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彼の本名
夜神 レオンの本名とその心
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怜皇視点→御希桜視点
???「夜道は危険だと教えたはずなんだが……」
安全地帯を抜け暗く狭い路地裏を1人歩いていた怜皇は聞きなれた声に振り向く
怜皇「……レオンさん」
レオン「……まさかそっちの名前で呼ばれるとは思わなかった」
怜皇「御希桜(みきさ)さん」
御希桜「怪我してんのに旦那に刃向けてここに来たのか?」
怜皇 お見通しか……
怜皇「人間誰しも踏み入って欲しくない事もあるでしょう」
御希桜「俺が来るって分ってて来たのか?」
怜皇「じゃなかったら肩の傷放置してまで来ませんよ」
御希桜「……お前さ……俺が黒幕って知ってここに来たんだろ?お前が深緑の瞳の時は必ず俺絡みだしな」
怜皇と御希桜は「義兄弟」以上の関係があった……怜皇は御希桜を愛し御希桜は怜皇を愛しているのに……体しか繋がれない2人の関係……心は通わせてはいけない……
怜皇 「榛颯 御希桜(はるかぜ みきさ)」……最古の「能力者」であり俺の義兄……
怜皇「いっ……御希桜さん……」
御希桜「わざわざ銃弾を抉り出したのか……」
ふと御希桜が肩を押さえていた怜皇の手を退かせ傷に触れる
怜皇「痛いですって」
怜皇 傷が治ってない……
怜皇「!!!!???」
不意に怜皇の肩に触れていた御希桜の手が口元に行きビルの壁に押し付けられ、一瞬御希桜相手に怜皇は油断
御希桜「油断大敵」
怜皇「っ……!!」
怜皇 息が……
御希桜は何を考えたのか空いていたもう片方の手で怜皇の首を絞め呼吸困難を起こさせている
怜皇「…………」
御希桜「失神したか……」
首を絞め呼吸困難を起こさせた後怜皇を失神させた御希桜は失神した怜皇を肩に担いで歩き出す
御希桜「俺のこの想いが永久に叶わないのは知っている……お前との体の繋がりは俺が無理矢理逃げられないようにやっている事……「許されない」と言うのは百も承知の上」
御希桜とて分かっているのだ……心が通う事は永久に無いと……
~数十分後~
怜皇「つぅ……?」
御希桜「起きたか?」
怜皇「ここは……どうして俺は腕を縛られて?」
怜皇 多分ここは御希桜さんの家……
だが自分もこの状況が分かっている……兄に会いに来た時点で分かりきった事……
怜皇がコートを着ているのは危険だからか脱がされている上にイヤホンも耳に付いていない
御希桜「俺とて男だからな…………抱かせろ静夜」
怜皇「なっ!?」
怜皇 御希桜さんの目の色がライトグリーンに変わった……捕食される!!
怜皇「待って下さい!!俺には銀雅が……」
御希桜「ならば何故旦那に刃を向けてまで俺の元に来た?「銀雅」と心を通わせているのなら俺の所に来ないだろ?」
怜皇「それは……」
御希桜「お前言ってる事とやってる事が違うぞ?怜皇?……矛盾している」
怜皇の言動の矛盾……それは一種の否定からの行動
怜皇「!!」
怜皇も怜皇で矛盾しているのは分かっていた……だけど御希桜に……兄に会いに来た
御希桜「何故俺の元に来たのかを言え」
怜皇「嫌だ」
御希桜「…………」
怜皇「!?何を……」
腕を縄で縛られその気になれば引きちぎる事も出来るが相当強く縛られているのか逆に痛む
御希桜は無理矢理怜皇の着ているワイシャツを引きちぎり傷跡に触れていく
怜皇「つ……ん……」
御希桜「何で俺の所に来た?」
怜皇「…………」
怜皇を弄りながら聞くが怜皇は首を横に降って嫌がる
怜皇 どうして……御希桜さんはそんな事を聞くのか……
怜皇はわかっていない……御希桜の瞳に光る小さな小さな「望み」
怜皇「ぅあ!?」
御希桜「抱くと言った筈だ」
怜皇 いつズボン脱がされた!?
