❤️超古代の3大種族❤️

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第2章 超古代の3大種族Vol-1-1

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❤️超古代の3大種族❤️
MD8177年(4887年)10月19日。~MD8178年(4888年)2月10日。

第2章 超古代の3大種族Vol-1-1
(登場人物)
💚アラン・レムール・リア。
 レムールアーナ超銀河団連合帝国初代大帝。キングマスター。アラン総合研究センター総合長。
 初代大帝アラン・レムール・アトラスの称号を得る。グレートキングマスター(ゴッドマスター)
❣️パロメマィウス・レムール・レムラル。
 レムニア共和国女王。身長10センチメートル。アランの共生者。

MD8177年(4887年)10月19日。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
MD8178年(4888年)2月10日。

第2章 超古代の3大種族Vol-1-1。
(本文)
 アトラス超銀河団訪問船団が出発してから数日後のMD8177年(4887年)10月24日。ようやく7億光年を走破する。中間ポイント休憩地点に、直径800万キロメートルのアトラスタドームが滞空している。其のアトラスタドームの連結チューブとゴーストリアン・リアナ・エプシンが合体する。
 此のアトラスタドームは完全ロボット形式で運営されており、搭載脳アトラスリアがアトラスタが管理している。万が一に備えて、強力な軍事要塞仕様で設計されており、有りとあらゆる軍事工場並びに自然環境エリアも備わり、住居施設も完備している。格納庫には戦艦が保存されている。
 急ぐ旅では無いので、4、5日のんびりと寛ぎ、MD8177年(4887年)10月30日。アトラスタドームを離れてアトラス超銀河団に向かう。
 ゴーストリアン・リアナ・エプシロンの赤道上の自然環境エリアに、ミロテシア宮殿ミニが造られている。アラン等家族全員は其所で寛いでいる。只1人アランだけが統合司令センターの統合司令席に着席して指揮している。
「ナデア❗️ボイドの直径と内部の様子を調査させてくれないか」と、アラン。命令では無くお願いをする。
「承知致しました大帝陛下❗️」
 数秒後。データスクリーンに次々と表示されて行く。
「推定直径28億光年か❗️何れボイドの謎を解いて、横断出来る様にしたいものだ」と、一人言を言うアラン。
 其れを聞いていた6次元数学者のカラミナル・レムル・レムが「アラン様、理論上は航行可能ですが、実証実験しなければ証明出来ません❗️」と、話し掛ける。
「なるほど、ではアトラス超銀河団から戻る時に実証実験船を飛ばそう❗️」と、アラン。
「10秒後6次元半空間(ゴースト空間)航行に入ります」と、ダグラス・バルダラ・ルダン母船長が通告する。
 何事も無くゴースト空間に突入する。此の空間では時間は存在しない。実体感上数秒過ぎたと感じるが、現実空間では全く時間は進んでいない。
 現実空間に復帰すると、メインスクリーンにアトラス超銀河団が映し出されている。
 アラン大帝はアラタナリル通信機で、アトラ帝国カレメルナ・アトラス・アトラ女王と、アトス帝国ペルテロス・アトラス・アトス女王とコンタクトを取り、訪問する事を伝える。其の後、2人の統轄女王に回線を繋ぐ。
「ダグラス母船長。コースをアトラス超銀河団西部アトランダル銀河団アトンダ銀河アダルン星系第3惑星アトスに❗️」と、指示する。
「了解しました❗️コースを超銀河団西部アトランダル銀河団アトンダ銀河アダルン星系第3惑星アトスに設定します」と、復唱する母船長。

 MD8177年(4887年)11月4日。アトラス超銀河団西部アトランダル銀河団外縁に到着する。アランは、船内通信回線を接続して宮殿とコンタクトをする。
 ペルテロス・アトラス・アトス統轄女王と、カレメルナ・アトラス・アトラ統轄女王を呼び出して、アトラス超銀河団西部アトランダル銀河団外縁に到着した事を伝えてから、統合司令センターに来る様に話す。
 数分後。2人が統合司令センターに入って来る。
「ペルティウス❗️現在アトラス超銀河団西部アトランダル銀河団外縁だと伝えて欲しい」と、要望するアラン。
「そうね、では連絡します」と、ペルティウス・アトラス・アトス統轄女王。
 数秒後。スクリーンにペルテロス・アトラス・アトス女王の上半身が映し出される。
「ペルテロス、現在私達はアトラス超銀河団西部アトランダル銀河団外縁よ❗️貴女のお友達カレメルナ・アトラス・アトラ女王も呼んでおきなさい❗️アランが特別なお土産をあげるらしいから」と、話し掛けるペルティウス。
「はい、そうします。お姉さま❗️所で御姉様方は全員来てるのですか」と、答えるカレメルナ女王。
「勿論、家族全員同行しているわ❗️今回の訪問は超古代3大種族の消息と調査らしいわ」と、答えるペルティウス。
「では、生体脳のアーカイブから超古代史を検索しておきます」と、カレメルナ女王。
「有難う、カレメルナ❗️では、宜しくね」と、話してコンタクトを切るペルティウス。

