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奴隷との新しい生活
031_奴隷の発情
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シロと恋人同士になった翌朝から『事件』が起きている。
起きた時からシロが俺にべったりだ。
まず、目が覚めたらシロが俺の顔を覗き込んでいた。
「かみさま、おはようございます」
「あ、おはよう」
俺と目が合った時にシロの目の瞳孔が開くのに気づいてしまった。
瞳孔というのは、好きな物や興味があるものを見た時に開く。
これは無意識の動きなので、人間は意識してコントロールできない。
嘘はつけないのだ。
俺が目覚めて、挨拶を交わした時にシロの瞳孔が開いたので、間違いなく、嘘偽りなくシロは俺のことが好きだ。
そして、起きたと同時に首に抱き着かれてしまった。
なに気に首の辺りのにおいを嗅がれている。
臭いフェチがここにいた。
俺も半分寝ぼけていたので、好きなようにさせていたのだが、突然だった。
(ちゅっ)
「かみさまぁ・・・」
朝からキスされたのは初めてではないだろうか。
シロが至近距離から上目遣いで見てくる。
その瞳の光は確実にハートマークになっている。
ヤバい。
シロに狙われている。
元々、顔立ちが整っていて、美少女のシロに狙われるようなことは、別の出会い方だったらならば絶対にない。
狙われたら抗う術などないので、きっと1日イチャイチャして過ごしてしまう。
それだけならばいいが、自分を抑えきれずにシロに襲い掛かってしまうかもしれない。
色々と辛いことがあったと思われるシロなので、これから先は辛い思いをしてほしくない。
「よし!朝食にしよう!今日はシロの好きなヨーグルトをフルーツ入りで!」
できるだけ興味を逸らす様に、シロの好物を朝食に選んだ。
いただきますの後、シロはヨーグルトを食べているが、ヨーグルトはあまり見ていない。
こちらを、ちらちらと見ては、目が合うと視線を下に向けてしまう。
ちら←シロ
ちら←俺
目が合う
すっ(慌てて下を見る)←シロ
ちら←シロ
目が合う
すっ(慌てて下を見る)←シロ
これの繰り返しだ。
顔は赤くなっていて、どんなことを考えているかは手に取るように分かる。
朝食の味なんて覚えていない・・・
ご飯を食べ終わって歯を磨く時は、シロがすぐ横で俺のシャツの裾を持ったまま離さなかった。
こんなに慕われたことがないので、嬉しさは既に突き抜けている。
掃除の時はずっと後ろをついて回り、洗濯の時はベッドの上に座り、俺の枕を抱きしめてずっとこちらを見ていた。
その瞳は艶(つや)っぽいというか、エロいというか・・・
頬は紅潮(こうちょう)させていて、どんなに鈍感な俺でも『今すぐ抱いてほしい』と視線で伝えているのは明らかだった。
シロを抱くのはやぶさかではない。
『やぶさかではない』は『ない』と否定的な表現があるので、ネガティブな感情だととらえる人も少なくない。
元々『やぶさか』は、『気が進まない』みたいに後ろ向きな気持ちのこと。
だから、『吝かではない』は後ろ向きな感情を否定することで『やりたくないわけではない』『どちらかと言えばやりたい』『むしろ喜んでする』と肯定の積極的な表現だ。
正しい意味の「やぶさかではない」なのだが、最後まで行ってしまうことには躊躇(ちゅうちょ)がある。
まず、シロは未成年であること。
そして、俺と2人しかいない世界なので、俺のことが好きになっているだけかもしれないこと。
さらに、面倒を見てくれる人だから好きになっている可能性。
俺としてはシロのことを一人の女性として好きなのだが、シロはどうなのだろうか・・・
そこがどうしても最後の一線を踏み越えられないようにしていた。
昼ご飯はシロが俺の横で食事をしていた。
いつもは向かい合って食べるのだけれど、横並びで食べるのは新鮮だった。
午後は、俺の大学の授業があった。
いつもの様にパソコンで動画を見る授業。
テーブルにノートパソコンを置いて動画を見る。
時々、必要なことをノートに書く。
都度動画は止められるので、ゆっくりノートはとれる。
マウスも右手、ペンも右手なので、左手は余裕がある。
俺がテーブルの椅子に座って授業を受けているときに、シロはすぐ横の床に座って、俺の掌をもてあそんでいた。
指を開いたり、閉じたり。
遊んでほしそうだが、授業は受けないといけない。
可哀そうだが、そのままにしていた。
1コマ目の授業は何とか終わった。
「ふー」
一つの授業が終わったので、ため息をついたら、すぐにシロが話しかけてきた。
