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第4章 宇宙警邏隊 Vol-1-2。

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❤️レムールアーナ人の遺産❤️保存版。
MD2309年3月25日。~MD2309年4月15日。

第4章 宇宙警邏隊 Vol-1-2。

(登場人物)MD2309年4月15日。 
💚アラン・レムール・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖大帝。キングマスター。アラン総合研究センター総合長。

❣️ミロナテリア・レムール・リア。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖女王。アラン・レムール・アトラス大帝の第1正妻。(生物学的年齢18歳)

❣️ミロナティル・レムール・リア。
 長女。(生物学的年齢18歳)235歳。物理学者。高エネルギー学者。
❣️ミロナティレ・レムール・リア。
 次女。(生物学的年齢18歳)233歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。
❣️ミロナテロル・レムール・リア。
 3女。(生物学的年齢18歳)231歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。

❣️タリアレル・レムール・ルダン。
 長女。(生物学的年齢18歳)2235歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。
❣️タリアナ・レムール・ルダン。
 次女。(生物学的年齢18歳)2233歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。
❣️タロレル・レムール・ルダン。
 3女。(生物学的年齢18歳)2231歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。

❣️サラ・レムール・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国女王。副皇帝兼皇帝全権代理。日本連邦共和国女王。藤原一族直系の末裔。藤原財団第1継承者。アラン・レムール・アトラスの第5正妻。不死者。
💛エスパー部隊副統合司令長官。
💛テラ連邦共和国エスパー部隊総統轄司令長官。

❣️ミサ・レムール・アトラス。
 長女。(生物学的年齢18歳)2235歳。
💛テラ連邦共和国エスパー部隊統轄司令長官。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。天才医学者。

❣️レミ・レムール・アトラス。
 次女。(生物学的年齢18歳)2233歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。天才医学者。

❣️レナ・レムール・アトラス。
 3女。(生物学的年齢18歳)2231歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。エネルギー分析学者。医学者。遺伝子学者。




第4章 宇宙警邏隊 Vol-1-2。
(登場人物)
💚アラン・レムール・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖大帝。キングマスター。アラン総合研究センター総合長。

❣️ミロナテリア・レムール・リア。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖女王。アラン・レムール・アトラス大帝の第1正妻。(生物学的年齢18歳)

❣️ミサ・レムール・アトラス。
 長女。(生物学的年齢18歳)2235歳。
💛テラ連邦共和国エスパー部隊統轄司令長官。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。天才医学者。

❣️レミ・レムール・アトラス。
 次女。(生物学的年齢18歳)2233歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。天才医学者。