 急ぐ旅では無いので、周辺の銀河団、銀河、星系等を調査する為に直径8000メートルのコスモアイを数10台する。更に正確な座標の作成とコスモアイ探知・通信・調査ネットワークを構築する為で有る。
 ゴーストリアン・リアナ・エプシロンでは製造能力に限界があるので、ゴーストリラン生体脳リアナがアトラスタドームの。ゴーストロニクス脳アトラスリアに依頼していた。
 アトラスタドームで製造されたコスモアイは、1万台単位でアトラス超銀河団に向けて発進して行く。

 MD8177年(4887年)11月6日に、アトラス超銀河団西部アトランダル銀河団アトンダ銀河外縁に到着する。此処からは1回の転移で到着出来る距離で有る。
 座標を再確認して、数分後にアダルン星系第3惑星軌道と、第4惑星軌道の中間地点から上空10光時地点に転移し滞空する。
 アラタナル転送機で、第3惑星アトスの帝都西部の山脈の麓の宮殿内部の女王の間の転送ゲートから、アランを先頭に次々と出てくる。目の前には、アトス帝国ペルテロス・アトラス・アトス女王と、アトラ帝国カレメルナ・アトラス・アトラ女王の2人が出迎える。
「お兄様❗️お待ちしておりました」と、ペルテロス・アトラス・アトス女王が代表して声を掛ける。
「ヤアッ❗️姉に似て相変わらず美しいですな」と、アラン。
 微笑みながら「大帝の言葉とは思えない程親しみを感じる御言葉ですね❗️」と、答えるペルテロス・アトラス・アトス女王。
「所で2人供、超古代の資料は」と、話題を変えて問い掛ける。
「記録素子カードに保存されています❗️」と、答えるカレメルナ・アトラス・アトラ女王。
「では、2人供、其れを持ってゴーストリアン・リアナ・エプシロンに移動する。2人のプレゼントも有るのでな」と、話し掛ける。
 数分後。全員ゴーストリアン・リアナ・エプシロンに移動する。アランは、記録素子カードをゴーストロニクス脳シロンのデータスリットに差し込む。データを読み取るとカードが飛び出す。アランは其れを引き抜いて、もう1枚のカードを差し込む。飛び出したカードを抜いて持ち主に返す。2つのデータを並列に年代順に表示させる。其れにレムール人の歴史を並べる。其の歴史年表を見て記録する。アランの記録力はずば抜けて優れている。と言うのも、レムロン民族製のゴーストロニクス脳が移植されており、其の記録容量は無限大で有る。
「アラン様❗️超古代史年表で何を調べようとしているのですか❗️」と、問い掛けるペルテロス・アトラス・アトス女王。
「超古代3大種族以前の状況だよ❗️3大種族は生態的に全く同じで、遺伝子も類似しているので、元は同じで種族では無いかと考え其れを確かめたかった。だが、此の年表では全く解らない」と、正直に答えるアラン。データスクリーンから視線を外し「では、2人のプレゼントだが、ゴーストリアン・リアナ・エプシロンと同じ中型母船を譲渡する」と、話し掛ける。

