❤️日本制圧Vol-2❤️

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第2章。日本共和国建国。

(テラ連邦共和国)
💚バロン・ダッカル。
 テラ連邦共和国大執政官。

💚ニック・バラデン。
 テラ連邦共和国副大執政官。

❣️シャーミン・レムル・ムア。
 コスモドーム管理人。新レムル連邦共和国軍統轄元帥。テラ連邦共和国国防総省最高位司令長官。

💚ニセフ・グロゼ。
 テラ連邦共和国内務長官。

❣️ラレイナ・レムル・ムア。
 海底基地レムリアンの統轄司令。テラ連邦共和国執政官。テラ連邦共和国国防軍司令長官。コスモドリアン制圧軍最高位司令長官。

💚近江正信。
 テラ連邦共和国大評議会議長。

💚近江正道。
 日本連邦共和国執政官。テラ連邦共和国国防長官。

💚近江正美。
 テラ連邦共和国軍独立軍最高位司令長官。大元帥。

❣️シャーミン・レムル・ムア。
 コスモドーム管理人。新レムル連邦共和国軍統轄元帥。ムア種族。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

第2章。日本共和国。
 コスモドーム内の本家邸宅で、近江正信と、正道は巨大なスクリーンで外部カメラの映像を眺めている。正美は、地下深くに有るコスモドーム中枢部内の統合司令センターに座している。
 7月13日午前10時00分。コスモドームにジェット戦闘機10台が同時にミライルを発射。数秒後。命中するがバリアなびくともしない。次に、正面ゲートの戦車部隊が砲撃を開始する。何10発砲撃してもバリアに阻まれる。
 スクリーンで監視していた正美は、暫く様子を見る事にし、制圧作戦を数10分伸ばし午前10時30分に制圧作戦を命じる。
 宇宙空間で待機していた搭載艦隊が同時に降下し、テレビ局、全県の県庁、県警本部等上空に滞空して、雨の様に戦闘ロボット、武装兵員がバリアを展開して降下する。
 同時刻、全ての自衛隊駐屯地に50台単位で舞い降りて地上50メートルで滞空して戦闘ロボット並びに兵員を降下させる。
 国会議事堂、首相官邸、自衛隊本部等政府要所の制圧作戦を開始する。前総理で有る飯塚信治の情報により、有事の場合の退避場所は確認されている。首相官邸の地下150メートルの有事防空司令センターで有る。此処と自衛隊の本部が地下通路で繋がっている事も判明している。
 降下兵団並びに戦闘ロボット部隊が首相官邸を包囲し、突入部隊が正面ゲートから進入して行く。制圧は僅か3時間で終了する。政府要人を首相官邸に連行し、記者会見を始める。
「我々は、本日7月13日午前11時30分。日本を制圧した。よって、政府、並びに衆議院、参議院を解散させると同時に、日本国は滅び、新たな国家である日本共和国を建国する。従って、我々が新しい国家が安定する迄軍事政権を樹立し指導に当たります❗️」数時間に渡り報道を続ける。


 時はアッと言う間に過ぎ去り、現在時間は2250年8月10日。日本制圧から2年と1ヶ月が過ぎ去った。政権委譲が有るものと期待して来たが未だその様な気配すらない。
 不信を抱いた近江正美は、コスモドーム管理人のシャーミン・レムル・ムアに問いただす。
「アフロディーナ様に問い合わせた結果、ダレン・レムル・ムア統轄司令長官がアフロディーナ様命令を無視して軍部を支配。独裁者に変貌したとの事です。
 ダレンに取って最も邪魔な存在はキングマスター並びに一族でしょう。早急にコスモドームで地球から脱出する事をお勧め致します❗️」と、シャーミン・レムル・ムアが説明する。
「コスモドームで宇宙に飛び出す事は自殺行為です❗️隠れるなら太平洋の海底、或いは海底基地レムリアンが最適でしょう」と、進言するコスモドーム搭載の生体脳シャルル。
 近江正美は「承知した。万が一の場合はシャルルに任せる❗️」
「承知致しました❗️」
「シャルル、我々の戦力はダレン・レムル・ムアと比べる何れ位なのだ❗️」と、問い掛ける近江正美。
「ダレンと戦うつもりですか❗️戦力では圧倒的にダレン側が優勢です。可能なら戦う事は避けて下さい。仮に戦うならばゲリラ的な局地的な戦法をお勧めします❗️」と、答える。
「我々には海底基地レムリアンが有るでは無いか❗️」と、問い掛ける。
「海底基地レムリアンの戦力は、辛うじて防衛出来る程度です。艦隊とすれば1個艦隊です。対し、ダレンの戦力は1000個艦隊位になります」と、答える。
「其れでは日本を取り戻す事は出来ないな❗️」と、近江正信。
「現状では不可能です❗️」と、生体脳シャルル。
 