❣️レナ・レムール・アトラス。
 3女。(生物学的年齢18歳)2231歳。天才マルチ物理学者。高エネルギー学者。エネルギー分析学者。医学者。遺伝子学者。


MD2309年3月25日。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
MD2309年4月15日。


第4章 宇宙警邏隊 Vol-1-2。
本文。
 エネルギー球爆発地点から数10光時宙域に、レムアル氏族の巨大船団が次々とドロップダウンして来る。
 戦闘状況を確認したマリアナレル統轄女王は「戦闘母船へ、直に戦闘を開始せよ❗️」と、号令する。
 命令一下、戦闘母船数10万台が未知母船団に向かって行く。
 同時に、通信回線を開き呼び掛ける。「私はレムールアーナ人レムアル氏族の統轄女王で有るマリアナレル・レムールアーナ・レムアルです❗️偉大なる我々の神聖大帝陛下の帰郷命令に依り帰郷致しました」と、話し掛ける。
「アラン・レムールアーナ・アトラスです❗️遠路大義で有る。貴女方は本拠地星系に行き、割り当てられた惑星に移住せよ❗️」と、返信する。
「承知致しました。但し、戦闘母船と戦闘戦艦は戦闘に参加して手助け致します」と、答えるマリアナレル統轄女王。
「承知した❗️では、後はミロナテリア神聖女王の指示に従って欲しい」と、話し掛けるアラン。
 本体が戦線から離れて行く。残っているのは戦闘母船と戦闘戦艦だけとなる。指揮しているのはマリアナレル統轄女王の長女マリレナル・レムールアーナ・レムアル女王で有る。
 アランは残っているレムアル氏族の指揮官に向けてメッセージを送る。
「アラン・レムールアーナ・アトラス依り、レムアル氏族指揮官へ❗️未知母船団は強力な敵対者です。無謀な攻撃は避ける様お願いする」
「此方はレムアル氏族の指揮官で有るマリレナル・レムールアーナ・レムアルです❗️御忠告有難う御座います陛下。大丈夫です。無謀な事は控えますので」と、答えるマリレナル。
「君は、マリアナレル統轄女王にそっくりの様だが、娘なのだな❗️」と、問い掛けるアラン。
 にっこりと微笑んで「其の通りです。陛下。私は長女です❗️」と、答えるマリレナル女王。
「そうか、では後程」と、話し掛けコンタクトを切る。
 増援で戦況は一変する。圧倒的に有利になり、数時間後。未知母船団は撤退して行く。
 アランは一息付いて、後は宇宙警邏隊に託し帰郷して行く。後を引き継いだアランの娘達は、ミラクルリアン・フラワーを、天の川銀河とアンドロメダ銀河に東西南北の4ヶ所に配備し、常時警邏を活動し、同時に星の海に消えた未知母船団並びに敵対戦艦の行方を探している。


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 停滞宇宙に飛ばされた未知母船団の一部は、デリアラン帝国皇帝マンダ・デリラ・バゾンの逆鱗に触れ、全面戦争に発展していた。
 皇帝の命令を受けたゾラ・デリラ・バゾン第1軍団統轄司令は、10ヶ軍団を引率して殲滅に向かった。
 キダン軍統轄司令マロメルナ・キダンは、バロレメラ・キダン第1軍団司令に、襲い掛かってくる艦隊を殲滅させる。其の事がデリアラン帝国皇帝を激昂させたのである。其の上、上位勢力から侵入して来たのは闇の勢力で有ると聞かされる。
 皇帝は、其の様な上位勢力の船団に勝てるか問い掛ける。だが、避けられない戦いで有る。
 マロメルナ・キダン統轄司令は、科学者集団に「現実宇宙に戻れる方法を探りだして欲しい❗️」と、強く要請する。
「承知致しました。全力を尽くします❗️」と、学者集団の代表が答える。
「其れにしても何故我々は此の宇宙に飛ばされたのだろうか❗️」と、副臣に話し掛ける。
「何か特殊な力に囚われた様です。残念ながら其れが何なのかは判明出来ません❗️」と、答える副臣。

 停滞の勢力の超越知性体テレニスは、闇の勢力の侵入に激怒し、代理人テレスリア・テレニス・マナベロに、闇の勢力を殲滅する様命じる。
 命令を受けた代理人テレスリアは、マロベレス・テレニス・マナベロ執行人に、殲滅する様命令する。
 ロレス・バダグ第1部隊統轄司令は、10ヶ軍団を引率して出撃して行く。
 数時間後。従属種族で有るデリラ種族マンダ・デリラ・バゾン帝国皇帝軍ゾラ・デリラ・バゾン統轄司令傘下の第1軍団が、ギダン軍団に向かって突撃して行く。
 闇の勢力のマロメルナ・キダン統轄司令は、瞬間的に全面戦争を起こす場合ではないと悟り、全船団に撤退命令を出す。
 マンダ・デリラ・バゾン皇帝は、いきなり撤退して行く船団を見て勘違いする。
「見よ、恐れて敵船団が撤退して行くぞ❗️追撃して殲滅せよ」と、自信を込めて命令する。
 逃げても逃げても追撃して来るデリアラン帝国軍に、マロメルナ・キダン統轄司令はもはや避けられないと感じ全面決戦を決意する。
「全船団へ、反転して迎撃する❗️」と、命令するマロメルナ統轄司令。
 数時間後。2大勢力が戦闘を開始する。初戦は双方共に痛み分けで終わり、互いに距離を開けて対峙する。