 アランは2人と手を繋いで瞬間移動で、ゴーストリアン・ペルテロ・アトスリラに実体化する。
「ペルテロス女王❗️此処はゴーストリアン・ペルテロ・アトスリラの内部だ。此れはペルテロスの旗艦だな。生体脳ペルティロ。で、ヒュウジォトロン脳はアトスリラと言う。後は生体脳ペルティロに従ってシンクロさせて欲しい。私はカレメルナと供に移動する」と、話し掛ける。
「承知しました❗️」と、答えるペルテロス女王。
「では、カレメルナ女王、手を❗️」と、左手を握るアラン。
 数秒後。瞬間移動でゴーストリアン・カレメ・アトラルに移動する。
「カレメルナ❗️此処は旗艦となるゴーストリアン・カレメ・アトラルだ。生体脳カレメ。ヒュウジォトロン脳はアトラスと言う。譲渡する為にシンクロ処置をする。後は生体脳カレメに従って欲しい❗️」と、話し掛ける。
「承知しましたアラン様」と、答える生体脳カレメ。
「では、私はゴーストリアン・リアナ・エプシロンに戻る」と、話し掛けてから数秒後に瞬間移動する。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 ゴーストリアン・リアナ・エプシロンのゴーストロニクス脳シロンは、アトラス超銀河団内に展開させた、コスモアイ・ネットワークから送られて来た情報を分析して有酸素星系、無酸素星系並びに有人星系を分類して星座表に記載して行く。
 分類した有人星系から更に分類して、アトラ帝国、アトス帝国の登録外の星系を表示する。更に分類して文明のレベル別に表示する。最高レベル・7を別表示する。
①アラス帝国。
②アドル帝国。
③アスル帝国。
④アラス帝国。
⑤アドル帝国。
⑥アトリ帝国。
⑦アトン帝国。
の7大種族の帝国を発見した。此の発見を星座表に表示して、アトス帝国とアトラ帝国にデータを送信する。
 データを確認したペルテロス・アトラス・アトス女王は、直ぐにアランとコンタクトを取り「アラン様、アラス帝国と、アドル帝国のアドラス同盟はネガティブな種族です❗️早急に殲滅しなければ後々に憂いを残します。我々アトラス同盟は直ちに出撃します」と、伝える。
「承知した。私も早急に参戦しよう。で、どちらから最初に攻撃するのだ」と、問い掛けるアラン。
「我がアトス帝国から近いアラス帝国です❗️」と、答えるペルテロス・アトラス・アトス女王。
「承知した。では、私は数日後にアドル帝国を攻撃する」と、話すアラン。
「アラス帝国を攻撃すればアドル帝国が救援に来ます。となりますと、アドラス同盟は強力ですので救援を願います❗️」と、願い出るペルテロス女王。
「承知した。では、マロラリア・レムール・リア摂政傘下の第1親衛隊のエイレーン船団と、パロアリア・レムール・リル摂政傘下のコスモ・ゴースト船団と、ナリロリア・レムール・リオン摂政傘下のスピットル・ゴースト船団の3軍を派遣する」と、伝えるアラン。
「有難う御座いますアラン様❗️」と、ペルテロス・アトラス・アトス女王。
「では、作戦通りに❗️」と、話してコンタクトを切るアラン。

