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四章:大人になったラスと真実を知った私
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「ミカ……、ミカ、開けて」
部屋の外から、困り切ったラスの低い声が聞こえてくる。
まだダンさん達は起きていない。両親の眠りを妨げまいと、ラスの声は小さく絞られていた。
「今、入ってきたら、絶対に許さない」
泣きじゃくるのを止めて、私も小声で答える。
ドンッ!!
突然強く叩かれたドアの音に、びくりと身がすくむ。
鍵なんてない部屋だ。ラスがその気になれば、いつでも踏み込める。
私は慌てて扉に駆け寄り、背中でそこを封鎖した。
わずかに開きかけた扉が、私の重みでもう一度閉ざされる。
「――……頼む、開けてくれ。一人で泣くな、ミカ」
ラスの縋るような声に、胸が張り裂けそうになる。
彼にとって私は、番を見つけた今でも大切な家族だ。心配するのも無理はない。
だけど私は違う。
もう弟だとは思えない。
私は扉に背を預けたまま、ずるずると座りこんだ。
「……なんで言ってくれなかったの? サヤナちゃんと付き合ってるって」
聞いても仕方ないことなのに、勝手に口が動いていた。
どう足掻いたって涙声になってしまうのに、言わずにはいられなかった。
「……は?」
「とぼけちゃって。帰り道、チェインにばったり会って、聞いたんだから。沐浴場で逢引してたんでしょ? なんだよ、もう。教えてくれたって、いいじゃない。おめでたい話なんだし、どうせならラスから直接聞きたかったなあ」
良い姉の振りをして、白々しい嘘をつく。
「本気でめでたい話だと思ってるなら、どうして泣くんだよ」
ラスの声がすぐ傍で聞こえる。
扉越しに、声に混じる熱い吐息まで感じられる。
「チェインがどう言ったか知らないが、俺が沐浴を終えた後に、サヤナが来たんだ。たぶん誰かに俺がその時間は沐浴場にいることを聞いたんだと思う。告白されたけど断った。俺が毎朝あそこまで飛ぶのは、好きな人との思い出に女々しく浸る為だから、はっきり言ってすごく迷惑だった」
ラスははっきりとした口調で、沐浴場での出来事を語った。
好きな人との思い出……?
それって……。
自分に都合のいい幻聴を聞いているような気持になり、すぐには信じられない。
「もういいだろ。続きは顔を見て言わせろ」
ラスが本気で力を込めれば、私の体重の負荷なんて大したことない。
座り込んだままの私を押しやるように、扉は開いた。
動こうとしない私の前に、ラスが静かに膝をつく。
彼は迷いのない手つきで、私を抱き締めた。彼の腕の中にすっぽりと収まる。
深い安堵が胸いっぱいに広がった。
ラスは私をひょいと抱え上げると、ベッドへ移した。
サヤナちゃんとは何もなかったと分かって歓喜する私と、これでもう隠し切れないと絶望する私が胸の中でせめぎ合う。
こんなの良くないよ。分かってるの?
リミットがくるまで愛し合って、はい、さようなら。
それがラスの心にどんなに深い傷を残すか、想像出来るあなたがやっちゃダメでしょう?