 ダレン・レムル・ムア傘下のコスモドリアン艦隊6万台が火星基地から発進し、地球に向かって行く。月基地の第1軍、第2軍と合流する。
 ダレン統轄元帥の命に依り、ラレイラ・レムル・ムア第1軍元帥が地球統一作戦の最高位司令長官に任命され諸々の指示を受ける。
「101軍へ、地球を周回している軍事施設を掃討せよ❗️」と、命令を出す。
 101軍600台が地球を周回している軍事施設、人工衛星を全て破壊し、大気圏内に降下して行く。目的地はロシア連邦共和国で有る。
 102軍は中華連邦共和国。103軍はアスアン連合共和国。104軍はアフリカ連邦。105軍はナトウ連邦。106軍はアメリカ連邦。107軍は南アメリカ連邦。108軍はオセアニア連邦。109軍はインダス連合。110軍は日本連邦共和国に向かって降下して行く。
 ラレイラ・レムル・ムア地球統一軍最高位司令長官は、地球全土に向けて「私はコスモドリアンのラレイラ・レムル・ムアで有る。此れから世界制服作戦を実行する。無駄な戦闘を避ける為、直ちに降伏せよ❗️24時間」と、通信を送る。
「キングマスター、限界です❗️コスモドームを発進させ待避させます」と、生体脳シャルレルの声が統合司令センター内に響き渡る。
 反重力エンジンを作動させ、静かに上昇して行く。高度5千メートルでメインエンジンを避けさせ、太平洋東部に向かって行きいきなり海中に飛び込む。海中深く潜航し動き回り、最終目的地の海底基地レムリアンの接続ポイントに着地する。
 近江正美等は転送機で海底基地レムリアン中央管理センターに移動する。ラレイナ・レムル・ムア海底基地レムリアンの統轄司令と面談する。
 近江正美は「ラレイナ統轄司令、海底基地レムリアンの戦力は」と、問い掛ける。
「残念ながら当基地には10個艦隊しか有りません、人口は僅か100万人です❗️」と、答える。
「此れだけの広さでか❗️」
「我々の上位種族50億人は、深層睡眠で保存されています。其れを解除する権限は我々には有りません❗️」と、答える。
「では、誰が権限を持っている」更に問い掛ける。
「シャルルキル・レムル・レム新レムル連邦共和国女王と、シャルレナ統轄摂政とラムレアナ摂政の3人だけですが、何処にいるのか解りません。我々は基地の管理と防衛を担当しているだけですので❗️」と、答える。
「私はコスモドリアンの支配から日本を解放したい。再日本制圧だ❗️」と、力を込めて話す近江正道。続けて「親父、奥州連合を再結成してくれないか。結成後、我々がバックアップして奥州共和国を結成させる。其れを始めに北海道、関東、中部、関西、中国、九州を共和国として独立させて、7共和国で陰の統一政庁として日本共和国連邦国を結成させて日本を取り戻す❗️」と、力を込めて話す。
「親父、行動起こすならダレン・レムル・ムアが世界を制圧した後にして下さい。ダレンの目が日本から離れるだろうから❗️」と、説明する。
 近江正美はコスモドームの生体脳シャルルを呼び出し「シャルル❗️世界各国の指導者等とコンタクトを取り、我々が援助する事を伝え、可能な限り連合して戦う事を伝えて欲しい。必用ならば海底基地レムリアンに避難しても良いと」と、命令する。
「承知致しました❗️」
 小一時間後。「アメリカ連邦大統領バロン・ダッカル閣下とコンタクト出来ました」と、報告する生体脳シャルル。
 マルチ通信スクリーンにダッカル大統領の上半身が映る。
 スクリーンに向かって軽く頭を下げてから「私は日本連邦共和国執政官の近江正信です❗️現在の様な事態を招いたのは、我が一族が日本を制圧した事が始まりとなり、全世界に多大な迷惑をお掛けした事を一族の頭領として深くお詫び申し上げる❗️」と、伝えてから「コスモドリアン統轄司令長官であったダレン・レムル・ムアが、コスモドリアンの統合司令長官で有るアフロディーナ・レムル・ムアの命令に背き、軍を掌握して反乱を起こしたのです❗️」と、説明する。更に続けて「コスモドーム派の戦力は、コスモドリアン派から比べると、微々たるもので戦いにはならない程度です。只、我々の最大の利点と力は、太平洋の海底に有る海底基地レムリアンが有ります。此の場所も存在すら知られていない事が最大の強みです。更に海底基地レムリアンは直系6000キロメートルも有る広大広さが有り、少なく見積もっても60億人を収容可能です。
 人類の希望は海底基地レムリアンにしか有りません。従って、可能なら此方へ待機して頂きたい。希望すれば迎えに行きます❗️」と、話し終える。
 一言も口を挟まず聞いていたアメリカ連邦大統領バロン・ダッカルは「事の詳細は理解した。だが、避難するのに少々時間が必用です。準備出来次第連絡する」と、答える。
「承知した。通信回線は切らずに此のままにします」と、伝える。