怜皇はいつ御希桜が自分のズボンを脱がしたのかを知らない
御希桜「…………」
ふと御希桜が怜皇の胎内(なか)を弄るのを止め近くにあった窓を見る……少しその表情が寂しげで怜皇が無意識に反応
御希桜「……無意識に反応してるが……誘ってんのか?」
怜皇「違……」
怜皇は「違う」と言うが身体は違う
御希桜「嫌がってるその姿が男を煽るんだよ」
怜皇「ふぁあ!?やめ……嫌だぁぁぁぁ!!!!」
御希桜「声がでけぇ」
本当に嫌なのか暴れだした怜皇の身体を瞬時に縄で拘束し手で口を塞ぐ
怜皇「んぐぅぅ……うヴ……」
御希桜「静夜……」
怜皇「んんんんん!!!!!!!!」
怜皇 痛……痛い痛い痛い痛い痛い!!
怜皇の胎内を弄っていた御希桜だが何を思ったのか殆ど慣らさずに突っ込み、幸いにも切れなかったが怜皇は激痛で叫び御希桜も無理矢理挿れたので辛い
御希桜「っ……緩めろ……」
怜皇「んぅ……ぅぅぅ……」
御希桜「…………」
怜皇「んんん!!!!んヴ……ヴヴんん!!!!!!」
御希桜が無理矢理挿れた上に動き出したので痛みと快楽で訳が分からなくなり泣く
怜皇 痛いのに……体が快楽を拾って……
怜皇「んんんんんんんんんん!!!!!!!!!」
拘束され自由を奪われても痛くても身体は快楽を拾い心が悲鳴を上げる
~数時間後~
御希桜「静夜」
怜皇 一体何時間経ったんだ……もう何も出ない
数時間後 延々と続く行為で痛みから快楽にはなったがもう何も出ていない
御希桜「……愛してる……静夜……」
怜皇の意識が途絶える直前……御希桜の声が怜皇の中に響いた……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
瑠騎亜「銀雅!!」
銀雅「!!……怜皇……」
銀雅 手首と足……傷跡ついてるな……
劉聖「意識はないんだよな?」
銀雅「無い だが何か見てるんだろう……」
漸く見つけた怜皇は壊れたビルの一室のベッドの上で失神……上着もイヤホンも付けられていないので誰かに「無理強い」された事は見てわかる
だが怜皇は涙を流していた……跡が残っている上にまた涙……
潤聖「怜皇……」
怜銀亜「腕と足に傷跡ついてる……」
銀雅「本人には言わないでいてやれ」
走詩「分かった 怜皇の意識が戻る前に帰ろう」
走詩に言われ銀雅は失神している怜皇を横抱きにして歩く
御希桜「心が繋がれるのは「生約(せいやく)」を交わしていないからだ 空輝」
銀雅「御希桜……?」
銀雅 今の声御希桜だよな?
銀雅は御希桜と「親友」であった……怜皇よりも前に知り合い「相棒」とも呼んだ人……
走詩「どうしたん?」
銀雅「いや……」
声のした方を向いたがそこには誰も居ない……
銀雅 愛しているのに心は繋がることができない恋……か……
怜皇と御希桜の繋がれない恋を銀雅は「哀しい恋」と思う……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
怜皇「……ここは……」
銀雅「起きたか?」
怜皇「……!?」
銀雅「おいおいおい……いきなり動くな」
怜皇 此処ダークシャーク達の?俺いつ保護されたんだ?
