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第3章 レムールアーナ人の遺産Vol-1-1。

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❤️レムールアーナ人の遺産❤️
 MD2198年(4968年)6月16日。~MD2198年(4968年)10月8日。

第2章 レムールアーナ人の遺産Vol-1-1。
(登場人物)
💚アラン・レムールアーナ・アトラス。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代神聖大帝。
❣️パロメマィウス・レムール・レムラル。
 レムニア共和国女王。身長10センチメートル。アランの共生者。


❣️アフロディーナ・レムール・リア。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国女王。コスモドリアン連邦共和国神聖女王。
❣️パロメテロス・レムール・レムラル。
 レムニア共和国女王。身長10センチメートル。アフロディーナの共生者。


❣️アロレア・ボイル・ラドウ。
 ボイラ銀河帝国第1王女。ダザン・ボイル・ラドウ皇帝の長女。


❣️アフロメイラ・レムール・リア。
 コスモドリアン共和国統轄女王。コスモドリアン・レディース最高位司令長官。アフロディーナの従妹。

❣️アフロラレイラ・レムール・リア。
 コスモドリアン共和国副統轄女王。コスモドリアン・レディース副最高位司令長官。アフロディーナの従妹。

❣️アフロミレイラ・レムール・リア。
 コスモドリアン共和国女王。コスモドリアン・レディース司令長官。


❣️アフロイザベル・レムール・リア。
 コスモドリアン共和国女王。コスモドリアン・フリード最高位司令長官。副総統合大総帥。アフロディーナの従妹。


MD2198年(4968年)6月16日。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
MD2198年(4968年)10月8日。


第2章 レムールアーナ人の遺産Vol-1-1。
(本文)
 救援要請に答えてアランは、全親衛隊並びにアフロディーナの親衛隊がムラダリロン銀河団ダリロン銀河ラルン星系外縁に次々とドロップダウンして来る。MD2198年(4968年)6月16日の事で有る。

 ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・セブンは、船団の先頭で闇の勢力の船団に突入して行く。包囲網を突き抜けて星系内に進入して行く。スクリーンに、直径800万キロメートル、全髙500万キロメートル円錐台中型母船シャドー・ドロダン3台が星系の第2防衛ラインに迫っている。
 アランは状況を見た瞬間、第2防衛ラインが全滅すると判断し3台に向かって突進する。
 其れを待っていたシャドー・ドロダン3台が、ゴーストリアンに向けて同時に発砲する。深紅の螺旋状ビームがゴーストリアンに命中すると、ゴーストバリアが瞬時崩壊し真っ赤に燃え上がる。
 ゴーストバリアを信じていたアランは、回避行動を取らずにまともに直撃を受け、瞬時にゴーストバリアが崩壊し、船体が激震し至る所で大爆発する。同時にゴーストバリアが崩壊した衝撃波に依るメンタルショックで全員が意識を失う。

 監視していた光の戦士マナレル・レル・リアン統轄司令は、直ちに行動し、時間反転フィールドを展開し、ゴーストリアンを包み込む。時間をゴーストバリアが崩壊した瞬間迄戻してから時間遅延フィールドでゴーストリアンを包み込み、乗務員の救出を開始する。
 全員の救出が終わり、次に爆発中の場所を次々と消化して行く。現実時間に換算すると19時間だったが、時間遅延フィールド内では僅か3秒間だった。
 現実的にゴーストタリオン・リアナは大爆発した様に見えた。直系8億キロメートルの大型母船レムフォースを指揮しているナタレル・バルダラ・ルダン女王は、統合司令センターから見ていた。
「えっ❗️ゴーストタリオン・リアナが爆発した 」と、絶句するナタレル女王。
 アフロディーナの親衛隊コスモドリアン・レディースの最高位司令長官のアフロメイラ・レムール・リア統轄女王も、ゴーストリアン・リアナが大爆発するのを目撃した。思わず「神聖女王陛下❗️」と、絶叫する。
 アラン神聖大帝の死亡説がアッと言う間にレムールアーナ超銀河団全域に広がった。当然の事ながら本拠地星系レムールに届いていた。其の様な状態の中、妖精種族ナタリアス・レムール・レムロン神聖女王だけはアラン等側近幹部の生存を信じていた。
 ナタリアス神聖女王は、思考波コンタクトで、ミロナテリア・レムール・リア神聖女王に伝達する。
〈ミロナテリア様❗️アラン様死亡説が伝播していますが、アラン様並びに側近幹部全員は生存しています❗️早急にアラン様死亡説を否定する声明を発出して下さい。遅れれば遅れる程帝国内が不安定なり混乱が生じますので〉と、伝達するナタリアス神聖女王。
〈えっ、ナタリアス様、間違い有りませんか〉と、問い掛けるミロナテリア神聖女王。
〈間違い有りません。光りの勢力のマナレル・レル・リアン光の戦士統轄司令がゴーストリアン・リアナを爆発寸前に救出しましたので〉と、答えるナタリアス神聖。
〈解りました。早急に声明を出します〉と、ミロナテリア神聖女王。

