア神聖警護部隊の隊員が小箱を持って大会議室に入室して来て、次々と小箱を置いて行く。
 ミレイユ副神聖女王が「全員に小箱が届きましたでしょうか」と、問い掛ける。全員に届いたのを確認して「ユリア様、全員に届いた様です」と、話し掛ける。
「其の小箱に入っているのは、細胞更新装置テロメロンです。簡単に説明すると、不老不死にする装置です。其の小箱を開けると、手に持っている個人の脳波、生体振動等を自動的に探知して体内に進入して第2の心臓として合体融合します。理解出来たと思いますので小箱を手に取って小箱を開けて下さい」と、話し掛けるユリア神聖女王。
 数分後。全員が何事も無く細胞更新装置テロメロンと合体融合する。
「皆様おめでとう御座います。此れで私達と同じく不老不死になりました。後は、事後処理並びにヒュプノ教育機に依るサルト人並みの知識と諸々の情報を移植させます。此の処置には凡そ2週間必要としますので心得ていて下さい」と、説明するミレイユ副神聖女王。

 2158年3月16日。全員の後処理が完了し、規定の年齢迄若返りを成し遂げていた。受け入れが完了したクリスアーナ・ドーム内部に、中枢部のクリスアーナを中心に、公転する様に居住惑星が次々と転移されて来る。内部空間はまるで宇宙空間の様に星空が広がり、中枢のクリスアーナは恒星の役割を果たしている。
 最大で3万6千惑星を公転させる事が出来る。超巨大な空間を造り出した。居住惑星の転移は、帝都、成都並びに人工100億人以上の惑星から次々と転移させている。次に、50億人から100億人以下の居住惑星は次に転移する予定になっている。50億人以下の居住惑星に付いては、移住させる準備を進めている。

 未だに続いている無益な戦争を早く終わらせる為に、ユリア神聖女王は2重合体銀河星団全体に向けて通信と思念波でメッセージを送る事にする。
「私はサルト銀河団連合帝国神聖女王のユリア・サルト・ザトンです。2重合体銀河星団に居住する全ての人々に伝えます。そう遠くない未来に2重ブラックホールから、全ての生物に取って致死量を上回る有害な放射線を放射して全生物を根絶やしにする可能性が非常に高い。従って、無益な戦争を即刻中止して民を救う為に2重合体銀河星団以外の銀河に移住するか、我々所に合流するか選択して下さい。既に、私の思いが通じて移住を始めています。
 私の言葉を信用せずに戦争を続行する輩は、戦争犯罪人として逮捕拘束する」と、話し終えるユリア神聖女王。
 数日後の2158年3月21日。未だに戦乱は続いている。ユリア神聖女王は決意を固め、第7親衛隊第9部隊ラレルロパナ・フェアラ・クリス統轄摂政に敵対者の逮捕拘束と本拠地惑星の転移を命じた。
 命令を受けたラレルロパナ統轄摂政の行動は素早かった。わずか小一時間で、敵対者を逮捕拘束し本拠地惑星に惑星軌道リングを固定させて地上の軍事基地を制圧して行く。
 逮捕拘束した男性主権派の首謀者等1派は、流刑惑星へ護送されて行く。
 ユリアの共生者メリアナリル・フェアリ・クリス神聖女王が、思考波伝達で〈ユリア様、2重合体銀河星団での事件は終わりましたね〉と、話し掛ける。
〈救済有人惑星全て転移したら、クリスアーナ・ドームを転移させよう〉と、答えるユリア神聖女王。
〈解りました。クリスアーナ・ドームの転移準備を指示します〉と、話し掛けるメリアナリル神聖女王。
〈宜しく頼む〉と、答えるユリア神聖女王。



 有人惑星の転移が予定依りかなり遅れて、2158年5月6日にようやく終了する。既に転移の準備が完了しているクリスアーナ・ドームが、数分後に2000万光年の転移を実行する。転移後、中枢生体脳クリスティーヌが周囲調査を開始する。
 10分後。周囲の調査が終わり、スクリーンに調査結果のデータが表示されている。
 メインスクリーンの斜め左方向に、アンドロメダ銀河に似た銀河が3つ確認出来る。
〈ユリア様、私が調査に出掛けましましょうか〉と、思考波でユリア神聖女王第7親衛隊第1部隊ミレナラロル・フェアラ・クリス統轄摂政が話し掛けて来る。
〈承知したミレナラロル。ではお願いする〉と、答えるユリア神聖女王。
 第7親衛隊第1部隊の直径400メートルの母船フェリアン・ミレナラロルが、クリスアーナ・ドームから飛び出して行く。数分後。母船フェリアン・ミレナラロルはアッと言う間に転移して行く。