 現実宇宙(アステリアス宇宙)の光の勢力の執行人統轄レラヌル・レル・リアンは、超越知性体シモルネレラの力を借りて停滞宇宙(マンデリア)と現実宇宙(アステリアス宇宙)との間に宇宙トンネルを造り出す。連絡艦を送り出して、停滞宇宙(マンデリア)に囚われたレラヌル・レル・リアン光の勢力の執行人統轄等とコンタクトを取り、戦闘直前に連絡艦からの通信を探知したレラヌルは、誘導シグナルに従って宇宙トンネルに向かって行く。全船団が通り抜けてから宇宙トンネルを閉鎖する。
 
 マンダ・デリラ・バゾン皇帝は、追い付く直前で消失した事に激昂し、マロベレス・テレニス・マナベロ執行人に報告する。
 報告を受けたマロベレスは、結果を上位者に報告する。報告を受けたテレスリア・テレニス・マナベロ代理人は、超越知性体テレニスに報告し、新たな指示を受け取った。
 数時間後。超越知性体テレニスは、宇宙次元トンネルを造り出し、管理をテレスリア・テレニス・マナベロ代理人に託す。
 テレスリア代理人は、マロベレス・テレニス・マナベロ執行人に「マロベレス執行人、100ヶ部隊とデリアラン帝国軍全軍を指揮し、アステリアス宇宙に行き、闇の勢力を殲滅せよ❗️」と命令する。


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 アランは、アインシュタイン宇宙がアステリアス宇宙と呼ばれている事をつい最近知った。切っ掛けは、光の勢力のマナレル・レル・リアン光の戦士統轄司令の言葉からで有る。
 其のアランは、MD2309年3月25日マリレナル・レムールアーナ・レムアル女王と結婚する。此れにより、レムールアーナ人王族に次ぐ最上位の親族となる。
 そんなアランの最大の悩みは、天の川銀河とアンドロメダ銀河の星の海に消えた、闇の勢力の母船団と戦闘の行方で有る。現在、アランの娘達の宇宙警邏隊に任せているが、探し出すのは難しいと考えていた。
 アランは、エスパー部隊最高位司令長官のタリアナル・レムール・ルダン統轄女王に相談する。
 タリアナル統轄女王は「解りました。ではエスパー部隊を動員して探し出します」と、答える。
「有難うタリアナル❗️1日でも早く探し出し殲滅しなければ、後日大いなる脅威になる」と、話し掛けるアラン。
「其れはクィーンサークルでも問題になっているわ❗️」と、話し掛けるタリアナル統轄女王。
 ミロナテリア・レムール・リア神聖女王がいきなり思考波で語り掛けて来る。
〈アラン❗️クィーンサークルはエスパー部隊の動員を許可しました。1日でも早く探し出し殲滅して下さい❗️〉と、話し掛けるミロナテリア。
〈承知した。娘達と協力して実行する〉と、答えるアラン。
 思考波コンタクトを止めて、アランは親衛隊で有るエスパー部隊。巫女徒艦隊。レムール教艦隊。隠密遊撃艦隊に命じて、娘達と共に闇の勢力を探し出すよう命令する。
 命令を受けた4親衛隊は、宇宙警邏隊の本部で有るアンドロメダ銀河ハロー部外縁南側バロクレダ星系第3惑星クレロに着任する。

 停滞宇宙の勢力が、数光年も続く宇宙次元トンネルを抜けてアステリアス宇宙に侵入する。アイネットワークが探知し、レムールアーナ超銀河団連合帝国全土に緊急警報が発令される。
 アランは、自動要塞レムアリアン統合司令センターで警報を聞いた。母船長に命じてマルチ回線を構築させる。数秒後、マルチスクリーンになり、クィーンサークルのメンバーや娘達の映像が表示される。
「アイネットワークの報告通り、忽然と停滞宇宙の勢力の船団が現れた。戦艦の形状から判断して、停滞宇宙の勢力だと考えられる。どのような目的で侵入したのかはわからないが、我々としては、一切手出しをせず、攻撃された場合のみ反撃する事にする」と、話し掛けるアラン。
 宇宙警邏隊は巡回するのを中止し、本部に帰還し監視するだけに止める。