 光の戦士第1軍司令カレン・レル・リアンは、自分の旗艦で有る直接8000万キロメートルの中型亀甲母船カレリアン・ソルジャー・カレンで、闇の勢力の円錐台中型母船シャドー・ドロダン3台に向かって行く。気が付いたシャドー・ドロダン3台は退避行動を開始するが、コスモドリアン・レディース艦隊に阻まれる。強行突破を敢行すべく、レディース艦隊に突っ込んで行く。
 アフロメイラ統轄女王は、全艦隊に砲弾の煙幕を張る様に命じる。命令一下同時に発砲し、直後左右に別れて行く。其の背後にトライアングルキラー艦隊が待ち構えている。何も知らずにシャドー・ドロダン3台がエネルギーの煙幕に突っ込んで行く。
 僅か数秒の差で弾幕が消え、其所にシャドー・ドロダン3台が通過する。同時に左右に別れた艦隊とトライアングルキラー艦隊が行動を開始する。
 バリアが深紅に燃え上がり揺らぎ始める。背後から迫って来たカレリアン・ソルジャー・カレンが、其の3台に止めを刺した。
 母船から監視していたアフロメイラ・レムール・リア統轄女王は、通信回線を開き救援に駆け付けた母船に向けてコンタクトする。
「私はアフロディーナ神聖女王の親衛隊で有るコスモドリアン・レディースの統轄司令です。どちら様かは御存知ませんが、救援に感謝致します❗️」と、話し掛ける。
「私は光りの勢力の光の戦士第1軍司令のカレン・レル・リアンです。ゴーストリアンは目前で大爆発しましたが、恐らく光りの戦士マナレル・レル・リアン統轄司令が救出したと思います」と、答える。
「えっ❗️」信じられない顔付きをする。続けて「偉大なる我々のリーダーがいなくなると、間違いなくレムールアーナ超銀河団連合帝国は分裂して混乱状態になります」と、話し掛けるアフロメイラ統轄女王。
「今はアラン様の安否依りも、東側の混乱を平定させる事が大事です❗️」と、語り掛けるカレン第1軍司令。
 2人の対話を聞いていたナタレル・バルダラ・ルダン女王が「確かにカレン様の言う通りね❗️私がアラン様の権限を代行して指示しましょう」と、介入する。
「ナタレル女王陛下❗️私には権限が無いので宜しくお願いします」と、アフロメイラ統轄女王。
「緊急事態が発生した為、私がクィーンサークルを代表してアラン様の権限を代行します❗️親衛隊並びに全船団へ通達します。東側の混乱を直に平定するべく、独自判断で作戦行動をして下さい」と、通知するナタレル女王。