怜皇「いつ此処に……」
銀雅「2時間位前だ 大丈夫か?壊れたビルのベッドの上にいたけど……仁と戦ってないよな?」
怜皇「戦ってません」
銀雅「ならイイ 目の下に隈が出来てるからまだ寝とけ」
怜皇 銀雅さん……
怜皇は銀雅が傷跡を見ていないと認識
怜皇「すいません……」
銀雅「おう 起きたら広間にいるからな」
怜皇「分かりました」
銀雅の好意を抱いて怜皇はそのまま眠りの世界へ
御希桜視点
御希桜「ふー……」
数日前 怜皇をベッドの上に放置(見つけるように細工)して扉の近くで煙草を吸う
御希桜「お前もお前で何で俺の所に来るのか……」
「カチャン」と言う音と空気の変りで御希桜は銀雅が来た事を理解
銀雅「無理強いしたんだろ?何故そんな事をするんだ?怜皇から来たんだろうがな……」
御希桜「1つ言わせてもらうが心が繋がれているお前には分からないよ……俺が怜皇に「無理強い」したのは確かだ……その気になれば身体は繋げられる……だけど心は繋がれない」
銀雅「「生約」と言う奴が原因か?」
御希桜「……これを見れば分かる」
そう言って御希桜は上着を脱ぐ……御希桜のその身体には……
銀雅「怜皇と同じ傷跡……」
御希桜の身体には怜皇と同じ場所に鎖骨に傷跡があった……
御希桜「「生約」の証だ」
銀雅「もしその生約が終わったらどうなるんだ?」
御希桜「内容にもよるが……証は消える」
御希桜 そんな事を聞きに来た訳じゃ無いだろ?空輝……
御希桜「!!」
不意に銀雅が御希桜を近くにあったベッドに押し倒す上着を着る前にやられたので一瞬行動が停止
御希桜「何するつもりだ」
銀雅「……お前今の現状で分かるだろ?「最古の能力者」?いや……「Sorrowful residents of darkness(哀しき闇の住人)」?……なあ稚都世(ちとせ)……お前 どうして「闇」になった?」
御希桜「……知るかよ……そんな事……」
御希桜 俺自身何で闇になったのかが分からないのに聞かれて答えられる訳ないだろ……
銀雅「お前が怜皇を抱いたように俺もお前を抱く……身体……覚えてるだろ?当時どんな風に抱いたか」
そう言って銀雅は昔御希桜を無理矢理抱いていた頃のやり方を再現
~数十分後~
御希桜「うぁあ!!……ああ!!……空……ふぁぁ!!」
銀雅「イキ過ぎだ……死ぬぞ」
御希桜 イかせてんの誰だと思って……
行為が始まって数十分 既に御希桜は何度もイッている
御希桜「~~~~!!!!!!!!!」
何度も何度も奥を攻められとうとう失神
御希桜「…………?」
銀雅「寝過ぎだ まだ終わってない」
失神している間にも何回もヤられたのか既に御希桜は体がだるい
御希桜「待っ……空輝……頼……む……」
銀雅「断る」
御希桜「ひゃう……うあっ……あっ……んぁあ!!」
御希桜 一体何時まで続くんだ……これは……
何度も何度も絶頂を迎え最早何も出なくなっても銀雅は行為を辞めない
銀雅「……また失神したのか……」
御希桜の2回目の失神
銀雅「俺は……お前を愛していた……勿論恋愛対象としてな……だけど心を通わせる事が出来ないお前は俺に「お前は幸せになれ」と言い残して俺を庇って死んだよな?お前は自分の事を大事にしろ」
切実な銀雅の願い
だが御希桜は失神しているのでその言葉を知らない
そして御希桜はまたヤってる最中にまた目が覚める
銀雅「好い加減覚えろ……俺は満足する迄はお前を延々と抱く……何も出なくなっても……お前と俺は結局繋がれない……ずっと願っていた……お前の運命が変わる事を……だけど変わることは無い……」
御希桜「空輝……お前……」
銀雅「……稚都世 お前も怜皇と同じく孕める人間だろ?……俺との子供を孕め」
言葉を交わしている時だけは動きが止まるが終われば行動再開
だがヤッている最中に銀雅が泣く
御希桜「何で泣いてるんだ」
銀雅「俺が知るか」
御希桜「……つめてぇ」
銀雅「お前も泣いてるだろ」
御希桜自身は泣いている事に気がついていない
銀雅「……好きなのに想いは伝えられずに終り……愛しているのに言葉にできずに放置され……こんな事しか俺はできない……」
御希桜「…………」
御希桜 ああ……そうかお前も……
そこで銀雅が何故こんな行動に出たのかを知る
