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黒き衣
形見
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銀牙視点
銀牙「相変わらず黒が多い戦闘服だな」
煌「……形見なので」
銀牙、ヴァルキ「…………」
煌は数年前に死んだ仁の形見で普段から身を包んでいる……だから服装に黒が多く戦闘には有利に動けるのだが……
銀牙 想像以上の損失だったってことだな……
大き過ぎる損失は煌を変え全く違う人間へと変えてしまった……昔は躊躇っていた殺人も今では普通
煌『ふー……こっち終わりましたよ』
仕事で二手に別れたが1人で行った煌の方が早く終わり連絡が来る
銀牙「いくら何でも早すぎるだろ」
煌『な事言われても……』
銀牙「終わったんならこっちに加勢してくれ 人狼が多くて手こずってる」
煌『了解』
通話を終えてすぐに煌が来たが戦闘服や顔には返り血が滴っているので動く度に血がつく
ヴァルキ「……もしかしなくともその場にいた人間全員を肉塊にしたのか?」
煌「捕虜は逃がしました それ以外は御察しの通りです」
銀牙「せめて顔を拭け 服は黒いから問題ない」
銀牙 普段の性格のどっからそんな残虐性を表すんだか……
渡したタオルを紅に染める煌を見ながら銀牙は思う
~数日後~
銀牙「葵 仁もそうだが煌のあの残虐性どっから出てきてるんだ? 普段の生活じゃあ有り得ないぞ」
葵「私に言われても……私と共にいた頃はあそこまで残虐性はありませんでしたし……」
数日後 葵を下界に呼び酒を飲みながら葵に聞く
銀牙「て事は仁が死んでから煌はああなったのか」
葵「……煌にとって仁はかけがえのない存在でしたから……仁が生きている事そのものが生きる糧と言ってもいいでしょうか……それ程の存在だったのです」
銀牙「…………」
葵の話を聞きながら銀牙は酒を飲む
葵「この写真を」
銀牙「……この子は?」
不意に葵が銀牙に写真を渡し葵は話す
葵「「九龍琥咲 誠」と言う名前の少年です 左胸の心臓部の真ん中に、致命傷であろう刀傷の跡とドッグタッグネックレスをしています
仁が天界に行く直前に銀牙が渡したあのネックレスですよ 名前の彫られたあのネックレス……」
銀牙「名前が珍しいし見た目20代前半なのにまだ11歳?能力者の純血ってのも珍しい……」
そこまで銀牙は言って止まる……不意に聞こえた声がそれを遮ったのだ
仁『With a mighty will and bloomed beautiful one wheel flower ...... Gentle flower in the dirt Childhood "Leaders" ...... of two of the soul was not of that intersect never crystal body ......(汚れの中に咲いた美しき一輪花……優しき花と強き意志を持つ幼き「リーダー」……決して交わる事のなかった二つの魂の結晶体……)
Former ...... that miracle intersects happening when you dispel the darkness at the expense of his own ...... his own life of about Childhood and himself as "Jin" two of the personality of "Makoto"(かつての己と幼き頃の己……己の命を犠牲にし闇を晴らした時に奇跡が起きて交わった……「仁」と「誠」の二つの人格)
Despair and get to the end of the loss light ...... it is very warm and comfortable good thing ...... "farewell" to open a new road Knowing despair has a is not hope sad thing the beginning of the "encounter"(絶望と喪失の果てに手に入れる光……それはとても暖かく心地良い物……「別れ」は「出会い」の始まりであり悲しいものではない 希望を持ち絶望を知れば新しい道が開く)』
仁の声……優しく響くその声は正しくき仁が闇に踏み込む前の声……
銀牙「ん?」
仁の声が聞こえなくなってすぐ「かしゃん」と言う音が聞こえて振り向くと、そこには仁が愛用していた刀と拳銃……
銀牙「「劉霧」と「霧桜」か……」
葵「後「劉殺し」と「乱れ桜」……まさか薙刀(なぎなた)とM16も使っていたとは……」
銀牙「……なんか書いてあるな」
銀牙 えーっと?「劉霧は煌に、霧桜(デザートイーグル)はヴァルキに、劉殺しは親父さんが、乱れ桜は母上が大事に戦う時に使ってください」?