 光の戦士マナレル・レル・リアン統轄司令に救出されたアラン等は、MD2198年(4968年)6月18日。旧ゴーストリアンで意識を失う前の状態で新ゴーストリアン内で意識を取り戻した。此の時点で光りの勢力の超科学技術で新たに外縁直径920キロメートル、最外縁直径980キロメートル、全高680キロメートルの最新鋭半球型亀甲船ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・エイトが完成していた。
 ゴーストリアン乗務員全員に思考波伝達で、最新鋭半球型亀甲船ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・エイトの全ての機能、内部構造等を伝達されていたため、意識を取り戻した瞬間に、意識を失う直前から現在迄の経過を理解する。
 スクリーンに女性の映像が映る。「私は光りの勢力の、光の執行人統轄司令のレラヌル・レル・リアンです❗️
 光りの勢力のレディーマスターで有る超越知性体シモルネレラから庇護を受けしアラン・レムールアーナ・アトラスよ❗️闇の勢力との戦いは始まったばかりで有る。何時、又どの様な策略、陰謀に填まるやも知れぬ。呉々も注意されよ。
 レディーマスターは、光りの戦士マナレル・レル・リアン統轄司令をはアランを警護する任務を与えました。とは言え、自力で解決しなければならない事も有るでしょう。其の力の源として、超科学技術で製造されたゴーストリアン・リアナ・エプシロン・エイトと、知識を授けました❗️」と、話し終えてコンタクトが切れる。其の直後、ゴーストリアン・リアナ・エプシロン・エイトが現実空間に復帰した。
 復帰した場所は爆発した場所と全く同じ宙域で有る。復帰後直ぐに、アランは直ぐに通信回線を開き「我々は光り勢力の、光りの戦士に依り爆発寸前に救出されました。そうでなかったら、私は死んでいたかも知れない状況でした。今、ようやく理解した。何故、我々が闇の勢力から目の敵にされるのかが。其れは、宇宙的規模の相反する勢力、光りの勢力の申し子だからです❗️私は何も知らずに相反する勢力の手先だと闇の勢力が認識して、此れからも数々の罠、策謀を張り巡らして来るだろう。其れを7つの災難として受け止め、闇の勢力を打破するだろ」と、話してから送信する。
 スクリーンがマルチ画面になり、クィーンサークル並びに各統轄女王等が映る。
「アラン、本当にアランなの❗️」と、信じられない面持ちで問い掛けるミロナテリア・レムール・リア神聖女王。
 アランは微笑んで「ミロナテリア、私は本物だよ❗️」と、答える。
「ナタリアス神聖女王陛下からアランは生存していると聞いてはいたけど、貴方の姿を見て安心しました」と、本音を話すミロナテリア神聖女王。
「私は未だ戻れないが、近々瞬時に移動出来る駆動機関並びに転送機を開発するので待ってて欲しい。完成すれば何時でも会える様になる」と、話し掛けるアラン。
「楽しみにして待っているわ」と、答えるミロナテリア神聖女王。
「現在、アトラス超銀河団東側全域で戦乱状態に有る。私は此の戦乱を平定し、誰よりも早く神代記のレムールアーナ人の遺産を手に入れなくてはならない。何故ならば、野心的な輩が手に入れると宇宙全体が戦乱状態に陥る事になるから」と、説明するアラン。
「解りました。貴方の思う通りになさい。クィーンサークルは全面的に支援しますから」と、ミロナテリア神聖女王。
「有難うミロナテリア❗️では、又コンタクトする」と、話してからコンタクトを切る。
 マルチスクリーンの映像が全て消える。アランは、ラナロティシア・ムラル・ダロン統轄女王とコンタクトを取る。
「ラナロティシア統轄女王陛下❗️当星系の侵略者は殲滅しました。現在、帝国内の侵略艦隊を殲滅中です。数ヶ月以内に制圧出来るでしょう」と、話し掛ける。
「神聖大帝陛下❗️甚大なる被害を被りながら救援して頂き誠に感謝致します❗️」と、深々と儀礼するラナロティシア統轄女王。
「ラナロティシア統轄女王陛下と直系の親族並びに、側近幹部等をゴーストリアンに招待したいので来訪して頂きたい」と、話し掛ける。
「承知致しました❗️」と、ラナロティシア統轄女王。
「では、迎えに行きますので」と、話し掛けるアラン。

 ラナロティシア統轄女王等一族並びに側近幹部等が、MD2198年(4968年)6月20日午前9時に、ゴーストリアンに到着する。保安部隊のエスケートを受け第1会議室に入る。数秒後。アラン等側近幹部が入室し、着席する。
 アランが立ち上がり「御来訪誠に有難う御座います❗️」と、話してから深々と儀礼して着席する。
「私はアフロディーナです❗️レムールアーナ超銀河団連合帝国軍最高位司令長官です。現在、戦乱は一部宙域を除いて平定されています❗️只、未知船団が東側から100万光年離れた孤立銀河団に到着しています。現在調査中で敵か味方か解りませんので注意が必要です❗️」と、説明する。
「其の未知船団の規模はどれ程なのでしょうか」と、問い掛けるダザグン・ムラル・ダロン伯爵。
「超大型母船1台と大型母船36台。中型母船、小型母船を合わせて100億台以上。まともに戦ったら我々には勝算は無いでしょう❗️」と、説明するアラン。
「其れほどの戦力なのですか」と、話し掛けるダザグン伯爵。
「アラン神聖大帝陛下❗️話が変わりますが、私の長女ラナシアを陛下の嫁にして頂けないでしょうか❗️」と、問い掛けるラナロティシア統轄女王。
 アランはアフロディーナをチラッと見てから「承知致しました母上様。喜んで迎え入れます」と、答える。
 対談は小一時間後に終了し、其の後アランは招待者全員に不老不死を司るゴーストボールを譲渡してから再度不老不死の処置とヒュプノ教育を実施する。