「かみさま、休憩?シロがコーヒー淹れましょうか?」
「ほんと?ありがとう。頼むよ」
「はいっ」
シロは嬉しそうにコーヒーを淹れていた。
お湯が沸く間、ちらちらとこちらを見ている。
嬉しいんだけど、どこか恥ずかしい。
嬉し恥ずかし状態が続く。
一日これだと俺の心が持たない・・・
シロがコーヒーを持ってきてくれた。
「かみさま、どうぞ」
(ズズ・・・)「あ、おいしい」
シロのコーヒーを淹れる技術力が上がっていた。
インスタントだけど。
「ほんとですか?嬉しい♪」
シロは俺のすぐ隣で腕にすがっている。
こんなかわいい子に一日中、顔を赤らめて見つめられていると、自分がすごい存在なのではないだろうかと勘違いしてしまいそうだ。
2コマ目の授業を受け始めると、やっぱりシロはすぐ隣の床に座っていた、俺の指を唇で甘噛みし始めた。
唇だから痛くはないのだけれど、すごく気になる。
仕舞には、指や掌にキスをし始めた。
ううう・・・これをスルーし続けるほど俺は人間出来てない。
そして、こんなにアピールされ続けるほどモテたこともない。
3コマ目の授業を受けるときは、完全に授業には気が入っていなかった。
動画は流れているが、全く頭には入っていなかった。
シロが俺の指をなめているのだ。
キスしたり、指の股を舐めたり・・・
こんなのに耐えられる人間がいるはずがない。
俺は動画を止めて、床に座っているシロを抱きしめてキスをした。
「シロ、そんなにされたら我慢できなくなるから、それくらいにしておいてくれ」
そう伝えると、シロは益々真っ赤になって潤んだ瞳で見つめてきた。
目の光のハートマークが煽情的で、俺は何故我慢しているのだと自問自答が始まるほどだった。
7割まで授業の動画は見たので、あと3割を何とか見てしまおうと授業に戻る俺。
横からゆっくり顔を近づけてきて、頬に(ちゅっ)とキスをするシロ。
俺がシロの方を見ると、シロは明後日の方向を見て『私何もしてないよ~』という素振り。
なんだこのかわいさ100%の生き物は。
俺が授業に戻ると、今度は反対側からゆっくり近づいてきて、頬に(ちゅっ)。
くるっとシロの方を見ると、手を後ろに組んで遠くを見ながら口笛でも吹いているような仕草。
今すぐ押し倒したい衝動を抑えるのが大変だった。
一日をこんな風に甘々の蕩(とろ)けるような過ごし方をしてしまったので、この後の風呂と一緒に寝るというイベントは、もう普通ではいられないのだと予感していた。
起きた時からシロが俺にべったりだ。
まず、目が覚めたらシロが俺の顔を覗き込んでいた。
「かみさま、おはようございます」
「あ、おはよう」
俺と目が合った時にシロの目の瞳孔が開くのに気づいてしまった。
瞳孔というのは、好きな物や興味があるものを見た時に開く。
これは無意識の動きなので、人間は意識してコントロールできない。
嘘はつけないのだ。
俺が目覚めて、挨拶を交わした時にシロの瞳孔が開いたので、間違いなく、嘘偽りなくシロは俺のことが好きだ。
そして、起きたと同時に首に抱き着かれてしまった。
なに気に首の辺りのにおいを嗅がれている。
臭いフェチがここにいた。
俺も半分寝ぼけていたので、好きなようにさせていたのだが、突然だった。
(ちゅっ)
「かみさまぁ・・・」
朝からキスされたのは初めてではないだろうか。
シロが至近距離から上目遣いで見てくる。
その瞳の光は確実にハートマークになっている。
ヤバい。
シロに狙われている。
元々、顔立ちが整っていて、美少女のシロに狙われるようなことは、別の出会い方だったらならば絶対にない。
狙われたら抗う術などないので、きっと1日イチャイチャして過ごしてしまう。
それだけならばいいが、自分を抑えきれずにシロに襲い掛かってしまうかもしれない。
色々と辛いことがあったと思われるシロなので、これから先は辛い思いをしてほしくない。
「よし!朝食にしよう!今日はシロの好きなヨーグルトをフルーツ入りで!」
できるだけ興味を逸らす様に、シロの好物を朝食に選んだ。
いただきますの後、シロはヨーグルトを食べているが、ヨーグルトはあまり見ていない。
こちらを、ちらちらと見ては、目が合うと視線を下に向けてしまう。
ちら←シロ
ちら←俺
目が合う
すっ(慌てて下を見る)←シロ
ちら←シロ
目が合う
すっ(慌てて下を見る)←シロ
これの繰り返しだ。
顔は赤くなっていて、どんなことを考えているかは手に取るように分かる。
朝食の味なんて覚えていない・・・
ご飯を食べ終わって歯を磨く時は、シロがすぐ横で俺のシャツの裾を持ったまま離さなかった。
こんなに慕われたことがないので、嬉しさは既に突き抜けている。
