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第38話:向こうの世界
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そういえば、グレイスの中には安藤が入ってたことがあったんだっけ?
いわれてみれば結構似てるよね?
「まあ、自分をモデルに作りましたからね。色以外は同じはずだったんですが・・・」
ああ、向こうの世界でグレイスが色々やらかして若返ってたからね。
今の安藤よりも少し小さい?14歳まで若返ってたから・・・
「先輩は完全にリーゼちゃんですね!高かったけど用意したかいがありましたよぅ」
EndlessDreamの服は意外といい値段する。
猫耳フードだけでも1万円はしたんじゃないかな?
「あらためて、こっちの世界に引っ越しおめでとう、リーゼちゃん!」
そういって、安藤・・・いや、グレイスが抱きしめる。
え?引っ越し祝いってそっち?
「それにしても、メイドちゃんもシャーリーにそっくりですよね?しかもメイドだし・・・」
うーん、言われてみると・・・シャーリーの色違いというか、2Pカラー?むしろお姉さん?
佳乃の方がシャーリーよりも少し年上だからね。
「シャーリーは何歳だったんですか?」
15歳だね。成人してお酒が飲めるって言ってたから。
「向こうの世界は15歳で成人だったんですか・・・」
なるべくしてメイドになったって感じだね。ステータスも高そうなんだよ。偏ってると思うけど。
「向こうの世界のシャーリーは万能メイドだったんですよね?精進いたします」
まあ、シャーリーは人間の限界のレベル99を軽く超えてたからね。参考にはならないんだよ。
だって、剣聖で魔導王でその他もろもろだったんだよ。
佳乃ががっくりとうなだれてるけど、佳乃はちゃんと役に立ってるんだよ?
「剣聖や魔導王は無理ですけど、それ以外は努力します・・・」
「それと・・・山田花子ちゃん?」
あたしの後ろに隠れている花子に話しかける。
「黒音は雛森黒音。そんな呪われた名前じゃない・・・」
まあ、そんな感じで本名は花子だけど、自称、雛森黒音なんだよ。
「まあ、リーゼちゃんのお仲間が本名以外を名乗っていたのはよくありましたからね・・・」
グレイスの記憶を持ってる安藤はあっさりと馴染んだんだよ。
「じゃあ、黒音ちゃんって呼べばいいの?」
花子が頷く。
「ところで、向こうの世界とはどこの世界?」
花子は向こうの世界のことを知らない。
異世界というか仮想世界?とにかく、こことは別の世界なんだよ。
「初耳。マスターはなぜ黙っていた?」
花子が異世界転生とかマンガの読みすぎって言ったからなんだよ。
「マスター許して。まさか本当の話とは・・・」
花子がしおれた感じにしょんぼりしているので頭をなでてあげる。
すると、花子がギューッと抱き着いてくる。
ん?この感触って?
花子、ここにちょっと横になってみて?
顔中にはてなを浮かべながら花子が横になる。
そして私も花子の胸を枕にして横になる。
「あの、マスター?」
花子が困ってるね?まあ、何も説明してないからね。
ミロンの感触に似てる・・・でも違うか・・・
「ミロンとは?」
花子のヅラを取って顔を覗き込む。
うーん、顔はミロンと違うんだよ・・・
「これがミロンちゃんよ。リーゼちゃんの使い魔のスライムね」
安藤がミロンの画像を見せる。
スライムの姿や人間の姿のものを。
「他の人の写真は?」
花子が食い入るように安藤のノートPCの画面を見ている。
ん?
そんな中であたしは1枚の画像に目を止める。
見た目は花子とは違う。でも、雰囲気というかなんというか、うまく説明できないけど・・・
自分のPCを使ってデータを検索する。
うーん、やっぱり気のせいかな?
向こうの世界で仲間だったキャラクターのデータを一通り確認。
今度はそれを複数合成してみる。
ドラゴンの人たちの平均値の顔・・・悪魔の人たちの平均値の顔・・・
ミロンの顔にピノの顔を合成してみると・・・似ている。花子の顔に近づいた・・・
でも、まだ何か少し足りない気がする・・・
ミロンとピノの共通点は?それと同じ共通点を持つのは?
どっちもあたしの使い魔だね。
でも、リーゼロッテの使い魔って表示されるのはドラゴンの人もなんだよ?
悪魔の人たちはリーゼの使い魔だったし・・・
これも全部足して平均取ってみると?
うん、花子の顔にすごく似てるんだよ。
「マスター・・・この顔は・・・」
向こうの世界であたしの使い魔だった人たちの顔を全部合成したんだよ。
「やはり、黒音はマスターのものだったことが証明された!」
花子がうれしそうな顔で画面を見つめている。
それにしても、これは偶然?
何で佳乃はシャーリーの顔をしている?花子の顔も・・・
安藤のグレイスは別に問題無い。開発者本人だからだ。
しかし、佳乃と花子はあのプロジェクトには何のかかわりもない。
なのに、なんで顔が似ている?そしてなぜあたしのもとに集まってきた?