 翌日のMD2198年(4968年)6月21日午前9時。ラナシア・ムラル・ダロン女王と婚姻式を一族だけで執り行われる。午前10時に終了する。
 午前10時10分に、アラン神聖大帝とラナシア・ムラル・ダロン女王が結婚した事を、ラナロティシア・ムラル・ダロン統轄女王が全国民に公表する。
 次に、アランが全国民に向けて「この度、縁がありラナシア・ムラル・ダロン女王と婚姻したアラン・レムールアーナ・アトラスです❗️
 此の宇宙には、幾つかの宇宙的規模の勢力が存在し、互いに代理人を託し争っていると、つい数日前に知りました。更に、各種族、各民族毎に独自の神話、伝説が有る様です。当然私の出身星系にも有ります。私は趣味の1つとして神話、伝説をコレクトしています❗️もし、神話、伝説等を御存知なら教えて下さい。
 何時の間にか話が脱線した様なので元に戻します。
 私はとあるポジティブな勢力の手先にされていたと知りましたが、全く違和感も後悔も有りません。何故ならば、私の行動は皆様方の平和と安全を守る事だからです❗️
 話が変わりますが、本日を持ってムラル銀河帝国を廃止し、レムールアーナ超銀河団連合帝国ムラル銀河団連合共和国と解明します。初代統轄女王は、我が母上様で有るラナロティシア・ムラル・ダロンを任命します。
 此れでアトラス超銀河団は、一部宙域を除いてほぼ全域が我々の仲間となり、平和共存が確立されました。だが、何時又ネガティブな勢力が攻めいって来るかも知れません。
 従って、私は此れからもネガティブな勢力と戦って宇宙の平和を勝ち取って行きたい❗️」と、熱意と力を込めてメッセージを送る。其のアランの思いが、思考波と6次元半メンタル・エモシオ・思念波として全宇宙に広がって行く。


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 アランの思考波と6次元半メンタル・エモシオ・思念波を探知したアフロディル・レムールアーナ・レムリア統轄女王は「遂にグレートマスターの思考波と思念波を探知したわ❗️」と、妹のアフロメィル副統轄女王に話し掛ける。
「承知しており姉様。私も感じ取りましたから。今、方位探知してます」と、答える次女のアフロメィル副統轄女王。
「姉様❗️直接コンタクトを取る為に、使節部隊の派遣すれば良いのよ」と、3女のアフロメィサ副統轄女王が話し掛ける。
「では私が姉様の代理として行きます❗️」と、次女のアフロメィル副統轄女王。
「頼めるアフロメィル❗️」と、話し掛けるアフロディル統轄女王。
「お任せください」と、アフロメィル副統轄女王。3姉妹の中で最も活動的で、お調子者で有る。
「但し、ロベルダ大公と娘のアフロディナを同行させなさい❗️」と、指示するアフロディル統轄女王。
「ええっ、ロベルダ伯父様もなの❗️厳しいから嫌いなのよ。ダベルダン伯父様なら良かったのに」と、ぼやくアフロメィル副統轄女王。
「伯父様に貴女を教育して頂かないと❗️」と、微笑んで話し掛けるアフロディル統轄女王。
「解りました。姉様も意地が悪いわね」と、アフロメィル副統轄女王。
「貴女程では無いわ❗️でも、アフロディナが同行するから良いでしょう。あの娘は貴女を慕っているから」
 アフロメィル副統轄女王は渋々承諾するしか無かった。