銀雅は只繋がりが欲しかっただけ……昔は家族がいても本当は御希桜と繋がりたかった
でも今は家族がいる
繋がりも消えてしまい自暴自棄になり
最終結論「孕め」
銀雅「…………」
御希桜「泣くなよ」
銀雅「止まらねぇんだよ……」
御希桜 ごめんな……空輝……
一生叶わない銀雅の願いと御希桜の想い……
御希桜 俺は……もうお前と同じ道を歩めない……歩む事は許されない……ごめん……ごめんな……
御希桜は謝り続けた……かつての「友」に……相棒に……唯一「親友」と呼んだ人に……
御希桜 もしも……もう1度……共に歩む事が許されるなら……空輝と共に……
御希桜には泣き続ける銀雅への愛はまだ……健在していた……
???「夜道は危険だと教えたはずなんだが……」
安全地帯を抜け暗く狭い路地裏を1人歩いていた怜皇は聞きなれた声に振り向く
怜皇「……レオンさん」
レオン「……まさかそっちの名前で呼ばれるとは思わなかった」
怜皇「御希桜(みきさ)さん」
御希桜「怪我してんのに旦那に刃向けてここに来たのか?」
怜皇 お見通しか……
怜皇「人間誰しも踏み入って欲しくない事もあるでしょう」
御希桜「俺が来るって分ってて来たのか?」
怜皇「じゃなかったら肩の傷放置してまで来ませんよ」
御希桜「……お前さ……俺が黒幕って知ってここに来たんだろ?お前が深緑の瞳の時は必ず俺絡みだしな」
怜皇と御希桜は「義兄弟」以上の関係があった……怜皇は御希桜を愛し御希桜は怜皇を愛しているのに……体しか繋がれない2人の関係……心は通わせてはいけない……
怜皇 「榛颯 御希桜(はるかぜ みきさ)」……最古の「能力者」であり俺の義兄……
怜皇「いっ……御希桜さん……」
御希桜「わざわざ銃弾を抉り出したのか……」
ふと御希桜が肩を押さえていた怜皇の手を退かせ傷に触れる
怜皇「痛いですって」
怜皇 傷が治ってない……
怜皇「!!!!???」
不意に怜皇の肩に触れていた御希桜の手が口元に行きビルの壁に押し付けられ、一瞬御希桜相手に怜皇は油断
御希桜「油断大敵」
怜皇「っ……!!」
怜皇 息が……
御希桜は何を考えたのか空いていたもう片方の手で怜皇の首を絞め呼吸困難を起こさせている
怜皇「…………」
御希桜「失神したか……」
首を絞め呼吸困難を起こさせた後怜皇を失神させた御希桜は失神した怜皇を肩に担いで歩き出す
御希桜「俺のこの想いが永久に叶わないのは知っている……お前との体の繋がりは俺が無理矢理逃げられないようにやっている事……「許されない」と言うのは百も承知の上」
御希桜とて分かっているのだ……心が通う事は永久に無いと……
~数十分後~
怜皇「つぅ……?」
御希桜「起きたか?」
怜皇「ここは……どうして俺は腕を縛られて?」
怜皇 多分ここは御希桜さんの家……
だが自分もこの状況が分かっている……兄に会いに来た時点で分かりきった事……
怜皇がコートを着ているのは危険だからか脱がされている上にイヤホンも耳に付いていない
御希桜「俺とて男だからな…………抱かせろ静夜」
怜皇「なっ!?」
怜皇 御希桜さんの目の色がライトグリーンに変わった……捕食される!!
怜皇「待って下さい!!俺には銀雅が……」
御希桜「ならば何故旦那に刃を向けてまで俺の元に来た?「銀雅」と心を通わせているのなら俺の所に来ないだろ?」
怜皇「それは……」
御希桜「お前言ってる事とやってる事が違うぞ?怜皇?……矛盾している」
怜皇の言動の矛盾……それは一種の否定からの行動
怜皇「!!」
怜皇も怜皇で矛盾しているのは分かっていた……だけど御希桜に……兄に会いに来た
御希桜「何故俺の元に来たのかを言え」
怜皇「嫌だ」
御希桜「…………」
怜皇「!?何を……」
腕を縄で縛られその気になれば引きちぎる事も出来るが相当強く縛られているのか逆に痛む
御希桜は無理矢理怜皇の着ているワイシャツを引きちぎり傷跡に触れていく
怜皇「つ……ん……」
御希桜「何で俺の所に来た?」
怜皇「…………」
怜皇を弄りながら聞くが怜皇は首を横に降って嫌がる
怜皇 どうして……御希桜さんはそんな事を聞くのか……
怜皇はわかっていない……御希桜の瞳に光る小さな小さな「望み」
怜皇「ぅあ!?」
御希桜「抱くと言った筈だ」
怜皇 いつズボン脱がされた!?