 少し間を於いて、ナトウ連邦のニック・バラデン大統領と対話を始める。先ず始めに事の成り行きを説明して謝罪する。続けて「人類の未来はコスモドリアンの奴隷種族になるか、世界が協力してルジスタンスとして戦うの2つの道しか無いのです。我々コスモドーム派は、戦う準備を始めていますので、指導者並びに最重要人物の避難をして頂きたい。既にアメリカ連邦は避難する決意をしました❗️但し、避難するならば、制圧作戦が始まる前にして下さい。我々が迎えに行きます❗️」と、説明する近江正信。
「1日では難しい。せめて1週間の余裕が有れば良いのだが❗️」と、答えるニック・バラデン大統領。
「生死に関わる緊急事態です❗️各国の代表等が国家事に集合して場所を指定して頂ければ迎え行きます❗️」と、説明する。
「承知した。最善を尽くして見ます❗️」と、ニック・バラデン大元帥。
「シャルル❗️ロシア連邦共和国と中華連邦共和国とオセアニア連邦と南アメリカ連邦とアフリカ連邦とコンタクトして同時通訳を頼む❗️」と、指示する。
「承知致しました❗️暫くお待ち下さい」
 30数分後。マルチコンタクトが成立する。近江正信日本連邦共和国執政官が同じ事を話して、最後に早急に避難する事を要請する。
 近江正信は、やれる事は全て為し遂げ、出迎えはドラル・レムル・ムアに託す。