 アラン等の他に停滞宇宙からの侵入に気が付いたのは、闇の勢力の代理人ヘラルレロ・ダガンで有る。ヘラルレロ代理人は、対抗する為にキダン種族の船団を呼び寄せ、ボイドの外側に配備する。幸いにも、戦場はアンドロメダ銀河と天の川銀河から500万光年以上離れた宙域になりそうで有る。
 マロベレス・テレニス・マナベロ執行人は、闇の勢力が待ち受けていると予測し、幻影お祭り船団を先頭にボイド中心部から外側に向かって進軍して行く。
 幻影お祭り船団は、何が何だか解らない船団で、同じ形は1つも無い。大きさも疎らで、戦艦タイプから母船タイプ迄有る。宇宙空間は真空で音は聞こえないはずなのに、ドンシャカ、ドンシャカと祭りの音が聞こえて来る。
 闇の勢力の軍団は、異様なお祭り船団に警戒して20万光年後退する。

 此の禁じられた抗争を察知した、宇宙的規模の独立組織で有る宇宙監察官ダニルゴ・ミルダン・マルダが動き出す。通常は、直径200メートルの戦艦で活動している。だが、其の力は強大で有り、1帝国以上の秘めたる力を持っている。
 宇宙監察官ダニルゴ・ミルダン・マルダが降臨した事を知り得た停滞の勢力超越知性体テレニスと、闇の勢力の超越知性体ヘラミレルは、介入した足跡を全て消し去り末端の従属種族に託して身を引いた。其の素早い対応が宇宙監察官の調査を長引かせる結果となる。
 宇宙監察官ダニルゴ・ミルダン・マルダは、2台の思考シュプラーを射出し、マンダ・デリラ・バゾン皇帝とドゴレル・キダン皇帝の思考をリサーチし、宇宙的規模の勢力が関わっているか動かを調査するが、其の兆候は全く無かった。此れだけで結論を出すほど宇宙監察官は愚かでは無い。調査を本格的に始める為に、従者で有るロゴル・マルデル・ダンに調査を命じる。

 闇の勢力の従属種族で有るキダン帝国ドゴレル・キダン皇帝は「何でも良い、対抗出来る船団を向かわせよ❗️」と、副臣に命令する。
 悩んだあげく副臣は、幻影神輿軍団を造り出し送り出す。巨大な幻影人形が神輿を担いで行進して行く。まるで2大勢力の戦争と言うより、ファンタジーで有る。

 アランの娘達の宇宙警邏隊ロボット艦隊は通常の警邏を開始し、闇の勢力の隠れ家を探し始める。幾つか発見したが攻撃はせずに座標に明示するだけに止める。
 宇宙警邏隊の統合本部司令センターで監視しているアランの娘達は、スクリーンを見て「何よ、アレッ、まるでお祭りじゃないのよ❗️」と、指を指すレナ・レムール・アトラス。
「其れよりボイドの中心部から出てきた訳の解らない軍団の方が問題よ❗️分析の結果、5、6次元で送信されている音源が人間の精神に作用して狂気にさせる見たいよ。現状では此処まで影響は無いけど❗️」と、話し掛けるペルテラハス・アトラス・アトス。
「そうね。其の為に闇の勢力は神輿軍団を造り出し相殺しようとしているのね❗️」と、話すパトナレラ・ムーア・ラムル。
「此のまま様子を見ましょう❗️」と、全員に提案するミサ。
「万が一に備えて対策を考えましょう❗️」と、話し掛けるアフロディル・レムール・リア。
「音源のデータを分析して防御兵器を開発しましょう❗️」と、話し掛けるタロレル・レムール・ルダン。
 アランの娘達の半数が研究センターで研究を始める。先ずはデータの分析から始める。分析したデータがスクリーンに表示されて行く。
 表示された波長を眺めながらパトレシアナ・レムール・レムリアは「此の一定感覚で送信されているパルス信号が脳波に悪影響を及ぼしている様ね❗️」と、話し掛ける。
「其のパルスを無効にする方法を考えれば良いのね❗️」と、パトレイル・レムール・リア。
「簡単に言わないでよパトレイル❗️」と、アフロデナ・レムール・リア。