掃除の時はずっと後ろをついて回り、洗濯の時はベッドの上に座り、俺の枕を抱きしめてずっとこちらを見ていた。
その瞳は艶(つや)っぽいというか、エロいというか・・・
頬は紅潮(こうちょう)させていて、どんなに鈍感な俺でも『今すぐ抱いてほしい』と視線で伝えているのは明らかだった。
シロを抱くのはやぶさかではない。
『やぶさかではない』は『ない』と否定的な表現があるので、ネガティブな感情だととらえる人も少なくない。
元々『やぶさか』は、『気が進まない』みたいに後ろ向きな気持ちのこと。
だから、『吝かではない』は後ろ向きな感情を否定することで『やりたくないわけではない』『どちらかと言えばやりたい』『むしろ喜んでする』と肯定の積極的な表現だ。
正しい意味の「やぶさかではない」なのだが、最後まで行ってしまうことには躊躇(ちゅうちょ)がある。
まず、シロは未成年であること。
そして、俺と2人しかいない世界なので、俺のことが好きになっているだけかもしれないこと。
さらに、面倒を見てくれる人だから好きになっている可能性。
俺としてはシロのことを一人の女性として好きなのだが、シロはどうなのだろうか・・・
そこがどうしても最後の一線を踏み越えられないようにしていた。
昼ご飯はシロが俺の横で食事をしていた。
いつもは向かい合って食べるのだけれど、横並びで食べるのは新鮮だった。
午後は、俺の大学の授業があった。
いつもの様にパソコンで動画を見る授業。
テーブルにノートパソコンを置いて動画を見る。
時々、必要なことをノートに書く。
都度動画は止められるので、ゆっくりノートはとれる。
マウスも右手、ペンも右手なので、左手は余裕がある。
俺がテーブルの椅子に座って授業を受けているときに、シロはすぐ横の床に座って、俺の掌をもてあそんでいた。
指を開いたり、閉じたり。
遊んでほしそうだが、授業は受けないといけない。
可哀そうだが、そのままにしていた。
1コマ目の授業は何とか終わった。
「ふー」
一つの授業が終わったので、ため息をついたら、すぐにシロが話しかけてきた。
「かみさま、休憩?シロがコーヒー淹れましょうか?」
「ほんと?ありがとう。頼むよ」
「はいっ」
シロは嬉しそうにコーヒーを淹れていた。
お湯が沸く間、ちらちらとこちらを見ている。
嬉しいんだけど、どこか恥ずかしい。
嬉し恥ずかし状態が続く。
一日これだと俺の心が持たない・・・
シロがコーヒーを持ってきてくれた。
「かみさま、どうぞ」
(ズズ・・・)「あ、おいしい」
シロのコーヒーを淹れる技術力が上がっていた。
インスタントだけど。
「ほんとですか?嬉しい♪」
シロは俺のすぐ隣で腕にすがっている。
こんなかわいい子に一日中、顔を赤らめて見つめられていると、自分がすごい存在なのではないだろうかと勘違いしてしまいそうだ。
2コマ目の授業を受け始めると、やっぱりシロはすぐ隣の床に座っていた、俺の指を唇で甘噛みし始めた。
唇だから痛くはないのだけれど、すごく気になる。
仕舞には、指や掌にキスをし始めた。
ううう・・・これをスルーし続けるほど俺は人間出来てない。
そして、こんなにアピールされ続けるほどモテたこともない。
3コマ目の授業を受けるときは、完全に授業には気が入っていなかった。
動画は流れているが、全く頭には入っていなかった。
シロが俺の指をなめているのだ。
キスしたり、指の股を舐めたり・・・
こんなのに耐えられる人間がいるはずがない。
俺は動画を止めて、床に座っているシロを抱きしめてキスをした。
「シロ、そんなにされたら我慢できなくなるから、それくらいにしておいてくれ」
そう伝えると、シロは益々真っ赤になって潤んだ瞳で見つめてきた。
目の光のハートマークが煽情的で、俺は何故我慢しているのだと自問自答が始まるほどだった。
7割まで授業の動画は見たので、あと3割を何とか見てしまおうと授業に戻る俺。
横からゆっくり顔を近づけてきて、頬に(ちゅっ)とキスをするシロ。
俺がシロの方を見ると、シロは明後日の方向を見て『私何もしてないよ~』という素振り。
なんだこのかわいさ100%の生き物は。
俺が授業に戻ると、今度は反対側からゆっくり近づいてきて、頬に(ちゅっ)。
くるっとシロの方を見ると、手を後ろに組んで遠くを見ながら口笛でも吹いているような仕草。
今すぐ押し倒したい衝動を抑えるのが大変だった。
一日をこんな風に甘々の蕩(とろ)けるような過ごし方をしてしまったので、この後の風呂と一緒に寝るというイベントは、もう普通ではいられないのだと予感していた。
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