でも、そんなこと考えても仕方がないかな?
いわれてみれば結構似てるよね?
「まあ、自分をモデルに作りましたからね。色以外は同じはずだったんですが・・・」
ああ、向こうの世界でグレイスが色々やらかして若返ってたからね。
今の安藤よりも少し小さい?14歳まで若返ってたから・・・
「先輩は完全にリーゼちゃんですね!高かったけど用意したかいがありましたよぅ」
EndlessDreamの服は意外といい値段する。
猫耳フードだけでも1万円はしたんじゃないかな?
「あらためて、こっちの世界に引っ越しおめでとう、リーゼちゃん!」
そういって、安藤・・・いや、グレイスが抱きしめる。
え?引っ越し祝いってそっち?
「それにしても、メイドちゃんもシャーリーにそっくりですよね?しかもメイドだし・・・」
うーん、言われてみると・・・シャーリーの色違いというか、2Pカラー?むしろお姉さん?
佳乃の方がシャーリーよりも少し年上だからね。
「シャーリーは何歳だったんですか?」
15歳だね。成人してお酒が飲めるって言ってたから。
「向こうの世界は15歳で成人だったんですか・・・」
なるべくしてメイドになったって感じだね。ステータスも高そうなんだよ。偏ってると思うけど。
「向こうの世界のシャーリーは万能メイドだったんですよね?精進いたします」
まあ、シャーリーは人間の限界のレベル99を軽く超えてたからね。参考にはならないんだよ。
だって、剣聖で魔導王でその他もろもろだったんだよ。
佳乃ががっくりとうなだれてるけど、佳乃はちゃんと役に立ってるんだよ?
「剣聖や魔導王は無理ですけど、それ以外は努力します・・・」
「それと・・・山田花子ちゃん?」
あたしの後ろに隠れている花子に話しかける。
「黒音は雛森黒音。そんな呪われた名前じゃない・・・」
まあ、そんな感じで本名は花子だけど、自称、雛森黒音なんだよ。
「まあ、リーゼちゃんのお仲間が本名以外を名乗っていたのはよくありましたからね・・・」
グレイスの記憶を持ってる安藤はあっさりと馴染んだんだよ。
「じゃあ、黒音ちゃんって呼べばいいの?」
花子が頷く。
「ところで、向こうの世界とはどこの世界?」
花子は向こうの世界のことを知らない。
異世界というか仮想世界?とにかく、こことは別の世界なんだよ。
「初耳。マスターはなぜ黙っていた?」
花子が異世界転生とかマンガの読みすぎって言ったからなんだよ。
「マスター許して。まさか本当の話とは・・・」
花子がしおれた感じにしょんぼりしているので頭をなでてあげる。
すると、花子がギューッと抱き着いてくる。
ん?この感触って?
花子、ここにちょっと横になってみて?
顔中にはてなを浮かべながら花子が横になる。
そして私も花子の胸を枕にして横になる。
「あの、マスター?」
花子が困ってるね?まあ、何も説明してないからね。
ミロンの感触に似てる・・・でも違うか・・・
「ミロンとは?」
花子のヅラを取って顔を覗き込む。
うーん、顔はミロンと違うんだよ・・・
「これがミロンちゃんよ。リーゼちゃんの使い魔のスライムね」
安藤がミロンの画像を見せる。
スライムの姿や人間の姿のものを。
「他の人の写真は?」
花子が食い入るように安藤のノートPCの画面を見ている。
ん?
そんな中であたしは1枚の画像に目を止める。
見た目は花子とは違う。でも、雰囲気というかなんというか、うまく説明できないけど・・・
自分のPCを使ってデータを検索する。
うーん、やっぱり気のせいかな?
向こうの世界で仲間だったキャラクターのデータを一通り確認。
今度はそれを複数合成してみる。
ドラゴンの人たちの平均値の顔・・・悪魔の人たちの平均値の顔・・・
ミロンの顔にピノの顔を合成してみると・・・似ている。花子の顔に近づいた・・・
でも、まだ何か少し足りない気がする・・・
ミロンとピノの共通点は?それと同じ共通点を持つのは?
どっちもあたしの使い魔だね。
でも、リーゼロッテの使い魔って表示されるのはドラゴンの人もなんだよ?
悪魔の人たちはリーゼの使い魔だったし・・・
これも全部足して平均取ってみると?
うん、花子の顔にすごく似てるんだよ。
「マスター・・・この顔は・・・」
向こうの世界であたしの使い魔だった人たちの顔を全部合成したんだよ。
「やはり、黒音はマスターのものだったことが証明された!」
花子がうれしそうな顔で画面を見つめている。
それにしても、これは偶然?
何で佳乃はシャーリーの顔をしている?花子の顔も・・・
安藤のグレイスは別に問題無い。開発者本人だからだ。
しかし、佳乃と花子はあのプロジェクトには何のかかわりもない。
なのに、なんで顔が似ている?そしてなぜあたしのもとに集まってきた?
でも、そんなこと考えても仕方がないかな?
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