 局部銀河群からかなり離れた宙域では、2大勢力の訳が解らない船団が対峙しぐるぐると回っている。まるでお祭り部隊で有る。其れが次第に接近している。両勢力の力が強まりエネルギー同士が激突して新たな非仮想現実空間が生まれて広がって行く。
 其の状況をいち早く探知した宇宙監察官ダニルゴ・ミルダン・マルダであった。
 非仮想現実空間は急激に広がり、局部銀河群に近付いて来る。
「此のままでは局部銀河群が非仮想現実空間に呑み込まれてしまう❗️」と、宇宙監察官ダニルゴ・ミルダン・マルダ。
 宇宙監察官は必死で押さえ様と手を施すが、既に間に合わず局部銀河群は非仮想現実空間に呑み込まれてしまった。呑み込まれた瞬間に、全てのレムールアーナ人並びに知性体が意識を失う。
 意識を取り戻すと、全てが変化していた。
 ワンダーワールド帝国公式放送がスクリーンに流れる。
「我々は長い間、人間どもに飽きられると捨てられて来た。従って我々も同じ事を実行する。不要な人間どもは直に処分する」と、宣言するワンダーワールド帝国リカ・ミリオネ女王。
「こ、此れはどう言う事なの❗️」と、話し掛けるアスナロリア・ドラン・アスル。
「良く解らないが、我々はワンダーワールド空間に投げ込まれた様ね❗️理由は解りませんけど❗️」と、話し掛けるミサ・レムール・アトラス。
「不思議なフィールドは局部銀河群全体を包み込んでいる様ね❗️」と、レナ・レムール・アトラス。
「エネルギー構造は解るから、アンチ・フィールドを造り出せれば解消出来るかも❗️」と、話し掛けるレミ・レムール・アトラス。
「其れだけ解っていれば直ぐに研究を始めましょう❗️」と、話し掛けるミロナティル・レムール・リア。
 数分後。アンチフィールド研究チームを立ち上げ研究を開始する。ミサ・レムール・アトラスは、アランとクィーンサークルにコンタクトして状況を確認する。
「此処、本国は何ら影響は無いわよ❗️」と、答えるミロナテリア・レムール・リア。
「自動要塞レムアリアンも何事も無いが❗️」と、答えるアラン。
「では、最も影響を受けているのは地球だわ。早急に対策しないと地球人は皆殺しになるわ」と、話し掛けるミサ。
「承知した。では、自動要塞レムアリアンで地球に向かう」と、答えるアラン。
「急行しても救済は難しいかも、ワンダーワールド帝国リカ・ミリオネ女王は地球人を人質にし、ヒュウジォトロン脳をも掌握している見たいですから❗️」と、話し掛けるミサ。
「では、保安システムを作動させ緊急停止させよう❗️」と、答えるアラン。
「地球に近付いたら先ずは地上の様子を探ってね❗️私達は根本的原因で有るワンダーファンタジー空間フィールドを消滅させるアンチフィールドを造り上げるから、完成するまで人間達を守ってね」と、話し掛けるミサ。
「承知した。では此れにて❗️」と、話し掛けてからコンタクトを切る。