 MD2198年(4968年)6月22日。超大型母船アフロデリアンから、直系8000メートルの亀甲型皇族船レーマ1台と、護衛として直系8000メートルの戦闘戦艦パワル100台が次々と射出される。
 3回の転移を繰り返し、アトラス超銀河団東側迄残り5万光年迄近付いた。ロベルダ大公は「アフロメィル❗️此処で1回メッセージを送りなさい」と、指示する。
 指示されて「私はアフロメィル・レムールアーナ・レムリアです。レムリア連邦帝国アフロディル・レムールアーナ・レムリア統轄女王の代理として、長きに渡り探し求めていた我々のグレートマスター事アラン・レムールアーナ・アトラス神聖大帝陛下の思考波並びに6次元半エモシオ・メンタル思考波を偶然に感じ取りましたので、メッセージを送信致しました❗️」と、話し終える。
 アイネットワークが此の通信を探知し、緊急通信としてアランの元に届いた。ゴーストリアン・リアナ・エイトにいたアランは直ぐに返信する。
 MD2198年(4968年)6月25日。亀甲型皇族船レーマのスクリーンにアラン・レムールアーナ・アトラスの映像が映る。
「アフロメィル・レムールアーナ・レムリア陛下へ。私がアラン・レムールアーナ・アトラスです❗️貴女方は、独立銀河団に最近到着した船団の方々ですね」と、問い掛けるアラン。
「其の通りです神聖大帝陛下❗️何もかもお見通しなのですね。アッ、申し遅れました。私は姉様アフロディル統轄女王の妹のアフロメィルです❗️私達は、数百万年が間、姿を眩ました神聖大帝陛下を探し出す為に故郷星系から旅たちました。そして今、神聖大帝と再会できて無常の喜びを感じています❗️」と、話し掛ける。
「アフロメィル陛下。何故、私を探しだそうとしたのだ」と、問い掛けるアラン。
「神代記に、我々レムールアーナ種族と宇宙の覇権を争ったレイダンスル種族が再び来襲して来たからです❗️
」と、答えるアフロメィル副統轄女王。
 アランは何故か隠れていた遠い記録が蘇り「なにっ、レイダンスル種族が来襲しただと❗️」と、驚いて答えるアラン。
「はい、神聖大帝陛下❗️警告する為、並びに対抗する為に行方探しておりました」と、答えるアフロメィル副統轄女王。
「承知した。では、直ちに全船団直ちに合流する様私が直接コンタクトを致す。貴女達はゴーストリアン・リアナ・エイトに収納するので現宙域に待機していて頂きたい」と、話し掛けるアラン。
「承知致しました❗️」
 小一時間後。ゴーストリアン・リアナ・エイトは瞬間移動して待機宙域に復帰する。牽引ビームで皇族船レーマと護衛艦隊を格納する。保安部隊にエスコートされ、統合司令センターに現れる。
 初老の男性がアランの目の前に来て、深々と儀礼して「アフロメィルの伯父、ロベルダです❗️お初にお目通り致します。もう一人の同行者は、アフロディルの娘、アフロディナです」と、同行者を紹介する。
「アフロディナです❗️」と、優雅に儀礼する。
「どうぞ、此方の席に着席して下さい❗️」と、着席を促すアラン。
 3人は躊躇う事無く着席する。
「アフロディーナ❗️独立銀河団へ」と、指示するアラン。
「私と同じ名前だわ」と、アフロディナ。
「独立銀河団に向かいます。思考波瞬間移動駆動開始します」と、母船長が命令を繰り返す。
「そうね、気が合いそうだわ。銀河団に到着したら話し合いましょう❗️」と、答えるアフロディーナ。