 近江正美は海底基地レムリアンの
生体脳シャルレと対話して、有る程度掌握出来た。此の基地には各種製造工場、各種軍事工場、戦艦製造工匠等、1国家以上のあらゆる物が揃っていると知り得た。
 近江正美は「シャルレル❗️全て工場並びに全ての施設を稼働させて欲しい」と、問い掛ける。
「コスモドリアンに探知されない様に、対探知バリアを展開してから稼働させます。
 当海底基地レムリアンは、1帝国に匹敵する難攻不落の宇宙要塞都市です❗️現在に於いてはコスモドリアンに対抗可能です。但し種族保存船コスモドリアンの戦力を活性化させれば立場は逆転します」と、答える生体脳シャルレル。
「私の知らない事が多すぎる様だ❗️」
「近江一族全員並びに信頼できる要人にヒュプノ教育をして、コスモドリアンに対抗出来る勢力を作る事をお勧めします❗️」と、生体脳シャルレル。
 親父と爺さんに話し、最初に3人がヒュプノ教育処置をする。数時間後。3人のヒュプノ教育が終了する。
 近江正美はヒュプノ教育後、コスモドームが最強の戦闘母船で有り司令船で有ると知り得た。その上、直系60キロメートルの中央部半球円盤で、上半球部と下半球部が分離しており太陽系の金星軌道付近に隠して有ると知った。
 近江正信の緊迫感溢れる説得で、世界の指導者等が、次々と海底基地レムリアンに避難して来る。
 近江正信執政官は各国の代表の出迎えに追われ、一部を息子の近江正道と、シャーミン・レムル・ムアと、ドラル・レムル・ムアに託し、アメリカ連邦大統領バロン・ダッカルと対談する。
「太平洋の海底に此の様な超近代的な海底都市が存在していたとは未だに信じられない❗️」と、バロン・ダッカル大統領。
「私も同じ思いですダッカル大統領。日本の伝説にムー帝国、レムリア帝国、カタカムナ帝国等の伝説が有りますが、まさか真実だとは考えもしませんでした。此の事実が解ったのは孫の正美の功績なのです❗️理解は解りませんが、コスモドームの生体脳シャルルにレム種族の直系の子孫として認定され奇跡の扉を開いた様です❗️」と、説明する。
「此の海底都市を目の辺りにしても信じられないが、受け入れるしか無いようだ。と言うことは、コスモドリアンと戦うキーマンは正美と言う事ですな❗️」と、ダッカル大統領。
「其の通りです❗️話しは変わりますが、今こそ我々は地球民族として1つにならなければならないと考えています。詰まり、地球全体の統一国家テラ連邦共和国を建国して、其の初代大執政官をダッカル大統領に就任して頂きたい❗️」と、力を込めて話す。
「ロシア連邦共和国と中華連邦共和国の二大大国が有る。彼等は反対するだろう❗️」と、答えるダッカル大統領。右手を振る。
「私か強力に推薦し、彼等の意思を押さえます❗️」と、力説する。
 暫し考えて「承知した」と、答えるダッカル大統領。
 近江正信は右手を差し出し、ダッカル大統領と握手する。
「宜しくお願い致します❗️」と、話す近江正信。 