 地球に近付いてから、ミニ探知5台を射出する。映像が届き始める。其の映像を見てアランは驚く。地上には人間が一人もいない。代わりに、以前オモチャだったものが地上を埋め尽くしている。
 アランは地球にいるはずのサラ・レムール・アトラスと思考波コンタクトをする。
〈サラ❗️今何処にいる〉と、呼び掛ける。
〈アラン。私はコスモドームの地下5000メートルに有る超古代レムールアーナ人が建設した地下都市よ❗️地上がオモチャに占領された事は御存知ですか〉と、答える。
〈娘達に言われて地球の近くにいる。で、地上の人間はどうなったのか解るかい〉と、問い掛けるアラン。
〈全く解らないのよ❗️今、海底都市にいるエスパー部隊とレジスタンス活動をして探しているけど、今だ全く消息不明のままなの〉と、答えるサラ。〈では、海底都市並びに地底都市の住民は無事なのだな❗️〉と、問い掛けるアラン。
〈全員無事です❗️〉と、答えるサラ。
〈其れは幸いだ❗️で、何か対策は考えているかのか❗️〉と、問い掛けるアラン。
〈対策は無いわ❗️人形を幾ら破壊しても新たな人形が誕生するから〉と、説明するミサ。
〈成る程。娘達の言う通りだな。今、娘達はアンチフィールドを研究開発中だ。完成を待とう。其れ意外に解決策は無さそうだからな。だから、レジスタンス活動は控えた方が良いだろ❗️〉と、話し掛けるアラン。
〈解りました。そうするわ❗️〉と、答えるサラ。
〈では、私は太陽系の近くに待機して地球を監視する。状況が変わったなら連絡する❗️〉と、話し掛けてからコンタクトを切るアラン。

 地球の地表では、人形等が地上を自由に闊歩し、兵隊達が行進している。空には扶養車、飛行機が飛び回っている。宇宙空港からは、次々と戦艦が発進して行く。ワンダーワールド帝国リカ・ミリオネ女王は、近辺星系の制圧に本格的な行動を開始する。
 アランは、此の侵略行動は容認出来なかった。ガーディアン艦隊カロミラ・レムール・リア統合大総帥にコンタクトして出撃命令を出す。

 MD2309年4月5日。アランの娘達の一部がアンチフィールドの研究を続けている。他のグループ新たな無人戦闘戦艦レムロンマンタを完成させる。此れは生体金属で製造された巍巍生命体であり、最高の科学技術で製造された最新鋭兵器で有る。無論、試作ゼロ号機で有る。
 アランの娘達の科学部は、レムロンマンタ・ゼロを発進させ人形船団殲滅に向かわせる。
 科学部コントロールセンターのメインスクリーンは、レムロンマンタ・ゼロの統合司令センターとリンクされており、コントロールセンターから自由に指示出来る。
 レムロンマンタ・ゼロは、本物のマンタの様に宇宙空間を泳いで行く。其の早さは光速の数100万倍。早さで移動して行く。実際は、瞬間移動を繰り返しながら移動している。故に光速を越えている様に見える。

 宇宙警邏隊本部所在地で有るアンドロメダ銀河ハロー部外縁南側バロクレダ星系第3惑星クレロ統合司令センターで監視を続けているミサ・レムール・アトラスは、何か嫌な予感を感じていた。ミサには未来予知能力は無いが、一瞬未来が見えた。其の未来は、人類が滅亡する情景で有る。仲間に話そうと考えたが、止めておくことにした。

 MD2309年4月7日。宇宙監察官ダニルゴ・ミルダン・マルダは、異質フィールドを消滅させる為に色々と試みるが、全て徒労に終わった。止むを得ず宇宙監察官ダニルゴは、アステリアス同盟に呼び掛ける。
〈私は第3勢力の宇宙監察官ダニルゴ・ミルダン・マルダです。アステリアス宇宙辺境の局部銀河群全体が異質フィールドに覆われ、其の内部ではオモチャ軍団が人類を殲滅しています。放置しておくと人類は滅亡します。救済したいのだが、私の力では救済出来ません。どうか力添えをお願いしたい❗️〉と、始めて頭を下げてお願いする。
〈我々は直接介入する事は禁じられている。従って、力添えは出来器無いが、アンチフィールドをアランの娘達が研究開発している。其れを極秘に援助せよ❗️完成品を2台送るので、其れと入れ換えても良い〉と、答える。
〈承知致しました❗️〉と、答えるコンタクトを切る。