かろうじて残った理性が、ラスの大きな手を、私を見下ろす熱い眼差しを、受け入れてはダメだと警鐘を打ち鳴らす。
ああ、でも言ってしまいたい。
ラスが好き。
あなたが誰より愛しい、と本当のことを打ち明けて思い切り彼を抱き締めたい。
こんなに大切な人なのに、正直になっても嘘をついても、結局私はラスを傷つける。
結局勝ったのは、理性だった。
言わなくちゃ。私は誰とも番ったり出来ないんだって。
「ごめん、ラス。私は――」
最後まで言い終えないうちに、ラスは私の目元にちゅ、と唇を落とした。
羞恥と甘酸っぱさがないまぜになり、どうしていいか分からなくなる。
「も、もう……! 話そうとしてたこと、忘れちゃうでしょ!」
「ごめんから始まる話なんか忘れてよ」
ラスは一旦私から離れると、部屋のドアノブに椅子をかませた。
誰もすぐには入ってこられないようにしてから、おもむろにこちらに向き直る。
私はベッドに身を起こし、慌てて壁際まで後ずさった。
「そんな警戒しないでも、襲ったりしないよ。っていうか、晴れの間はしたくても出来ない。誰にも邪魔されずに話がしたいだけ」
「そ、そっか」
拍子抜けした声を上げる私に、ラスはにっこり微笑みかけた。
「最後までは出来ないだろうけど、気持ちはあるよ。ミカが許してくれるなら、いっぱい触ったり触られたりしたいな」
「はあ!? だ、ダメに決まってるでしょ!」
驚き過ぎて裏返った自分の声に、穴があったら入りたいような気持になる。
ラスはいつの間に、こんなに大人になってしまったんだろう。
私の方が年上な事実は変わらないのに、すっかり翻弄されてしまってる。
ラスはベッドに膝をつき、私の腕を取って引き寄せた。
「なんで? ミカも俺のことが好きなんだろ? やっと確信できてめちゃくちゃ嬉しいのに、なんでダメ?」
「す、好きなんかじゃ……」
ラスが放つ強烈な色気に、眩暈がする。触れられた腕が熱い。
好きじゃない、とはどうしても言えなかった。
言うべきだ、と強く思うのに、身体がいうことを聞かない。
この時の私はきっと発情していた。
一途に私を求めるラスの情熱に触発されて、理性が麻痺してしまっていた。
「俺はミカを愛してる。ミカだけが欲しい。ミカのいない世界なんて、俺には何の意味もない」
駄目押しの言葉に、私の涙腺は再び決壊した。
置いていきたくない。
私だって、ずっとこのままラスといたい。
女神様の掟なんてクソ食らえだ。
勝手に人のこと連れてきて、勝手にリミット設けやがって。
もういい。許して、ラス。
あなたを突き放せない私の弱さを、どうか憎んで。
大粒の涙をボロボロ零しながら、私はとうとう本音を口にしてしまった。
「好き。私だって、大好きだよ、ラス」
部屋の外から、困り切ったラスの低い声が聞こえてくる。
まだダンさん達は起きていない。両親の眠りを妨げまいと、ラスの声は小さく絞られていた。
「今、入ってきたら、絶対に許さない」
泣きじゃくるのを止めて、私も小声で答える。
ドンッ!!
突然強く叩かれたドアの音に、びくりと身がすくむ。
鍵なんてない部屋だ。ラスがその気になれば、いつでも踏み込める。
私は慌てて扉に駆け寄り、背中でそこを封鎖した。
わずかに開きかけた扉が、私の重みでもう一度閉ざされる。
「――……頼む、開けてくれ。一人で泣くな、ミカ」
ラスの縋るような声に、胸が張り裂けそうになる。
彼にとって私は、番を見つけた今でも大切な家族だ。心配するのも無理はない。
だけど私は違う。
もう弟だとは思えない。
私は扉に背を預けたまま、ずるずると座りこんだ。
「……なんで言ってくれなかったの? サヤナちゃんと付き合ってるって」
聞いても仕方ないことなのに、勝手に口が動いていた。
どう足掻いたって涙声になってしまうのに、言わずにはいられなかった。
「……は?」
「とぼけちゃって。帰り道、チェインにばったり会って、聞いたんだから。沐浴場で逢引してたんでしょ? なんだよ、もう。教えてくれたって、いいじゃない。おめでたい話なんだし、どうせならラスから直接聞きたかったなあ」
良い姉の振りをして、白々しい嘘をつく。
「本気でめでたい話だと思ってるなら、どうして泣くんだよ」
ラスの声がすぐ傍で聞こえる。
扉越しに、声に混じる熱い吐息まで感じられる。
「チェインがどう言ったか知らないが、俺が沐浴を終えた後に、サヤナが来たんだ。たぶん誰かに俺がその時間は沐浴場にいることを聞いたんだと思う。告白されたけど断った。俺が毎朝あそこまで飛ぶのは、好きな人との思い出に女々しく浸る為だから、はっきり言ってすごく迷惑だった」
ラスははっきりとした口調で、沐浴場での出来事を語った。
好きな人との思い出……?