 ユリア神聖女王は活発で好奇心が強く行動派で有る。更に、正義感が強く決して妥協はせずに何が起ころうと諦める事無く戦い続ける。其の様な人物で有る。其のユリア神聖女王が行動を起こそうとしている。当然ながら側近幹部等は反対する。
 特にミレイユ・サルト・ザトン副神聖女王は強く反対する。
「ユリア様、クリスライザ・ミュで出掛けるのは良いのですが、単身で未知種族と会うのはお止め下さい」と、話し掛けるミレイユ副神聖女王。
「心配なら同行すれば良い」と、妥協するユリア神聖女王。
「解りました。同行します。クリスアーナ様から頼まれていますから」と、答えるミレイユ副神聖女王。

 2158年5月10日。クリスライザ・ミュがクリスアーナ・ドームから離脱して3銀河に向かって行く。
「前方の3銀河をマルボラナ3重星団と命名しました。クリスライザ・ミュは、安全の為にマルボラナ3重星団から100万光年離れた宙域に移動させます」と、話し掛ける生体脳ミュ。
「承知したミュ」と、答えるユリア神聖女王。
 数分後。転移が完了する。
「ユリア様、我が種族が開発した直系100メートルのユリアの目を献上します。
 此のユリアの目は、ユリア神聖女王の脳波、思考波、メンタル波動等に反応する、調査、監視、通信、メンタル通信、思考波伝達等を備えたマルチ探知装置です。此のユリアの目をコントロールし、情報を保存し整理分析する為の付帯生体脳を移植させました。事前承諾も無しに先走った行動をお許し下さい」と、話し掛けるレロミラリス・フェリアル・クリス女王。
「気にすることは無い。全ては私の為にでしょうから」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「有り難う御座いますユリア様。全てはクリスアーナ様のご意思です」と、話し掛けるレロミラリス・フェリアル・クリス女王。
「そうだろと思ったわ」と、話し掛けるユリア神聖女王。
「ユリア様、実験の為に直系100メートルのユリアの目をマルボラナ3重星団の銀河に送りました。自動的に有人惑星を探知して調査を開始します」と、説明するレロミラリス女王。
「承知した」と、答えるユリア神聖女王。

 2158年5月12日。直系100メートルのユリアの目に搭載されている、直系10センチメートルの監視アイが有人星系に進入し、データを送り始める。送信されたデータは生体脳ミュの元に届けられる。整理分析され、重要と考えられる情報を、スクリーンとユリア神聖女王にダイレクトに伝達される。
 ユリア神聖女王は驚いた。まるで自分の目で見ている様にダイレクトに脳内に伝達されて来る。
「レロミラリス女王、奇蹟的な発明品ですね」正直に話し掛けるユリア神聖女王。
「有り難う御座いますユリア様」と、答えるレロミラリス女王。
「ユリア様、資源調達の為に非酸素系星系等も調査を開始しています」と、報告する生体脳ミュ。
「承知した」と、答えるユリア神聖女王。
「ユリア様、マルボラナ3重星団内では、戦争や内乱は無く平穏な様ですね」と、話し掛ける
「そうで有るなら良いのですが」と、答えるユリア神聖女王。
 小一時間後。ユリアの目から巨大なクリスタルを発見したとの報告が届く。
「ミュ、発見したクリスタルの映像を
映し出して欲しい」と、要請するユリア神聖女王。
 瞬間的にクリスタルの映像が映し出される。
「ユリア様、発見したクリスタルは、クリスアーナの駆動機関に相当するクリスタルですので、早急に回収して下さい」と、中枢生体脳クリスティーヌが要請する。
「承知した。直ぐに回収させます」と、答えるユリア神聖女王。
 ユリアの目ネットワークと思考波ネットワークにより、発見したクリスタル回収の情報は、先に調査に出発したユリア神聖女王第7親衛隊第1部隊ミレナラロル・フェアラ・クリス統轄摂政も受け取っていた。
 ミレナラロル統轄摂政は第1部隊の1戦隊をクリスタルの回収に向かわせる。