 僅か数分で、独立銀河団の1銀河外縁に滞空している側に現実復帰する。最も大きなハンマー型母船に接近して行く。
 アランは通信回線を開き「アラン・レムールアーナ・アトラスです❗️レムリア連邦帝国アフロメィル・レムールアーナ・レムリア統轄女王陛下へ。至急応答願います」と、アランが呼び掛ける。
「お母様、アフロディナよ❗️アラン神聖大帝陛下と同行してます」と、割り込んで話し掛ける。
 数秒後。アフロメィル統轄女王がスクリーンに現れる。
「アッ、お母様❗️」スクリーンを見て呼び掛ける。
「お黙りアフロディナ❗️」と、騙されてから、深々と儀礼して「神聖大帝陛下❗️アフロメィルです。アフロディナが迷惑をお掛けして申し訳有りません」と、謝罪する。
「いいえ、アフロディナ様は礼儀正しい素晴らしい女性で私の好きなタイプです❗️」と、答えるアラン。
「普段はわがままな娘なのですが」と、アフロディル統轄女王。
「アフロディル統轄女王陛下❗️親族並びに側近幹部と供に、私の旗艦で有るゴーストリアン・リアナ・エイトに来訪して頂きたいのですが宜しいでしょうか」と、丁重に招待する。
「承知致しました神聖大帝陛下❗️」と、答える「アフロディル統轄女王。
 数時間後。アフロディル統轄女王等一行が乗る直系80メートルの搭載艦バドルが格納庫に到着する。搬送ビームに誘導され、アフロディル統轄女王を先頭に次々と地上に降りて来る。
 近付いて来たアフロディル統轄女王に、軍隊式敬礼をし「お待ちしておりました❗️」と、話し掛ける。
「わざわざの出迎え感謝します、神聖大帝陛下❗️」と、優雅に儀礼するアフロディル統轄女王。
 アランは「では、統合司令センターに御案内します❗️」と、先頭に立ち歩き出す。数分後。統合司令センターに到着する。
 第1会議室に案内する。全員着席してからアランは「アフロディル統轄女王陛下❗️移住する予定は有りますか」いきなり問い掛ける。
「移住するなら神聖大帝陛下のお膝下でな検討致します❗️」と、答えるアフロディル統轄女王。
「私の本拠地星系はアトラス超銀河団ではなく、此処から15億光年離れたラニアケア超銀河団乙女座銀河団辺境部の局所銀河群天の川銀河最外縁レムリアル星系第3惑星レムールです❗️」と、答えるアラン。
「可能ならレムリアル星系に移住したいです❗️」と、即答するアフロディル統轄女王。
「承知しました❗️」と、答えてから「アフロディーナ❗️ミロナテリアとコンタクトを」と、指示する。
「承知しました❗️」と、答えてから直ぐにスクリーンにミロナテリア神聖女王が映る。
 ミロナテリア神聖女王は「レムールアーナ超銀河団連合帝国クィーンサークルのミロナテリアです❗️アフロディーナ神聖女王から詳細を伺いました。アフロディル統轄女王陛下、貴女方の移住を歓迎致します❗️」と、話し掛けるミロナテリア神聖女王。
「アフロディル・レムールアーナ・レムリアです❗️ミロナテリア神聖女王陛下の心遣いに心より感謝致します❗️」と、即答するアフロディル統轄女王。
「これ程簡単に決定するとは想定外でする。何れにしても喜ばしい事です❗️」と、話すアラン。
「神聖大帝陛下❗️もう1つ頼みたい事があります。我が娘のアフロディナを嫁にして頂きたいのですが」と、話し掛けるアフロディル統轄女王。
「喜んでお受け致します❗️」と、即答するアラン。
「おめでとうアフロディナ❗️」と、話し掛けるアフロディーナ。
「有難う御座いますアフロディーナ神聖女王陛下❗️」と、答えるアフロディナ女王。
 小一時間程移民の話し合いをしてから対談を終了する。其の後、アフロディル統轄女王等一行にゴーストボールを与え、不老不死の処置とヒュプノ教育を実行する。
 
 アフロディル・レムールアーナ・レムリア統轄女王の母船で有る超大型母船アフロデリアン内で、アラン神聖大帝とアフロディナ・レムールアーナ・レムリアはMD2198年(4968年)6月28日午前10時に婚姻式を執り行い、アフロディル統轄女王が全ての民に告知する。
「此の度、不可思議縁に依り、アランとアフロディナが婚姻した事を皆様方にご報告致します❗️
 我が娘とアランが結婚したと言う事は、我々レムリア氏族がレムールアーナ種族直系となり、同時に第1の氏族となりました。故に、我々は息子アランの本拠地星系で有る、ラニアケア超銀河団乙女座超銀河団辺境部の局所銀河群天の川銀河最外縁はぐれ星系レムリアル星系第3惑星レムールに移住する事をお伝えします❗️では、次にアランから一言挨拶してもらいましょう」と、話して締め括る。
「アラン・レムールアーナ・アトラスです❗️長い間私を探してくれた皆様方に感謝と御礼を申し上げます」深々と儀礼してから「私には、此処アトラス超銀河団に於いて幾つかの使命が有有ります。従って皆様方と供に帰郷する事が出来ません。其の処を御承知下さい。私の変わりにナタレル・バルダラ・ルダン女王が先導させますので御了承下さい❗️
 話が変わりますが、此の度アフロディナ女王と結婚して事で、我々レムールアーナ種族の新時代が始まったと宣言致します❗️」と、締め括るアラン。