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟 

 近江正美はコスモドリアンに対抗する為に、戦艦を製造したいと考えたが、生体脳シャルレルが此処では製造出来ないとの答えに些かガッカリする。
「キングマスター❗️コスモドームの上半球なら戦艦の製造が可能です」と、答える海底基地レムリアンの生体脳シャルレル。
「其れを最も早く話して欲しかった❗️」と、近江正美。「だが、コスモドームの上半球と下半球が何処に有るのか解らないし、コンタクトも付けられない」と、問い掛ける。
「コスモドーム中央部半球円盤搭載の生体脳シャルルに命令して下さい。3体は常時コンタクトしておりますので」と、答える。
 近江正美は自分の愚かさに苦笑いして「正に其の通り❗️どうして今まで気が付かなかったのだろう。」と、ぼやいてから「シャルル、聞いているな。至急戦艦を製造して頂きたい」と、命令する。
「承知致しました。搭乗員はどうしますか❗️」
「搭乗員❗️」
「はい。完全自動型ですが、搭乗員最低5000人は必用です❗️」
「シャルル❗️此処には100万人しかいない。足りるだろうか」と、問い掛ける近江正美。
「足りません。其所で、キングマスターに提案します。レム型半生体ドール並びにレムル型半生体ドールを製造すれば足ります」
「ではコスモドリアンに対抗出来る戦艦の製造とドールの製造を実行して頂きたい❗️」と、命じる。
「承知致しました❗️」と、答えるコスモドームの生体脳シャルル。
 近江正道日本連邦共和国執政官が、中枢部統合司令センターに現れる。
「正美❗️」背後から呼び掛ける。
「親父、避難者への配慮は良いのですか❗️」振り向いて問い掛ける。
「私の仕事をする為に託して来た❗️」
「何をするつもりなのですか❗️」
「日本再制圧だ。コスモドリアンから日本を取り返す」と、答える。続けて「其の為に此処に来た。で、生体脳シャルレルに頼み事が有る。直系60メートルの搭載艦コスモエグを製造して欲しい」
「承知致しました。直ちに製造します❗️」と、答える生体脳シャルレル。
「親父に頼まれたのだが、転送機を世界各国の全て都市、並びに世界各国の政庁に転送機を設置して欲しいとの事だ。可能だろうか❗️」
「可能ですが時間が掛かります」と、生体脳シャルレル。
 シャルレルはシャルルとコンタクトして戦闘戦艦の製造を依頼する。依頼を受けたコスモドーム上半球の戦艦製造ラインが動き出す。同時に海底基地レムリアンでも搭載艦の製造が開始される。
「親父、何故日本再制圧を❗️」と、問い掛ける近江正美。
「親父とアメリカ連邦大統領バロン・ダッカルがテラ連邦共和国を建国して、ダッカルが初代大執政官に就任して、私は日本連邦共和国の執政官に就任したからだ。正美はテラ連邦共和国独立軍の最高位司令長官に任命されたぞ」と、答える近江正道日本連邦共和国執政官。
「なる程。長年の願いであった地球統一国家が誕生したのですね」と、近江正美。
「全世界公認では無いが、何れ世界の指導者等は認めるしかなくなるだろう❗️現在の地球人にはなすすべがないのだから。其処で正美に強力を依頼したい」と、微笑む近江正道。
「何なりと❗️」と、答える正美。
「完成した搭載艦の搭乗員の補充と、指揮官だ」と、話す。
「直ぐに手配します❗️」と、正美。

 コスモドーム管理人のシャーミン・レムル・ムアが、独自の判断で地球制圧最高位司令長官で有るラレイラ・レムル・ムアにコンタクトをつける。
「私はコスモドーム管理人のシャーミン・レムル・ムアです。ラレイラ・レムル・ムア制圧最高位司令長官に伝える。地球の各代表がコスモドームに集合中です。理由は個別の戦いを避け、地球の各代表合同で降伏の声明を発表する為です。従って地球制圧は暫く延期して頂きたい❗️」と、要請する。
「承知した。では7日与える」と、答える。
「感謝する❗️」と、話してコンタクトを切る。
 数秒後。「私はコスモドーム管理人のシャーミン・レムル・ムアです。地球制圧司令ラレイラ・レムル・ムアと交渉して7日間の余裕が出来た事を報告します❗️」統合司令センター内並びに海底都市全体に広がる。
 其の放送を聞いた近江正道は「良し、此の7日間で日本制圧を為し遂げよう❗️」と、呟きながら日本に残っている近江一族の分家で有る近江大剛とコンタクトをつける。
「大剛、此方では日本解放計画が進行している。再制圧するに当たり、新たな日本連邦共和国を建国して私が初代執政官に任命された。執政官として君を国防長官に任命する。同時に日本制圧の最高位司令長官として行動して欲しい。其の為の戦力、兵員、武器等は無制限に送る。送る場所はコスモドーム跡円周道路の仙台側沿岸にする。故に、其所に巨大な倉庫を至急建設させて欲しい」と、話し続ける。最後に「頼むぞ大剛❗️」と、話してコンタクトを切る。次に前総理の飯塚信治とコンタクトを取る。
 簡単に挨拶を済ませてから、近江正道は本題に入る。「飯塚前総理、此方では大きく体制が変わりました。新たに日本連邦共和国が建国され私が初代の執政官に就任した。で、飯塚さんが副執政官に任命されました。大剛は国防長官に就任して此れから日本制圧作戦を実行する。
 飯塚副執政官に頼みたい事が有ります」
「何かな❗️」と、飯塚副執政官。
「旧日本防衛軍を掌握して、大剛の部隊と共に日本制圧作戦を実行する様に取り計る事が出来ないだろうか❗️」と、問い掛ける。
「当然私もコスモドリアンから日本を取り戻したい。全力を尽くして要望に答える❗️」と、力強い返答する。
「飯塚副執政官、有難う御座います❗️感謝します」と、近江正道。