 MD8177年(4887年)11月10日10時。ペルテロス・アトラス・アトス女王傘下のアトス船団と、カレメルナ・アトラス・アトラ女王傘下のアトラ船団のアトラス同盟軍団と、アランの第1親衛隊と第2親衛隊と第3親衛隊が、アトラス超銀河団最北西部アドロスダン銀河団アドラン銀河アドラ星系に次々とドロップダウンして来る。
 連合船団の指揮を取るペルテロス・アトラス・アトス女王に、マロラリア・レムール・リア第1親衛隊統合司令長官が「ペルテロス女王陛下❗️先陣は我々第1親衛隊にお任せください」と、申し出る。
「承知しました、マロラリア摂政❗️」と、承諾するペルテロス女王。アランから人的被害が出ない様にと厳命を受けていたからである。
 トライアングル・キラー船団10万台が、先陣をきって出撃して行く。
 マロラリア摂政は、後方からアドル帝国艦隊の攻撃を受けると予測して、エイレーン船団を1光分上空に待機させる。
 アトラス同盟に急襲され、ドゴル・アトラス・アラス皇帝は激憤して、国防長官を叱り付ける。
 叱られた国防長官は、帝国軍大元帥を怒鳴り付け、直ちにアトラス同盟軍を殲滅させよと命令する。其の後、救援要請の緊急通信コードを送信する。
 全ての軍事基地からアラス艦隊が緊急発進し、防衛ラインを形成する。更に、内惑星防衛リングと中縁防衛リングが戦闘体制を整える。
 直径10万キロメートルの移動要塞2台の内1台が、内惑星防衛の前に滞空し、もう1台は中縁防衛リングの全面に立ちはだかる。
 アラス帝国アドラ星系の2重の防衛リングは現在迄は難攻不落だった。其の自信も有り、アラス帝国軍防衛艦隊20万台が、トライアングル・キラー船団10万台に向かって突進して行く。
 小一時間後。トライアングル・キラー船団は、2倍のアラス艦隊に向かって突進し、第1撃を発射する。強烈なエネルギービームがトライアングル・キラーの6次元半メンタル・ゴーストバリアに命中するが、其のエネルギービームを吸収しバリアを強化させる。
 トライアングル・キラー船団は発砲 もせずに円錐状体型でアラス艦隊に体当たりしながら突進し、背後の移動要塞に向かって行く。
 体当たりでアラス艦隊の真ん中を突き抜けた為、アラス艦隊の大部分の戦艦が爆発或いは大なり小なり損害を受けた。
 トライアングル・キラー船団が近付いて来ると、移動要塞は猛烈に砲撃を開始する。強烈なエネルギーでトライアングル・キラーのバリアは揺らぎ崩壊寸前になりながら、6次元半3状スバイラル・ウェーブ砲を発射し続ける。其の結果、バリアが崩壊する前に移動要塞を突き抜ける。
 移動要塞は、其の直後大爆発して消滅した。中縁防衛リングを突破したトライアングル・キラーは、内縁防衛リングに突進して行く。
 後方から第2親衛隊のコスモ・ゴースト船団10万台と、第3親衛隊スピットル・ゴースト船団10万台が追従し、生き残っているアラス帝国軍戦艦を殲滅している。
 小一時間後。レスキュー船団トータル・シグマ5万台がドロップダウンして来る。トータル・シグマの亀の甲羅に当たる背中部分が半分に別れ開いて行く。航行不能になっているアラス戦艦を牽引ビームで開いた背中部分に収納して行く。
 先行しているトライアングルキラー船団は、内縁防衛リングの全面に立ちはだかる移動要塞に突進して行く。移動要塞の射程距離範囲になる数分前に、5万台毎に別れ上下に迂回し、第3惑星アラスに向かう。
 パロアリア・レムール・リル摂政傘下の第2陣のコスモ・ゴースト船団10万台が移動要塞に向かって突進している。パロアリア摂政は、全船団にエネルギー吸収ビームで、移動要塞を戦闘不能にし制圧せよと命令する。極力人的被害を少なくする為の計らいで有る。
 トライアングルキラー船団は第3惑星を遠巻きに取り囲み、数台から直系80メートルの搭載艦レムバドが次々と射出される。第3惑星に接近すると、地上放火が激しくなり、搭載艦レムバドのバリアが燃え上がるがバリアは 持ち堪えている。
 搭載艦レムバド艦隊は、惑星の砲座、軍事基地等を次々と破壊して行く。小一時間後。地上からの攻撃が止んだ。大気圏に進入したレムバド艦隊は、帝都上空に滞空し、戦闘ロボットを雨の様に降下させる。帝都並びに宮殿を制圧し、ドゴル・アトラス・アラス皇帝を探すが見つからない。宮殿に残された数人を尋問すると、皇帝と一族並びに側近幹部等は数時間前に姿を隠したと判明する。報告を受けた第1親衛隊のマロラリア・レムール・リア摂政は、宮殿内に転送機が有るに違い無いと判断し、兵士ロボットに捜す様に命じる。
 転送機は直ぐに見付かるが、意図的に破壊されていた。此れで皇帝等のシュプールが追えなくなる。
 MD8177年(4887年)11月15日。ドゴル・アトラス・アラス皇帝並びに一族、側近幹部等が逃亡して、アラス帝国の制圧が完了する。

 第1親衛隊のマロラリア・レムール・リア摂政は、是等の事をアラン大帝に報告する。
「承知したマロラリア。では、後はコスモレルナーに旧アラス帝国の管理統治を託し植民星系の開放させる。で、アラス帝国を廃止し惑星名はアステラに改名する。更に、旧アラス帝国はアステラ銀河連合共和国とする」と、話し掛ける。
「承知しました大帝陛下❗️では、我々親衛隊はコスモレルナー船団が到着するまで待機します」と、答えるマロラリア。
「宜しく頼む❗️」と、アラン。コンタクト回線を切り替え、キャリル・タリアラン・コスモレルナー神聖女王と、コンタクトを取る。
「詳細は報告を受けていると思うが、新たにアラス帝国とアドル帝国を制圧したので管理、統治を託すので船団を派遣して頂きたい❗️」と、話し掛ける。
「承知しましたアラン様。詳細確認して派遣します❗️」と、答える。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 MD8178年(4888年)2月10日。新たに誕生した2大銀河連合共和国も、ようやく平穏さを取り戻し、アランは安心して超古代3大種族並びに其の先祖の調査を開始出来ると考えていた。