 数日後のMD2198年(4968年)6月30日。ナタル・バルダラ・ルダン女王が指揮する直系8億キロメートルの大型母船レムフォースを先頭に、レムールアーナ種族レムリア氏族の母船団が次々と発進しドロップアップして行く。


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 アトラス超銀河団東側最西部エリアの混乱は、MD2198年(4968年)9月2日現在に於いて、直接的な戦闘は無かったが、未知種族だけとなる。だが、未だに静かに勢力範囲を広めている。アランは何れは対決しなければならないと感じていた。

 光の勢力から譲渡された外縁直径920億キロメートル。最外縁直径980億キロメートル。全高680億キロメートルの最新鋭半球型ゴーストタリオン・アリナ・エイト内では、各種思考波瞬間移動駆動機関(ゼロ次元絶対移動)の製造を開始している。同時に故郷局所銀河群の全ての宇宙船製造工匠並びに各種製造工場でも、各種タイプの思考波瞬間移動駆動機関の製造始めている。更に、レイダンスル種族来襲に備えて科学力の向上並びに新兵器開発に力を入れている。

 レムールアーナ種族レムリア氏族皇族は第3惑星レムール1パンダリア大陸バダル山脈麓レベルナ大平原に移住を開始している。伯爵は、レムール7を本拠地惑星として開発し、各部族はレムール8とレムール9に移住する為に開発をしている。
 是等の惑星で、レムールアーナ種族レムリア氏族は勢力的に開発を始めている。

 アランは、ムーア人の伝説、アトラス種族の伝説、地球の古代の伝説等を考えていた。其の伝説の中にヒントが有ると思ったからで有る。だが、幾ら考えても何も浮かばない。

 ナタレル・バルダラ・ルダン女王が指揮する直系8億キロメートルの大型母船レムフォースが、エスパー隊員を10億程連れてMD2198年(4968年)9月2日午前10時にゴーストリアン・リアナ・エプシロン・エイトに合流する。
 ナタレル・バルダラ・ルダン女王は、通信回線をを開き「アラン様❗️エスパー隊員を10億人程連れて来ました」と、報告する。
「ナタレル女王❗️お疲れ様でした。連れて来た10億人エスパー隊員はゴーストタリオン・アリナ・エイトに移乗する様指示してからゴーストリアン・エイトに戻って下さい❗️」と、指示するアラン。
「承知しました❗️」と、答えるナタレル女王。

 小一時間後。ナタレル女王が転送機のゲートから出で来る。
 アランは、転送機ゲートから出て来たナタレル女王に話し掛ける。「ナタレル女王❗️ゴーストタリオン・アリナ・セブンを正式にエスパー隊員の母船として譲渡する。君の権限でゴーストタリオン・アリナ・セブンの責任者を決めて頂きたい❗️」と、話終える。
「解りました。サラ様と話し合い決定します」と、答えるナタレル女王。
「宜しくお願いする」と、アラン。


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 MD2198年(4968年)9月10日。いきなりアイネットワークセンターからの声がゴーストリアン・リアナ・エプシロン・エイト統合司令センター内に広がる。
「アイネットワークセンターです❗️ 未知文明の詳細が判明がしました❗️
 未知文明はアルダラン帝国。所在地は、東側西部エリア西側地域アルロダン銀河団(23銀河)アルダラン銀河アロダン星系第3惑星アラダンです❗️支配者は自らアルダラン帝国のバメロダ・アロレムダン女帝と名乗り、膨大な侵略船団が発進しました❗️」
「遂に始まったか❗️」と、独り言を言うアラン。
「アラン❗️直接的な脅威は無いけど警報を発令しますか」と、問い掛けるアフロディーナ。
「其の必要は無いだろうが、取り敢えずは警戒要請位は通告して於いても構わない❗️」と、答えるアラン。
「そうします」と、答えるアフロディーナ。

 バメロダ・アロレムダン女帝は、近辺の星系並びに小規模な帝国を次々と制圧して行き勢力を拡大している。数ヵ月後MD2198年(4968年)10月8日には無視できない勢力になっていた。
 研究所内で報告を受けたアランは、転送機で統合司令センターに行き。司令席に着席する。
「我が勢力範囲への影響は❗️」と、問い掛けるアラン。
「未だに接触はしてませんが、警戒レベルです❗️」と、答える母船長。
「では、警戒警報を発令せよ❗️」と、指示するアラン。
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