それって……。
自分に都合のいい幻聴を聞いているような気持になり、すぐには信じられない。
「もういいだろ。続きは顔を見て言わせろ」
ラスが本気で力を込めれば、私の体重の負荷なんて大したことない。
座り込んだままの私を押しやるように、扉は開いた。
動こうとしない私の前に、ラスが静かに膝をつく。
彼は迷いのない手つきで、私を抱き締めた。彼の腕の中にすっぽりと収まる。
深い安堵が胸いっぱいに広がった。
ラスは私をひょいと抱え上げると、ベッドへ移した。
サヤナちゃんとは何もなかったと分かって歓喜する私と、これでもう隠し切れないと絶望する私が胸の中でせめぎ合う。
こんなの良くないよ。分かってるの?
リミットがくるまで愛し合って、はい、さようなら。
それがラスの心にどんなに深い傷を残すか、想像出来るあなたがやっちゃダメでしょう?
かろうじて残った理性が、ラスの大きな手を、私を見下ろす熱い眼差しを、受け入れてはダメだと警鐘を打ち鳴らす。
ああ、でも言ってしまいたい。
ラスが好き。
あなたが誰より愛しい、と本当のことを打ち明けて思い切り彼を抱き締めたい。
こんなに大切な人なのに、正直になっても嘘をついても、結局私はラスを傷つける。
結局勝ったのは、理性だった。
言わなくちゃ。私は誰とも番ったり出来ないんだって。
「ごめん、ラス。私は――」
最後まで言い終えないうちに、ラスは私の目元にちゅ、と唇を落とした。
羞恥と甘酸っぱさがないまぜになり、どうしていいか分からなくなる。
「も、もう……! 話そうとしてたこと、忘れちゃうでしょ!」
「ごめんから始まる話なんか忘れてよ」
ラスは一旦私から離れると、部屋のドアノブに椅子をかませた。
誰もすぐには入ってこられないようにしてから、おもむろにこちらに向き直る。
私はベッドに身を起こし、慌てて壁際まで後ずさった。
「そんな警戒しないでも、襲ったりしないよ。っていうか、晴れの間はしたくても出来ない。誰にも邪魔されずに話がしたいだけ」
「そ、そっか」
拍子抜けした声を上げる私に、ラスはにっこり微笑みかけた。
「最後までは出来ないだろうけど、気持ちはあるよ。ミカが許してくれるなら、いっぱい触ったり触られたりしたいな」
「はあ!? だ、ダメに決まってるでしょ!」
驚き過ぎて裏返った自分の声に、穴があったら入りたいような気持になる。
ラスはいつの間に、こんなに大人になってしまったんだろう。
私の方が年上な事実は変わらないのに、すっかり翻弄されてしまってる。
ラスはベッドに膝をつき、私の腕を取って引き寄せた。
「なんで? ミカも俺のことが好きなんだろ? やっと確信できてめちゃくちゃ嬉しいのに、なんでダメ?」
「す、好きなんかじゃ……」
ラスが放つ強烈な色気に、眩暈がする。触れられた腕が熱い。
好きじゃない、とはどうしても言えなかった。
言うべきだ、と強く思うのに、身体がいうことを聞かない。
この時の私はきっと発情していた。
一途に私を求めるラスの情熱に触発されて、理性が麻痺してしまっていた。
「俺はミカを愛してる。ミカだけが欲しい。ミカのいない世界なんて、俺には何の意味もない」
駄目押しの言葉に、私の涙腺は再び決壊した。
置いていきたくない。
私だって、ずっとこのままラスといたい。
女神様の掟なんてクソ食らえだ。
勝手に人のこと連れてきて、勝手にリミット設けやがって。
もういい。許して、ラス。
あなたを突き放せない私の弱さを、どうか憎んで。
大粒の涙をボロボロ零しながら、私はとうとう本音を口にしてしまった。
「好き。私だって、大好きだよ、ラス」
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