 アラン・レムール・アトラス大帝は、自分専用のマルチ母船で有る外縁直径80億キロメートル。最外縁直径84億キロメートル。全高75億キロメートルの球状亀甲型マルチ母船ゴーストタリオン・アリナを呼び寄せる。
 到着したマルチ母船ゴーストタリオン・アリナに、第6親衛隊で有るエスパー部隊を残し、帰還する様に命令する。
 全ての親衛隊がマルチ母船ゴーストタリオン・アリナに格納されたのを確認してから、アランは、マルチ母船ゴーストタリオン・アリナのゴーストリラン生体脳アリナとコンタクトを取る。
「アリナ❗️ゴーストリアン・リアナ・エプシロンを遠くから監視しながら追従して欲しい」と、命令する。
「承知致しましたアラン様❗️マルチ母船ゴーストタリオン・アリナの最高位司令長官の任命をして下さい」と、話す。
「では、アフロディーテを最高位司令長官に任命する。第1親衛から第4親衛隊の女王を副最高位司令長官とし、第6親衛隊から第11親衛隊の司令長官を次席司令長官とする。以上❗️」と、命令する。
「承知致しました❗️」と、答える。

 ゴーストリアン・リアナ・エプシロンと、エスパー部隊が同時に発進し、アトラス超銀河団中央部に向かって行く。第1の目標地は、アスル帝国で有る。
 事前調査でアスル種族、帝国の事はある程度掌握している。
「パメラ❗️アトラス超銀河団中央部エリア西部地域アロスダン銀河アロス星系第3惑星アレスへ」と、指示するアラン。
「承知しました。直ちに実行します❗️」と、パメラ・バルダラ・ルダン第1統轄大元帥。
「ナタレル❗️追従しているエスパー部隊をマルチ母船ゴーストタリオン・アリナに帰還させよ。単独の方が警戒されにくいだろうから❗️」と、話し掛けるアラン大帝。
「承知しました❗️直ちに命令を伝えます」と、ナタレル・バルダラ・ルダン女王。エスパー部隊の統合司令を兼ねている。
 数分後。「アロス星系外縁に到着しました❗️」と、報告するダグラス母船長。

「パラパレル女王❗️アステリアナ・ドラン・アスル女王等に警戒されない様に特使を派遣して頂きたい」と、要請するアラン大帝。
「承知しました。ではナレハレル摂政に託します❗️」と、答えるパラパレル・レムール・レムロン女王。