 12ヶ国の代表が海底基地レムリアン大評議会議事堂に集合する。ほぼ95パーセントの代表が集合した事になる。
 進行役は旧国連事務総長で有る。開催の挨拶を済ませてから事前の成り行きを話し、近江正信が提案した議案の裁決を求める。結果は賛成10、反対2で裁決される。
 アメリカ連邦大統領バロン・ダッカルが立ち上がり「古い確執を捨てて、今此処に念願であった地球統一国家テラ連邦共和国が誕生し、私が初代の大執政官に就任しました。しかし、此れは形だけで実行力は有りません。其の様な我々に出来る事はレジスタンスの様なゲリラ活動しか出来ない」一息付いて「其の上、我々の科学力では全く歯が立たない。頼りになるのはコスモドームの科学力だけです❗️つまり、我々には何も出来ない烏合の衆だと認識して下さい。此れは現実なのですから。しかし、希望を捨てる事は有りません。現在コスモドームの勢力がコスモドリアンに対抗すべき戦力の増長をしています。だが、急には不可能です。従って、一時我々はコスモドリアンに降伏する事にする。苦渋な判断ですが、国民守るには他に方法がないからです。皆様方に承認を求めます❗️」と、力説するバロン・ダッカル大執政官。
 数秒後。全員が拍手し、賛成の票を入れる。
「満場一致で可決されました。降伏通達する日は、2250年8月18日とします❗️」と、バロン・ダッカル大執政官。続けて「直系6000キロメートルの海底基地レムリアンは、正式にはレム帝国女王の直系の子孫で有る近江正美の所有地です。公式にはレム帝国日本連邦共和国の帝都です。と言う事は、我々は亡命しているのです。此の認識を忘れないで下さい。とは言え、我々は誰からも束縛を受ける理由は有りません。今こそ新しい認識の元に地上の我々の土地を取り返しましょう❗️」と、力説するダッカル大執政官。
 話し終わると同時に拍手が沸き上がる。静まってから、海底基地レムリアンの統轄司令のラレイナ・レムル・ムアがスクリーンを通して話し始める。
「私がコスモドリアン制圧最高位司令長官を勤めるラレイナ・レムル・ムアです❗️皆様方に強力を依頼する事は1つだけです。其れは、優秀な人材の確保です。現役の優秀な科学者、医学者並びに選抜された優秀な青年男女です。其の優秀な人材を当海底基地レムリアンに招き、知識レベルの向上を促進させます。更に現役軍人を招き入れ、同様知識レベルを向上させテラ連邦共和国としての軍隊を創設します❗️
 招き入れる方法は、我が工作部隊が各国の政庁並びに軍事基地、大都市に転送機を設置します。其の転送機で此処に招き入れます。其の作業にはかなりの時間が掛かりますが、地道に実行して下さい。
 次に海底基地レムリアンの生体脳シャルレルが想定する地球制圧後の地上世界の状態を話します❗️」
 スクリーンに海底基地レムリアンの生体脳シャルレルのシンボル映像が2、3秒映り画面が切り替わり女性の上半身が映し出される。
「私は生体脳シャルレルです。コスモドリアンが地球を制圧した後をシュミレーションしました。
 ダレン・レムル・ムアはアジア中央部のゴビ砂漠に帝都を建設し、世界各国の政庁を破壊し、全ての王族並びに指導者を殺害、各国の軍隊等は完璧に破壊されます。
 理由は、彼は唯一王を目指しているから王族、指導者は目障りになるからです。そして、人類は永久に奴隷として扱われ、自由、権利は消滅します。
 現在では、我々にはコスモドリアンに対抗出来る程の戦力は有りません。但し、コスモドーム上半球の戦艦製造ラインが稼働しておりますので、5年でコスモドリアンの戦力を越えます。此の計算はコスモドリアンが戦力の増長をしない場合ですので、増長をしていれば更に遅くなり10年は掛かります」と、説明する。
「小型戦闘母船の製造はしないのですか❗️」と、質問するダッカル大執政官。
「小型戦闘母船の製造は時間が掛かりますが、コスモドーム下半球の格納庫には直系60キロメートルの小型戦闘母船コスモライデン型が10万台が保存されています」と、答える。
「エッ❗️では戦力的には充分なのでは」と、疑問を問い掛ける。
「運用する人材が不足しています」と、答える。
「何故、そうなったのだ❗️」更に問い掛けるダッカル大執政官。
「レム種族は、全員が時が来る迄深層睡眠しているからです。故に、コスモドリアンを管理する為にムア種族を遺伝子操作して人造ムア種族を造り出しました」と、答える。
 聞いていた全員が言葉を失くす程驚いている。
 更に続けて、生体脳シャルレルは「恐らく何等かの原因により、遺伝子暴走か発生して忠誠心が消え、代わりに欲望と野心が目覚めたのでしょう❗️」と、説明する。
 再びシャーミンが話し始める。「では、皆様方は所定の場所に戻り決められた仕事をなさって下さい❗️」と、会議の終了を告げる。

