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最終章
96.不味い不味過ぎる
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あれやこれやしつつ、あれからあっという間に気づけばもう18歳。
この4年、過労死するんじゃないかと思うくらい働いた。
趣味何それ美味しいの?状態だった
そりゃ~もうマジ泣きました。
しか~し、それも今は過去のこと!
現在、妊娠8ヵ月の妊婦なのでゆっくり過ごしてます。
えっ、展開が早過ぎる?
いやいや、そこは深く考えずにいてほしい。
そんなわけで、仕事自体は有能な部下の面々に任せて重要な決裁以外はお休み中。
妊娠が分かった日は、魔王と魔正妃様が大はしゃぎ。
特に、魔正妃様がね。
久々の赤ちゃんとの触れ合いに、生まれたらデロンデロンに甘やかす宣言してきたのにはビビった。
しかし、意外にも魔王が魔正妃様にデロンデロンは辞めてとお願いしてくれたよ。
竜族の皆も、其々番を見つけられて育児休暇を取りつつ順調そうだし。
ヤマさんも、奥様のもとにキチンと帰るように勤務時間を決めて現場復帰したし。
ターさんは、ヤマさんと入れ替わるように育児休暇に入った。
スー姐さんは、ヤマさんの勤務時間中は自由行動で、ヤマさんが帰宅後の護衛としてそばに居てもらってる。
そうそう、2年位前に白虎様が此処に来る事が増えたので思い切って聖獣契約をお願いしたの。
スー姐さんにも、休暇を取って貰いたいのでどうしようと考えてたところに丁度良いタイミングで来てくれたから。
勿論、白虎様に包み隠さず正直に話したよ。
スー姐さんが、お休みの期間だけで良いので護衛して下さいって。報酬は、お好きな物をお渡ししますとね。それ以外は、ご自由にお過ごし下さいとも。
お心の広い白虎様、心良く引き受けてくれましたー。
えっ?何だか棒読み臭い?
え~、ま~、実際は、白虎様にも奥様がいてどうもヤマさんの奥様とお知り合いらしく、大層自慢話を聞かされたらしく羨ましくなった白虎様の奥様から強請られたらしいの。
白虎様自身も、愛しい番から強請られたら時々護衛で夜勤しても全然苦にはならない。寧ろ、護衛って言っても魔王様が隣に居るから自分の出番なんて無いんだから逆に申し訳ないとも言ってた。
でも、特に夜間帯の護衛は必要なのよ。
昔ほど馬鹿が居なくなったけど、まだまだ油断できないんだよね。
私が妊娠や何かしらで動けない場合が出てくるから、馬鹿は此処ぞとばかりにそこを絶対ツイてくるからね。
もしも、私に何かあったら魔王が何をするかわからない。
仮に、私が一命を取り留めても動けない間に確実に世界の半分が消滅してしまう可能性がありまくる。
死んだ時なんか、どうなるやら全く予測不可能過ぎる。
不味い不味過ぎる
魔王を止められるような人材が人類には居ません。
魔族内でさえ、危ういでしょ?
だから、世界の為に大袈裟じゃなく真面目に護衛が必要と切実に、白虎様へこの事を伝えたよ。
そして、聞かされた白虎様は大層ドン引きしつつスー姐さんに視線を向けて本当か確認してた。
あの時の私も、ついついスー姐さんへ視線を向けた。
スー姐さんは、珍しく人型だったけど恐ろしい位の無表情で深く頷いてたよ。
2年も前の思い出だけど、スー姐さんのアノ顔は今でも忘れられない。
現在、スー姐さんの有給休暇時に白虎様が出勤してくれてるけど、まあ~緊張感がビシバシ伝わる位真面目に護衛してくれてます。
この4年、過労死するんじゃないかと思うくらい働いた。
趣味何それ美味しいの?状態だった
そりゃ~もうマジ泣きました。
しか~し、それも今は過去のこと!
現在、妊娠8ヵ月の妊婦なのでゆっくり過ごしてます。
えっ、展開が早過ぎる?
いやいや、そこは深く考えずにいてほしい。
そんなわけで、仕事自体は有能な部下の面々に任せて重要な決裁以外はお休み中。
妊娠が分かった日は、魔王と魔正妃様が大はしゃぎ。
特に、魔正妃様がね。
久々の赤ちゃんとの触れ合いに、生まれたらデロンデロンに甘やかす宣言してきたのにはビビった。
しかし、意外にも魔王が魔正妃様にデロンデロンは辞めてとお願いしてくれたよ。
竜族の皆も、其々番を見つけられて育児休暇を取りつつ順調そうだし。
ヤマさんも、奥様のもとにキチンと帰るように勤務時間を決めて現場復帰したし。
ターさんは、ヤマさんと入れ替わるように育児休暇に入った。
スー姐さんは、ヤマさんの勤務時間中は自由行動で、ヤマさんが帰宅後の護衛としてそばに居てもらってる。
そうそう、2年位前に白虎様が此処に来る事が増えたので思い切って聖獣契約をお願いしたの。
スー姐さんにも、休暇を取って貰いたいのでどうしようと考えてたところに丁度良いタイミングで来てくれたから。
勿論、白虎様に包み隠さず正直に話したよ。
スー姐さんが、お休みの期間だけで良いので護衛して下さいって。報酬は、お好きな物をお渡ししますとね。それ以外は、ご自由にお過ごし下さいとも。
お心の広い白虎様、心良く引き受けてくれましたー。
えっ?何だか棒読み臭い?
え~、ま~、実際は、白虎様にも奥様がいてどうもヤマさんの奥様とお知り合いらしく、大層自慢話を聞かされたらしく羨ましくなった白虎様の奥様から強請られたらしいの。
白虎様自身も、愛しい番から強請られたら時々護衛で夜勤しても全然苦にはならない。寧ろ、護衛って言っても魔王様が隣に居るから自分の出番なんて無いんだから逆に申し訳ないとも言ってた。
でも、特に夜間帯の護衛は必要なのよ。
昔ほど馬鹿が居なくなったけど、まだまだ油断できないんだよね。
私が妊娠や何かしらで動けない場合が出てくるから、馬鹿は此処ぞとばかりにそこを絶対ツイてくるからね。
もしも、私に何かあったら魔王が何をするかわからない。
仮に、私が一命を取り留めても動けない間に確実に世界の半分が消滅してしまう可能性がありまくる。
死んだ時なんか、どうなるやら全く予測不可能過ぎる。
不味い不味過ぎる
魔王を止められるような人材が人類には居ません。
魔族内でさえ、危ういでしょ?
だから、世界の為に大袈裟じゃなく真面目に護衛が必要と切実に、白虎様へこの事を伝えたよ。
そして、聞かされた白虎様は大層ドン引きしつつスー姐さんに視線を向けて本当か確認してた。
あの時の私も、ついついスー姐さんへ視線を向けた。
スー姐さんは、珍しく人型だったけど恐ろしい位の無表情で深く頷いてたよ。
2年も前の思い出だけど、スー姐さんのアノ顔は今でも忘れられない。
現在、スー姐さんの有給休暇時に白虎様が出勤してくれてるけど、まあ~緊張感がビシバシ伝わる位真面目に護衛してくれてます。
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