 小一時間後。直径8メートルの搭載艦レニルが射出される。なりは小さいが、其の能力は直系80メートルの搭載艦レムバド並みで有る。機動性は数10倍上回っている。
 搭載艦レニルは6次元半メンタル・ゴーストバリアを展開させ、僅か小一時間で惑星アスルに到着する。大気圏に進入して、アステリアナ女王の思考波を探りだし其の場所に向かう。
 上空100メートルに滞空させ、万能腰ベルトの浮揚装置で降下して行く。数分後。アステリアナ女王の直ぐ側に到着。思考波で語り掛ける。
〈アステリアナ女王陛下❗️驚かないで下さい。私は目の前にいますが、姿を隠しています〉
「貴女は一体何者です❗️」
〈私はアラン・レムール・アトラス大帝第12親衛隊のナレハレル・レムール・レムロンです❗️貴女を助ける為にコンタクトしました。姿を現して宜しいでしょうか〉と、話し掛ける。
「承知した❗️」と、即答するナレハレル女王。
 数秒後。6次元半メンタル・ゴーストバリアを解除して姿を現す。其れを目撃した女王の娘で次女16歳のアステリナ・ドラン・アスルが「アッ、妖精だ❗️」と、指差する。掴み取ろうとするが、音もなく遠ざかる。
「止めなさいアステリナ❗️」と、注意をする長女のアステリア・ドラン・アスル。現在18歳で有る。
「アステリアナ女王陛下❗️我が主、アラン・レムール・アトラス大帝陛下が、初代アスル帝国皇帝直系の後継者で有る貴女を助け、独裁者のナダレル・ドラン・アスル皇帝を打倒したいと、申しています。但し、貴女が依頼しない場合は手助けはしないとの事です。アラン大帝は成り行きで大帝に祭り上げられましたが、根っ子からの科学者で、チームの研究しか考えていないお人柄で、他種族の侵略等考えた事が無い科学バカです❗️信頼して協力を要請して下さい」と、話し掛けるナレハレル・レムール・レムロン摂政。
「貴女の言葉に嘘は無い様です。其れに、小さな妖精さんを特使に選んだのも、我々に警戒心を抱かせない計らいで有るでしょうから、其の思いやりから判断して信頼出来ると考えられます❗️従って、是非協力をお願いします」と、答える。
「賢明なる判断に敬意を評します❗️では、我が主アラン様にお伝えします」と、話し掛けてから腕時計型タリアナル通信機でアランとコンタクトをつける。
「アラン様❗️ナレハレルです。アステリアナ・ドラン・アスル女王陛下が正式に協力を要請しました」と、話し掛ける。
「ナレハレル摂政❗️任命大義であった。アステリアナ女王陛下と直接対話出来るかな」と、問い掛ける。
「3D実体映像を放映すれば可能です❗️暫しお待ち下さい」と、話してから、部下達に指示をしてから「準備完了しました❗️」と、報告する。
 アステリアナ女王の側にアランの3D実体映像が出現する。
 アランは軍隊的な敬礼をしてから「アステリアナ女王陛下❗️お初にお目通りします。私はアラン・レムール・アトラスです❗️失礼だと思いながらアスル帝国を事前調査をさせて頂き、貴女方の存在を知りました。私は専制君主の独裁者が大嫌いです❗️何故なら、民を苦しめ、自分自我を押し通し民の人権並びに事由を奪っているからです。故に、貴女の承諾を得られなくともナダレル・ドラン・アスル皇帝を打倒する積もりでしたが、アステリアナ女王陛下かは協力要請が有りましたので、アスル帝国を打倒する大義名分が立ちます。有難う御座います」と、深々と一礼するアラン。
「アラン大帝陛下❗️御礼を申し上げるのは私の方です。改めて協力を要請致します❗️」と、優雅に一礼する。
「私はアロス星系外縁から第3惑星アレスに向かっています。数分後にはアレスの周回軌道に入ります。私は一足早く搭載艦レムバドで降下します」と、話し掛けるアラン。
「お待ちしております❗️」と、答えるアステリアナ女王。
 小一時間後。直系80メートルの搭載艦レムバド枯葉の様にふんわりと着地し、反重力で自重を押さえる。昇降口が開き反重力搬送ビームに支えられ、アランと側近幹部3人と地上に降りる。格納庫ゲートが開き、資材運搬車が2大が出てくる。
 アランは、アステリアナ・ドラン・アスル女王に改めて丁重に挨拶。同行者を紹介する。
「皆様方は見た目は非常に若々しく、まるで娘位の年齢様ですわね❗️」と、不思議そうに問い掛けるアステリアナ女王。
「私の生物学的年齢は20歳です。アステリアナ女王陛下❗️自分が発明した不老不死を可能にするゴーストボールを体内に所持しているからです。同行者も同じく不老不死です。更に、実年齢から若返させる事も可能です。
 私は貴女方3人に、ゴーストボールを譲渡し不老不死になって頂きたいと願っています。そして、力を合わせてアスル帝国を打倒して苦しんでいる民を救いたい」と、話し掛ける。
「解りました。アラン大帝陛下の意向に従います❗️」と、答えるアステリアナ女王。
「賢明なる英断に感謝します女王陛下❗️次いでに提案したい事が有るのですが」と、問い掛ける。
「何なりとお話し下さい❗️」
「アロス星系第3惑星アレスを、アレス銀河連合共和国の帝都として開発したいのですが」と、思いを話す。
 アステリアナ女王は「承知しました❗️アラン大帝陛下の思うがままに」と、即答する。

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新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。 大型輸送艦は工作艦を兼ねた。 総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。 残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。 輸送任務の最先任士官は大佐。 新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。 本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。    他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。 公安に近い監査だった。 しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。 そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。 機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。 完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。 意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。 恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。 なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。 しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。 艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。 そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。 果たして彼らは帰還できるのか? 帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

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