怜皇はいつ御希桜が自分のズボンを脱がしたのかを知らない
御希桜「…………」
ふと御希桜が怜皇の胎内(なか)を弄るのを止め近くにあった窓を見る……少しその表情が寂しげで怜皇が無意識に反応
御希桜「……無意識に反応してるが……誘ってんのか?」
怜皇「違……」
怜皇は「違う」と言うが身体は違う
御希桜「嫌がってるその姿が男を煽るんだよ」
怜皇「ふぁあ!?やめ……嫌だぁぁぁぁ!!!!」
御希桜「声がでけぇ」
本当に嫌なのか暴れだした怜皇の身体を瞬時に縄で拘束し手で口を塞ぐ
怜皇「んぐぅぅ……うヴ……」
御希桜「静夜……」
怜皇「んんんんん!!!!!!!!」
怜皇 痛……痛い痛い痛い痛い痛い!!
怜皇の胎内を弄っていた御希桜だが何を思ったのか殆ど慣らさずに突っ込み、幸いにも切れなかったが怜皇は激痛で叫び御希桜も無理矢理挿れたので辛い
御希桜「っ……緩めろ……」
怜皇「んぅ……ぅぅぅ……」
御希桜「…………」
怜皇「んんん!!!!んヴ……ヴヴんん!!!!!!」
御希桜が無理矢理挿れた上に動き出したので痛みと快楽で訳が分からなくなり泣く
怜皇 痛いのに……体が快楽を拾って……
怜皇「んんんんんんんんんん!!!!!!!!!」
拘束され自由を奪われても痛くても身体は快楽を拾い心が悲鳴を上げる
~数時間後~
御希桜「静夜」
怜皇 一体何時間経ったんだ……もう何も出ない
数時間後 延々と続く行為で痛みから快楽にはなったがもう何も出ていない
御希桜「……愛してる……静夜……」
怜皇の意識が途絶える直前……御希桜の声が怜皇の中に響いた……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
瑠騎亜「銀雅!!」
銀雅「!!……怜皇……」
銀雅 手首と足……傷跡ついてるな……
劉聖「意識はないんだよな?」
銀雅「無い だが何か見てるんだろう……」
漸く見つけた怜皇は壊れたビルの一室のベッドの上で失神……上着もイヤホンも付けられていないので誰かに「無理強い」された事は見てわかる
だが怜皇は涙を流していた……跡が残っている上にまた涙……
潤聖「怜皇……」
怜銀亜「腕と足に傷跡ついてる……」
銀雅「本人には言わないでいてやれ」
走詩「分かった 怜皇の意識が戻る前に帰ろう」
走詩に言われ銀雅は失神している怜皇を横抱きにして歩く
御希桜「心が繋がれるのは「生約(せいやく)」を交わしていないからだ 空輝」
銀雅「御希桜……?」
銀雅 今の声御希桜だよな?
銀雅は御希桜と「親友」であった……怜皇よりも前に知り合い「相棒」とも呼んだ人……
走詩「どうしたん?」
銀雅「いや……」
声のした方を向いたがそこには誰も居ない……
銀雅 愛しているのに心は繋がることができない恋……か……
怜皇と御希桜の繋がれない恋を銀雅は「哀しい恋」と思う……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
怜皇「……ここは……」
銀雅「起きたか?」
怜皇「……!?」
銀雅「おいおいおい……いきなり動くな」
怜皇 此処ダークシャーク達の?俺いつ保護されたんだ?