 平穏そうに見えたマルボラナ3重星団の3銀河内では、密やかに行動を起こそうとする集団が存在していた。其の集団名は3銀河統一戦線デロダで有る。ユリア神聖女王第7親衛隊第1部隊ミレナラロル・フェアラ・クリス統轄摂政が、此の組織を発見しコンタクトに成功する。
 ミレナラロル統轄摂政から詳細な情報を聞いて「では、サルト宇宙帝国最後の女王クリスティーヌ直系のユリア・サルト・ザトン陛下が存在していたのですの。サルト人は我々だけだと考えていましたけど」と、驚いて問い掛けるレミラシリア・サルト・デロダ統轄女王。
「ユリア様は、宇宙に散らばっているサルト人を全てクリスアーナ・ドームに収容しています。理由は、サルト銀河団連合帝国として再興しようとの思いからです。
 更に、ユリア様は同意を得たら惑星毎クリスアーナ・ドーム内に収容し、新たな故郷となる太陽系に着いたら第3惑星軌道上に公転させます。此の様な壮大な計画を実行しています。故に、ユリア様等側近並びに副摂政以上全員が不老不死の処置を受けています。ユリア様の意志を尊重して我々に合流して下さい」と、話し掛けるミレナラロル統轄摂政。
「解りました。側近幹部並びに伯父様等と相談して再度コンタクトします」と、答えるレミラシリア統轄女王。
「承知しました。私は直ぐ側におりますので思考すればコンタクト出来ます」と、話し掛けるミレナラロル統轄摂政。
 ミレナラロル統轄摂政が知り得た情報は、ダイレクトにユリア神聖女王の脳内に伝達されていた。タべログガラグ銀河とザグダロナグラ銀河内のユリアの目監視アイからの報告は、生体脳ミュを経由して届いて来た。
「タべログガラグ銀河帝国ダグルゼ・ガラク・グロダ皇帝とザグダロナグラ銀河帝国ザビラダ・ナグラ・ゾル皇帝は共に独裁者で、両銀河帝国内には反皇帝派組織が有り密やかに活動しています。第7親衛隊第1部隊第2戦隊長と第7親衛隊第1部隊第3戦隊長が接触し協力すると約束しました。其の条件としてサルト銀河団連合帝国の傘下に入る事と確約しました」と、報告する生体脳ミュ。
「では正式に介入する事が出来るわね。ミュ、クリスタル1個軍団を派遣可能ですか」と、問い掛けるユリア神聖女王。
「勿論です。既にクリスタル軍団は200個軍団が保存されています」と、答える生体脳ミュ。
「何時の間に製造したのかしら、マアッ、良いわ。では、早々に制圧して下さい」と、要請するユリア神聖女王。
「承知しました。直ちに実行させます」と、答える生体脳ミュ。
 2158年5月16日。マルボラナ3重星団の制圧作戦が開始する。クリスアーナ・ドームからクリスタル1個軍団と惑星軌道リング10台が次々と発進して行く。
 惑星軌道リングはターゲット惑星を探知すると、瞬間移動で惑星側に実体化して赤道上に重力アンカーで固定する。ほぼ同時に戦闘ロボットが雨の様に降下して行く。軌道リングは、地上の軍事基地、地上砲火を次々と破壊して行く。
 先に潜入していた特殊工作戦隊の情報も有り、比較的簡単に3帝国の皇帝と側近幹部並びに皇帝等1派の逮捕拘束、制圧が順調に進行して、数日後には3帝国を制圧完了する。
 2158年5月26日。ユリア神聖女王の提案で、マルボラナ3重星団同盟を結成して新体制がスタートする。マルボラナ3重星団同盟の盟主をレラマルリラ・レロン・ボグ統轄女王を推薦し、副盟主としてペガラスレナ・ガラク・グロダ統轄女王と、マライアルナ・ナグラ・ゾル統轄女王とする。
 ユリア神聖女王は3連邦共和国の幹部等全員を不老不死の処置をし、サルト銀河団連合帝国の一員として大評議会議員の選出を依頼する。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

忘却の艦隊

KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。 大型輸送艦は工作艦を兼ねた。 総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。 残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。 輸送任務の最先任士官は大佐。 新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。 本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。    他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。 公安に近い監査だった。 しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。 そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。 機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。 完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。 意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。 恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。 なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。 しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。 艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。 そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。 果たして彼らは帰還できるのか? 帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

身体交換

廣瀬純一
SF
男と女の身体を交換する話

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

処理中です...