 シャーミンは最も信頼できる近江正信日本連邦共和国執政官。バロン・ダッカル大執政官。ニセフ・グロゼ、オセアニア連邦大統領。ニック・バラデン、ナトウ連邦大統領4人を統合司令センターに招待する。
「皆様方にヒュプノ教育機で、レム人のレベル迄レベルアップします❗️此の処置には5時間程掛かりますが、人体には何等障害は有りませんので御安心下さい❗️」と、話し掛けヒュプノ教育センターに案内し、作業員に4人を託す。

 ラレイナ・レムル・ムア海底基地レムリアンの統轄司令は、世界各国に転送機を設置する為に10万人を動員して、先ず始めにアメリカ連邦と、ナトウ連邦と、オセアニア連邦を中心に転送機の設置を開始する。此の3ヶ国に、近江財団系列の企業が多く存在しているからである。

 コスモドーム跡の仙台側に建設中の巨大な倉庫は、仮説プレハブ方式で数時間で立ち上がった。其の中に転送機2台が設置され、次々と戦闘員が転送機から出て来る。其の戦闘員を、近江運送の輸送トラックが戦闘員を乗せ、仙台の郊外に有る近江建設仙台物流センターに向かって行く。其所を日本制圧の本拠地にする為で有る。
 日本制圧部隊司令近江大剛(おうみだいご)は、既に近江建設仙台物流センターに在中し指揮を取っている。更に大剛は、東北6県を纏め上げて奥州連合を結成する。着実に日本制圧に向けて準備を進めている。

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 コスモドームと同型の小型戦闘母船コスモライデン100台を、ダレン・レムル・ムアは掌握する、同時に製造する様に火星基地オウリオウルの生体脳シャルレに命令する。更に、火星基地オウリオウルを増築し、オウリエイト山内部にオウリエイト帝国の軍事本拠地として建設を開始する。
 
 ダレン・レムル・ムアは、コスモドームの勢力の反撃を予測して、軍事力の強化を最優先として次々と戦艦を製造させている。
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忘却の艦隊

KeyBow
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新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。 大型輸送艦は工作艦を兼ねた。 総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。 残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。 輸送任務の最先任士官は大佐。 新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。 本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。    他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。 公安に近い監査だった。 しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。 そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。 機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。 完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。 意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。 恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。 なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。 しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。 艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。 そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。 果たして彼らは帰還できるのか? 帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

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