 MD2309年4月10日。アランの娘達の一部がアンチフィールドを完成させて、レムロンマンタ・ゼロに巨大な口の中に設置し、もう一台は本拠地星系の武器庫に保存する。其の様に意識そうされ信じこまされた。
 ミサは開発部コントロールセンターに連絡して「では実験を開始して❗️」と、指示する。
 指示を受けた開発チームは、レムロンマンタ・ゼロにアンチフィールド発動命令を出す。
 レムロンマンタ・ゼロの巨大な口が開き、アンチフィールドが放射される。アンチフィールドは急激に広がりワンダーファンタジー空間を相殺して行く。
 アンチフィールドは超光速で広がって行き、MD2309年4月12日には局部銀河群の半分を相殺する。
 其れを監視しているミサ等は「大成功ね❗️」と、話し掛けるミサ。
「では次はレムロンマンタ・ゼロの量産ね❗️でも名前が気に入らないわ」と、話し掛けるパトレシアナ・レムール・レムリア。
「ではマンタリアンっのは❗️」と、提案するパトナレラ・ムーア・ラムル。
 其の名前が受け入れられ、正式にマンタリアンと命名される。

 MD2309年4月15日。アンチフィールドが局部銀河群全体を相殺し、ワンダーファンタジー空間は完全に消滅し通常現実空間に戻った。丁度同じ頃、量産タイプのマンタリアン1号機が完成した。
 アランの娘達の別のグループがゴーストレムロン万能服を造り出して持って来た。
「完成したので持って来たわ❗️自室に戻って着替えてね。私達のグレープ・ピンクエンジェルの制服だから❗️」と、話し掛けるパトナラル・ムーア・ラムル。
「エッ、ピンクエンジェル❗️何時決めたの」と、問い掛けるミサ。
「年少グレープの総意で決まったの」と、説明するパトナラル・ムーア・ラムル。
「アッ、ミサ❗️下着は着ないでね。第2の皮膚だから」と、話し掛けるパトナラル。
 小一時間後。アランの娘達が全員制服を着て集合する。
 リーダーで有るミサが「私達は全員が最強のエスパーで有り、不老不死の存在です。言い換えれば一般人からかなりかけ離れた存在で有ります。故に、私達はフェアリピンク・シスターズとして人類を守らなければなりません。最強の戦士なのだから❗️」と、話し掛けるミサ。
 万能服を開発したパトナラル・ムーア・ラムルが「見なさんが着ている万能服は、生体金属ゴーストタリアを改良して生体金属繊維にして造られた万能服です。其れにマイクロ・シモルネレル生体脳が内臓されており私達の安全を司っています❗️後ろマントは、妖精の翼になり、自由に空を飛び回る事が出来ます。
 此のフェアリピンク・シスターズ専用制服の最も優れている機能は、3重構造になっており、最も外側の制服は宇宙服になっております❗️此の万能制服の最も優れている機能は、危険を察知すると自動的にバリアを展開させる事です」と、説明する。
 ミサが最後に「宇宙警邏隊は、我々フェアリピンク・シスターズ直属組織で局部銀河群内の警邏と保安と警察の3本柱として活動します❗️先ずは局部銀河群内の闇の勢力の基地を殲滅させます」と、話し掛ける。
「ではマンタリアン・ゼロを使いますか❗️」と、問い掛けるミロナティル・レムール・リア。

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新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。 大型輸送艦は工作艦を兼ねた。 総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。 残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。 輸送任務の最先任士官は大佐。 新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。 本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。    他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。 公安に近い監査だった。 しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。 そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。 機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。 完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。 意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。 恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。 なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。 しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。 艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。 そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。 果たして彼らは帰還できるのか? 帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

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