銀牙「「大事に戦う時に使ってください」ってさ」
葵「「形見」としてですか……」
銀牙「みたいだな」
銀牙 家族孝行って感じだな
銀牙は笑いながらそう思った……
かつて白装飾を基準としていた天使の中で「黒き衣」を纏う天使として恐れられた仁……
夜と月の2つのコンビネーションが良く似合う青年……紅き血の道を逝く優しく悲しい者……唯人を護る為に……あわよくば大切な人が己の様に道を踏み外さない為に、自らの命を投資した美しき儚く散った華……
そんな彼が残した「形見」……そして彼の残した者がやがて、奇跡を呼ぶ事になるとはその時は誰も知らない……
銀牙「相変わらず黒が多い戦闘服だな」
煌「……形見なので」
銀牙、ヴァルキ「…………」
煌は数年前に死んだ仁の形見で普段から身を包んでいる……だから服装に黒が多く戦闘には有利に動けるのだが……
銀牙 想像以上の損失だったってことだな……
大き過ぎる損失は煌を変え全く違う人間へと変えてしまった……昔は躊躇っていた殺人も今では普通
煌『ふー……こっち終わりましたよ』
仕事で二手に別れたが1人で行った煌の方が早く終わり連絡が来る
銀牙「いくら何でも早すぎるだろ」
煌『な事言われても……』
銀牙「終わったんならこっちに加勢してくれ 人狼が多くて手こずってる」
煌『了解』
通話を終えてすぐに煌が来たが戦闘服や顔には返り血が滴っているので動く度に血がつく
ヴァルキ「……もしかしなくともその場にいた人間全員を肉塊にしたのか?」
煌「捕虜は逃がしました それ以外は御察しの通りです」
銀牙「せめて顔を拭け 服は黒いから問題ない」
銀牙 普段の性格のどっからそんな残虐性を表すんだか……
渡したタオルを紅に染める煌を見ながら銀牙は思う
~数日後~
銀牙「葵 仁もそうだが煌のあの残虐性どっから出てきてるんだ? 普段の生活じゃあ有り得ないぞ」
葵「私に言われても……私と共にいた頃はあそこまで残虐性はありませんでしたし……」
数日後 葵を下界に呼び酒を飲みながら葵に聞く
銀牙「て事は仁が死んでから煌はああなったのか」
葵「……煌にとって仁はかけがえのない存在でしたから……仁が生きている事そのものが生きる糧と言ってもいいでしょうか……それ程の存在だったのです」
銀牙「…………」
葵の話を聞きながら銀牙は酒を飲む
葵「この写真を」
銀牙「……この子は?」
不意に葵が銀牙に写真を渡し葵は話す
葵「「九龍琥咲 誠」と言う名前の少年です 左胸の心臓部の真ん中に、致命傷であろう刀傷の跡とドッグタッグネックレスをしています
仁が天界に行く直前に銀牙が渡したあのネックレスですよ 名前の彫られたあのネックレス……」
銀牙「名前が珍しいし見た目20代前半なのにまだ11歳?能力者の純血ってのも珍しい……」
そこまで銀牙は言って止まる……不意に聞こえた声がそれを遮ったのだ
仁『With a mighty will and bloomed beautiful one wheel flower ...... Gentle flower in the dirt Childhood "Leaders" ...... of two of the soul was not of that intersect never crystal body ......(汚れの中に咲いた美しき一輪花……優しき花と強き意志を持つ幼き「リーダー」……決して交わる事のなかった二つの魂の結晶体……)
Former ...... that miracle intersects happening when you dispel the darkness at the expense of his own ...... his own life of about Childhood and himself as "Jin" two of the personality of "Makoto"(かつての己と幼き頃の己……己の命を犠牲にし闇を晴らした時に奇跡が起きて交わった……「仁」と「誠」の二つの人格)
Despair and get to the end of the loss light ...... it is very warm and comfortable good thing ...... "farewell" to open a new road Knowing despair has a is not hope sad thing the beginning of the "encounter"(絶望と喪失の果てに手に入れる光……それはとても暖かく心地良い物……「別れ」は「出会い」の始まりであり悲しいものではない 希望を持ち絶望を知れば新しい道が開く)』
仁の声……優しく響くその声は正しくき仁が闇に踏み込む前の声……
銀牙「ん?」
仁の声が聞こえなくなってすぐ「かしゃん」と言う音が聞こえて振り向くと、そこには仁が愛用していた刀と拳銃……
銀牙「「劉霧」と「霧桜」か……」
葵「後「劉殺し」と「乱れ桜」……まさか薙刀(なぎなた)とM16も使っていたとは……」
銀牙「……なんか書いてあるな」
銀牙 えーっと?「劉霧は煌に、霧桜(デザートイーグル)はヴァルキに、劉殺しは親父さんが、乱れ桜は母上が大事に戦う時に使ってください」?
銀牙「「大事に戦う時に使ってください」ってさ」
葵「「形見」としてですか……」
銀牙「みたいだな」
銀牙 家族孝行って感じだな
銀牙は笑いながらそう思った……
かつて白装飾を基準としていた天使の中で「黒き衣」を纏う天使として恐れられた仁……
夜と月の2つのコンビネーションが良く似合う青年……紅き血の道を逝く優しく悲しい者……唯人を護る為に……あわよくば大切な人が己の様に道を踏み外さない為に、自らの命を投資した美しき儚く散った華……
そんな彼が残した「形見」……そして彼の残した者がやがて、奇跡を呼ぶ事になるとはその時は誰も知らない……
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