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16話 意外な特技、褒められました!
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買い物も終わって賄いのご飯を決めている間にチラホラお客さんが入っている…
マキスさんは
「ゆっくりしてていいわよ~!」
なんて言うけれど…なんか…うーん…
「マキスさん!賄いの量増やしてください、その代わり賄いは後でいいです。お店の手伝いをさせてください!」
俺がそのまま帰るのも嫌、というかモヤモヤするからだ
「…いいわよ、ありがとうね!その代わりきっちり約束守ってもらうわよ!あとでやっぱりなんて言わせないから!」
と笑い合いながら服を借りた
マキスさんよりちょっと身長が低いだけで他はあまり変わらなかったので裾をまくってフロアに出た
「いらっしゃいませー!」
「…慧くん、ここに来る前になにかやってた?」
…声の出し方まずかったかな……言い方、悪かったかな
居酒屋だったから……BARとは違うよな…
「いえいえ、逆よ!逆!すごい声もハッキリしてるしいい笑顔だから!メニューとか物が違うだけでしてた通りにやってもらっていいわ!わからなかったら聞いてちょうだい!」
…はじめてまた、褒められた……あの時働いてる時は普通にしてるだけなのに怒られてばっかりだったからなぁ…
よーし!頑張るぞー!!
*******
…あれから2時間が経過した
だいぶお客さんもいなくなって賄いを作ってもらっている時にトランプマジックをしていた。自分の趣味であり…褒められたことは無いけど個人的に特技だと思っていたものだ
「あらっ!!消えたの!?」
と、途中を見られていたようだ。俺は最初からやって見せた
もちろん途中でテレビとかにあるようにトランプを選んでもらったりして
「凄いわねぇ~~!!!!!慧くん売れるわよ!!たまに来てちょうだい!!お披露目してちょうだい!!」
と、マキスさんは目を輝かせている。そういえば、と何かを思い出したように裏に行き何かを持ってきた…
「少し気をつけて使ってちょうだい、武器の代わりにもなるけど日常生活で使う分にはそんなに危なくないはずよ」
と、こっちの世界でのカード(トランプでもUNOでもない)を俺に渡してきた
「説明書も載ってあるから使い方次第よ~今日はありがとうね!」
……山盛りの賄いが…運ばれてきた……
「俺、こんなに要求してないです…」
量が量なもので少し笑いそうになったけど
「残したら、タッパーに詰めてあげるから持って帰りなさ~い!アタシからのお礼よ♡」
働いたのもあるのか、城以外で食べるからなのかわからなかったけど、賄いはとても美味しかった
マキスさんは
「ゆっくりしてていいわよ~!」
なんて言うけれど…なんか…うーん…
「マキスさん!賄いの量増やしてください、その代わり賄いは後でいいです。お店の手伝いをさせてください!」
俺がそのまま帰るのも嫌、というかモヤモヤするからだ
「…いいわよ、ありがとうね!その代わりきっちり約束守ってもらうわよ!あとでやっぱりなんて言わせないから!」
と笑い合いながら服を借りた
マキスさんよりちょっと身長が低いだけで他はあまり変わらなかったので裾をまくってフロアに出た
「いらっしゃいませー!」
「…慧くん、ここに来る前になにかやってた?」
…声の出し方まずかったかな……言い方、悪かったかな
居酒屋だったから……BARとは違うよな…
「いえいえ、逆よ!逆!すごい声もハッキリしてるしいい笑顔だから!メニューとか物が違うだけでしてた通りにやってもらっていいわ!わからなかったら聞いてちょうだい!」
…はじめてまた、褒められた……あの時働いてる時は普通にしてるだけなのに怒られてばっかりだったからなぁ…
よーし!頑張るぞー!!
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…あれから2時間が経過した
だいぶお客さんもいなくなって賄いを作ってもらっている時にトランプマジックをしていた。自分の趣味であり…褒められたことは無いけど個人的に特技だと思っていたものだ
「あらっ!!消えたの!?」
と、途中を見られていたようだ。俺は最初からやって見せた
もちろん途中でテレビとかにあるようにトランプを選んでもらったりして
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と、マキスさんは目を輝かせている。そういえば、と何かを思い出したように裏に行き何かを持ってきた…
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と、こっちの世界でのカード(トランプでもUNOでもない)を俺に渡してきた
「説明書も載ってあるから使い方次第よ~今日はありがとうね!」
……山盛りの賄いが…運ばれてきた……
「俺、こんなに要求してないです…」
量が量なもので少し笑いそうになったけど
「残したら、タッパーに詰めてあげるから持って帰りなさ~い!アタシからのお礼よ♡」
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