怜皇「いつ此処に……」
銀雅「2時間位前だ 大丈夫か?壊れたビルのベッドの上にいたけど……仁と戦ってないよな?」
怜皇「戦ってません」
銀雅「ならイイ 目の下に隈が出来てるからまだ寝とけ」
怜皇 銀雅さん……
怜皇は銀雅が傷跡を見ていないと認識
怜皇「すいません……」
銀雅「おう 起きたら広間にいるからな」
怜皇「分かりました」
銀雅の好意を抱いて怜皇はそのまま眠りの世界へ
御希桜視点
御希桜「ふー……」
数日前 怜皇をベッドの上に放置(見つけるように細工)して扉の近くで煙草を吸う
御希桜「お前もお前で何で俺の所に来るのか……」
「カチャン」と言う音と空気の変りで御希桜は銀雅が来た事を理解
銀雅「無理強いしたんだろ?何故そんな事をするんだ?怜皇から来たんだろうがな……」
御希桜「1つ言わせてもらうが心が繋がれているお前には分からないよ……俺が怜皇に「無理強い」したのは確かだ……その気になれば身体は繋げられる……だけど心は繋がれない」
銀雅「「生約」と言う奴が原因か?」
御希桜「……これを見れば分かる」
そう言って御希桜は上着を脱ぐ……御希桜のその身体には……
銀雅「怜皇と同じ傷跡……」
御希桜の身体には怜皇と同じ場所に鎖骨に傷跡があった……
御希桜「「生約」の証だ」
銀雅「もしその生約が終わったらどうなるんだ?」
御希桜「内容にもよるが……証は消える」
御希桜 そんな事を聞きに来た訳じゃ無いだろ?空輝……
御希桜「!!」
不意に銀雅が御希桜を近くにあったベッドに押し倒す上着を着る前にやられたので一瞬行動が停止
御希桜「何するつもりだ」
銀雅「……お前今の現状で分かるだろ?「最古の能力者」?いや……「Sorrowful residents of darkness(哀しき闇の住人)」?……なあ稚都世(ちとせ)……お前 どうして「闇」になった?」
御希桜「……知るかよ……そんな事……」
御希桜 俺自身何で闇になったのかが分からないのに聞かれて答えられる訳ないだろ……
銀雅「お前が怜皇を抱いたように俺もお前を抱く……身体……覚えてるだろ?当時どんな風に抱いたか」
そう言って銀雅は昔御希桜を無理矢理抱いていた頃のやり方を再現
~数十分後~
御希桜「うぁあ!!……ああ!!……空……ふぁぁ!!」
銀雅「イキ過ぎだ……死ぬぞ」
御希桜 イかせてんの誰だと思って……
行為が始まって数十分 既に御希桜は何度もイッている
御希桜「~~~~!!!!!!!!!」
何度も何度も奥を攻められとうとう失神
御希桜「…………?」
銀雅「寝過ぎだ まだ終わってない」
失神している間にも何回もヤられたのか既に御希桜は体がだるい
御希桜「待っ……空輝……頼……む……」
銀雅「断る」
御希桜「ひゃう……うあっ……あっ……んぁあ!!」
御希桜 一体何時まで続くんだ……これは……
何度も何度も絶頂を迎え最早何も出なくなっても銀雅は行為を辞めない
銀雅「……また失神したのか……」
御希桜の2回目の失神
銀雅「俺は……お前を愛していた……勿論恋愛対象としてな……だけど心を通わせる事が出来ないお前は俺に「お前は幸せになれ」と言い残して俺を庇って死んだよな?お前は自分の事を大事にしろ」
切実な銀雅の願い
だが御希桜は失神しているのでその言葉を知らない
そして御希桜はまたヤってる最中にまた目が覚める
銀雅「好い加減覚えろ……俺は満足する迄はお前を延々と抱く……何も出なくなっても……お前と俺は結局繋がれない……ずっと願っていた……お前の運命が変わる事を……だけど変わることは無い……」
御希桜「空輝……お前……」
銀雅「……稚都世 お前も怜皇と同じく孕める人間だろ?……俺との子供を孕め」
言葉を交わしている時だけは動きが止まるが終われば行動再開
だがヤッている最中に銀雅が泣く
御希桜「何で泣いてるんだ」
銀雅「俺が知るか」
御希桜「……つめてぇ」
銀雅「お前も泣いてるだろ」
御希桜自身は泣いている事に気がついていない
銀雅「……好きなのに想いは伝えられずに終り……愛しているのに言葉にできずに放置され……こんな事しか俺はできない……」
御希桜「…………」
御希桜 ああ……そうかお前も……
そこで銀雅が何故こんな行動に出たのかを知る
銀雅は只繋がりが欲しかっただけ……昔は家族がいても本当は御希桜と繋がりたかった
でも今は家族がいる
繋がりも消えてしまい自暴自棄になり
最終結論「孕め」
銀雅「…………」
御希桜「泣くなよ」
銀雅「止まらねぇんだよ……」
御希桜 ごめんな……空輝……
一生叶わない銀雅の願いと御希桜の想い……
御希桜 俺は……もうお前と同じ道を歩めない……歩む事は許されない……ごめん……ごめんな……
御希桜は謝り続けた……かつての「友」に……相棒に……唯一「親友」と呼んだ人に……
御希桜 もしも……もう1度……共に歩む事が許されるなら……空輝と共に……
御希桜には泣き続ける銀雅への愛はまだ……健在していた……
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